【上野原11檜原4小菅2奥多摩6】上野原駅から楢橋渡バス停まで&飯尾バス停から都民の森バス停まで 甲斐ヲお散歩スル ( その13 )
- GPS
- 08:14
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 860m
コースタイム
4:53と4:55→5:16横浜5:17→5:19 JR横浜5:21→5:24東神奈川5:36→6:29八王子6:33→6:40高尾6:42→6:59上野原7:01→
7:02上野原駅北口前7:09→8:20尾続バス停8:33→8:40楢橋渡バス停8:47→
9:20飯尾バス停9:22→9:23大羽根峠入口分岐→9:25とりつき口見送る→9:30引き返す→9:35とりつき口へ戻る→10:23▲殿平10:45→10:58大羽根峠11:00→11:24 940m圏尾根分岐→11:27▲大羽根山→11:38 1010m圏(飯尾分岐)で休憩したあとザックをデポ11:50→11:57 970m圏尾根分岐→12:03▲大羽根山12:07→12:16 1010m圏飯尾分岐に戻る12:19→12:28 1063m地点尾根分岐→12:56▲大茅13:08→13:54▲大沢山14:06→14:12三頭山避難小屋14:13→14:14ムシカリ峠14:15→14:27▲三頭山(西峰)14:28→(雨具装着)→御堂峠→14:45ムシカリ峠14:46→(8分くらい休憩)→(森林館見学)→16:05都民の森バス停16:45→
17:39武蔵五日市駅バス停→17:43駅付近の石碑があるところ17:55→
17:58武蔵五日市18:04→18:24拝島18:46→18:58八王子19:10→20:06東神奈川20:07→
20:09仲木戸駅前喫煙所20:15→
20:20仲木戸20:22→20:56と20:58→
帰宅21:12
天候 | 晴れときどき曇りのち霧のち雷雨(豪雨)のち雨のち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】西東京 都民の森バス停→JR 武蔵五日市駅(所要時間54分・運賃940円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 上野原駅から、記憶にしたがい楢橋渡バス停まですすみ、バスに乗る。 飯尾バス停から1/25000に則り大沢山まで。 ここより道標類に導かれ、都民の森バス停へと下山した。 大羽根山には、三等三角点「大羽根」があるはずだが、見つからなかった。 【 危険箇所 】 皆無。 要1/25000&コンパス。 殿平南東尾根上り 読図難易度(初級の中) 峠道をひろえれば、さほど問題ないが、夏草がよく育っているため山慣れしてない方へはルートがひろいづらいかもしれないので、もうすこし早めの時期をお勧めしたい。 下りで使う場合は尾根分岐が多くなるので、読図初心者の方へはお勧めしにくいし、読図難易度は(初級の上)程度になると思われる。 殿平北北東尾根下り 読図難易度(初級の下) 尾根はあまり明瞭とはいえないものの、右手に谷地形を挟むため地形的にはわかりやすい。尾根筋を忠実に下ってもよいし、やや東にトラバースして左手に尾根筋を見ながら下ってもよいので、コンパスさえ見ていれば特に問題ないと思われる。 上りなら、尾根筋さえ意識していれば無問題なので読図難易度もやはり(初級の下)程度だと思われる。 大羽根峠〜大沢山上り 読図難易度(初級の下) 上りなら、よほどのことがない限り道迷いは難しい。ほとんど道形も明瞭なので地図とコンパスがなくても山慣れしている方なら問題なくたどりつけるレベル。 が、下りでつかう場合は、最低限、現在位置の把握が必要になるため、読図難易度も(初級の中)程度だと思われる。 なお、大沢山直下の尾根はけっこう急登坂なので適当にジグザグをきって登ったほうがよいと思われる。 【 トイレ 】 旧役場前バス停・スーパー公正屋上野原店(大堀バス停すぐ)・三頭山避難小屋・大滝休憩小屋・森林館・都民の森バス停・などなど。 【 休憩所 】 尾続バス停・大沢山・ムシカリ峠・三頭山・都民の森散策路に多数・都民の森バス停・などなど。 【 飲食・買い物 】 とちの実売店にて、カレーパン(160円)をいただく。 吉野家JR拝島駅店にて、牛丼大盛(460円)をいただく。 【 持参したガイド・地図 】 1/25000 上野原(国土地理院) 1/25000 猪丸(国土地理院) 1/25000 奥多摩湖(国土地理院) 1/25000 七保(国土地理院) 1/25000 丹波(国土地理院) 1/25000 武蔵御岳(国土地理院) 山と高原地図2011 27 高尾・陣馬(昭文社) 山と高原地図2013 23 奥多摩(昭文社) 富士急山梨バス上野原営業所バス時刻表2014.4.7版(富士急山梨バス) ※ルート歩行上必要なのは「上野原」と「猪丸」のみ。 【 失せ物 】 なし。 【 ゲットしたオタカラ 】 山バッヂ 三頭山(480円 都民の森バス停とちの実売店)。 パンフレット類多数(都民の森森林館) 【 my初登頂やまなし 】 156 殿平 878m 157 大羽根山(コハチノ頭) 954.4m 158 大茅 1237m 159 大沢山 1482m 160 三頭山(三頭山西峰) 1524.5m 【 my初登頂とうきょう 】 119 大沢山 1482m 120 三頭山(三頭山西峰) 1524.5m 【 my初登頂上野原20名山 】 18 三頭山(三頭山西峰) 1524.5m 【 my初登頂山梨百名山 】 19 三頭山(三頭山西峰) 1524.5m 【参考にさせていただいたサイト】 峠のむこうへ http://homepage3.nifty.com/tougepal/index.htm やま巡るたび http://www.wko57gtmt.com/index.html ほか、多数(多謝)。 【 参考書 】 新・分県登山ガイド12 東京都の山(山と渓谷社) 【 周辺の寄り道情報 】 未調査 【 周辺のmy未登頂峰 】 佐野山・奈良倉山・槙寄山・ハチザス沢ノ頭・熊倉山・神楽入ノ峰・小焼山・小入沢ノ峰・糠指山・三頭山東峰・栂ノ尾・砥山・戸沢峯・などなど。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 タトンカ28L
ウェストポーチ 2
帽子 1
Tシャツ 2
夏用ロンパン 1
靴下 2
トレッキングシューズ 1
タオル 2
ステッキ 1
ヘッドライト 1
予備電池 6 単三
百均コンパス 3
分度器 1
ルーペ 1
筆記具 ノート2冊 ボールペン3本 ラインマーカー1本
雨具 1
ファーストエイドキット 1
予備靴紐 1
ポケット座布団 1
老眼鏡 3
1/25,000地形図 6
山と高原地図 2
携帯電話 1
保険証 1
計画書 1
熊除鈴 1
ゴミ袋 4
ウエットティッシュ 1
ティッシュ 2
煙草 20
ライター 3
ポケット灰皿 3
玄米茶 2L
トップバリュの500mmペット 4
岩塩 1
おにぎり2合 イチビキの中華おこわ
惣菜パン 1
菓子パン 1
クリームサンドチョコビスケット 1
羊羹 1
サングラス 1
デジカメ 1
文庫本 1
|
---|
感想
【 反省 】
玄関に椰子帽子を置き忘れてきてしまった。樹林帯が大半だったので普通の帽子でなんとかもったけど、熱射病になると大変なので、要注意。
殿平での山名板さがしとか、調査時間の配分がちょっと悪かった気もするが、あきらめるタイミングは難しいので、致し方あるまい。
すこし時間に猶予ができたので、ふただび大羽根山にピストンして三角点柱と山名板をさがすも見つからず、こちらも徒労に終わったと言えなくもないが、たとえ4分間でも調査時間がとれたことは有意義であったと思われるので、問題視はしない。
突然の豪雨で、雨具装着までにあらゆるものがズブ濡れになってしまったが、これも致し方あるまい。
雷雨と豪雨におびえて予定のルートをあきらめて早々にエスケープしたが、ムシカリ峠から30分くらい下ったところにあった休憩所のところでころで雨脚が弱まってきた。一服がてら地図を出して検討するも、いまから上り返して予定ルートに復帰するのは無謀と判断してそのまま都民の森バス停へ下山したが、判断としては間違ってなかったと思われるので、特に反省はしない。
予定より大幅に歩行距離が短くなってしまい、飯だけはしっかり摂ったためダイエット的にはかえってマイナスになってしまったが、まぁこんなこともある。
東京都側の三頭山(三角点峰「三頭山」あるいは三頭山東峰)を目前にしての撤退となってしまったが、関東百名山的にもう一度来られるので、かえってよかったと思われる。
【 教訓 】
エスケープ時の下調べは、可能性が低くても万全に。
テキストがないルートがやっぱりいちばん趣しろい。
【 感想 】
関東百名山を志した時点での三頭山へのルートは、小河内神社からドラム缶橋をわたって糠指尾根をのぼるというものだったが、ムシカリ峠に避難小屋がある関係上、笹平から松生山南東尾根をのぼって同じく百名山の浅間嶺に赴き、浅間尾根経由でのぼるのも趣しろいんじゃなかろうかと考え直していた。
が、山梨百名山をはじめたので選択肢がさらに増え、最終的には、上野原20名山的にいちばん趣しろそうな大茅尾根ルートで御邪魔することに。
どうやら未購読の「静かなる尾根歩き」に掲載されているらしく残念ながらわたしの参考書には「大茅尾根」がなく、ネットで検索すると、幾度となく参考にさせていただいたことがある「峠のむこうへ」氏の記録が見つかったので、大いに参考にさせていただいた。ありがとね。
ところが、「殿平」については、氏も含めて2件の登頂記録しか見つからず、いずれも大羽根峠からのピストンだったため、飯尾から殿平の南東尾根がらみで大羽根峠に至る1/25000に描かれている破線道が現在通れるのかどうかまったく不明のまま、とりつくことにした。
この手の破線道はすでに廃道になっていることも多く、過去に幾度となく煮え湯をのまされているため、不安といえば不安でもあるのだが、その分ワクワク感も強くなる。
で、結論から言うと、道形は明瞭で、生活道と思しい山道がしっかり続いていた。
季節がら夏草に埋まって道が見えないところも少なくなかったが、ルートファインディング的にはさらにたのしさアップ。
山頂が近づいてくると、思わずもにんまりしてしまう。
かなり一生懸命さがしたが、氏が取り付けられたという山名板は発見できなくて、ちと残念。
標識がない山頂というのも個人的には大好きだけど、あらかじめあると知っていて、なかったときはやはり残念に思ってしまうものだ。
さて、予定より2分ほど早く大羽根峠に到着。
南東尾根からの殿平登頂が不可能だったときは、郷原バス停まで戻って、これも上野原20名山の槙寄山にうかがう腹積りであったが、もうだいじょうぶだろうということで、そのまま大茅尾根より大沢山へ。
大沢山へもスケジュールより6分早く到達できたので、まったりベンチでくつろいでいたら、それまでのお天気とは打って変わってあたりが一気に暗くなってきた。
笹尾根を下りはじめるとすぐに霧がでてきてイヤな予感が…。
ムシカリ峠手前あたりから雷鳴がとどろきだし、三頭山手前で連続して、かなりビビる。
はたして山頂に着くと、3メートル先が見えない状態で、写真だけ撮ってさっさと御堂峠に下りはじめてすぐ、バケツをひっくり返したような大雨に……
慌てて身づくろいするも、すでにズブ濡れ状態。
しかも、山頂から鉄砲水が流れ落ちてきて、恐怖にかられる。
眼の前、ほんの数分上り返せば関東百名山の東峰だが、トラバース道で一目散にムシカリ峠へ逃げ出した。
文字通り避難小屋に避難することも考えたが、そのまま下れば都民の森バス停からの最終バスに間に合うのではと思いなおし、メモ帳を取り出す。
雨に濡れてなかなかページがひらけず少々焦ったが、「16:45最終」の文字を見つける。
2時間あるからなんとかなりそうだ。
バリエーションで45分以上遅れた場合は引き返す予定だったし、それ以外の場合は一般登山道なので大沢山までたどりつければ、自動的に小河内神社バス停下山ルートで問題なかろうと、そこから先のエスケープポイントは不要かと思ったものの、つい先日、kaigane氏が、雷雨をエスケープした記録を拝見していたことが脳裏にこびりついていた関係上、いちおう念のために調べておいたのが、大当たり。超ありがとね。
前日の予報では、上野原市が御前中晴れ降水確率10%で奥多摩町は午後晴れ降水確率20%だったので、だいじょぶかなとも思ったけど、麓と山間部では気象がまったく異なることが多いので、この季節は特に注意しなくては。
はたして、1時間ほどで小降りになり、都民の森到着時には霧雨程度になってくれて、バス停のとちの実売店にて予定外のバッヂもゲットできて、スパイスが効いてマジ旨いカレーパンをいただき、着替えもすませて、びしょ濡れになった荷物の整理が終わると、折りよくバスの発車時刻と相成った。
武蔵五日市に到着すると、青空。
ま、それもいっか。
そのまま東峰も登頂していたら、無展望で残念な気持ちのまま下山していたかもしれないが、東京都側の三頭山は登れなかったので、また戻ってくることが決定して、かえってそれがそこはかとなく嬉しい。
なお、超蛇足だが、少々高い東峰より、主稜線上にそびえる西峰が三頭山の冠名をいただくに相応しいのではなかろうかと、極私的には考える。無論、晴天時に、実際に双峰登り比べてみないとなんとも言えないけど。
MVPは、RF的にワクワクだった殿平へ。
準MVPは、やっぱり今回もまた人っ子ひとり遭遇しなかった大茅尾根と、雨のため写真はのこせなかったが雰囲気抜群で、超癒された都民の森散策路「ブナの路」へ。たくさんのカエルくんたちと体調10cmくらいのネズミくんに逢えて超ご機嫌なわたしであった。正確な名前はわからないけどわずかばかり青みがかった濃い灰色をしたネズミくんが足元を横切って沢の流れに飛び込んでいった。驚かせてごめんね。
よかったね。
ありがとね。
またね。
さらにどうでもいい余談ながら、本日電車内で読んでいた篠田節子の「神鳥(イビス)」のヒロインの実家が相模湖町で、冒頭から「相模湖祭り」の最中だったりして、駅貼りのポスターと相まって、笑いをこらえきれなかった。
【 蛇足なわたくしごと 】
篠田節子 「マエストロ」 ★★★☆ (6/28 再読 2回目)
篠田節子 「アクアリウム」 ★★★★★ (7/1 再読 4回目)
著者が八王子市民なので、物語の舞台もそちら系がとても多いのだが、デビュー作「絹の変容」以来5作目にして久々の中央線系で、山をはじめる前までは読み飛ばしていた地名が、妙にリアルで現実感を引き上げた。
ザッと抜き出しただけなのので抜けているところも多いと思われるが、文中に登場する地名を羅列すると、「奥多摩」「山梨県境」「秩父古生層」「富士山麓」「奥多摩街道」「新宿」「丹波川」「大菩薩連嶺」「青梅街道」「入船谷」「貞窪」「雲取山」「大滝村」「奥多摩湖」「日原鍾乳洞」「小菅村」「入船林道」「都留」「国立」「丹波山村」「銀座」「立川」「御岳渓谷」「筑波山トンネル」「塩山」「柳沢峠」「甲州街道」「猿橋」「大月」「お祭集落」「秩父往還道」「笠取山」「三峰神社」「大血川」「雁峠」「大洞ダム」「多摩川」「川井」「品川」「渋谷」「八王子」「五日市町」「上川町」「檜原」「南秋川」「数馬」「浅間尾根」「檜原街道」などなど。
物語のおもしろさとはなんらかかわりあいはないとはいえ、ちょっとおもしろい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人