三股発、常念岳〜蝶ヶ岳周回で槍・穂の大展望
- GPS
- 17:02
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 3,066m
- 下り
- 3,099m
コースタイム
6:40 駐車場発
6:50 三股登山口
7:15 力水補給
7:40 三股登山口
10:45 前常念石室
10:50 前常念岳
11:30 常念小屋分岐(現在小屋までのルートは通行止め)
12:05 常念岳、常念小屋分岐
12:15 常念岳
13:00 常念小屋(幕営と遅い昼食)
15:00 暇なので、横通岳方面へ時間の許す限り行く
16:30 横通岳北の2727P
16:40 横通岳
17:30 常念小屋
2日目
6:20 常念小屋発
7:15 常念岳
10:30 蝶槍
11:15 蝶ヶ岳ヒュッテ
11:45 蝶ヶ岳
13:05 まめうち平
14:00 三股登山口
天候 | 14日(土) 小雨のち曇り 15日(日) 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
およそ70台ぐらい停めれるそうです |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場及び三股登山口に綺麗なトイレがあります。 また、三股登山口には立派な指導所があり、ここに登山ポストがあります。 前常念までは最初森の中を進みますが、前常念の辺りで短い雪渓が数箇所出てくるものの、特に危険はないと思います。 前常念から上部は岩場なので、慎重な足運びが必要です。 常念岳から蝶ヶ岳はかなり雪渓が出てきます。 こちらも慎重にキックステップで進めば問題ないでしょう。 但し、蝶ヶ岳から三股へはそれ以上にかなり雪が残っており、自分はアイゼンなしでしたが、お会いする方はほとんどアイゼン装着していたかと思います。 安心のためにはあったほうが賢明だと思います。 下山後の温泉はすぐ近くの「ほりでーゆー四季の郷」に立ち寄り湯。 大人530円でした。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
先週の山滑走で、ようやくスキー板を置くことにしたが、今週末の仕事が4連休となったため、新しく買ったトレッキングシューズの試し履きを兼ねて、雪解けの進んでいそうな山の中から、常念岳〜蝶ヶ岳をチョイス。
常念から行くか、蝶から行くか悩んだが、蝶から行くと蝶ヶ岳ヒュッテ泊になるので、ちょっと早すぎる到着になる。
従って、常念方面へ向かい、一旦常念岳を踏み、常念小屋でテン泊し、翌日常念岳を再登頂後、蝶ヶ岳を回って三股まで下るプランを立てた。
天気は雨は降らずに、回復するだろうと予測。但し、風が強いであろうことからテン場での強風が心配だけでした。
しかし、朝から生憎の小雨。止みそうで止まないが、レインウェア、ザックカバーなしで出発。
テン泊で、小屋の水が有料となっているため、頑張って自分の必要分は自力で運ぶことにした。
しかし、登山地図(2012年度版)には三股に水場ありとなっていたので、そこで水を汲もうと水を全く持たずに出発したが、三股に水場が見当たらない。(見つけれなかったのかもしれない)
このままでは途中での水分補給もできないので、このままでは上がれない。
止む無く蝶ヶ岳方面の力水まで補給しに行く。
この往復を損したが、ここで2日分として4リットルを確保したところ、荷の重量が約20kg近くになっていたと思われ、とても辛かった。
常念岳の登山道は一般的にヒエ平からの一ノ沢登山道が楽であるが、三股からのルートは結構急登で、ザックのベルトが肩に食い込み堪える。
前常念辺りまではそれほど残雪もなく森林の中を進む。
前常念手前からは岩場の連続。でもそれほど危険なことはないと思います。
基本的に上部はガレ場の連続と思ってください。
初日は生憎の天気で、槍、穂の稜線は雲の中。
展望は翌日に期待して小屋でテントを張る。
遅い昼食を取ったが、時間に余裕があったので、明日行かない北の尾根沿いに行けるところまで行くことにした。
東天井岳を往復できれば良しとしたが、さすがにそこまでは行けなかったが、横通岳には立つことができた。
小屋まで戻ると、槍の穂先の雲が取れ始めて翌日の展望が期待できます。
槍ヶ岳北に沈む夕日を眺めながら、これも自力で持ってきた日本酒、酎ハイと小屋で入手したビールでほろ酔う。
このひと時がたまらない。
夜中は風の音で中々寝ることができなかったが、朝方雷鳥さんの鳴き声で目を覚まし、日の出を待つことにする。
すぐ近くで鳴いていたが、今回の山行では雷鳥さんに会うことができませんでした。
しかし、前日の曇り空が打って変わり、雲一つない天気。槍、穂の縦走路がくっきりと見える。
殆どの登山客がその時を楽しみに早起きして待っていた。
浅間山の北の方から眩しい明りが上り始め、北アルプスの最上部から赤く染めていく。
モルゲンロートの中でも最高中の最高だ。
朝食後、テントを片付け、常念岳を再び目指す。
小屋からの登りもかなりの急斜。
常念岳の山頂からは、大展望が待っていた。
後立山連峰、立山連峰の剱まではっきりと見える。西の槍、穂や北の山々ばかり見ていたが、振り向くと富士山もはっきりと見えた。最高ですね。
常念岳から蝶ヶ岳までは槍、穂の縦走路と並行に進むが、見飽きない。
進むにつれ、常念からは隠れていた明神岳や焼岳も顔を出してくれた。
いつもの乗鞍さんや御嶽山もこんなに近いイメージがありませんでした。
大展望は、蝶ヶ岳までで終了。
蝶ヶ岳からの下山ルートはかなりの残雪で苦労した。こちらのルートを登りに使わなくて良かったと思った。
最後に三股から駐車場の間でアサギマダラが飛んでたので、カメラを向けるが撮ることができなかった。
しかし、梅雨の中休みにばっちりとハマった最高の山行でした。
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