仙丈ヶ岳＊のんびりテント泊で南アの女王に謁見

2022年08月18日(木) ~ 2022年08月20日(土)

• GPS: 10:07
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,436m
• 下り: 1,426m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:33
• 休憩: 2:34
• 合計: 10:07

距離 13.4km 登り 1,436m 下り 1,442m

5:07 長衛小屋
5:13 仙丈ヶ岳二合目登山口
5:36 北沢峠・長衛小屋分岐
6:20 6:24 薮沢大滝ノ頭
7:23 小仙丈ヶ岳
7:58 7:59 仙丈小屋分岐
8:25 8:30 仙丈ヶ岳
8:56 10:01 大仙丈ヶ岳
10:32 10:41 仙丈ヶ岳
10:58 地蔵尾根合流
11:03 11:49 仙丈小屋
12:21 丹渓新道合流
12:57 丹渓新道合流
13:01 13:15 馬の背ヒュッテ
13:23 13:27 藪沢小屋分岐
14:08 藪沢徒渉点
14:13 14:14 薮沢大滝
14:50 14:53 大平山荘
15:05 15:07 北沢峠 こもれび山荘
15:11 仙丈ヶ岳二合目登山口
15:14 ゴール地点

※北沢峠〜長衛小屋までのログは割愛

天候

1日目：午後から晴れ
2日目：晴れ
3日目：くもり時々晴れ時々雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

◆南アルプス林道バス
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

＜駐車場＞
・5日以内1,000円（帰りに支払い）
・トイレあり

＜林道バス（仙流荘〜北沢峠）＞
・往復2,740円（手荷物代含む・5日間有効）
・キャッシュレス決済可能

コース状況／危険箇所等

・ルート全般、危険箇所や迷いやすい場所はなし
・仙丈ヶ岳〜大仙丈ヶ岳は岩場が多く少し高度感あり
・薮沢新道は道は明瞭、前半は沢沿いのルートでザレたところが多く、後半の樹林帯はとても歩きやすい

その他周辺情報

◆長衛小屋テント場
https://choei.ashiyasu.com/
・テント泊：1泊1,000円（予約不要）※受付前の設営禁止
・トイレあり（洋式でとてもキレイ）
・水場あり
・コインシャワーあり
・ヱビス生ビールあり、軽食は鍋持参でおでんとウインナーの販売あり
・北沢峠より徒歩10〜15分
※携帯の電波はありません。小仙丈ヶ岳あたりからドコモの電波は入りました。

◆仙丈小屋
https://www.instagram.com/senjo_goya/?hl=ja
・トイレあり（チップ制200円・こちらも洋式でキレイなトイレでした）
・小屋から少し下ったところに水場あり（枯れることもあるので要確認）

◆馬の背ヒュッテ
https://umanose.com/
・トイレあり（チップ制200円・和式ですがキレイなトイレでした）
・水場あり
・オリジナルグッズあり（mauveさんの山バッジあります）

◆ゆーとろん水神の湯
https://yuutoron.com/
・日帰り入浴910円
・珍しいアルカリ硫黄泉の源泉かけ流し
・併設のレストラン「くーとろん」あり

写真

8/18 13:47

＜1日目＞
午後から晴れ予報のため遅い出発
高速の事故渋滞で12時台のバスには間に合わず、最終バスで北沢峠へ

8/18 13:35

参考までに時刻表を

8/18 14:10

マイクロバスのため、ザックは膝上
この後、林道に子熊がいるとアナウンスしてくれたのですが、見ることができず…

8/18 14:53

鋸岳の鹿の窓が見える場所で停車してくれました
バッチリ見えた！

8/18 15:07

北沢峠へは原生林が美しい
バス停前にこもれび山荘
行きは下り基調のためテン場まで10分程度

8/18 16:00

長衛小屋に到着
先にテント泊の受付をします

8/18 15:57

受付後、今年初の我が家設営
2段目の沢沿いに張れたのでよかった

8/18 15:59

小屋横のトイレはとってもキレイで感動
でも先日ゴミを流した輩がいたそうで、閉鎖も検討中とか…残念な話です

8/18 15:59

小屋前のヤナギラン

8/18 16:06

大して歩いてないけど生ビール
ヱビスが飲める贅沢

8/18 16:19

テントから見える沢
流れる音が心地よい

8/18 16:19

正面の原生林も目の保養に

8/19 20:10

夕食にウインナーと焼きそばを食べた後、タブレットでTJAR大全を読破
今年の夏は熱かったな〜

8/19 5:11

＜2日目＞
朝は結構冷え込んだ
少し明るくなるまでウダウダしてから出発

8/19 5:12

見晴らし台からの北岳

8/19 6:03

樹間から槍穂がクッキリ！

8/19 6:22

歩きやすい登山道は緩やかに標高を上げていく
そして美しい森に癒やされる

8/19 6:41

六合目からの景色
ワクワクする〜

8/19 6:42

凛々しくそびえる甲斐駒

8/19 6:44

今日は北アルプスも良さそうだ！

8/19 6:44

先日歩いた白馬三山もクッキリ

8/19 6:48

ナナカマドには赤い実が
もう秋はすぐそこ

8/19 6:57

テント場が見えた
我が家も確認できた

8/19 6:59

甲斐駒の奥には八ヶ岳と浅間山

8/19 7:00

乗鞍岳もクッキリ

8/19 7:11

そして富士山！
「頭を雲の上に出し」有名な歌の通りの風景

8/19 7:21

小仙丈ヶ岳に到着！
大仙丈沢カールが美しい

8/19 7:24

ついに女王に謁見
お初にお目にかかります♡

8/19 7:31

木曽駒・宝剣が近い
宝剣山荘も見える

8/19 7:31

中央アルプス
TJARではあそこから長い地蔵尾根を登り仙丈ヶ岳を駆け抜けて行ったのかぁ

8/19 7:33

チングルマの果穂が踊る

8/19 7:34

これから歩く道
ワクワクしかない

8/19 7:40

八合目
なんて素晴らしい縦走路

8/19 7:42

トウヤクリンドウに秋の気配を感じる

8/19 7:45

青空に向かって登る
最高だ〜！

8/19 8:00

おっ、ライチョウたん！

8/19 8:01

逢えてうれしい♪

8/19 8:01

ここで会った方は大仙丈の稜線でも6羽見たと教えてくれた
私も探したけど見つからず、ここの4羽のみ

8/19 8:15

山頂付近は岩岩してる

8/19 8:16

ミネウスユキソウ

8/19 8:17

タカネナデシコ

8/19 8:18

歩いてきた道を振り返る

8/19 8:24

女王・仙丈ヶ岳に到着！

8/19 8:33

記念に♪

8/19 8:26

大仙丈ヶ岳から仙塩尾根の稜線
奥には塩見、赤石などの南アルプスの山々

8/19 8:27

肩の小屋が見える
北岳近い！（実際はめちゃ遠いけど）

8/19 8:27

1位、2位、3位と秋の空

8/19 8:30

イブキジャコウソウ

8/19 8:34

ミヤママンネングサ

8/19 8:35

チシマギキョウ

8/19 8:38

大仙丈ヶ岳への稜線は岩の道

8/19 8:42

わぁ、シコタンソウに逢えた！

8/19 8:42

何度見ても大好きだ〜

8/19 8:51

最高に気持ちいい道

8/19 8:52

仙丈ヶ岳を振り返る

8/19 8:55

大仙丈ヶ岳に到着！
人が少なく静かに過ごせます

8/19 9:18

こちらも記念に♪
この後いらした男性は初テント泊とのこと
しばし楽しいおしゃべり

8/19 9:15

御嶽山とその横に白山

8/19 9:15

立山・剱もこんなにクッキリ
両脇は燕に針ノ木かな

8/19 9:32

大仙丈ヶ岳では富士山は北岳の裏側で見えない
北岳〜間ノ岳の弓なりの稜線が美しい
またあの稜線を歩きたいな

8/19 9:32

TJARの舞台でもある仙塩尾根
いつか歩いてみたい道

8/19 9:42

鹿島槍〜五竜〜唐松〜白馬三山

8/19 9:43

水晶〜常念〜大天井

8/19 9:43

そして槍〜穂の稜線がクッキリ

8/19 9:44

笠ヶ岳に西穂かな

8/19 9:53

絶景三昧で重度の帰りたくない病に

8/19 10:00

帰りの岩場

8/19 10:07

女王の崇高な後ろ姿

8/19 10:29

甲斐駒の存在感

8/19 10:30

帰りもこの道を歩きたくなるけど、小屋に寄りたい

8/19 10:38

藪沢カールと仙丈小屋

8/19 10:41

険しく見える大仙丈ヶ岳

8/19 10:55

「地蔵尾根・市野瀬」と書かれたこの標識ですらTJARの聖地に思える

8/19 10:58

小屋のあたりはチングルマのお花畑

8/19 11:29

仙丈小屋でトイレをお借りし、小屋で南アルプス天然水で淹れたコーヒーをいただく

8/19 11:31

藪沢カール

8/19 11:47

テラスからの甲斐駒は迫力満点

8/19 11:57

馬の背方面はナナカマドロード

8/19 11:59

途中で振り返ってみる

8/19 12:11

ヨツバシオガマ
このあたりのお花畑には鹿柵がビッシリ

8/19 12:14

オヤマリンドウ

8/19 12:28

丹渓新道を馬ノ背方面へちょっと寄り道
途中で休憩していた塩見から縦走のご夫婦とおしゃべり

8/19 12:29

馬ノ背付近はこんな感じの崩落地ですが眺めは絶品
もっと奥に進むと三角点があったらしい

8/19 12:29

北ア〜中アが目の前に

8/19 12:32

仙丈ヶ岳もバッチリ見える

8/19 12:33

鳳凰三山
オベリスクがハッキリとわかる

8/19 12:38

仙丈ヶ岳の山頂は大賑わい

8/19 13:02

リニューアルした馬の背ヒュッテへ立ち寄り
女将デザインのオリジナルの手ぬぐい
ちゃんとライチョウさんがいたので購入♪

8/19 13:04

そしてmauveさんのバッジ「月と雷鳥」！！！
この作家さんの作品がずっと欲しかったけどなかなか手に入らず…このバッジもちょうど入荷したみたいで購入できました
本当にうれしい〜〜〜

8/19 13:09

水場のハクサンフウロ

8/19 13:23

沢まで下ると分岐がある
この日は薮沢新道で下山

8/19 13:32

タカネグンナイフウロ

8/19 13:34

沢沿いを甲斐駒を見ながら歩くルート
ちょっとザレたところが多いけど概ね歩きやすい
人も少ないのでとても静か

8/19 13:46

途中の滝には虹のおまけ付き

8/19 14:04

ダイモンジソウ

8/19 14:08

途中の迂回看板からは苔むした登山道に

8/19 14:16

アキノタムラソウ

8/19 14:28

榛の木展望台から鋸岳の絶景

8/19 14:36

ここの沢がとってもステキだった
でも写真は全部失敗…

8/19 14:50

登山口の大平小屋に到着

8/19 14:50

マツムシソウ

8/19 14:52

北沢峠近道へ
ここまで涼しくてあまり汗をかかなかったのに、まさかの登りでここで一番汗をかいたかも^^;

8/19 18:09

おつかれさまの生ビール（大）の後はワインとビーフシチュー
ワインは赤にすればよかった…

8/19 20:02

2日とも満天の星空を楽しめました☆

8/19 21:58

夜の我が家
DLしてきた「アキラとあきら」を結局全部観てしまった…
この時点でもう翌日の山行は行く気なし

8/20 6:18

＜3日目＞
曇り空の朝、仙丈の感動を上書きしたくなくて、栗沢山〜アサヨ峰は中止
薬師岳ブレンドで優雅な朝

8/20 6:41

テントでゴロゴロも悪くない
朝から通り雨もあって引きこもり

8/20 8:58

小屋も水場も近くて好立地♪
続々と人が来てテント場もいっぱい
帰りは10時のバス予定も、臨時便が出て10時少し過ぎに仙流荘に帰還
行きと帰り、駐車場のおじさんがトマトをくれました♪

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

ILCE-6400 SONY

感想

umi-co

今年の夏休みは白山でテント泊をしたかったけど、お天気が悪い上に直近の大雨の影響も考え取りやめ。
北アルプスか南アルプスで行き先を検討。
金曜の快晴予報を活かすために木曜のお天気が回復してから山に入りたいので、テン場へのアクセスのいい長衛小屋から仙丈ヶ岳へ行くことにしました。

長衛小屋のテント場は快適でお値段も安く、居心地がいいのですっかりお気に入りに。
やはりキレイなトイレと美味しい水が豊富なのはありがたいです。（あと生ビール！）
山に登らずここでテントでのんびり過ごすのもありかも。
ただ、もう夜は息が白くなるほど冷え込むので、防寒対策は必須です。

初めての仙丈ヶ岳は女王の名にふさわしい、すべてを包み込むような大きなカールを持つ優美な山で、眺望も素晴らしい！
また、稜線だけでなく、行き帰りどちらの樹林帯も苔むした美しい森でとても癒やされました。

アクセスが面倒でなかなか行く機会がなかったのですが、こんなにいい山だったとは。
この感動を上書きしたくないという思いもあり、お天気が微妙な翌日に予定していた栗沢山〜アサヨ峰は次回のお楽しみということにして、テント時間を満喫。
例年になく悲惨なお天気だったこの夏休みのいい思い出ができたので、次の連休まで仕事がんばれそうです。