京柱峠から土佐矢筈・綱附森・地蔵の頭・天狗塚を周回
- GPS
- 11:16
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,319m
- 下り
- 2,487m
コースタイム
3:00京上トンネル交差点で合流ー3:45天狗塚登山口下山予定地手前の林道ゲート前に一台をデポー4:15京柱峠登山開始点に一台残置
16:00天狗塚登山口から林道を下ったゲート前のデポ地点ー16:50京柱峠の残置地点に帰着
4:40京柱峠ー6:01小檜曽山ー6:22ニセ小檜曽山ー7:07土佐矢筈山7:22ー8:00アリラン峠ー10:11綱附森10:42ー12:40地蔵の頭ー13:10天狗塚13:55ー15:20天狗塚登山口ー15:55矢筈峠下の林道ゲート前デポ地点
時間配分
京柱峠〜矢筈峠(アリラン峠)(休息含む) 3時間20分
矢筈峠(アリラン峠)〜綱附森(休息含む) 2時間11分
朝食休憩 31分
綱附森〜天狗塚(休息含む) 2時間28分
昼食休憩 45分
天狗塚〜天狗塚登山口(休息含む) 1時間25分
天狗塚登山口ー林道ゲート(林道歩き) 35分
総所要時間(昼食・休息含む) 11時間15分
行動時間(休息含む) 9時間41分
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道439に戻って高知・徳島の県境、京柱峠から登山開始 |
コース状況/ 危険箇所等 |
京柱峠からアリラン峠までは特に危険な箇所は無し、アリラン峠から地蔵の頭の取り付きと地蔵の頭から天狗塚までも同様 地蔵の頭と天狗塚の南はロープが垂れてる急斜面です! 核心部は天狗塚から谷道川沿いの天狗塚登山口まで、鹿の踏み跡に惑わされないように薄い踏み跡を辿ります、本来は山仕事の作業道なのでマーキングはホントに少ないです!最初の尾根分岐を右に行くのを間違えないように! ルートを外れると登りは何とかなるかもしれないが、下りでそれると谷道川で渡れる所は他にほとんど無いので、運良く川まで辿りつけたとしても困った事になります! ☆四国温泉88箇所巡り http://onsen88.info/ ☆四国この食堂この一品88箇所巡り http://shokudo88.info/index.cgi ☆四国堰堤ダム88箇所巡り http://dam88.info/ ☆四国の駅と車窓88箇所巡り http://eki88.info/ ☆四国酒蔵88箇所巡り http://sake88.info/ |
写真
感想
剣山系30km倶楽部会員から(笑)お誘いがあったので、綱附森周辺を周回することになりました、以前アリラン峠からは行ったことあるんですが、ニセ小檜曽山から西には行ったことがない!
京上トンネル交差点に午前3時に待ち合わせです、アニーちゃんも初顔合わせなんですが吠えないでね〜!
顔合わせも終わった所で天狗塚登山口に一台デポに向かいます、降りて来る所を確認しておきたかったんですが林道のゲートが閉まってます!仕方ないので矢筈峠との三叉路に私のクルマをデポ!
SHICHI7さんのクルマで林道を国道分岐に戻り、国道?439で京柱峠に上がって、縦走開始です!
京柱峠から林道を東に50mほど入ったところが登山口、まだ暗いのでヘッドランプで登るがなかなかの急登、一時間程で稜線に上がると下の吉野川沿いの谷間は雲海の中、西方には遠く石鎚・赤石山系と手前にはアンテナ群の立つ梶ヶ森も見える!
一つ目のピーク小檜曽山は縦走路から南方向に少し離れてるのだがとりあえず寄っていく、登山道に被っている笹に着いた朝露でズボンの裾と靴はビショビショ!(´д`)
矢筈山に行く途中にあるニセ小檜曽山は本家よりだいぶん高い??(笑)山名板は小檜曽山になってた!?
ここからは緩いアップダウンの笹の縦走路が土佐矢筈山迄続く!
土佐矢筈で休憩、これから歩く稜線が呼んでます!
ひとまず矢筈峠(アリラン峠)に下って駐車場を林道を東に行った登山口から綱附森に向かう、綱附森の登り始めは急登で汗が吹き出る!山頂までもアップダウンの繰り返し、快晴で日差しは強いが風があるので少しはマシかな〜?
ヘロヘロになりながらも左に見える天狗塚にパワーを貰いながら綱附森到着!
360度絶景の山頂で汗をぬぐい小休止!
綱附森からの稜線への降りは笹の藪こぎ!鹿の踏み跡だらけで人の道はどれ?????最近三嶺方向から見ると笹を刈払ってるように見えたんですが?気のせい??!
尾根は林の中を進む、以前nanchiさん達が見つけられなかった光石への下降点気にしながら歩いたが結局わからず終いでした!
地蔵の頭の登りは何箇所かロープが下がってる!残置ロープにはあんまり体重載せないように気をつけて登る!
地蔵の頭から天狗の峠はいつ来ても心地いい!
ここで天狗塚に今日の第一登山者発見!牛の背方向からも何人か来ていた!
13時過ぎに天狗塚に到着!素晴らしい展望の山頂には心地よい風が吹いていました!
アニーちゃんは水をがぶ飲み!スポーツドリンクより水がいいみたいです!
天狗塚でこれまでの縦走路を見渡して感慨深いね〜!
天狗塚からの降り始めはこれ何処降りるの??って感じ!滑りそうな岩場の頼りなさげな枝を掴んで慎重に降りていきます!
以前に来た時にも迷いそうで不安だった尾根には鹿の踏み跡がいっぱいでどれが登山道か全くわからない!
大昔の色あせたテープを頼りに南西の尾根を辿って行くと所々に踏み跡があるような?ないような?(ーー;)途中植林に入った所を尾根から外れて九尾れで降りていきます、崩落地のトラバースを過ぎて一度少し登って岩の間を抜け、登山道以外立ち入り禁止の立札が見えたらもうすぐ渡河地点!
橋は無いので飛び石を渡って対岸に上ると天狗塚登山口に15時20分下山です!
林道を暫く歩き、ゲート前にデポした車で京柱峠に戻って周回無事完了!
京柱峠でshichi7さんと暫くテントとシュラフの話をして解散です!
国道439を西峰に降りたがすごく遠かった〜!(´д`)
やはり祖谷周りの方が早かったかな〜???(笑)
今回の企画は、京柱峠〜三嶺〜剣山〜中尾山までの縦走ライン約50kmを
トレイルするためにの事前準備として、通った事のない京柱峠〜天狗峠の
ラインを下見したいと思い、当初は京柱峠〜天狗塚までのピストン約31kmを
日帰りで単独行するつもりで予定。
それ以前にも自転車を使っての縦走をしようと考えてましたが、自転車だけでも
相当な距離になるし…
それって、もうほぼトライアスロンじゃん?(笑)という事で却下。
そこで、nekojigenさんに相談。
どんなルートですか?と水曜夜に質問したところ、とんとん拍子に話が
進んで土曜日の朝3時に京上トンネルで待ち合わせする事に。
国土地理院の登山道にも、ガイド本にも載ってない素敵なルートを選定して
いただきワクワク感一杯で喜び勇んで待ち合わせ場所に2時に到着。(笑)
nekojigenさんもほぼ同じ時刻に到着ですが、とりあえず3時までは車中で
仮眠しましょうという事でZzz…
3時に起きてご挨拶してから、2台の車を縦走ラインの両端にセッティングして
4時30分頃に出発ですが…いきなり登山口が分からずウロウロ。
登山口が分かってからは朝方の涼しい時間帯に距離を稼いでおきたいのでグイグイと
登って行く…
小檜曽山(こびそやま)1524m
ニセ小檜曽山1566m
土佐矢筈山1606m
と順調にピークハントしていき、矢筈峠へと降りてきた。
ガイド本には初級者向けと書いてあるように、ここまでの道中は分かり易く、
ガイド本にも取り上げられる程なので自然林、笹原といずれも素晴らしいです。
絶好の快晴により景色も非常に良かったので、季節を変えて再訪したいと
思いました。
土佐矢筈山から矢筈峠へと降りて来て、次はいよいよ綱附森から地蔵の頭までの
ワクワク縦走ラインです。
稜線に出るまではキツメの上りが続きますが、テンション高くなってきているので
大丈夫。でも稜線に出たら暑いやろうな〜と…思いながらもグイグイと登っていく。
稜線に出ると景色の良い縦走路を綱附森へ向けて順調に爆走。
景色が良いのでテンション下がらず、そのまま綱附森へ到着して小休止。
眼前には三嶺が見え、天狗塚や牛ノ背が見える。
そして東を向くと白髪山、石立山、剣山、次郎笈も見てとれる。
西方向には自分達が走破してきた山々と石鎚山系の山々が浮かび上がっている。
素晴らしい景色です。
でも、名前では綱附森ってなってるので、森だと思ってましたが、
そうじゃなかったのね…昔は森だったのかな?
小休止の後はいよいよ今日のクライマックス?(だと思ってたがそうじゃなかった)
地蔵の頭へと向けて出発!
いきなりの笹漕ぎ、ルートなんて分からない。
とりあえず、眼前に見えてる稜線の方向へと歩いて行けばよい。
でも、足元にある岩が見えないためつまづきそうになるのに注意。
笹漕ぎが終わって、だんだんと景色も林から山岳地帯という趣に
変わっていき、傾斜もきつくなってくる。
そして、最後はロープを使って登りきると地蔵の頭に出る前に藪の中を
ゴリゴリと押し通る。
nekojigenさんにはロープを信用しないよう言われてたので、できる
だけロープには体重をかけないようにして登りましたが、やはり体重を
かけざるを得ないようなところもあるので、そこら辺は慎重に登って
ください。
ここまでのルートは、剣山〜三嶺の縦走ラインに比べて踏み荒れていない分、
自然が多く残っており、メジャーな縦走ラインよりも縦走する価値?は
高いと思います。
ルーファイ有り、やや危険なロープ場有り、そして景色の素晴らしさも
手伝って、非常にお勧めだと思うんですが〜〜〜〜誰にも会わず。
やはり、交通アクセスの悪さと麓登山口からの距離の長さもあってか、
勿体ないほどに誰もいない縦走路でした。
綱附森周辺もnekojigenさん曰く、1年前と変わってないそうで…
それ程に人が来ないんでしょうね。
このルートをメインに色んな縦走計画を立てたら面白いと思いますが、
やはり最大のネックは車が2台必要という事ですかね…
話戻って、縦走路を地蔵の頭へと飛び出して、天狗峠を経由して最後の
ピーク天狗塚へ。ここで初めて人に会う。
4人組、2人組、5〜6名組のパーティ、そしてソロで牛ノ背方向へと
歩いている方も見える。
景色を楽しみながら昼食とし、本当に最後の今日のクライマックス。
nekojigenさん曰く、「天狗塚に登って南に降りて行こうという人は
1000人来たら1人おるかどうかやね〜」と…
確かに人が降りた形跡はあるので、降りて行けるんでしょう。
さあ、頑張っていきましょうという事でいきなりの最初の難関、
急激な下り…マジ!ここ行くの?と少しビビりながらも
降りてきて見上げたら、「ここを降りてきたんや〜」と、ちょっと唖然。
最初の難関を通り越して、自然林の中を降りて行く。
自然林の中に入ると尾根伝いに降りていきますが、ここはもうnekojigenさん
頼みでひたすら後をついていく。
そして、だんだんと高度を下げて行き、今日の本当に最後のクライマックス。
崩壊跡地!マジですか!?ここ行くんですか!?
今日一番の肝冷やしポイントやないですか!
nekojigenさんが思い出したように「そう言えば前回もここは崩壊しとったよんねぇ〜」と
言われて、「出た!知っとって黙っておいたんとちゃ〜うの」
と、突っ込みを入れたくなったが…(笑)
足を滑らしたら10m以上は滑り落ちそうな感じ。
メジャーなルートならロープを張ってあるんでしょうが、ここは超マイナーな道のため
そんなもんあるわけがない。
覚悟を決めて通る事にしたが、足が滑りそうになった一歩だけは、肝が冷え冷え。
ここを通り過ぎるとあとはひたすら降りて行き、やがて川に突き当たり、川を飛び越えて
傾斜を上がったところに「天狗塚」の標識があります。
二人して、「こんな表示があったら間違って登っていく人おるんとちゃうの?」
なんて話しましたが、たぶん誰もここには来ないでしょう(笑)
こんな、普通車並みの車だと底ガリガリ、ゴリゴリ擦りながら通行する林道で、
しかも途中で通行止めのため歩いてこなければならずです…
これはちょっとヤバいでしょう。
天狗塚から南への下山はベテランの方か通った事のある方と一緒でないと
お勧めしかねます。
天狗塚登山口から林道を結構な距離歩いてようやく車に辿りつく。
二人とも「今日は楽しかったね〜」って…
楽しいという意味は人其々に解釈が違うと思いますが、楽しかった〜!!!
それから京柱峠へと戻り、
nekojigenさんにお願いしておいたテント泊するのにどんな準備すればいいの?
という事で、nekojigenさんの道具を見せて頂き、色々とアドバイスをもらい
参考になりました。
またの同行をお願いして、帰りは見ノ越方面へと行かずに国道32号線へと
出て高松方面へ。帰りは眠たくなり、車中で少し寝るつもりがガッツリと寝てしまい、
帰宅が夜遅くなりました。
疲れましたが、充足感一杯の山行でした。
nekojigenさん、ありがとうございました。
shichi7さんありがとうございました!
去年とかいってたがよく考えたら2年前!(´д`)
ホンの2年前なのにこんな所あったっけ?地蔵の頭への登りがイヤに苦しいと思ったら、前回は京柱峠と矢筈峠間は歩いてなかった!(笑)
前回は日の暮れとの競争だったので天狗塚の下りも最初の尾根がどっちだったかよく覚えてなくて?shichi7さんにこっちはGPSのルートと違いますけど?!って言われた時には自信がガラガラって崩れそうで!
最初のテープを見つけた時にはホントに正直ほっとしました!(^O^)
nekojigenさん
こちらこそありがとうございました。
nekojigenさんと一緒で大変心強かったです。
単独行だったら途中で撤退していたかも知れません。
思い出に残る山行の一つになりました。
またご一緒に山行お願いします。
(追伸)
アドバイス頂いたテン泊装備の件、とりあえず寝袋は購入してきました。
これで小屋泊を入れた計画を立てれるので行動範囲も伸ばせます。
今回のコースを含めた京柱峠〜見ノ越までの約40kmは頭の中で繋がり
ました。
お二人ともお疲れ様でした。
良い天気で気持ちよさそう!・て実際は相当大変だったんでしょうね。
24km, 10時間40分!めまいしてきた(笑)。
きっと僕が行ったら足手まといになったの間違いないでしょう。
でも単独では絶対行かない(行けない)ルート、すごく魅力的です。
のんびりルートのおさそい待ってます(爆)。
muddy329さんこんにちは!
今回距離はありましたが、保井野から石鎚山往復よりはだいぶんマシでした!(笑)
今度、両赤石・八巻山縦走か、土小屋と面河渓谷にデポして東稜周りしませんか?(^^♪
muddy329さん
コメありがとうございます。
天候は良すぎる程に素晴らしかったです。
景色も最高で、南側から真正面に見える天狗塚と牛ノ背の景色に
魅了されました。
天狗塚から南に降りるのは…やめにしておいて…
西山林道や三嶺方面へと抜けるのも有りですね。
距離は25〜30km位にはなりますが…
距離を縮める場合は矢筈峠(アリラン峠)からでも行けますので
是非、一度お試しください。
すいません。早々にコメントしたつもりでしたが
消してしまってました
ココ数日の猛暑で、バテバテだったから行動が変です(笑
京柱峠からの縦走、お疲れ様でした。
高低差を見るとカナリ凄いですね(^ ^;
50km縦走計画の下見にしては・・・ハードですね(笑
土曜日の日中、猛暑日だったから暑くなかったですか?
ワタシは塩塚峰へ、ハイキングへ行ってましたが
(;´д`)標高1000mでは 高原らしい爽やかさが無くて
暑くて暑くて 1時間足らずのハイキングでカナリ疲れました(笑
おはようございます。
塩塚高原キャンプ場に行ったことありますが、 太陽の日差しが
きつくて暑かったのだけは記憶に残ってます。
香川県はもっと暑いですが、記憶が飛ばないよう適時休憩を
とりながら夏を乗り切りましょう。
(追伸)
紅葉シーズンには、天候が良さそうであれば熊野古道に行くことにしました。
高野山〜熊野速玉大社までの約120kmを歩いてみようと思います。
そのためには、事前に2日で60km位の行程を歩いておきたいと思います。
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