空木岳〜千畳敷縦走☆悶絶しながら千畳敷カールへ♪
- GPS
- 14:35
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 3,188m
- 下り
- 1,391m
コースタイム
- 山行
- 12:48
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 14:35
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
800円/24時間 ■下りロープウェイは整理券配布で順番に乗車 私は1時間待ちでした ロープウェイ+バス(菅の台バスセンター)/片道2500円 この日の最終便は17:00でした 必ず最終のロープウェイには間に合うように、ホームページを参照の上、慎重に計画してください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【空木岳登山口〜空木岳】 林道終点までは車で入れないので、スキー場駐車場の登山口より歩きます。マセナギ手前までは緩やかな遊歩道です。池山小屋分岐の水場はジャブジャブ流れてました。大地獄小地獄は鎖が設置されています。駒峰ヒュッテへは駒石または空木平避難小屋どちらからでも行けます。 駒峰ヒュッテトイレ200円 【空木岳〜東川岳〜熊沢岳〜檜尾岳〜濁沢大峰〜島田娘〜極楽平】 山と高原地図に、アップダウンの多い非常に厳しいコースと書いてあります。 体力のある方は問題なく歩けると思いますが、体力にあまり自信のない方には非常に厳しいルートだと思います。理由としては、小さなピークもいちいち登り降りさせられる。しかも腕を使わないといけないような岩だったり、ハシゴや鎖も随所に出てきます。アップダウンがいちいち大きく下りも気をつかう。 ペンキやリボンはありますが、ない場所もある。気をつければ間違えないけど、何度か間違えたところもあり。視界が良くないと迷うこともありそうです。 本日は晴天のため慎重に歩けば大丈夫でしたが、岩場や設置されたステップは濡れていると滑りやすいかもしれません。霜柱、氷見かけました。今後は凍結の恐れも出てきます。 ◆空木岳→木曽殿山荘 空木岳山頂からはしばらく岩場の下りとなり、鎖も多少出てきます。岩場の下りを過ぎると、ややガレた下りとなり、木曽殿山荘まではかなり下ることになります。 ◆木曽殿山荘→東川岳 急な登りですが、岩場などはなく歩きやすいです。 ◆東川岳→熊沢岳→檜尾岳 アップダウンが続きます。熊沢岳手前からは基本岩場のピークを越えていく感じで歩きます。途中、鎖や岩場も出てきたと思います。 ◆檜尾岳→濁沢大峰→島田娘 山頂からはかなり下って、またかなり登り返します。濁沢大峰はいくつかの岩のピークを越えた先になります。 濁沢大峰から先は比較的歩きやすくなりますが、島田娘の辺りはだだっ広いので、視界不良時は方向に注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 早太郎温泉 こまくさの湯 http://www.komakusanoyu.com/ 大人700円 菅の台バスセンターから1番近い温泉 |
写真
装備
個人装備 |
すあま
ガッツギア×2
アミノバイタル×1
ゼリー系×2
水1L
麦茶1.2L
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感想
今年やり残していた計画の空木岳〜千畳敷縦走を、とうとう決行する時が来た。このコースは山と高原地図を見ても、アップダウンが多くて非常に厳しいと書いてあったり、他の方のレコを見ても予想以上に厳しいことが書いてあり、昨年はまだ不安の方が多く見送った計画だった。
今年は順調にナイトハイクを含めた単独ロング山行を積み重ね、挑戦できる体力も気力も調ったと自分なりに判断し決行した。
池山尾根からスタートするか千畳敷からスタートするかで悩んだけど、私の足だと千畳敷スタートだと下山が遅くなりそうで心配。
ならばナイトハイクで池山尾根からのほうが安心と思ったけど、登りベースの累積標高差の大きいドMコースになってしまう。でも千畳敷の紅葉も気になっていたので、千畳敷を最後に持ってくるプランで決定。
以前は林道終点まで車で行けたけど、今は菅の台バスセンターから歩かないといけない。でも今回の計画は空木岳がスタート地点のようなものだから、登山口までの車道も長いウォーミングアップだと思えばいい。
いつものことだけど私は歩くペースは速くないので、体力だけが取り柄だと思ってる。過去の経験から、私の体だと(痩せればいいけど)ペースも上がらないし、かえってペースを上げるとバテて急激に足が上がらなくなる。
なのでいつもの自分のペースで、余裕をもって計画して、計画通りに歩き通すことが大事だ。
今回も計画通りに、できれば少し時間の貯金をしたいなと思いながら歩いた。
長丁場だから、休憩とカロリー補給もマメにした。
駒石の手前で初めて登山者に追い付かれた。
私が1時に菅の台からスタートしたことを話すと、それは結構時間がかかってるねと言われた。計画通りにコースタイムの8割で歩けていて個人的には問題ないはずなのに、結構時間がかかってると言われて急に不安になった。コースタイムより遅いわけでもないし、むしろ計画内の時間だ。
心折れて気持ちがブレそうになったけど立て直した。
私の目的はコースタイムの半分で歩くことではない。千畳敷までのルートを歩き通すのが目的なのだから、それを実行するためにバテないペースでいつものように計画通りに歩き、補給はいつもよりはマメにやればいいんだ。人の言葉に惑わされてはいけない。自分に言い聞かせた。
スタート地点の空木岳頂上に立った。
空木岳は三度目だが、今までで一番楽に登れたし、ハイペースにならないよう気をつけたおかげかほとんど疲れていない。
過去2回は汗をかきすぎたり時間を気にして急いだせいか、結構疲れた記憶がある。
いよいよ千畳敷に向けての縦走だ。
岩の上を歩いていたら、いきなり道がわからなくなり焦る。下の方に登山道が見えたので岩場を下って登山道に復帰した。木曽殿山荘までが激下りでいきなり萎えた。引き返すとしても、ここを登り返すのか…
木曽殿山荘から登ってきた若者3人組に、この先の縦走路のことを聞いた。
もう少し先まで行くと歩きやすくなるし、この時間なら大丈夫だろうと勇気をもらえた。若者よ、ありがとう。全然歩きやすくなかったけどな笑
天気がいいから日帰り縦走する人は結構いるだろうと思っていた。でも千畳敷に向かう人は、稜線上で抜いていった2人だけだった。私の前か後ろにいたかもしれないけど。
千畳敷から空木岳へと歩いてくる人は多かった。やはり千畳敷スタートする人の方が多いのかもしれない。
泊まりの人にもたくさんすれ違い、コース状況など教えてもらった。
不安な気持ちを話すと、あなたは覚悟を持ってここに来てるんだろうからワンデイ頑張れ!と応援してくれた。
ああ、ありがとう。
そう、私は今覚悟を持ってこのルートに挑んでいる。
もう完全に気持ちはブレていない。
その後もすれ違う人には元気をもらえたし、私自身も、声をかけることで相手が元気になってくれたらいいなと思った。
コース状況にも書いたが、とにかく予想以上にアップダウンが多くキツいコースだ。体力に自信があり、岩場に慣れている人ならとくに問題はないだろうけど、ほとんどの小ピークを巻かずに登らされるため体力を消耗する。7月に歩いた仙涯嶺〜南駒ヶ岳の区間が延々と続いてるようなイメージだった。
檜尾岳を越えれば少しは楽になるかと思ったけど、濁沢大峰の岩の連続もまた拷問のようだった。あとはラスボスの島田娘だ。ラスボスが娘とは、なんともラスボスに相応しい名前である。笑
島田娘に着いたら島田娘を抱きしめたい。
島田娘からはパラダイス。あとは千畳敷に下りるだけだ。
期待していた紅葉にはまだ早く、葉の痛みも目立ったけれど、この日の私には充分すぎるご褒美だった。
ロープウェイが1時間待ちだったけど、コーヒーを飲みながらゆっくりと余韻に浸るにはちょうど良かった。
素晴らしい山行ができたことに感謝!
私は当然逆からだったけど、それでもあのアップダウンと永遠と長い池山尾根にウンザリだったのを覚えてるので、ここを登りでやろうという気には全くならないです😅
本当にスゴイよ、ミユッチさん💕
私も次はミユッチさんにあやかって、大好きなすあまを持っていこうって心に誓いました😁 お疲れさまでしたー!
かなり迷ったけど千畳敷スタートだと今の時期早くても6時半スタート、混雑で始発に乗れないともっと遅くなって下山するのは真っ暗に…
それだけは避けたいので池山尾根スタートにしたけど、ロープウェイの時間から逆算したら結局深夜スタートで真っ暗でした笑
個人的には下りで膝がガタガタになってペースダウンするのが怖いので、登りで悶絶するほうがまだ安心なんです
すあまは大体いつも余って娘のおやつになってますよー
今回なんて、山に行ってくるって言ったら「て事は、あのピンクの餅があるのか」って言ってました
はるぼーさんのレコでつい笑ってしまいましたが、私もしょっちゅう自信なくして「もうロングなんてやめようかな」って思ってますよ〜
眠いし暗いし!笑
でも、またやってるというね
でも今回完全燃焼できたので、ひとまず今年のナイトハイクは一旦終了の予定です
素晴らしいチャレンジ精神に勇気をもらいました。文章もご上手で状況が想像できます。
素晴らしいレコありがとうございます。
基本チキンなので、昨年は自信がなくこの計画を見送りました
これからも無謀ではなく、計画的なチャレンジはしていきたいと思っています
文章は適当ですので、誤字脱字などあるかと思いますがお許しを〜
今度は空木サーキット!?
違うか😅
夏に千畳敷から一泊で空木岳回ったけどなかなかのハードコース💦
それを日帰りってスゴいわ〜😲
真夜中スタートの池山尾根、あれは絶対🐻怖い…
よくソロで歩きましたね、すごすぎ
空木岳からの稜線、登って下って岩に掴まっての連続ホントおつかれさまでした
千畳敷の紅葉🍁はご褒美ですね!
夏に千畳敷から空木岳を1泊で歩かれたんですね!
このルートは泊まりの荷物だと大変だったんじゃないですか?
鎖や岩場、足場の狭い所もあり、日帰り装備でもヒヤヒヤしましたよ〜
池山尾根、絶対クマいますよね!
暗い樹林帯で光る目だけ見えたり、獣の足音聞こえて、いちいちビビってましたよ
すれ違いましたね。空木岳への400mの登りで亀のスピードで登っていたら、前方からすごいスピードで降りてくる女性が来たので早くから道を開けて止まってました。もしやと思い通過された後に声をおかけしましたが、そのまま降りて行かれました。
レコ見てまたびっくり、逆方向をワンデーとは!すごすぎますわ
空木岳からの激下りですれ違いましたか!
確か何名かの方とすれ違ったのは覚えていますが、お声かけいただいたのは気付かずに失礼しました
木曽殿山荘から登ってこられた方にこの先のルートの事を聞き、勇気付けられました。その前後ですれ違ってるような気がします
今さらですが逆方向ワンデイキツいですね笑
ラスボスが島田娘っていうのも、なかなか面白くて良かったですけど
やはり紅葉はハズレですよね。部分的にキレイなところもあったので、それなりには楽しめましたが
mi-yucchiさん こんにちは
前回の針ノ木サーキットも感動したけど、今回もまた・・・
※両方とも歩いた事のあるルートなので感動大です(当然BOKUはお泊りだけど)
菅の台BCから空木岳って標高差2000mになるんだよね!
それを登るだけでも一苦労だってのにそこがスタートの積り?
ドMの真骨頂発揮って感じですワ
そしてその先の稜線歩き! 素晴らしいけどキツイ思いをしました
※昨年逆回りであるいたけど、その思いは歩いた者しか分からないでしょう
真似は出来ないけどそんけいします
この後どんなロングハイクの計画があるのかわからないけど
積雪期の「裏那須縦走」が宿題で残ってるのも忘れないでね(^_-)-☆
凄すぎてコメントは控えてるけどいつも見てますよ
何を隠そう昨年のぼくちゃんさんのレコを拝見して、私には無理だと昨年は諦めたのでありますよ
でも、昨年のぼくちゃんさんのレコは素晴らしいと思いました。とくにこのコースはサクッと歩くサクレコが多いけど、大抵サクレコ書いてる人はトレランだったり並外れた脚力の持ち主だったりしますからね
ちゃんと危険性を伝えてくれたぼくちゃんさんに感謝です!おかげで気力も体力も充分な状態で今年挑戦できました
基本的には安全第一でやってるので、今シーズンはもうナイトもロングも終わりかなぁなんて思っていますが、どうでしょうねぇ。
えー、積雪期裏那須覚えていらしたんですね
諦めつつある宿題ですけれど…笑
影ながらの応援ありがとうございます
中央アルプスてんで分からないですが歩くんならここかなぁと、空木から千畳敷の縦走が数字以上に大変そうなのもうすうす感じてますがレコのキャプションの心理描写が秀逸でした。
尻込みするようなちょい無理目の山行を夏場から何度かやっていて心意気を感じます。
登山者の多いルート、話しできて気がまぎれるたり励まされたりするメリットがある反面、ペース乱されたりすることもありますがmi-yucchiさん程の場数踏まれてる方なら自分のペース守るのが一番じゃないでしょうか。
コロナのすったもんだあったここ2年の鬱憤晴らすような夏場からの快進撃、お見事です。
すあま、重い気がしますが腹持ち、喉越し良さそうですね、騙されたと思って今度試してみようかと。
私は6袋入りの梅味の柿ピーをボトルに入れて、それとセブンの4つ入りのあんパン、クリームパンが山のお供です。
行動食も人それぞれ、面白いもんですね。
中央アルプスへはあまり足を運ばれないですか?
そういう私もそんなに行く山域ではありませんが、今年は未踏だった越百山〜仙涯嶺〜南駒ヶ岳を7月に歩き、そして今回の空木岳〜千畳敷で、将棊頭山から越百山までが繋がりました
未踏ルートを歩くのをここ数年の目標にしてるので、今年も順調に達成できています
ま、もともと今年の目標にしていた2つの計画は、今年は無理と判断しましたが…
山の行動食もいろいろですよね!
あんまり固形物が食べれなくなるので、喉ごしよく補給できるものは助かりますね
今回は各ピークごとにゼリー系を補給しながら歩いてました
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