釜無川林道から鋸岳へ挑む

2022年08月27日(土) [日帰り]

• GPS: 12:38
• 距離: 26.6km
• 登り: 2,126m
• 下り: 2,090m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:32
• 休憩: 2:08
• 合計: 12:40

4:06 スタート地点
4:11 4:11 釜無川ゲート
6:21 6:21 ログハウス（小屋）
6:53 7:04 「富士川の水源」標識
7:33 7:34 横岳峠
9:00 9:00 三角点ピーク
9:23 9:28 角兵衛沢ノ頭
9:44 10:45 鋸岳
11:00 11:06 角兵衛沢ノ頭
11:27 11:36 三角点ピーク
12:37 12:48 横岳峠
13:12 13:35 「富士川の水源」標識
14:01 14:02 ログハウス（小屋）
16:39 16:39 釜無川ゲート
16:46 ゴール地点

天候

晴れ 後 曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

釜無川林道通行止ゲート手前約500mにある路肩スペースに駐車
（林道ゲート付近に駐車場・駐車スペースはありません）

コース状況／危険箇所等

・林道ゲート〜ログハウス
片道約10kmに及ぶ長すぎる林道歩きで特に帰りは心が折れる。途中に何箇所か林道が崩落している場所があり、釜無川の河原に降りて迂回する必要あり。

・ログハウス〜横岳峠
一番の急登ゾーン。富士川源流付近は土石流によるガレ場地帯で足元がかなり悪い。ガレ場地帯は登山道も分かりにくいのでピンクテープを目印に登る。

・横岳峠〜三角点ピーク
樹林帯の急登が続くが登山道は明瞭で歩きやすい。途中、大崩ノ頭付近で一度だけ展望が開け、雄大な仙丈ケ岳の眺めに癒される。

・三角点ピーク〜鋸岳
展望の良い岩稜歩き。途中に角兵衛沢ノ頭のピークがありアップダウンを繰り返す。一部に足場が悪い岩場があるが極端に危険と言うほどでもない。

その他周辺情報

下山後、道の駅信州蔦木宿の温泉（つたの湯）を利用

写真

8/27 5:30

ゲートから1時間半ほど歩いたところで最初の崩落地点
ここは法面の上を迂回します

8/27 5:46

林道を塞ぐ倒木

8/27 5:49

この先が最大の林道崩落地点
迂回のためここから河原へと降ります

8/27 5:52

河原から見た林道崩壊地点
土石流により跡形もないです

8/27 5:56

ひん曲がった2本のガードレールの存在だけが林道の形跡を感じさせます😧

8/27 6:19

長かった林道もやっと終点
赤屋根のログハウスが見えてきました

8/27 6:21

ログハウス
中には入れないが軒下で休憩はできます

8/27 6:45

ガレ場の急登ゾーン
歩きにくいことこの上ない

8/27 6:48

まもなく富士川水源

8/27 6:51

富士川水源の湧水

8/27 7:29

横岳峠に向かって急登が続きます

8/27 7:29

南アルプスらしい綺麗な樹林帯

8/27 7:32

横岳峠

8/27 7:33

欠けた標識は🐻さんの仕業？

8/27 8:12

横岳峠から先も急登の連続だが美しいシラビソの森に癒されます

8/27 8:26

大崩ノ頭で一瞬だけ展望が開け仙丈ケ岳を望めました

8/27 8:28

仙丈ケ岳の上に浮かぶレンズ雲が素晴らしい

8/27 8:29

頂上のカールがはっきりと見える

8/27 8:30

さあもうひと頑張り

8/27 8:51

三角点ピークの手前で再び展望が大きく開けました

8/27 8:52

切り立つ鋸岳のピークも確認！

8/27 8:53

仙丈ヶ岳の姿が実に雄大

8/27 8:58

三角点ピークから望む鋸岳

8/27 9:01

さあ鋸岳に向かって縦走！😊

8/27 9:02

甲府盆地側からは次々と雲が湧いてくるが一瞬だけ八ヶ岳が見えました

8/27 9:03

高度感のある岩稜帯

8/27 9:05

鋸岳まであと少しに見えるが道のりは険しい😇

8/27 9:08

三角点ピークの少し先にタカネビランジが咲き残っていました

8/27 9:08

8/27 9:09

ガレまくりの西側斜面

8/27 9:18

角兵衛沢ノ頭から三角点ピークを振り返る

8/27 9:19

角兵衛沢ノ頭から望む鋸岳のピーク

8/27 9:35

天気を二分する稜線

8/27 9:35

後続のハイカーさんが岩稜を越えてくるのが見えます

8/27 9:45

林道ゲートから5時間半、遂に鋸岳に登頂(=゜ω゜)ノ

8/27 9:46

甲斐駒へと続く稜線
ここから先は最難関ルート、足を踏み入れる勇気はありません😇

8/27 9:46

甲斐駒の右奥には北岳・間ノ岳

8/27 9:47

時々雲に隠されつつも甲斐駒ヶ岳の雄姿が素晴らしいです

8/27 9:47

湧いては消えてを繰り返す雲の感じがとても良い

8/27 9:48

仙丈ヶ岳の方向は相変わらず雲が少ない

8/27 9:49

北西側の展望
遠くの平地は諏訪盆地

8/27 9:50

西側の展望
伊那谷が見えているけどその先の中央アルプスは雲の中

8/27 9:58

何度見ても素晴らしい仙丈ケ岳

8/27 10:00

あぁ夏山という感じがする
もうすぐ夏も終わりだけど

8/27 10:03

8/27 10:21

甲斐駒の頂上に人が居るのが微かに見えます…

8/27 10:39

鋸山ピークの岩場

8/27 10:39

山頂で1時間ほど休憩しているうちに仙丈ヶ岳の上にも雲が出てきました

8/27 10:43

午後の天気は不安定な予報
本格的に崩れる前に下山開始！

8/27 10:44

見る見るうちに雲が増えて…

8/27 10:46

あっという間にガスに包まれてしまいました

8/27 11:45

かわいいキノコ🍄

8/27 12:04

帰り道も美しい森に癒されます

8/27 12:05

8/27 13:18

富士川水源で一休み
1Lほど水分補給させてもらいました🥰

8/27 13:24

それにしても水源の周りの崩壊っぷりは凄まじい

8/27 13:24

下流側もこの有様です

8/27 13:39

歩きにくいことこの上なし

8/27 14:02

ログハウスの前で発見したクマさんの落とし物💩

8/27 14:04

林道終点
ここからがとんでもなく長い…😇

8/27 14:05

あ、あと9.2km…😇

8/27 14:14

要塞のような砂防施設

8/27 14:36

崩壊した林道を迂回するため釜無川の河原を歩く

8/27 14:41

この辺りはあちこち崩壊しまくっていて林道として機能していないようです

8/27 16:33

林道を横切るヘビ🐍

8/27 16:38

やっとゲートまで戻ってきました
帰りはダラダラ歩いたので林道終点からここまで2時間半以上かかりました😇

8/27 18:12

下山後、道の駅信州蔦木宿で温泉＆夕食タイム😋

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

感想

kuge

山梨百名山最難関の山で俗に山梨四天王の1つとも言われる鋸岳。
フォロワーのHamussyさんも今夏に鋸岳への挑戦を計画しているとのことで、久しぶりにご一緒することになりました（🍺の席では毎年お会いしていますが、山で会うのは4年ぶりですw）

天気は午後からかなり不安定になることが見込まれ、頂上での展望が期待できるのは遅くても9〜10時頃までになるだろうということで、なるべく早く山頂を目指すべく午前4時にスタート地点となる釜無川林道ゲート手前の駐車スペースでHamussyさんと現地集合。真っ暗なうちに林道歩きをスタートさせました。

釜無川沿いの林道歩きの距離は片道約10km、これが長いの何のって…。しかも林道は数ヶ所で大規模崩壊あり。もしも普段のようなソロ山行だったら林道歩きだけで絶対に心が折れてたことでしょう😇
林道区間が終わると今度は標高差1,000m以上を一気に稼ぐ急登との闘い。しかも横岳峠までは土石流の爪痕が残るガレ場の急坂で歩きにくいことこの上なく、これはまさに試練の道です…

でも厳しい道のりだからこそ、岩稜帯の先に聳える鋸岳を視界に捉えた瞬間はいつになく気持ちが昂りました。心配していた天気も予想以上に持ちこたえてくれて、鋸岳に登頂した時には仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・北岳・間ノ岳と南アルプス北部の山々がオールスターでお出迎え…！いやもう早朝か5時間半歩き続けた甲斐がありました。嬉しすぎる！！😊

山頂では1時間ほど景色を眺めながらのんびりしていましたが、8月の週末にも関わらず山頂に居たのは自分とHamussyさんと2人組のハイカーさんの計4人だけ。こんなタフな山が賑わうはずがないのだけど、想像以上に貸し切りに近かったです。
ちなみに、山頂でお会いした2人組のうちお一人は何と鋸岳で山梨百名山完登ということで記念すべき瞬間を目撃することになりました🎉

帰りは登りと同じ道を約6時間かけて下山。ありゃりゃ？何故だか登りの5時間半よりも時間がかかっています🤔
登りは天気が崩れる前に登頂を果たさねばと思いながら歩いていたけど、帰りは完全に気持ちがダレていたからね…、こういうこともありますw