記録ID: 467469
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
霞沢岳(島々宿〜徳本峠〜霞沢岳〜上高地)登山
2014年06月18日(水) ~
2014年06月19日(木)
長野県
yosi-yama
その他3人
- GPS
- 31:30
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,532m
- 下り
- 1,782m
コースタイム
18日
07:55 鳥獣被害対策用防護柵ゲート⇒ 08:20 島々第二発電所⇒
08:50 ゲート⇒ 09:35 二俣⇒ 11:50 岩魚留小屋 12:20⇒
15:15 徳本峠小屋(小屋泊)
19日
04:00 徳本峠小屋⇒ 07:50 K1ピーク⇒ 08:15K1ピーク⇒
08:45 霞沢岳⇒ 09:00 K2ピーク⇒ 09:15 K1ピーク⇒
11:30 ジャンクションピーク⇒ 12:20 徳本峠小屋 12:45⇒
14:10 白沢出合⇒ 15:25 上高地バスターミナル
07:55 鳥獣被害対策用防護柵ゲート⇒ 08:20 島々第二発電所⇒
08:50 ゲート⇒ 09:35 二俣⇒ 11:50 岩魚留小屋 12:20⇒
15:15 徳本峠小屋(小屋泊)
19日
04:00 徳本峠小屋⇒ 07:50 K1ピーク⇒ 08:15K1ピーク⇒
08:45 霞沢岳⇒ 09:00 K2ピーク⇒ 09:15 K1ピーク⇒
11:30 ジャンクションピーク⇒ 12:20 徳本峠小屋 12:45⇒
14:10 白沢出合⇒ 15:25 上高地バスターミナル
天候 | 18日 曇り 19日晴れ後曇り夕方にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
長野自動車道路松本ICで高速道路を下り長野県安曇野市地内国道158号線(野麦街道)で松本市沢渡に向かいました。 沢渡大橋付近の駐車場(一日500円)に車を置きました。 沢渡からはタクシー(約6200円)に乗り島々宿へ再び国道158号線を戻り島々宿から島々谷林道に入り最初のゲイト前で降車しました。 19日 復路は上高地バスターミナルよりタクシー(統一料金料金4200円)で上高地公園線を通り沢渡に戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
梅雨時季の少し濁りが入った流れの島々谷川沿いに、不安定な曇り空を気にかけながら新緑がまぶしい林道を登りました。 二俣からは登山道になり島々谷南沢沿いに整備された木道や橋を数度右岸左岸へと渡り、現在は使用されていない模様の岩魚留小屋に着き小屋の前で昼食にしました。 岩魚留小屋を過ぎると自然の雰囲気が増し沢に架かる橋などは不安定ながら素朴な感じが伝わり、昔の人が通った同じ道を歩いているような雰囲気に包まれ最高な気分をあじわいながら登りました。 本谷と峠沢が交わった付近から南沢と分かれ北方向に向かい、急勾配の笹原の中をジグザグに登り今日の宿泊地徳本峠小屋に到着しました。 周囲はガスで覆われ穂高は見えずあきらめ小屋に入りビールで疲れを癒し楽しいひと時を過ごしました。 翌日は前穂と明神岳がくっきり見え天気は上々予定通り薄暗い早朝に出発しました。 朝日が差し込む残雪の樹林帯を登り、いつの間にか下りになりジャンクションピークは見逃してしまいました。 ぬかるんだ道をコルまで下がり、K1ピークへの登りは岩場や小規模な雪渓を横断して登る厳しいコースでした。 K1ピークからの眺めは360度眼下は上高地その上に穂高最高の気分でした。 簡単に朝食を採りK1ピークへアップダウンを繰り返し霞沢岳山頂に着きました。 直にガスが出始めて来たので長居はせずに早めに下がることにしました。 来た道を戻りましたが雪が緩み始め雪渓の横断は滑落しないように慎重に通過、踏み抜きに注意しながら雪解け水が流れ始め泥だらけの登山道を進みました。 徳本峠小屋からは整備された道でしたがやがて登山道になり雪渓の横断などがあり最後の行程ですので注意散漫にならないように上高地に下がりました。 |
写真
感想
以前西穂山荘で出合ったとても素敵な壮年の登山者に穂高岳を見る山として霞沢岳の良さを教えてもらいました。
霞沢と言う山名の響きも気に入って何時の日か登頂してみたいと機会をうかがっていました。
登山愛好会の先輩の個人山行で島々谷から歴史的な登山道を登り徳本峠へそして霞沢岳に登頂すると聞き、チャンス到来この機を逃してはと参加させていただきました。
新緑に埋め尽くされた渓谷の道を心地よく鳥のさえずりと雪解け水を集めた梅雨期の沢音を聞きながらの登りは、現代の雑踏から解放され心が落ち着いた気分になりました。
明治24年英国人のウェストンがこの道を通り槍ヶ岳や穂高連峰に登り始めた近代登山史に残る名門ルートと聞きました。
それ以前の天正13年(1585年)飛騨高山城主三木秀綱の奥方が信濃に落ちのびる途中悲運の死を遂げたとされた碑がありました。
大昔から杣人や猟師などが山道を開き使用していたと思われる生活道が登山道になり現代に続いていると思われます。
現在は釜トンネルなどが開通して沢渡から上高地に入る方が便利になり徳本峠歩道は寂れ、訪れる登山者は少ないようです。
念願だった霞沢岳への登頂でき、天気に恵まれ目の前にそびえる残雪の穂高連峰を眺めることができ感無量です。
三千メートルの穂高連峰に登頂するのは凄いこと思いますが、穂高連峰を眺める山に登頂するのも捨てがたい魅力と今回感じました。
最高の山行でした。
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