山の日の試練と憧れ 剱岳 早月尾根（カニのヨコバイ、タテバイおまけつき）

2022年08月11日(木) [日帰り]

• GPS: 11:49
• 距離: 14.6km
• 登り: 2,430m
• 下り: 2,422m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:18
• 休憩: 1:31
• 合計: 11:49

5:09 スタート地点
5:46 5:46 松尾平
7:07 7:07 早月尾根標高1600m標識
7:59 8:00 1920.9m三角点
9:18 9:37 早月小屋
10:37 10:38 標高2600m標識
11:22 11:28 標高2800m標識
11:58 12:02 カニのハサミ
12:10 12:31 剱岳
12:36 12:37 カニのハサミ
12:48 12:48 カニのヨコバイ
12:55 12:56 カニの縦バイ
13:01 13:01 カニのヨコバイ
13:09 13:11 カニのハサミ
13:27 13:27 標高2800m標識
13:50 13:50 標高2600m標識
14:23 14:58 早月小屋
15:21 15:21 1920.9m三角点
15:47 15:47 早月尾根標高1600m標識
16:31 16:31 松尾平
16:58 ゴール地点

天候

ガス、一時雨、晴れ
下界は37度。馬場島荘の方は「今日は暑かったでしょう。いつもはこんな暑くないんだよー」とおっしゃられていました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島荘駐車場（無料）。下の方も含めるとかなり広いです。
隣接するキャンプ場（無料）で前夜泊しました

コース状況／危険箇所等

早月小屋までは基本的に樹林帯の急登です。足場がしっかりしており比較的上りやすいです。ところどころ平坦なところが混じりますが単調です。上り始めは標高も低くけっこう暑いです。小屋を過ぎてしばらくすると岩稜帯になります。風が抜けると涼しいです。鎖場も混じります。全体を通してそれほど危険な箇所はありません。どちらかというと体力が必要です。途中水場はありません。早月小屋で1L600円でミネラルウォーターが販売されてるのみです。自分は持参した水を2Lほど消費しました。

その他周辺情報

馬場島荘。お風呂は１５時４０分までの受付。ドリンク等販売しています。
馬場島キャンプ場。無料なので前泊におすすめです。水場あります。トイレはキレイな洋式でした。かなり広いです。

写真

8/11 4:49

早月尾根取り付きの馬場島まで片道5時間。馬場島荘に隣接するキャンプ場にて前泊。0時ごろ着いて5時スタートなので仮眠という感じです

8/11 5:11

いざ出発！

8/11 5:12

「試練と憧れ」に震える。ついに来た！という感じ

8/11 5:16

「人身ともに鍛錬された人々よ来れ」

8/11 5:17

ここから登りが始まります

8/11 5:17

いきなりの急登です。日本海側だからなのか、めちゃくちゃジメジメして暑い

8/11 5:26

と、思ったら平坦に

8/11 5:42

ベンチに到着です

8/11 5:42

200メートルごとに標識があります

8/11 5:47

でっかい立山杉。樹齢何年でしょう？

8/11 5:55

人と比べると大きさが一目瞭然です

8/11 5:57

こんなのも。小屋までは杉が多いです

8/11 6:09

急登が続きます。このあたりで雨がパラついていました。樹林帯でそこまで濡れないのでカッパは着ず

8/11 6:15

ようやく次の200メートル標識に到着

8/11 6:19

どうしたらこんな根っこなるんだろう

8/11 6:30

ときどきロープもはさみます

8/11 7:32

雨は上がりました。標高が上がると富山湾、能登半島がよく見えます

8/11 7:44

目の前には毛勝山。あそこから剱岳に縦走する方もいるみたいです

8/11 7:55

1920の三角点

8/11 7:59

ミヤマキンポウゲ？シナノキンバイ？黄色の花は紛らわしいです

8/11 8:32

ようやく小屋まで1キロ。けっこう休んだのでここまで3時間越え

8/11 8:40

ゴゼンタチバナ

8/11 8:40

池塘を抜けます

8/11 8:43

キヌガサソウ？この花ははじめて見ました。早月尾根は花が多いです

8/11 9:00

ハシゴやロープをかきわけて進みます

8/11 9:00

ここTJARの動画で見たことがあったので少しテンションが上がります

8/11 9:09

ようやく小屋が見えました

8/11 9:17

ツマトリソウ

8/11 9:19

早月小屋着。飲み物を物色します

8/11 9:33

まだまだ先は長いですね

8/11 9:41

距離を確認

8/11 9:41

ミヤマツボスミレ？

8/11 10:05

このへんまで上がると室堂、薬師岳も見えました

8/11 10:25

さて、いよいよ岩稜帯へ入ります。このあたりでヘルメットを装着！

8/11 10:27

それほど危険な箇所はありません

8/11 10:39

雪渓も少し残っていますが、チェンスパ等は必要ありません

8/11 10:42

チングルマの群生が癒してくれます

8/11 10:43

ミヤマリンドウ。最近よく見るなー

8/11 10:48

クルマユリ

8/11 10:48

トリカブトが群生していました

8/11 10:50

ガスがかかっています。涼しくて上りやすけど、もう少し視界があるといいです

8/11 10:53

ガスが沸いてるのこれはこれでいい感じ

8/11 11:08

トウヤクリンドウ。こちらもよく見ました

8/11 11:23

ピークまであと700メートル。風が通ると涼しい！

8/11 11:23

でもガスでなかなかピークが見えません。下山してきた人曰くピークは真っ白だったとの情報

8/11 11:25

ナメクジ？ヒル？デカイ！

8/11 11:27

下界は晴れてます。そしてガスや雲が減ってきました

8/11 11:30

ガスが取れてくると、いろいろ見えてきます。なんかピーク近そうです

8/11 11:30

あそこがピークです

8/11 11:32

なんと早月小屋まで見えます

8/11 11:32

室堂方面もけっこうよく見えます

8/11 11:32

あとちょっとです

8/11 11:32

ガスが取れるといろんなものが見えてきました。下山中の方から「ピークから富士山が見えた」との情報

8/11 11:38

ときどき後ろを振り返ります

8/11 11:40

クサリを使いながら。それほどの危険はありません

8/11 11:41

池平山方面

8/11 11:44

別山方面

8/11 11:47

山岳警備隊の方々がクサリを取り付けていました。おつかれさまです（一応アップの許可を得ました）

8/11 11:48

こう見ると意外と来た尾根も峻険です

8/11 12:00

ガスが取れて眺望もあります

8/11 12:02

別山尾根

8/11 12:03

別山ルートと合流です

8/11 12:07

立山キレイだなー

8/11 12:11

剱澤小屋も確認できます

8/11 12:14

槍と笠も確認できました

8/11 12:17

後立山。いつも向こう側からこっちを見ていたので、こっち側から向こうを見るのは初めてです

8/11 12:17

日本海がよく見えます

8/11 12:18

ピークの祠！

8/11 12:23

この景色を見ながらしばし昼食。

8/11 12:41

仲間から「カニのヨコバイ、カニのタテバイ」行って来ればと、との言葉。次いつ別山ルートで来れるかもわからないので、そこまでは行ってみることにします

8/11 12:47

よく場所もわからなかったので知らずに降り過ぎたらヤダなと思っているとカニのヨコバイの標識を発見。少し安心

8/11 12:48

こんな感じです。それにしても人がいません

8/11 12:56

平蔵のコルまで来て今度は上りルートに入ります

8/11 12:57

カニのタテバイです

8/11 12:57

クサリを使って上ります

8/11 12:57

こんな感じ。こちらも人が全然いないのでサクサクっと

8/11 13:06

上り終わって最後にパシャリ

8/11 13:11

では早月尾根を降ります。小屋で待ち合わせ予定も途中で仲間に合流できました

8/11 14:39

早月小屋では荷揚げのヘリが来ていました

8/11 16:58

降りたときにはもう夕方です。やりごたえはありました

8/11 17:01

振り返ると剱岳が静かにたたずんでいました

8/11 18:43

最後は魚津の吉村家直系店はじめ家を訪問しました。ウマイ！

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

phantomthief

ちょっと前から狙っていた剱岳早月尾根。
まずなにより家から遠かったです。食事、休憩含めると登山と移動時間は同じくらいでした。帰りはエコノミークラス症候群になるかと思いました汗。
北アルプス三大急登ということでやりごたえはあります。ハードさは黒戸尾根に近い感じがしました。山の日ということで混雑も予想しましたが、人も少なく静かな山行でした。
前日の夜に出て日付変更前に帰宅。移動距離と行動時間が長く、すごく濃厚な山の日でした。