白山(砂防新道→展望歩道→御前峰→観光新道)

2014年07月29日(火) ~ 2014年07月30日(水)

• GPS: 13:49
• 距離: 17.2km
• 登り: 1,614m
• 下り: 1,603m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:17
• 休憩: 0:31
• 合計: 4:48

距離 5.9km 登り 946m 下り 79m

9:55 別当出合
10:46 11:01 中飯場
12:15 12:20 別当覗
13:03 13:11 甚之助避難小屋
13:43 13:46 南竜分岐
14:43 南竜山荘

2日目

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:35

距離 11.3km 登り 671m 下り 1,548m

6:35 南竜山荘
7:31 7:36 アルプス展望台
8:44 9:02 白山室堂
9:45 9:58 白山
10:28 10:51 白山室堂
11:17 11:19 黒ボコ岩
14:48 15:00 別当出合
15:10 ゴール地点

1日目 昼食11:44〜12:08
2日目 昼食(蛇塚)11:37〜11:53

天候

晴れ(室堂19℃,御前峰25℃)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中国道→名神→北陸道 福井北IC→R416→R157→白峰交差点を右折→ 県道33号線→市ノ瀬を経て別当出合駐車場

コース状況／危険箇所等

下りに使った観光新道の「馬のたてがみ」から少し下りたところと「別当坂分岐」からの下りが急なのですべらないように注意する。その他の登山道には危険箇所はない。

その他周辺情報

下山後、白峰温泉の「民宿かわおく」で宿泊した。ここはシャンプー、セッケン、浴衣はあるが、カミソリ、ハブラシ、歯磨き粉、ドライヤーがないので注意。夕食６時、朝食８時(時刻は交渉で少し変更できるかも？)でした。宿泊客が少ない(今回4名)ので１人１部屋となりゆったりできる。料金は1泊２食で約7,900円(領収書をもらわなかったので、うろ覚え)でした。料金は各自で確かめてください。

写真

7/29 9:48

今日は平日でマイカー規制がないので、別当出合駐車場に駐車して登り始めました。約8割から9割程度の駐車率で上の道路脇にも駐車していました。市ノ瀬は携帯が繋がるが、別当出合は圏外。

7/29 9:49

別当出合周辺図です。写真をクリックして[元サイズ]をクリックすると拡大します。

7/29 9:57

別当出合です。奥の吊り橋から砂防新道に入ります。

7/29 10:04

前の写真の右に見えている白山登山案内図です。写真をクリックして[元サイズ]をクリックすると拡大します。今回は「砂防新道〜南竜道〜南竜山荘(泊)〜展望歩道〜御前峰〜観光新道」で別当出合から周回しました。

7/29 11:15

砂防新道の途中にあった航空写真です。写真をクリックして[元サイズ]をクリックすると拡大します。今回歩く登山道がよくわかります。

7/29 10:08

吊り橋を渡りきってから吊り橋を撮りました。

7/29 10:18

ウバユリ

7/29 10:18

ヤマアジサイ

7/29 10:54

中飯場に到着。ガイドさんがここの水は飲めないといっていました。

7/29 10:54

中飯場に次々と団体の登山客が下りてこられました。ここで会った登山客から「ハクサンコザクラがきれいだった」という感想を聞きました。写真のマットは外来植物の種を落とすためです。

7/29 11:14

中央の万才谷の上から2番目の滝が不動滝。

7/29 11:29

次々と団体の登山者に出会います。

7/29 11:37

途中に大きなダケカンバの木がありました。ここから少し登ったところで昼食(11:44〜12:08)。

7/29 12:52

一番高く見える山の右が別山らしい。

7/29 12:59

彩雲です。彩雲とは「太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象」Wikiより。

7/29 12:24

タカネニガナ

7/29 12:48

「クロサンショウウオ」の幼生。登山道横の水たまりにいました。

7/29 13:04

オオバミゾホオズキ

7/29 13:06

よく晴れました。暑いです。

7/29 13:10

甚の助避難小屋に到着。

7/29 13:11

新しくなった甚の助避難小屋。右がトイレ。

7/29 13:11

甚の助避難小屋の前には休憩用のテーブルが数台あり展望がよい。手前に甚の助谷、奥に別山が見える。

7/29 13:32

ヨツバシオガマ

7/29 13:32

ヤマブキショウマ

7/29 13:37

柳谷川の橋の右上に少し見えているのが別当出合駐車場です。

7/29 13:50

ここが南竜山荘への分岐(南竜道への分岐)です。まっすく登ると室堂へ行きます。右に進みます。

7/29 13:51

南竜道は最初トラバースの道で、後半は下りになります。

7/29 13:53

ハクサンフウロ

7/29 13:55

甚の助谷と甚の助避難小屋が見えました。

7/29 13:59

ミヤマタンポポ

7/29 14:01

オオハナウド

7/29 14:05

別山への縦走路が見えます。

7/29 14:09

南竜ヶ馬場にある南竜山荘が見えてきました。

7/29 14:17

沢に架けられた小さな橋を渡れば南竜山荘はすぐです。右上はオオシラビソ林。

7/29 14:26

一番左奥が南竜山荘で、右手前の南竜総合受付で受付と料金の支払いをします。

7/29 14:48

南竜山荘の2階が泊まる部屋になっています。南竜山荘は携帯は圏外。公衆電話が2台ある。(使わなかったので料金は不明)。室堂ではdocomoが繋がる。洗面所の水は飲めます。また、トイレは水洗で宿泊客には好評です。(1台はウォシュレット付きだとか)

7/29 15:12

今日は最終的に上のベッドで定員8名で6名寝ました。真ん中2名分は予備であけておかないといけないので、かなり窮屈でした。

8/20 16:48

ベランダの様子です。4年前に泊まったときの写真です。今回は前回とは違って体力に余裕がなかったせいか、外へは出ませんでした。ずっと横になっていました。

7/30 6:44

翌7/30南竜山荘を出てすぐ(展望歩道の最初の所)の広々としたところです。左の尾根に取り付きます。

7/30 6:46

左の尾根の取り付きに近づいてきました。

7/30 7:17

途中の沢に雪が少し残っていました。

7/30 7:18

ウラジロナナカマド

7/30 7:26

一番奥の高い山が別山？

7/30 7:37

アルプス展望台の手前にあるお花畑に咲く「カライトソウ」。

7/30 7:41

アルプス展望台に到着。

7/30 7:41

アルプス展望台にある方位盤

7/30 7:58

今日は視界があまり良くないのでアルプスは見えませんでした。

4年前の8/20にアルプス展望台から撮った写真です。このときは北アルプスが見えました。

7/30 8:16

室堂平に出ました。ハイマツ越しに別山が見えます。

7/30 8:18

進行方向に御前峰が見えました。

7/30 8:24

コイワカガミ

7/30 8:31

クロユリ

7/30 8:26

ハクサンイチゲ

7/30 8:33

アオノツガザクラ

7/30 8:38

クロユリの群生(大きいのはコバイケイソウ)

7/30 8:37

ハクサンコザクラ。初めて見た。今回見た花の中で一番印象に残った花です。

7/30 8:27

ハクサンコザクラは室堂平にたくさん咲いていました。

7/30 8:42

室堂センターが見えてきました。

7/30 8:51

室堂センターの北側に白山奥宮祈祷殿(現在新築中)と御前峰が見える。写真の鳥居の右横から御前峰に登っていきます。

7/30 9:12

霊峰白山の説明板。

7/30 8:52

室堂センターの北側。コーヒー(500円。インスタントではない。)を買って中の食堂で飲む。これで少し疲れがとれた気がした。コーヒーの紙コップは各自で持ち帰る。この右側に水場があり、この水は飲めます。

8/21 9:11

4年前の8/20に撮った室堂周辺案内図。この案内図は現在あるかどうか未確認。

7/30 10:59

室堂センターの南側。

7/30 10:58

白山莊。

7/30 9:21

室堂から御前峰の間の登山道脇に咲いていた「イワギキョウ」。

7/30 9:35

室堂と御前峰の中間点。もう一息で御前峰。

7/30 9:52

御前峰白山奥宮。この西側に三角点と頂上がある。

7/30 9:59

御前峰2702mに到着。

8/21 10:20

頂上の写真がうまく撮れなかったので、4年前の8/20に撮った写真を掲載します。このときの方が視界が良かった。

7/30 9:56

左が油ヶ池、右が紺屋ヶ池。4年前に池めぐりコースは歩いたので今回は行きません。

7/30 9:57

室堂も見えています。

7/30 10:03

御前峰白山奥宮の東側にある方位盤

7/30 10:11

御前峰から下りてきたとき見つけた花。イワツメクサ。

7/30 10:29

御前峰から下りてきたとき見つけた「クルマユリ」。

7/30 10:34

登った御前峰を振り返る。

7/30 10:59

室堂センター前の花。ミヤマキンポウゲ？

7/30 11:01

御前峰にガスがかかってきた。

7/30 11:03

五葉坂を下る。奥は弥陀ヶ原で、左の道がエコーライン、右が黒ボコ岩への道。右の道を通って下山する。

7/30 11:17

弥陀ヶ原

7/30 11:17

弥陀ヶ原から御前峰を振り返る。

7/30 11:23

弥陀ヶ原に降りてくるガス。

7/30 11:25

黒ボコ岩。

7/30 11:24

黒ボコ岩のそばの岩。ここが観光新道と砂防新道の分岐になっている。この岩の右が観光新道の下り口。

7/30 11:25

この坂を下りていくと砂防新道へつづく。

7/30 11:29

イブキトラノオ

7/30 11:32

ミヤマダイモンジソウ

7/30 11:34

オトギリソウ

7/30 11:34

観光新道のお花畑

7/30 11:35

カラマツソウ

7/30 11:37

ハクサンボウフウ

7/30 11:39

シナノキンバイ

7/30 11:42

蛇塚。ここで南竜山荘の弁当を食べる(11:37〜11:53)。

7/30 12:10

シモツケ。左下の白い花は「ヤマハハコ」。

7/30 12:10

タカネナデシコ

7/30 12:12

観光新道のお花畑。ニッコウキスゲが多い。

7/30 12:13

テガタチドリ

7/30 12:18

ニッコウキスゲ

7/30 12:20

イワオウギ

7/30 12:22

馬のたて髪。4年前は立っていた。この付近で蝶の調査をしている人に会いました。

7/30 12:29

ハクサンタイゲキ

7/30 12:29

オタカラコウ

7/30 12:40

タテヤマウツボグサ

7/30 12:42

ハクサンシャジン

7/30 12:46

殿ヶ池避難小屋は上の重機があるところに現在建造中。トイレは使用可。

7/30 12:58

写真中の2本の矢印の間付近が別当坂分岐。ここから急坂を下りてゆく。

7/30 13:06

途中の湿原にあった白い花。キヌガサソウ。

7/30 13:26

ウラギンヒョウモン？旅する蝶「アサギマダラ」も飛んでいました。

7/30 13:30

ハクサンオミナエシ

7/30 13:36

仙人窟

7/30 13:48

ヨツバヒヨドリ

7/30 13:54

コメツツジとガの仲間。この植物の名前は帰りの道で出会った単独登山者に教えてもらいました。小さい花なので見落としやすい。

8/21 16:01

登山道にあった模様のある石(4年前に撮影)。ネットで調べると「これはテトリシジミです。中生代ジュラ紀〜白亜紀、手取層群の湖底堆積物の泥岩から産出する二枚貝化石」という記述がありました。

7/30 14:00

別当坂分岐。ここで直進せず左に曲がります。ここからしばらく急坂を下りてゆく。

8/21 16:28

急坂を振り返る。4年前に撮影。

7/30 14:54

観光新道出口。

7/30 14:55

別当出合にもどってきました。29℃。暑い。

撮影機器：

DMC-FT2 Panasonic

FinePix F460 FUJIFILM

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

備考

スパッツは不要だった。

感想

ymgoro

1．4年前の2010.8.20〜21に今回のコース＋池めぐりコースを歩きました。このとき咲き終わっている花が多かったので、今回(7/29〜30)池めぐりコースを除いたコースで7月の終わりの花の多い時期に登ってみました。

2．前回とほぼ同じように自宅を午前3時頃出発してそのまま登山したので、南竜山荘に着く頃には少し疲れと軽い高山病(軽い頭痛)が出てきました。南竜山荘に着いてからベッドに毛布をかぶらずに横になった。そのためか腹が冷えて、腹が少し痛かったが、夕食(17時)をなんとか完食した。毛布を2枚かぶってじっと横になっていたら痛みがおさまってやれやれ。

3．4年前はややシーズンオフだったのか南竜山荘はよくすいていてゆったりできたが、今回はほぼ満員で、寝るとき窮屈だった。あまり熟睡はできなかったが、翌日7/30は軽い高山病(軽い頭痛)もほぼおさまり、朝食(6時)も完食できた。

4．弁当をもらって南竜山荘を出て歩き始めると前日より体調は良くなっていた。展望台からはアルプスは見えなかったが、室堂平では初めてハクサンコザクラを見ることが出来て良かった。

5．今回は池めぐりコースは行かなかったので、コースに余裕がもて、観光新道で高山植物をたくさん撮影できた。

6．前回と同様、帰りの観光新道の後半は暑かった。