楽古岳からピリカヌプリ
- GPS
- 176:00
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 3,183m
- 下り
- 3,379m
コースタイム
3/17:出発(6:15)→楽古岳(7:30)→十勝岳(10:20)→十勝岳北コル(10:40)雪洞C2 快晴のち曇りガス
3/18:出発(6:10)→オムシャヌプリ(8:20〜50)→野塚東峰(10:30)→野塚西峰(11:30)雪洞C3 晴れ
3/19:出発(8:00)→・1251手前(10:20)雪洞C4 ガスのち晴れのちガス
3/20:停滞 C4=C5 ガス
3/21:トヨニ岳南峰 雪洞C6 曇りのち晴れ 朝-11℃
3/22:出発(6:00)→ピリカ直下(8:30〜9:30)→ピリカ(10:30〜11:00)→雪洞帰着(14:00) 移動高 ガスのち快晴のち曇り
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
下山後、大場牧場で1日お世話になった。 |
感想
1年班の春メイン山行
3/16 登る予定の尾根の末端付近に木材切り出しの飯場が出来ていた。大型トラックが行き来しており、そこまで余裕で入ることができた。あっけない入山。夏道の1本南の尾根を登ったが、なかなか快調。ワカンでバコバコ登れる。東尾根と合流したところのCo1100mにイグルーを作りC1。尾根上部の1200m付近にも雪洞が掘れそうだった。
3/17 朝焼け燃ゆるラッコに立つ。これから向かう北へ連なる稜線を見てメンバーは早くも感激している。足どり軽く北へ向かうも、あとはただひたすらのラッセル。十勝岳に近づくと低気圧の影響でガスり始めた。頂上すぐ北のコルに雪洞。
3/18 移動高で朝からスカッパレ。オムシャのピークで大休止。ピーク手前に大きな雪屁あり。野塚東峰を越える頃からアイゼンがダンゴになり、ドッと疲れが出てきた。野塚西峰のすぐ北に雪洞。野塚の頂稜は大したことなし。
3/19 北部を低気圧が通過。ときどきバランスを崩す位の突風が吹くので、この日のナイフリッジの通過はあきらめる。終日視界は良かった。
3/20 終日ガスガスで停滞。雪洞の中で1日中ゴロゴロして良い休養になった。
3/21 冬型決まる。・1251を越えてから核心。すぐの岩稜を捲いて進むと・1380付近に左側が切れ落ちたリッジが出てくる。ザイル2p出して慎重に通過。岩稜とリッジの間には雪洞がほれそう。この日トヨニ以南は晴れているが、トヨニ以北はガスっていて見えず。トヨニのカールの上に雪洞を掘る。
3/22 移動高来たる。足の揃ったパーティなので、ピリカ直下までアッという間に着いてしまう。そこでツエルトを被り、茶を飲んで視界の回復を待つ。しばらくして晴れ間が見えてきたので出発。ピリカ直下の急斜面は雪の状態も良く、問題なし。頂上は生憎周囲を見渡せるほどの視界はなかったが、ガスの切れ間に見える対岸の山襞を感慨深く眺めた。下りの急傾斜はバックステップ。下り始めた頃からようやくスカッ晴れとなる。春別川側が深く溝状に切れ落ちていて凄みを感じる。帰りは行きのトレースを忠実に辿り、穴まで。
3/23 ガスガスの中、東峰を越え、トヨニ川めがけて降りる。下に行くと霧雨が降ってきてムア〜とする生ぬるいイヤな天気。途中ワッパに履き替えたら尾根末端の方で先頭を行ったLが20m程滑落。後続はワカンを脱がせてバックステップで降ろす。沢の中は雪が硬く締まっていて快調に下りる。走るように林道に乗った。林道はすこぶる立派なもので、奥の方で作業員が働いていた。ラッセルも無く、アッという間に大庭牧場に着く。まったく日高も人里近くなったもんだ、などとボヤキつつタバコふかしておしまい。
大庭牧場ではいつもの歓待を受け5人全員胃拡張になり、トントンと童心に帰って遊んだり、ビニールハウス作りを手伝ったりして翌日まで過ごす。
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