観音平から編笠山、権現岳周回 花と展望の山歩き

2014年07月26日(土) [日帰り]

• GPS: 08:32
• 距離: 13.7km
• 登り: 1,472m
• 下り: 1,473m

コースタイム

行程：8時間32分（含休憩1時間03分）
04:10観音平 - 05:05雲海 - 05:38押手川05:46 - 06:45編笠山山頂07:00 -
07:21青年小屋 - 08:23ギボシ - 08:49権現岳09:19 - 10:00三ツ頭10:10 -
10:56木戸口公園 - 11:08ヘリポート - 12:02延命水 - 12:14八ヶ岳横断道 -
12:42観音平

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・コンビニ、道の駅
　　小淵沢ICから向かう場合、IC出て中央道をくぐってすぐのセブンイレブンと
　　ローソンが最後のコンビニです。
　　また、ローソンから数百m登ったところに、道の駅こぶちざわがあります。
・観音平までのアクセス
　　小淵沢ICから八ヶ岳高原ラインをまっすぐ登っていきます。富士見高原との分岐を
　　過ぎて、最初に左折できるところで曲がります。観音平まですれ違い可能な舗装路です。
・観音平駐車場
　　無料。30~40台程度止められます。
　　駐車場入り口を左に進むと臨時駐車場あり。こちらは何台止められるか不明。
　　ここもいっぱいになると、観音平への道が路上駐車であふれます。
・トイレ
　　観音平の駐車場に簡易トイレがあります。

コース状況／危険箇所等

・登山ポスト
　　観音平登山口、山の案内図の横にあります。
・観音平〜押手川
　　危険個所は特にありません。歩きやすいです。
・押手川〜編笠山山頂
　　危険個所は特にありません。斜度がきついので下りは注意してください。
・編笠山山頂〜青年小屋
　　青年小屋付近はゴーロ状の岩場です。ペンキマークに沿って歩きましょう。
・青年小屋〜権現岳
　　途中からザレた登山道やクサリのある岩場あるきがあります。
　　登下山ともに注意が必要。
・権現岳〜三ツ頭
　　権現岳直下は斜度がキツイところがあります。
・三ツ頭〜観音平
　　危険個所は特にありません。単調な登山道が続きます。

写真

7/27 9:21

夜明け前、ヘッデンをつけてスタート。
暑さのためか、朝食を口にする気になれず、何も食べずにスタートしました。
それが、あとに響いてくることに。。。

7/26 20:35

ノハラアザミ

7/26 20:35

ヤマホタルブクロ

7/26 20:35

ミネウスユキソウ

7/26 20:35

夜が明けてきました。
とても歩き易い登山道なんだけど暑いので、急がずゆっくり登ります

7/26 20:35

雲海に到着。
向かって右手が少し開けていますが、この日はモヤがかかって眺望はありませんでした

7/26 20:35

間伐され明るくなったカラマツ林を進みます

7/26 20:36

キバナノヤマオダマキ。
特徴的な花なので、すぐに分かります

7/26 20:36

シナノオトギリ

7/26 20:36

ハナチダケサシ
樹林帯のあちこちに咲いていました

7/26 20:36

岩ゴロゴロ。
浮石ではないのでとても歩き易いです。
でも、暑さと空腹でバテてしまい足が前に出ない

7/26 20:36

重い足取りでようやく押手川。
急いで朝食のおにぎりを口にしました

7/26 20:36

押手川からまっすぐ編笠山に向かいます。
ここから斜度がきつくなってきます。
足取りが重く、ペースが上がらない

7/27 7:38

キター！！
南アルプスの山々が雲海に浮かんでいます

7/27 7:34

ハクサンシャクナゲ

7/27 7:38

富士山もばっちり見える。

7/27 7:38

澄んだ青空と雲海。
素晴らしい眺めだ！

7/26 20:36

キツイ登りが続きます

7/26 20:36

編笠山登山コース唯一の梯子

7/27 7:37

ツマトリソウ

7/26 20:36

ちょっとずつ足取りが軽くなってきた。

7/27 7:37

絵になる眺めだ！

7/26 20:36

ゴゼンタチバナ。
今回はゴゼンタチバナの花期と重なったようで、いたるところに咲いていました

7/27 7:40

タカネバラ。
ピンク色で大きくて目立つ花。始めてみました

7/27 7:39

コケモモ

7/27 7:41

シナノオトギリ

7/27 7:41

ミヤマアキノキリンソウ

7/26 20:37

編笠山に到着！
山頂は素晴らしい眺めです。まずは、八ヶ岳中央部。

7/26 20:37

中央奥には雲海に浮かぶ金峰山や奥秩父の山々。もしかしたら雲取山も見えていたかも

7/27 7:44

雲海にぽつんと浮かぶ富士山。
富士山に登っている人も大勢いるんだろうなぁ

7/27 7:42

南アルプス方面。鳳凰三山、奥に間ノ岳と農鳥岳、そして北岳、甲斐駒、仙丈岳、鋸岳と最近になって随分分かるようになってきた。

7/27 7:44

中央アルプスと御嶽もくっきり見える

7/26 20:37

北アルプスも乗鞍岳から白馬岳まで一望できます

7/27 8:03

編笠山の三角点と赤岳、権現岳

7/27 8:03

今日は右側の権現岳が目標地点。その左の三角錐のギボシを経由してあそこまで行きます

7/27 8:06

ツマトリソウとゴゼンタチバナ

7/27 8:07

ここからの眺めはお気に入りです。
今回は光が映り込んでうまく撮れなかった

7/27 8:10

岩の隙間に並ぶゴゼンタチバナ

7/26 20:37

ミヤマシシウド

7/27 8:12

ペンキマークに沿って降りるとスムーズに降りられます

7/26 20:38

青年小屋に到着。
「遠い飲み屋」の赤ちょうちんに引き寄せられそうです。でも、まだ朝なので。。。

7/26 20:38

下って来た編笠山。
振り返って見上げると、結構高く感じます

7/26 20:38

ヨツバシオガマ

7/27 8:14

シロバナヘビイチゴ

7/26 20:38

ムカゴトラノオ

7/26 20:38

マイヅルソウ

7/26 20:38

キバナノコマノツメ

7/26 20:38

ミヤマニガイチゴ

7/27 8:16

ハクサンシャクナゲ

7/27 8:17

のろし場から見たギボシと権現岳。
森林限界を超え、ここからザレ場の登り。直射日光をモロに受けて気温、体温ヒートアップです

7/27 8:18

太陽がギラギラ照りつける！
この白岩の三角錐、迫力あって甲斐駒を思い出させます

7/27 8:19

稜線の奥には阿弥陀岳も見える

7/27 8:20

シコタンハコベ

7/27 8:20

ウメバチソウ

7/26 20:39

タカネグンナイフウロ

7/26 20:39

ぽつんと咲くカラマツソウ

7/27 8:22

たくさん咲く花を見ながら黙々と上を目指します

7/27 8:22

タカネナデシコ。
ここ1ヵ所でしか見ませんでした

7/27 8:23

イブキジャコウソウ

7/27 8:23

イワツメクサはこれからですね

7/26 20:39

ミヤマオトコヨモギ

7/26 20:39

7/27 8:24

7/26 20:39

足元の花も良いですが、眺めも最高！

7/26 20:39

ザレた道が続きます

7/26 20:39

キバナノコマノツメ

7/26 20:39

イワオウギ

7/26 20:39

クモマニガナ

7/26 20:39

ミヤマキンバイ

7/26 20:39

ここにも咲いていました、タカネバラ

7/26 20:39

コバノコゴメグサ

7/26 20:39

チシマギキョウ。
岩稜帯のあちこちに咲いていました

7/26 20:39

急登です。青空が眩しい！

7/26 20:39

頂上はまだ遠い

7/26 20:40

崖に咲くイワベンケイ

7/27 8:27

イワギキョウとその奥に見えるのが権現岳山頂の岩稜

7/26 20:40

右側は切れ落ちてます。足元注意

7/26 20:40

花咲く岩場を緊張しながら進みます

7/26 20:40

そして、岩場の急登

7/27 8:33

稜線まで上がると、絶景が広がっています！
いつもガスって見えなかった風景。これが見れただけで、今回は大満足！

7/26 20:40

そして、いつもギボシをスルーしてましたが、今回は、ギボシ頂上に行ってみます

7/26 20:40

思ったより広かったギボシ頂上。
独り占めです

7/26 20:40

ちょうど歩いてきた編笠山から続く登山道が見える

7/26 20:40

ギボシの頂上には石仏が置かれていました。
この石仏、どこを見ているのかな？

7/27 8:34

ギボシ頂上からの展望いいですね。
八ヶ岳中央部を始め、蓼科山まで見えました

7/26 20:40

一通り、景色を楽しんでから、権現岳頂上を目指します

稜線上に咲くミヤマアキノキリンソウ

7/27 8:43

権現小屋脇に咲くミヤマキンポウゲ

7/26 20:41

権現岳直下の小屋。
良い場所にありますね

7/26 20:41

権現小屋の少し上に赤岳方面キレットに進む分岐があります。以前、キレットを歩いた時は、ガスってて、まったく展望ありませんでした。
こういう天気の時に歩きたい、と思いましたが、今回は無理せず三ツ頭方面に下山します

7/27 8:43

分岐点からの展望。
東側からガスが湧いてきてます。それが赤岳にかかって、躍動感がでてる

7/27 8:45

赤岳アップ

7/26 20:41

権現岳山頂に向かいます

7/26 20:42

分岐点近くからのこの景色もお気に入りです

7/26 20:41

ミヤマダイコンソウ

7/26 20:42

ミヤマキンバイ

7/27 8:48

権現岳山頂に到着！
最高の天気に大満足

7/26 20:41

山頂の槍とギボシ

7/26 20:41

権現岳山頂から見る富士山

7/26 20:42

権現岳山頂から見るギボシと権現小屋

7/26 20:42

権現岳山頂直下の社。
奥の岩、仏様が座っているように見える

7/26 20:42

左下、岩の抜け穴も見つけられました

7/26 20:42

三ツ頭に向かって真っすぐ下山します。
富士山を正面に見ながらの下山、ゼイタク〜！

7/26 20:42

振り返ると、青と緑が美しい

7/26 20:42

三ツ頭、こう見ると結構存在感あります

7/27 8:55

権現岳、阿弥陀岳、赤岳、どれも存在感あって、見ていて飽きません

7/27 8:57

三ツ頭に到着

7/26 20:43

キアゲハがいました

7/26 20:43

中央の尾根を下ります

7/27 9:04

上からの日差しと照り返し、風も吹かない樹林帯は熱気で猛烈に暑い！

7/26 20:44

少し開けた場所にでました。気が付くと、編笠山を見上げる位置まで下ってました

7/26 20:44

いい雰囲気の登山道です

7/26 20:44

権現岳もはるか上

7/26 20:44

オトギリソウ
ほとんど終わっています

7/26 20:44

ホソバコゴメグサ

7/27 9:07

キバナノヤマオダマキ

7/26 20:44

イブキジャコウソウが群生していてヒョウモン蝶がたくさんいました

7/26 20:44

クモマニガナ

7/26 20:44

単調な下山道。
やっぱ後半は飽きてしまった

7/26 20:44

ハクサンオミナエシ

7/26 20:45

ヨツバヒヨドリ？

7/26 20:45

ニガナ

7/26 20:45

ニッコウキスゲ
大きくて目立ちます。下山中に3ヵ所だけ咲いてました

7/26 20:45

整備されたカラマツ林。
日当たり良い分、暑さも半端ない

7/26 20:45

シロバナハナニガナ

7/26 20:45

延命水には寄らず、まっすぐ下山

7/27 9:09

キオン

7/26 20:45

ようやく八ヶ岳横断歩道にでました

7/26 20:45

ここから観音平までが意外に長い。
猛暑の熱気にやられ、すっかりスローペース

7/26 20:45

サワギク

7/26 20:45

ガクアジサイかな？

7/26 20:45

シモツケ

7/26 20:45

長い階段で沢筋に下ります

7/26 20:45

7/26 20:45

ノハラアザミ

7/26 20:45

枯沢を渡り、観音平まで最後の登り返しです

7/26 20:46

観音平に到着。
本当に暑い1日でした

撮影機器：

COOLPIX P340 ニコン

D700 ニコン

感想

hmnt

この週末、北アルプスでもう少し長いコースを歩くつもりでした。でも、予想以上の気温の高さ、猛暑と言うことで急遽、もう少し距離の短い編笠山、権現岳の周回コースに変更しました。

このコース、3年前、体力・装備共に準備不足のまま急な思い付きで歩いたために、膝の痛みと両足に酷いマメを発症。途中から何度も「遭難」の言葉が頭をよぎりつつ、激痛と闘いながら、心身ともにボロボロになりながらなんとか下山したという、とても苦い思い出のあるところです。

体力、装備、経験共に当時から確実にアップした今回、当時を振り返りつつ、自信と余裕を持って楽しみながら歩くことができました。

心配していた暑さはやはり厳しく、特に標高を下げた終盤はバテたんで、行き先変更して正解だったかな。あと、スタート時に何も口にしなかったので、出だしにシャリバテになったのは反省点です。

そして、今回、天気に恵まれ、これまで見れなかった権現岳から赤岳方面の展望を拝むことができたり、想像以上に花がたくさん咲いていて、これぞ「ザ・夏山」と言った感じ。たっぷり山歩きを満喫できて、思い出深い山行になりました。