初めての南アルプス南部は濃霧強風
- GPS
- 17:30
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 3,036m
- 下り
- 2,986m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 5:21
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 9:11
- 山行
- 2:48
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:49
天候 | 1日目 晴れ 2日目 濃霧強風 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
僕の足では4日休みを取らないと行けない南アルプス南部。今年の夏は比較的休みを取りやすく、満を辞しての挑戦。
山小屋は予約制、お盆前後は早くから満員の日が多く、前泊の椹島ロッジを含め、千枚小屋、赤石小屋と連続で予約を取れた唯一の日程が8月7~10日の今回の日程だった。
ポイントは千枚小屋から赤石小屋まで歩く9日。標高2565mの千枚小屋から3100m超の稜線まで登り、稜線歩きの後、2600mほどの荒川小屋に降り、再び3120mの赤石岳に登り返して最後は2535mの赤石小屋に降りる、修行のようなコース。だが、南アルプスの雄大な眺望を満喫できるコースでもある。天気さえ良ければ。
毎日予報をチェック。9日はなかなか良さそうで期待が膨らむ。8日夜、千枚小屋で最後のチェック。ヤマテンは、霧マークとお日様マークをつけ午前概ね晴れ。天気jp +moreは行動予定時間帯は晴れマーク。安心して眠りにつく。
9日午前5時過ぎ薄曇りの千枚小屋を出発。徐々にガスが濃くなり強風に。霧のツブが大きく千枚岳に登る前にはカッパが必要になった。丸山では冬の甲斐駒ヶ岳を思い出させる暴風となったが、いずれ風は止み、ガスは晴れると信じていた。
午前7時9分、悪沢岳山頂、標高3141m。相変わらず濃霧。「こんな天気のはずでしたっけ?」と先着の女性。以後、出会う登山者とはこれが合言葉のようになった。
午前11時44分、赤石岳3120m。先着の10人ほどが離れ難いようにガスの晴れ間を待っていた。しかし、晴れる気配はないし、雨になる恐れもある。妻が赤石小屋との分岐に雨具などが入ったザックをデポしてきたので、早々に山頂を後に引き返す。この日はついに、稜線が晴れることはなかった。
これほどガスが濃く、9時間も行動したのに一瞬も眺望が開けなかったのは、珍しい。貴重な体験だったと言える。
10日朝、赤石小屋から15秒の展望台(ヘリの荷揚げ場)から、千枚岳にから荒川の稜線、赤石岳を見ることができたのが、せめてもの慰めだった。
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