西穂〜ジャンダルム〜奥穂縦走

2022年07月31日(日) ~ 2022年08月02日(火)

• GPS: 52:24
• 距離: 32.0km
• 登り: 2,622m
• 下り: 2,632m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:33
• 休憩: 0:43
• 合計: 3:16

距離 4.9km 登り 910m 下り 76m

9:51 上高地帝国ホテル
10:06 田代橋
10:09 10:10 西穂高岳登山口
11:33 12:09 宝水
12:49 12:55 焼岳・上高地分岐
13:07 西穂山荘

2日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 2:17
• 合計: 10:49

距離 7.4km 登り 1,441m 下り 822m

3:09 西穂山荘
3:27 3:28 西穂丸山
4:13 4:27 西穂独標
4:48 4:56 ピラミッドピーク
5:09 チャンピオンピーク４峰
5:40 西穂高岳
6:38 赤岩岳
7:16 7:49 間ノ岳
7:54 8:15 逆層スラブ
8:28 天狗岩
9:04 9:18 天狗のコル
11:38 11:44 ジャンダルム
11:49 12:19 ロバの耳
12:32 12:36 馬の背
13:08 13:14 穂高岳
13:58 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 7:30
• 休憩: 1:53
• 合計: 9:23

距離 19.6km 登り 264m 下り 1,745m

4:36 穂高岳山荘
5:37 5:42 ザイテングラート
6:00 パノラマ分岐
6:24 涸沢小屋
6:46 涸沢
6:46 涸沢小屋
6:49 涸沢
6:53 7:39 涸沢ヒュッテ
7:54 8:01 Sガレ
8:14 大崩落地
8:57 9:25 本谷橋
10:17 横尾岩小屋跡
10:33 10:44 横尾
11:27 新村橋
11:47 12:03 徳澤園
12:13 徳沢公衆トイレ
13:08 徳本口
13:14 明神館
13:49 小梨平
13:59 河童橋
13:59 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り　午後から山頂はガス＋小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

あかんだなに駐車、バスで上高地

コース状況／危険箇所等

多数、無数。割愛します(笑)　
しかし個人的に危険度ベスト3はロバの耳の下り、天狗の頭からの下り、間ノ岳からの下りですかね？

その他周辺情報

平湯温泉　平湯館に宿泊。

写真

前日のパッキング。いよいよだ！雨予報マークきえた！悪天候なら常念にいこうか迷いましたが、意を決して予定どおり！
今回デジイチもっていかない、着替え少なめで6キロに。これに飲料水加える。
3:45自宅をでる。

7/31 6:02

伊吹山6:00通過。

7/31 6:52

長良川SAよる。腹が減りこれを買う。愛知県に入ると変わったもの売ってますね、なかなかうまし。

7/31 9:00

9:00到着　あかんだな　バス乗場の下に。日が当たらないように
第2駐車場

7/31 9:47

9:47 帝国ホテル前につきました。いよいよ開始！緊張します。

7/31 9:50

これが帝国ホテルかーおしゃれ

7/31 10:06

田代橋より。穂高はガスガス

7/31 10:07

登山届ここで出し、入ります！

7/31 10:55

敢えてゆっくりペースでのぼります。明日があるので。焼岳見えてきました。

7/31 11:26

前穂高岳、ガスにかかった奥穂高岳見えてきました！今年も天候ラッキー！でも明日はあそこまでいくのかー

7/31 11:28

何のちょうちょかしらんけど、Galaxyの実力で激写！十分きれいですな

7/31 11:34

唯一の水場に到着

7/31 11:34

ただ、医学的にこの水飲むのはちょっと抵抗あります…

7/31 11:38

ここで簡単にお昼

7/31 11:53

トノサマガエル

7/31 12:15

しかしこの道は単調です。しんどくはないけど

7/31 12:47

焼岳ルート分岐到着。現在噴火警戒レベル1、現在、登れないのかと勘違いしてました。

7/31 13:00

西穂高山荘到着。人が多いです。

7/31 13:26

部屋から笠ヶ岳が見えました！少しガスってるけど。

7/31 13:26

受付が、ずいぶん並んでて、ようやく部屋に。
布団ピッチこんな感じ。写真の手前にあとから三人連れの方がこられます。

7/31 14:02

名物、西穂ラーメン味噌味、いっときます！ビールも添えて

7/31 14:22

診療所。ここは東邦大学かーと。こんなところで働きたい。

7/31 14:24

霞沢岳方面。眺望まあまあ。

7/31 16:22

その後、ガスかかり小雨が降りました。そして部屋に3人親子連れさんが入室し満員。コロナ前だとおそらく定員7人と思いますが5人で定員。しかし、それでもこのご時世の割には密かな？ということで我々は明日2:30起床なので早々に布団ひいていつでも寝れるようにしました。

7/31 17:01

17:00より晩飯。外は雨がまた降りだしてました。
食事しながら、総支配人が明日の天気の解説をしてくれました。これはなかなかいいサービスと感心しました。明日はうまくいくと雲海なるかも？と。

7/31 18:15

食後に時間あり、さらにもう一杯と、懐かしい漫画あり読んでみました。同室の初老の方には、明日の行程伝えると、すごいねえー怖いねえーと言われ余計に緊張…

7/31 19:12

雨は上がってきました。19:13
明日に備えてもうねましょう。しかしなかなか興奮して寝れず。

8/1 2:32

翌朝、2日目。
2:10起床して、カロリーメイト食べて身支度。悪くなる予感のするひざにはサポーター、腰はコルセットをつけ、臨戦態勢に。

山荘出発時。満天の星々。スマホでこれだけの写真とれるとは・・・

8/1 3:26

西穂丸山

8/1 4:11

独標手前、岩登り始まり。高山病で少しふらつくのがヤバい。

8/1 4:16

独標にやっとつきました。先はまだまだ。

8/1 4:17

本日登る山たちが見えてきました！

8/1 4:27

10ピーク

8/1 4:35

ピーク9　奥には笠ヶ岳　右は西穂山頂と思いきや、違ったみたい。

夜明け、富士山また見えました！

8/1 4:38

焼岳の隣になぜか単独の笠雲。

8/1 4:50

西穂山頂と思ったらまだまだ！ピラミッドピークだった！！

8/1 4:52

笠ヶ岳が美しい。

8/1 4:53

上高地は雲海のなか、乗鞍と焼岳

奇妙な傘雲と乗鞍、独標の登山者。絵になる。

8/1 5:05

6

8/1 5:15

4　なかなかつかない！

8/1 5:17

3

8/1 5:39

西穂高岳到着！

8/1 5:44

さっきまでいてた山荘がはるかかなたに

8/1 5:45

天気最高です！

8/1 5:46

槍もみえます

8/1 5:54

さて、いよいよ難路突入します！

8/1 6:19

難易度がちがう！怖い！
すごいところにきてしまった…
ここめちゃんこ怖い→でもまだ序の口でした。

8/1 6:31

間ノ岳迫ってきた。噂によるとここも大概怖いらしい

8/1 6:41

手首を痛めてしまいテーピング…
くるんじゃなかったかも…

8/1 7:02

ルートファインディングが大変。道間違いして体力消耗し、休憩。魚肉ソーセージ注入。
この先の間ノ岳の登りがガレガレ、ルートもわかりにくく大変

8/1 7:17

間ノ岳到着。ここまででも大概怖かったし、しんどかったのに
今からが本番？？？

8/1 7:33

間ノ岳山頂よりこれからいく、天狗ノ頭、コブ尾根ノ頭、その向こうにラスボスのジャンがあります。難攻不落という感じ
ここで、西穂から同じ行程の経験者プラス未経験2人のパーティ3人+二人に道を譲り受け、楽さしてもらいます。→結局ついていけず引き離されて自分で行く羽目に(笑)

8/1 7:47

間ノ岳の下りの核心部。あと少し鎖がほしいところ

無事に下降して振り返り間ノ岳。マックス恐怖ポイントその1．間ノ岳からの下りの鎖場。ここでよく滑落死亡事故起こってるようです。この7月20日も滑落死したそうで・・・

8/1 7:49

岳沢小屋みえます

8/1 7:54

逆層スラブへ

8/1 8:04

逆層スラブ下から

8/1 8:09

逆層スラブクリア。意外としんどかった
ここではじめて、奥穂側からこられた方とすれ違い。

8/1 8:15

振り返り間ノ岳の山容

8/1 8:24

天狗ノ頭到着。きつい登りでした。
さっき道を譲った西穂から同行している方たちの話を聞くと、ひとりは64歳、3人組のリーダーの方は61歳でどちらも神戸からと。
自分よりはるかに年上で、体力ありすぎ。驚きました。

8/1 8:51

これがジャンで合ってる？？→違いました。コブ尾根ノ頭

8/1 9:04

天狗のコルへの下りの鎖場、怖いです。ここでつい先日滑落死亡事故があったんでしょうか？

8/1 9:18

コブ尾根ノ頭への最後の登りも本当にきつい。あれがジャン？と思いすれ違いの人に聞いたらちがう、まだまだ先といわれ、意気消沈。
シャリバテ

8/1 9:53

あれがジャンか？もう気力も体力もレッドゾーンでヤバいです

8/1 10:18

帝国ホテルがはるかかなた。
しんどい！

8/1 10:42

ここで西穂からの同行先行者さんたちにようやく追い付く。しかし、水の残りが少ない。2リットルでは足らない。

8/1 10:56

やった！！ジャンだ！！きつかったー

8/1 11:07

ザックをデポして登ります。体が軽い！

8/1 11:15

ジャンダルム、つきましたー！感無量！

8/1 11:33

ザックをデポしたところにもどりました。さあ、最後の難関、ロバの耳、ウマノセにいきます。

8/1 11:42

核心部に入っていきます。

8/1 11:54

ここがロバの耳のくだり？→その様でした。

マックス恐怖ポイントその3。ロバの耳の下り。いやこれ無理でしょ？短足で足が届かないしという感じ。

8/1 12:01

難所が続く　緊張の連続

8/1 12:19

ロバの耳　クリア。怖すぎ！

8/1 12:29

そしてガスが一瞬晴れてジャンがみえました。すごいところにきたもんです

8/1 12:36

馬の背を前に、痛恨の水分切れ！2.5Lはもってくるべきだった。今まで一日の行程で2L全部飲むことなかったのに。よく考えたらこんなにアップダウン激しい長丁場だと無理もない。

8/1 12:47

水はないけど息をととのえ休憩して、馬ノ背行きます！

馬ノ背、核心部。いやーでもここはネットで噂するほど怖くなかったかな？足場ちゃんとあったし。
間ノ岳とか、天狗の頭の下りとかロバの耳とかに比べると思ったほどではなかったです。

8/1 13:05

やっと難路の出口。

8/1 13:08

奥穂高岳山頂についたー！でも水分ないので早々に山荘に向かいます。

8/1 13:36

あと少し！喉がからから限界！

8/1 13:58

やっとついたーすぐに水を飲みました。生き返った

8/1 15:05

そしておまちかねのプシュー
生き返りました

8/1 15:19

ジャンダルム記念バッジ購入
いや、これほんと、完走踏破証明書ほしいくらいです。

8/1 16:04

それから、山荘前で、本日の同行した方たちと酒盛り。いやー楽しかった。皆さん自分よりはるかにつわものでした。自分より年上なのに自分よりも体力も筋力もある。まだまだだなあーと痛感。さすがアルプスは全国クラスです。

ガスは一瞬晴れ、常念がみえました

8/1 16:57

晩飯は17:00から。冷えたので、ビール飲まず。
その後はお酒飲んでだらだらしましたが、あまりの疲労で眠くなり、20:30くらいに就寝。

8/2 3:43

最終日　眠いけど3時に起床。本日一日は、苦痛な苦い下りなのでマメができるのを防ぐためにいつものようにテーピングしました。
そして下山のまえには、いつもどおりPPI(胃薬)をのんで、胃酸逆流を防ぎます。

8/2 4:26

ジャンダルムを山荘裏から撮影。寒い！

8/2 4:28

では、名残惜しいですが下山します。苦痛の下りのはじまり。

素直にザイテンでおります。日の出と常念、前穂。

8/2 5:03

ここはルートがかわったみたい？です。画面右から降りてきました。

8/2 5:15

道を間違ったり、ポールだしたけど邪魔ので一旦しまう。

8/2 5:42

岩場、鎖場過ぎたので再度ポールを出す。今度からは覚えとこ。

8/2 6:23

涸沢エリアに到着。今回は下りはそんなにしんどくなかったなあー

8/2 6:37

涸沢の絶景。今年もみれました。帰れました。山の神様と天気の神様に感謝！

8/2 6:49

涸沢ヒュッテ売店はしまってます。コロナ感染者でたため。

8/2 6:53

お腹がすいたので、穂高岳山荘弁当の、朴葉ずし弁当のたべます。ここの山荘の弁当たべるのはじめてです。

8/2 7:00

中身はこんな感じ

8/2 8:11

涸沢をあとにして、ここで見納め！

8/2 8:51

本谷橋到着。ここで足のテーピング補強

8/2 9:06

足の裏を冷却して、いたくて赤くなっている部分をテーピング追加して出来上がり

8/2 10:18

横尾の手前。前穂高岳が再び見えてきました

8/2 10:33

横尾到着。前穂高岳見ながら生コーラ。うまいけど、250円。
ここで給水と、ポールをしまう。もういらないかな？と

8/2 11:28

徳沢の手前でこのような管理用道路の新設工事をしてました。

8/2 11:51

徳沢ではお約束のカレーとビール注入。カレーは1000円

8/2 12:27

食って飲んでしまい、筋肉痛も増悪しペースダウン。前穂高岳と明神岳

8/2 12:45

久々にこの地区で猿を見ました。しかしリラックスしすぎ

8/2 12:48

このボスざるは、なんかつけられています

8/2 13:59

止まると疲れるので明神では休憩せずに通過。そして、無事に戻りました。

8/2 14:39

いつも取り損ねる、バスからの大正池と穂高連峰。ここで下車して写真撮りたくなります。

8/2 15:25

さて、アルプス遠征のあとは今回も平湯温泉で疲れを癒しました。今回泊まったのはこの、平湯館という旅館？ホテル？今流行りの、大手が買収したパターン？
あんまりこのパターンは好きではないのですが、温泉がよいと言う評判で決めました。

8/2 16:01

早速温泉に入ります。泉質ですがわずかなモール臭+鉄さび臭、�冉鮨А�源泉掛け流しでしたが、個人的に好きな硫黄臭はありませんでした。内湯はあつめとぬるめのふたつ、露天風呂が大きくて印象的といったところ。

8/2 17:40

晩飯はバイキング。コロナコロナという時代でバイキングとは？は別にいいのですが、手袋をしろとか言うわりに、空いた皿を下げない、説明もないなど何だかんだでうーん…でした。

8/2 22:14

サービスの夜鳴きそばは、なかなか旨かった。

8/3 8:12

翌朝のバイキングはこんな感じ。ここの名物、朴葉みそやきとご飯、そして漬物ステーキがよかったです。

撮影機器：

SCG14 samsung

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ハイドレーション ライター 地図（地形図） 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス タオル ストック ナイフ ヘルメット

備考

必要最低限の装備というのも重要。今回は水が少ない。防寒着は不要、レインコートで代用可能。ポールもほぼ不要。

感想

kkeenji

この数年、毎年夏にアルプス山行することにしています。そしてかねてからあこがれていたジャンダルム踏破をしたいと昨年から思っており、また迫りくる加齢の衰えを鑑みると、チャレンジするのは今しかない！と思いました。決断してから、それに備えて、まず体の鍛錬（アラフィフにもなりましたので）を週1回、できれば週2〜3回はおこない、筋力と心肺機能向上に努めました。

それから実行するについても、仕事上、半年前くらいには○月○日出発と日程FIXしないといけません。ただ、半年も前に当日の天気がどうなるかもわかりません。出たとこ勝負です。そして、前述した体調もあり、さらにコロナ第7波がきて、涸沢ヒュッテスタッフに感染者がでて営業休止のニュースを聞いたときは愕然としました。公のブログでの発言は控えますが、いろいろその対応については思うところがあります。そしてさらにいつ死んでもおかしくない施設入所中の父親もコロナに感染しました。基礎疾患ありコロナに罹患するとガタガタと全身状態悪化し万一になれば当然この山行も中止になります。

この段階で、あ〜やっぱり無理か・・・まあジャンダルムは危ないし行くなということか・・・と思いました。

さらに数日前から天気予報と睨めっこしていると数日前には、当日雨予報となり、さらにがっかり・・・雨の日プランとして、折角休み取っているから、比較的安全に登れる常念、蝶ヶ岳方面へ行こうと考えておりました。

しかし、前々日夜になり、当日の天気の傘マークが消え、憂慮した父も解熱して、さあ！ジャンにいくと最終決定したのが2日前の夜でした。！

そして、Bucket listの憧れの穂高縦走、ジャンダルム踏破できました！日程と天気と仕事、家庭のこと、体調すべて一致しないとできないことが達成できてよかったです。しかし、噂以上にジャンダルムは危険すぎます。自分と同じ年代の方が行かれるなら入念な体調管理と、筋トレ、フルマラソンできる体力、精神力、ルーファイ能力がないと無理だと感じました。
特に今回の西穂→奥穂のほうが登りになり疲労度は増すと思います。

とにかく、すべて奇跡的にクリアでき、今回の山行を達成できました。なんてラッキーなのかと思いました。

そして山行にはもはやデジイチは不要・・・このGalaxyだと携行に便利で十分きれいな写真がとれたので、また複雑な気分となりました。


※なれないヤマレコアプリでのスマホからのレコのアップですが、写真の登録が何度してもうまくいかず、小分けして何とか写真をアップしたものの、時系列がバラバラになったりで大変でした。アプリからの写真登録の改善を管理者様はご考慮ください。時間がかなり浪費しました。