剱岳北方稜線
- GPS
- 28:36
- 距離
- 42.9km
- 登り
- 4,313m
- 下り
- 5,752m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 6:35
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:38
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:49
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 6:05
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
(9/23)【室堂〜池の平小屋】
剱沢キャンプ場までは、7月に歩いた道で、曇天で歩きやすかった。その後の下りは、雪渓は歩けない為、斜面をトラバース気味で歩くが、これが歩き辛い。その後も大きな岩が混じる下り道を進み、真砂沢ロッジに到着。すると、これからの雨で、以降の沢が増水の可能性があるため、池の平小屋迄の進行を進められたので、池の平小屋迄進み、予約なしを詫びて小屋泊とする。池の平小屋のお風呂は、小さく質素ながらも雨で冷えた体を癒すには最高だった。
(9/24)【池の平小屋〜三の窓手前までの視察】
視察に向かい、注意点を確認する。適所に、ペンキ・テープはあるが、暗ければ気が付かない箇所多数あり。
(9/25)【池の平小屋〜劔岳〜剣沢キャンプ場】
適所に目印があるものの、判断がつかない迷う場所もあり、下準備した地図とGPSで確認しながら進む。踏み跡を頼りにできない点が、このコースの難しい所だと感じる。常に、歩くルートが正しいか、“感じながら”進む必要あり。晴天で、奥剱の風景が堪能出来た。
小窓の王、写真で見るだけだと、王たる風格を感じないが、実際に見ると確かに。近づくとなおさら威厳を感じる岩山。
(9/26)【剣沢キャンプ場〜大日小屋】
剱御前に隠れる以外は、終始、劔岳を眺めながら歩けるコース。多少の岩場があるが、良い縦走コース。大日連山を縦走して、薬師岳、浄土山、立山三山、劔岳、白馬含む後立山が堪能できた。大日小屋から眺める剱岳は、剱沢から眺める山容とは別で、まさに剱の風格であった。
(9/27)【大日小屋〜称名滝】
朝焼けの剱岳が、強く印象に残る、カメラの性能を嘆く。
下山は、覚悟していた急坂。足への負担を気にしながら進むが、思いの外早くバス停に到着。バス発車後、中途半端な時間で、立山駅を下車して近場のお風呂屋さんの清掃時間帯に到着する事が判明。そのまま帰途に就く。
(総括)ルートが複数あるため、述べることが難しい。2回目に同じルート歩けるかは自信がない。従って、今回歩いたルートの個人的な感想となる。
ルート選択次第では、懸垂下降が必要となる場所(長次郎のコル)があるが丁寧に確認すれば問題なし。危険なトラバースを回避して、普通の登山道で歩けるルート選択ができるので、事前に、難所のルートマップを自身で作成するくらいの準備をしておけば、技術的な難易度は高くはないと思う。
但し、十分な体力が必要。特に、池ノ谷ガリーは、落石や浮石だらけで、締まった岩場は無く、荒砂に足を踏み入れながらの登りとなり、体力を削られる。あとは、剱岳登頂以降の下山は、疲れた体には応えると思う。頂上までで半分という気持ちで挑んだ方が良い。
今回は、テント泊装備。防寒対策済みなので、出発時、食料7食水無しで15kg。ということもあり、体力的には、ずいぶんタフな山行であった。適度に、下見を兼ねて休養日を設けた計画であったことが良かった。あと、剱沢キャンプ場の冷水で、足をアイシング出来た事は効果があった。
(補足)ニュースでご存じかと思いますが。。。
9/25 午前9時前、カニのヨコバイで、46歳男性、滑落、死亡事故があり。
わたしはカニのヨコバイ上部で、その方が、滑落されて1時間後にヘリコプターで救助(当時は)されている場面に、遭遇。わたしの前にいた方が、ストレッチャーでのピックアップではないから、重篤ではないであろうと話されていたので、深刻には考えていませんでした。しかし、搬送後2時間で亡くなられたそうです。
その光景を見ながら、いつでも自分に起こり得ると思いながら下山しました。ロッククライミングの様に、常には確保されていない難所で、心身のバランスを保つ事の難しさを考える機会となりました。
「万が一」が自分にも十分に起こり得ることとして、慎重に心掛けたいと思います。
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