北アルプス裏銀座(ブナ立尾根〜新穂高温泉)
- GPS
- 23:40
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 3,484m
- 下り
- 3,425m
コースタイム
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 12:52
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 10:23
天候 | 台風の直前でしたが、両日とも晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
東京→七倉(毎日あるぺん号10000円) 帰り: 新穂高温泉→平湯温泉(バス910円) →上高地バスターミナル(バス1180円) →新島々駅→松本駅(バス&電車2710円) →新宿駅(特急あずさ6620円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルート上で特に危ない箇所はなし。 要所にマーカーがあるため、道迷いの恐れもないかと思います。 |
その他周辺情報 | 下山口の新穂高温泉から平湯温泉までバスで向かい、「ひらゆの森」に行きました。 硫黄臭漂う泉質もよく、広々とした露天風呂もあって、大変素晴らしい温泉施設でした。 入浴料も600円とコスパが良い上に、建物も綺麗で最高でした。また行きたいです。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
今年のテント泊縦走は北岳しか達成できていなかったので、テントを担いで北アルプス裏銀座に行きました。
縦走路上にちょうど良いテン場が無かったことと、台風が迫っていて1泊2日で切り上げて達成したことから、結局テントの活躍の機会はなく、ただ重い荷物を背負ってのトレーニング山行になりました笑
もっと計画を詰めてから行くべきだったと反省です…
ただ行きたかった山々は水晶岳を除いて全て達成できたので大満足でした‼️
水晶岳は雲の平とあわせて来年の宿題とします。
【1日目】
4時前に毎日アルペン号(都内竹橋出発)で七倉山荘に到着。登山口の高瀬ダムまでは徒歩6キロほど距離があり、6時になればダムのゲートが開いてタクシーで15分ぐらいで行けるのですが、ちょっとでも時間を稼ぐために徒歩で向かうことに。5時半ぐらいに高瀬ダムの登山口に到着し、登山開始。
三大急登といわれるブナ立尾根は個人的にはそこまで苦しさを感じずにクリア。登山開始直後は、疲れがたまってないので、その分のブーストのおかげでしょうか。自分のペースを守って登ることができたのは◎でした。
9時前には烏帽子小屋に到着。小屋の目の前に赤牛岳、薬師岳がばーんとお出迎え。最高のロケーションです。
そのまま空身で烏帽子岳に向かったのですが、ニセ烏帽子を山頂だと勘違いし、そこで写真をパシャパシャ。
「立山、剱岳、針ノ木、蓮華、先月登った五竜岳もバッチリ見えるなー、あれ、変な岩があって白馬岳がよく見えないぞ」←の「変な岩」がまさに烏帽子岳その人でした(苦笑)
他の人のログを見て、あるのは知っていたのにまんまと引っかかりました…
そこから、三ツ岳を経由して野口五郎岳に向かうのですが、その道のりの長いこと。
そのあいだも、左手には餓鬼岳、燕岳、大天井岳、常念岳の山々が、右手には赤牛岳の長い稜線がずっと見えていました。後ろを振り返ると剱岳、そして前方には槍ヶ岳と最高の眺望でした!
白い剱岳、赤白い薬師岳、赤色の赤牛岳、そして黄緑色の上に黒い山頂の水晶岳とカラーバリエーションに富んでいて、見ていて飽きませんでした。
結局、野口五郎に着いたのは14時ごろで、この時点で、当初目標にしていた雲の平キャンプ場🏕は到底無理なことは分かっていたので、水晶小屋に泊まることに。
野口五郎岳から、真砂岳、東沢乗越を通って、水晶小屋に行くのですが、最後の登り返しでザックの重さに地獄を見ました。軽量化の必要性を強く実感…
水晶小屋に着いたのは17時。水晶小屋は小さいけど、とてもかわいい感じの小屋でした。夜ご飯のカレーが最高に美味しかったです。20時消灯で、すぐに眠りにつきました。
【2日目】
朝3時前に起床。今日は水晶岳に行ってから、もう一泊してゆっくり帰るか、頑張って新穂高温泉まで一気に戻るから思案した結果、台風による天気の崩れを考慮して、後者を選択。
朝食を食べていると、同じく新穂高まで下りるというお姉さんがいたので、途中まで同行することに。(結果的に、ずーっと同じペースで下山して松本まで戻り、一緒に駅前のお蕎麦を食べました笑)
4時過ぎに小屋を出発。
鷲羽岳の直前で日の出の時間(5時半)をむかえ、真っ赤な朝日🌅を拝みました。
そこから眺める三俣蓮華岳の巨大な山容と、さらに遥か彼方に見える双六岳の遠さにビビりましたが、思いの外サクサクと進めて、9時前には双六岳に到着しました。
空の天気が変わりやすく、時々ガスって真っ白になったりしましたが、おおむね晴れて表銀座の稜線や水晶岳、笠ヶ岳、さらには乗鞍、御嶽まで見えていました。ただ、槍ヶ岳の頂上にはずっと雲がかかっていました。恥ずかしがりだね、槍先輩…
「双六岳まで行ったらあとは降りるだけ」と思っていた時代が私もありました。しかし、真の登山はここから‼︎
下山の道のりの遠いこと、、、
延々と5時間以上歩き続けてようやく新穂高温泉にたどり着きました。特に鏡平山荘からわさび平小屋までの2時間以上の道のりは、大きい石が転がる涸れた沢沿いの道で足にダメージが大きく、気が狂いそうになりました。
一緒に歩いてくれたお姉さんがいなければ絶対途中で心が折れてた笑
下山中もずーっと話しながら、山の情報を教えてくれて、来年絶対に雲の平と水晶岳をリベンジしようと決めました!ありがとう!😊
で、14時半にようやく新穂高温泉に到着!
幸い雨にも降られず、無事下山することができました。
ただそこから町までのアクセスもなかなかの不便さで、電車とバスを乗り継いで、松本に着いたのは19時笑
松本駅前で姉御と蕎麦を食べて、特急あずさに乗って新宿まで帰ってきました。
翌日は疲れて一日中爆睡してました笑
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