【飯豊連峰】〜大日杉小屋〜飯豊山本山
- GPS
- 33:37
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,609m
- 下り
- 2,605m
コースタイム
05:00 大日杉小屋登山口
05:23 ザンゲ坂 クサリ場
05:52 長之助清水
06:03 御田
07:04 滝切合(だまし地蔵)
07:35 地蔵岳山頂
08:13 語らいの丘
08:41 目洗清水
09:27 御坪
09:38 御沢分かれ
10:58 切合小屋
| 小休止
12:09 草履塚
12:27 姥権現
12:36 御秘所
12:54 御前坂
13:40 本山小屋
14:17 飯豊山本山
7月13日【日】
08:00 本山小屋 出発
08:39 御秘所
09:30 切合小屋
12:18 地蔵岳
14:36 大日杉小屋
天候 | 12日 くもり後 晴れ 13日 くもり後 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
民宿惣兵衛より右折〜岳谷親水公園キャンプ場脇を通り〜大日杉小屋登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
種蒔山をトラバースする雪渓が注意 アイゼンとピッケルが合ったほうが良いです。 御秘所の岩場も少し注意 |
写真
感想
前日に台風が通過して一時はどうなるかと思っておりましたが、念願の飯豊連峰、飯豊山本山へ1泊2日で登ってきました。
先週、石転び沢まで様子見に行ってきましたが、さすがに石転びルートは危険だし技術、体力不足なので避けました。
今回登ったコースは山形側の大日杉小屋から登るルート。
朝4時半に大日杉小屋駐車場に到着、車はすでに8台ほど止まっておりました。台風通過後なので少なめなのでしょうか?
準備をし5時出発、 大日杉小屋から地蔵岳まで一気に1000mほど登るので、バテないようにいつもよりもペースを抑えて登りはじめる。
20分ほどザンゲ坂に到着、さっそくクサリ場もあっていよいよって感じ!
しばらくしてザンゲもし終わったところで長之助清水に着いた。水はまだ十分にあったので水場は確認しなかった。
ゆっくりゆっくり登っていると視界が広がる場所に着いた、地蔵岳に着いたか!?と思ったら・・・だまし地蔵と呼ばれる場所だった。見事にだまされました。本当の地蔵岳はここから20分登った場所でした。
地蔵岳で休んでいると後続の人が追いついてきた。
少し話しをしていてどうせなら一緒に行きましょうと一緒に登ることになしました。
一人では不安だったのでとても心強くなりました。これからよろしくお願いします I さん!
地蔵岳まで登ってしまえば後はそんなにきつくはないだろうと思ったていたんですが・・・地蔵岳から御坪までの道がアップダウンが結構あって地味に辛い・・・
そしてこの登山の最大の難所だと思った種蒔山をトラバースする雪渓まで辿り着いた。アイゼンとピッケルは持ってきていなかった。(※アイゼンいらないって言ってた飯豊町の水場調査した動画のうそつきー!)
雪渓をトラバースすればもう切合小屋なんですが、雪も締まっていて斜度も結構ある、滑ったらしたまで落ちて行きそうなので雪渓の端を登って斜度が緩やかになったところで雪渓を渡ることに変更して雪渓を渡ることができました。
雪渓を渡ればすぐ切合小屋、ここまで来ると大日岳がきれいに見えるはずなんだが・・・雲で見えない残念!
ほどなく切合小屋に到着。切合小屋はすぐ近くに水場があって非常に便利でした。
ここでしばしの休憩と食事。
そんな中食事を食べていると小屋番の人が
「オコジョだオコジョ!」
突然オコジョが登場!パンの欠片をあげたりしてみたけど警戒心が強いのかなかなか食べに出てこない。結局隠れてしまって写真に撮ることはできなかった。しかしオコジョとか初めてみたけど小さくて可愛かった。同行者の Iさんも 初めて見たとおっしゃってました。
休憩も取ってさぁ本山までもうひと頑張り!
まずは草履塚までの雪渓だ、切合小屋からみた雪渓はこれアイゼンなしで登れるのか?と不安になったけど実際に着いてみるとそれほどでもないことが分かった。
草履塚を抜けて次は御秘所、岩場で岩場の裏は断崖というスリル満点の場所ですがゆっくり確実にいけばそれほどでもなかった。でも雨や視界が悪い時はホントに注意しないとやばそう・・・
御秘所を抜ければ最後の上りの御前坂、ゆっくり着実に登り、一ノ王子に到着!そして本山小屋が見えた!
小屋は目の前ですが、水があまり残っていなかった同行者の I さんが先に水を確保しようと水場に降りてみる。
が!水場が雪の下で水が確保できない!切合小屋まで戻るのはさすがに・・・どうしようと話していてとりあえず本山小屋で聞いてみましょうと本山小屋に向かったのであった。
登り初めから約8時間、飯豊山本山小屋に到着!
さっそく小屋番の渡辺氏に水のことを話してみたところ
小屋番「水はない!」
!?なんですとー!
「水は後は買うしかないよ!500mlで500円、1.5lで1500円だ!」
あ、水売ってるんだと安心した。でもしかたないんだけどやっぱ高いなぁ(笑)
ちなみに飯豊山本山で売っているビールは山で売っているビールで日本で一番高い値段らしい。
そのお値段、350mlで1000円高い!!今年から発泡酒も売り出してこれは800円でした。まあ私は山でアルコールは取らないんで関係ありませんけどね!
テントも一応持ってきていたのですが、今日は本山小屋に泊まることにして荷物を置いて身軽になって飯豊山本山まで向かうことにした。
本山に向かう途中の登山道に小屋番さんがイイデリンドウが数輪咲いてたので目印つけて置いたから!と言っていたので探しながら向かったのですがなかなか見つからない矢印ないですねぇと話していたら Iさん がありました!との声が。
よく聞いてなかったのだが石を置いて矢印を付けてたみたい。すぐに分かりました。
ほどなく飯豊本山到着!いやーここまで長かったぁ〜眺め最高〜!
これで100名山は9座目かな!飯豊本山に到着する頃には天気もだいぶ良くなってきていて、北俣岳〜杁差岳の飯豊山を縦走する稜線もキレイにみえました。大日岳も今度は登ってみたいくなりましたね。
本山からの眺めを堪能して本山小屋に戻ってさぁ水をどうしようかと話していると、 Iさん が本山から戻る途中の雪渓から水を汲めないかと提案があった。そういえば雪渓あったなぁとりあえず行って見ましょうかと向かってみる。
着いてみるといい感じに雪渓から水が流れて出ている、一口飲んでみると、ん〜冷たくておいしい!これ最高じゃないか!
雪渓から流れているので汚れとかあるかなぁと思ったがきれいでした。これで無事に水も確保できて1500円の出費もしなくてすんでめでたしめでたし(笑)
水がなくて困っていた人が結構いて教えてあげたらお礼にコーヒーご馳走していただきました、ありがとうございました。
本山に戻ってみると小屋番の渡辺さんが居ない、なんでも予約していた人が着いてないので迎えに行ったらしい、小屋番さんってそんな仕事もやるのか?なかなか戻ってこないので本山に泊まる人達で心配しているとやっと戻ってきた。
なんでも予約していた人がへばっちゃってて荷物を変わりに運んできたらしい。しかも草履塚までもう一度行かないといけないとか言ってる!?え?草履塚からここまで結構あったぞ!?それを2往復とか・・・どんな体力しているんだ!
小屋に入って荷物を置いてゆっくり一息、今日の小屋は一階に12人?二階に10人?の賑わいでした。
一緒に登ってきた I さん と小屋で知り合った福島の方と山の話を魚に楽しい夕食でした。
就寝時間にって横になったのはいいんだけど、全然寝付けない・・・夜になって風が強くなって風音が気になって全然眠れませんでした^^;
結局1時間しか寝れなかった。でも横になっただけでも十分疲れは取れました。
寝付けないまま朝を向かえ朝日を眺めに外に出ましたが生憎の曇り空、朝日は見ることが出来ませんでした。
日が昇ってくると風も弱まって曇ってはいますがまあまあの天気。
朝食を済ませて下山前にもう一度本山まで足を伸ばしました。また来ると誓い下山開始、帰りも I さん と一緒です。
登るのはあんなに苦労したのに下りはやはり楽ですね。あっという間に切合小屋まで戻ってくることが出来ました。
切合小屋に着くとポツポツと雨が降り出してきました。
帰りの最大の難所の切合小屋過ぎの雪渓トラバース。 I さん が足を滑らせ滑落した時はホント焦りました。
なんとか途中で止まって無事にわたることができました。滑落した時の対処方法は知っていてもいざ滑落した時にそれが出来るかって言うと私は自信がありません。それが出来てしまう I さん 流石です。
地蔵岳に戻ってくる頃には雨も本降りになり風も結構出てきました。慎重にとゆっくり下山してなんと無事に下山できました。
初めての小屋泊で、念願の飯豊山に登ることが出来て大満足の登山でした。今度は朝日と夕暮れ、星空をもっとキレイにみたいなぁ。
一緒に登ってくれた I さん 本当にありがとうございました。一緒で心強かったです。
これからもよろしくお願いします。
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