天の川まばゆい幌尻岳(チロロ林道コース)
- GPS
- 34:05
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,357m
- 下り
- 2,356m
コースタイム
チロロ林道駐車場ゲート4:57-北電取水施設5:45-トッタの泉8:14-ヌカビラ岳9:43-北戸蔦別岳10:26-幌尻山荘分岐11:17-戸蔦別岳11:53-七ツ沼カール分岐12:18-七ツ沼カール分岐12:48-肩13:32-14:28幌尻岳山頂15:02-山頂直下(泊)
2日目:
山頂直下5:55-肩6:31-七ツ沼カール分岐6:57-七ツ沼カール分岐7:24-7:58戸蔦別岳8:12-幌尻山荘分岐8:40-北戸蔦別岳9:31-ヌカビラ岳10:13-11:02トッタの泉11:55-滝12:27-北電取水施設14:09-チロロ林道駐車場14:58
天候 | 初 日:晴れのちガス 2日目:快晴のちガス |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
レンタカーにてチロロ林道の駐車場へ 新千歳空港: 落雷による機材変更により19:05着が19:30をまわる。 何とかスノーショップ到着ロビー店に駆け込むも、既に閉店。 ヤマケイのDATA BOOKの20:00まで営業を信じて情報の確認をしなかった私の落ち度。 ガスボンベゲットできず。予備で持ってきた固形燃料頼みに。 ちなみに帰路確認したところ、ちゃんとプリムスの250T売ってました。(EPIはなしです。) 空港からの移動: 一旦、道東道に乗るもコンビニの心配があったので、PAでgoogle mapを検索。 夕張で降りて最後のセブンイレブンへ。 その後、道の駅「樹海ロード日高」へ。ここにも北海道コンビニ「セイコーマート」ありましたが24Hではありません。なお、この近くにももう一件セイコーマートがありました。 久々の車中泊は、なかなか寝付けず、やっとウトウトしたら出発時刻。 道の駅から1時間以内位で到着するので、トイレを考えるとここで時間を潰すのがベストかな? 駐車場: チロロ林道の無料駐車場を利用。 山と高原地図には5台とありますが、車道も含めてプラス2台はいけます。今回は軽も多かったので9台でした。 トイレもありますが、上に書いた、道の駅利用がベストでは? 海の日の三連休でこんな感じですから普段は少ないのでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況: 25km超。累積標高差2,400mのロングコースです。そのつもりで準備してください。 ◎チロロ林道ゲート 〜 北電取水施設: アップ、ダウンのどちらもある単調な林道が続きます。 ◎北電取水施設 〜 ニノ沢滝付近: 最初は、広い河原の右岸を進みますが、少しゆくと川幅が狭まる程に、渡渉が増えます。基本、ピンクのテープを目印にゆけばOKですが、復路は、2箇所程、往路と違う道を歩きました。特に、滝を過ぎて最初の頃の渡渉は、ピンクテープはあるものの、その先がどうにも行けないと思ったら、対岸の右岸の上にテープが見えたので、簡単な藪漕ぎして合流しました。雪渓の時のテープが残っていたのかもしれません。 幌尻の渡渉といえば、ずぶ濡れのイメージがあるかと思いますが、このルートは、石を渡って行くので、基本的にはまず濡れません。但し、人通りが少ないので、石にしっかりミズゴケが生えてますので、滑りやすいので注意。 恥ずかしながら私は、何ということないところで、気がつけば、一瞬、水の上で仰向けに浮いてました。 ザックの中は30Lの防水パックだったので、シュラフ等は無事でした。 ◎ニノ沢滝付近 〜 ヌカビラ岳 いきなり急登から始まります。覚悟して登って下さい。 当然、下りもきついです。 ◎ヌカビラ岳 〜 北戸蔦別岳 緩やかな登りです。 ハイマツも出てきますが、ここのハイマツは、人通りも多いので、問題なしです。 ◎北戸蔦別岳 〜 戸蔦別岳 最初はお花畑を行きますが、途中からハイマツが生い茂ります。 ここのお花畑で、クマが植物の根っこを掘り返した跡がありました。 お花畑を過ぎると、登山道は「ハイマツの抵抗が一番少ない方向(笑)」と言っていい位で、ハイマツの下に隠れてます。この状況は、肩まで続きます。 踏み跡は明瞭ですので、迷うことはないですが、ハイマツの順目と逆目でスピードが変わります。北戸蔦別岳の山頂で、ポールは早々にしまって、グローブをした方がいいと思います。素手の時は、結構、松ヤニに悩まされました。この区間の山と高原地図のコースタイムは早すぎるような気がします。きっとハイマツを刈り込みした直後のタイムではないでしょうか(笑)? ◎戸蔦別岳 〜 肩 下り切ると、七ツ沼への降り口があり、こちらの方が、緩やかなようです。 降り口を過ぎるとナイフリッジをハイマツと格闘しながら進みます。ここでクマの糞を発見しました。 肩側の七ツ沼への降り口を過ぎると肩まで急登です。 なお、肩側の降り口は結構急とのことです。 ◎肩 〜 山頂 なだらかなアップダウンを繰り返すと山頂です。 テント場: クマがいるので、自己責任と言うことでしょうか? キャンプ指定地という文字は見ません。 但し、ハイマツが生い茂るので張る場所は限られます。 )霧幼嬖務戮離魅ビラ岳側直下(数張) ∨霧幼嬖務抻劃(1張) 8幼嬖務抻劃(1張) ぜ轡直促ール(多数) 7/19の晩は5張、7/20の晩は1張だったようです。 雪渓は残っていましたが、溶けるスピードも落ちたようです。水場は、よろしくないようで、皆さん沼の水?を煮沸して飲んでいたようです。私が、7/20に北戸蔦別岳山頂で会った方は、飲むのが嫌で使わなかったそうです。煮沸するのが嫌な方は、トッタの泉でどうぞ。 この方の情報で、山頂直下のテン場を知り、結局、七ツ沼へは降りませんでした。 ニ攷山頂直下(1張) 私はここに泊まりました。 登山ポスト: ありません。 チロロ林道の入口に「入林届」があります。 下山後の温泉: 沙流川温泉ひだか高原荘 http://kougenso.jp 大人500円 私は宿泊して、ロングコースの疲れを癒やしました。 |
写真
感想
北海道百名山シリーズも、そろそろ最難関と言われる幌尻へ。
幌尻山荘の予約が取りづらいようなのでチロロ林道コースを迷わず選択も、1泊2日フルにかかるし、七ツ沼の水場も確実なのは7月中旬までとの山と高原地図の情報から、海の日の三連休に1日休みをつけることにしました。
マイルで取れるのが夜便で、スタートからガスボンベを買い損ねるアクシデント。
行動食を多めに買い込み、固形燃料でしのぐことに。
このコースとにかく長くキツイ。
元気だったのは、戸蔦別岳の山頂まで。
そこから幌尻の山頂を目指すが、ハイマツとの格闘に辟易。
ガスで見通しも効かず、肩に上がるまでがとても長かった!
なんとか山頂に着くと、ガスも少し晴れてくれました。
さて、初日の予定は、ー轡直造悗呂泙世泙星鵑ぁ⊆轡直造凌紊睥匹ないとの情報。七ツ沼はクマが怖い。す堝或でなんとかなる。タ紊BCCAの粉末を入れてしまっているが、まだ1L以上ある。ヌ斉も山頂付近で景色が見える。
以上で、山頂直下のテン泊決定しました。
夕方、ガスが再び押し寄せるも、夜22時頃目覚めると、一面の星空。これまで見たどの星空よりも美しかった!
北アルプスでも南アルプスでも、山小屋の灯りや登山者のヘッドライトがあるのに、ここには私しかいないし、近くの街の明かりも全くなし。天の川が肉眼で見れました。裸眼の視力が落ちてなかったらと少し後悔しました。
翌朝も遠くに雲海が見えるも快晴!戸蔦別岳を過ぎ、ガスが出るまでは絶景を堪能しました。
ヌカビラ岳で水が切れたので、トッタの泉で湯を沸かしランチを楽しみ、河原では、むくんだ足をたっぷりと冷やしてから無事下山しました。
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