北アルプス - 薬師岳から笠ケ岳へ
- GPS
- 102:02
- 距離
- 60.4km
- 登り
- 5,137m
- 下り
- 5,387m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:10
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:50
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 11:20
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 10:20
天候 | 前半雨、後半晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
折立-薬師:太郎兵衛平まではゆるやか。薬師峠から薬師平は沢沿いでやや急。まだ雪渓は残るがアイゼンは不要。 薬師-黒部五郎-黒部五郎小屋:黒部五郎から黒部五郎小屋へのコースは2つ。ガスの為カールコースでなく稜線コースを取ったが、岩場の急なアップダウンが連続し、とても疲れた。 三俣蓮華-鷲羽岳ー水晶岳:鷲羽への稜線は強風(7/19)で要注意。 岩苔乗越-三俣山荘:ワリモ岳からの雪渓は長く、アイゼン着用がおすすめ。スンーブリッジに要注意。1度踏み抜きを経験。 三俣山荘-双六小屋:双六巻道は通行不能。中の巻道を利用。 双六-弓折岳-秩父平:ほぼゆるやかな尾根歩き。花も楽しめる。 秩父平-秩父岩:秩父平から秩父岩への急登はほぼ垂直な雪渓で今回の全コース中もっともハードだった。ロープがなければかなり怖かったかも。 秩父岩-折戸岳-笠ケ岳:アップダウンはあまりなし。 折戸岳-杓子平-笠新道-新穂高: 笠新道くだりは杓子平から前半はやや急。全体に長い道で登りには使いたくない。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉「ひらゆの森」の露天風呂は開放感があり、登山の疲れを癒せます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
備考 | ハイドレーション(自作)は初使用だがかなり有効だった。 |
感想
7/17(水)
前泊の立山から始発の電車、バスを乗り継いで折立登山口へ。バス乗車中は激しい雨でどうなることかと思いきや、折立では雨は上がり三角点からの尾根は薬師岳を望めるほどに回復。
五光ベンチから太郎兵衛平は地図のコースタイムに相違し30分で小屋へ。
ここから天候が不安定に。薬師峠で昼食後沢沿いの急登を薬師平へ。沢沿いにはキヌガサソウ、サンカヨウ、リュウキンカ、ミズバショウ、ミツバノバイカオウレンなどが目を楽しませてくれます。いくつか雪渓がありましたがアイゼンは不要。
薬師岳山荘に着く10分くらい前から本格的に雨降り。一旦荷を小屋に預け空身で薬師岳山頂へ。強風とヒョウに見舞われる中山頂到着。当然展望はなし。
薬師岳山荘は改装されてきれい。この日の宿泊は14名。折立までのバスで一緒だった方は2名とも翌日は雲ノ平へ向かうとのこと。黒部五郎を目指すのはどうも私くらい。
7/18(木)
雨止まず。太郎兵衛平で給水の予定でしたが、にごり水で使えず。
ここからガスと雨の中をひたすら黒部五郎を目指します。結局一日中雨と風とガスで展望もなし。黒部五郎岳山頂からは稜線コースを取ったのですが岩稜の激しいアップダウンで大幅スピードダウン。黒部五郎小屋へは5時ころ到着しましたが太郎兵衛平から小屋まで誰にも会わずでした。そしてこの日の宿泊は私以外は1名のみ。
7/19(金)
小雨の中を出発。三俣蓮華を経て三俣山荘に9時着。 荷を軽くして鷲羽岳、水晶岳へ出発。宿のスタッフから「夕食の5時までに帰れるようにしてください。」と念を押されたので少々スピードアップを心がける。
鷲羽岳は強風の為山頂滞在は3分程度。ワリモ岳への途上でミヤマクワガタ、シコタンソウ、ダイモンジソウ、イワベンケイなどを観察。
ワリモ北分岐でそそくさと昼食を取り、次は水晶岳。雨とガスと山頂近くの急登をこなし水晶岳山頂へ着くと一瞬の青空。
三俣山荘への帰路はワリモ下の雪渓を経由。黒部川源流のこの雪渓にはまだ雪が多く、また距離が長いので軽アイゼンを装着。踏み抜きには注意していたものの1度片足を踏み抜いてしまった。 三俣山荘へは4:50着。夕食前に着けた。 さてここの夕食はシカ肉のシチュー。北アルプスにも進出してきたシカを減らす為に食材として積極的に提供しているとのこと。シカ肉は何度も食べたことはあり結構おいしい。
7/20(土)
山荘から時折槍ヶ岳が顔を覗かせる。今日は雨の心配はなさそう。
双六岳巻道(下)は通行不能で中道を通る。双六小屋は大勢のハイカーでにぎわっていた。ここで本日は笠ケ岳を目指すことに決定。弓折乗越までの緩やかな尾根道はクロユリも見られる。 秩父平までは似たようなややゆるやかな起伏が続く。 しかし秩父平から秩父岩肩までの間に急登の雪渓が立ちふさがる。前を行くハイカーは12本爪アイゼンを装着。ロープがあるのでそれを伝っていけばアイゼンは必ずしも要らなかった。 雲は次第に切れて行き、尾根からは笠ケ岳を望むことができた。今日のゴールが見えると元気が出てくる。 笠ケ岳山荘へ16:50着。ここはテント組も含め宿泊者がとても多い。2日前の黒部五郎小屋の2名からは考えられない賑わい。
7/21(日)
山荘前から日の出前の槍穂高が見事なシルエットで浮かびあがる。約15分かけて笠ケ岳山頂へ。そして槍ヶ岳の左から上がるご来光を仰ぐ。今日は良い天気だ。下りながらも景色に見とれ頻繁に写真を撮る。東は槍穂高と雲海。北は薬師岳、黒部五郎岳や立山も。 南東は乗鞍、焼岳の絶景。なかなか前進できない。
笠新道は炎天下ではかなり苦痛。登山口を左俣林道へ下りたのは正午前。後は新穂高までゆっくりと林道を行く。
平湯温泉「ひらゆの森」でたっぷりと入浴時間を取り数日間の汗を流す。
若いころはともかく、60を過ぎて5日間の縦走が出来たのは大きな自信になりました。
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