北アルプスの秘境へ!【雲ノ平~高天原】


- GPS
- 25:15
- 距離
- 56.5km
- 登り
- 4,318m
- 下り
- 4,303m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:22
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 10:36
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 6:03
折立 03:56発
1870.6 04:55着 05:07発
五光岩ベンチ 05:56着 06:06発
太郎平小屋 06:35着 06:51発
薬師沢小屋 08:10着 08:22発
木道エリアに入って最初の広いところ 09:21着 09:28発
祖母岳 10:10ピストン
雲ノ平山荘 10:25着 10:59発
雲ノ平キャンプ場 11:21着
8月15日(金) コースタイム【14:15】
雲ノ平キャンプ場 03:57発
高天原山荘 05:40着 05:44発
夢の平 06:05ピストン
龍晶池 06:08ピストン
高天原温泉 06:15着 06:44発
高天原山荘 06:56着 07:22発
水晶池 07:56ピストン
岩苔乗越 08:55通過
祖父岳 09:23通過
スイス庭園 09:54ピストン
雲ノ平キャンプ場 10:04着 11:17発
黒部源流標 12:36着 12:43発
三俣山荘 13:04通過
三俣蓮華岳 13:43通過
黒部五郎小舎 14:36着
8月16日(土) コースタイム【10:25】
黒部五郎小舎 04:20発
2671東の小ピーク 05:08着 05:15発
黒部五郎岳 05:45通過
中俣乗越 06:37着 06:51発
赤木岳 07:14通過
北ノ俣岳 07:40通過
太郎平小屋 08:32着 08:49発
折立 10:23着
天候 | 14日(木) 曇りときどき雨 15日(金) 雨 16日(土) 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎残雪 私が歩いたルート上には残雪なし(ルート外はありました)。 ◎黒部五郎岳の稜線ルート(他は省略) 黒部五郎小舎を4時20分に出発したため、前半はヘッデン行動でした。ペンキマークが豊富で特に迷うところはありませんでしたが、昨夜から続く雨の影響で小屋付近の登山道は川化していました。また切り立ったところで大きな露岩伝いの歩行もあるので強風時はお勧めしません。アップダウンも多少なりあるため体力に不安のある方はカールルートの方がいいと思います。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は立山グリーンパーク吉峰にて。 https://www.yoshimine.or.jp/ |
写真
感想
憧れていた北アルプスの秘境エリア、そんなに天気が良くないことは分かっていた。
曇りときどき雨程度だろうと・・・・。
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8月12日(火)
夜出発。途中で車中泊(いろいろ考えて行きは下道、帰りは高速)。
8月13日(水)
上越市内のスーパーでパン、富山市内のコンビニでおにぎりを買う。富山市内で夕食を済ませ、折立に17時半ごろに着く。下山者と入れ違いで登山口近くの駐車場に止められた。まだ明るいのでフラフラと散策。車中泊。
8月14日(木)
3時起床。ゆっくりと準備をする。雨が降ってきたので雨具を着る。
折立 03:56発
ヘッデン行動で出発。雨も止み、暑いので雨具を脱ぐ。
1870.6 04:55着 05:07発
薬師の稜線と太郎平小屋の明かりが見える。今日は天気良さそう。
五光岩ベンチ 05:56着 06:06発
太郎平小屋 06:35着 06:51発
小屋に着くと広場でラジオ体操をしている。登山届けを提出し、薬師沢へ向かう。途中、何度か渡渉(橋)をする。高度を下げてから薬師沢小屋までの道が思ったより長く感じる。
薬師沢小屋 08:10着 08:22発
小屋は賑わっている。太郎平と雲ノ平、どちらへ行くのだろうか。橋を渡ってはしごを降りて急登スタート。黙々と登る。樹林の谷間なので風はない。
木道エリアに入って最初の広いところ 09:21着 09:28発
長かったような短かったような。いや、短いわけはないのだが思ったより楽に登れてしまった。それにしても雨が降らなくて本当によかった。雨具を着ていたらどれだけ辛い登りになったことか。
祖母岳 10:10ピストン
分岐に荷物を置いてピストンする。帰り道に雨が降ってくる。ここまで降られなかっただけでもよしとしよう。
雲ノ平山荘 10:25着 10:59発
すぐに止むと思っていた雨がなかなか止まない。小屋に泊まる誘惑に駆られる。混み具合を尋ねている登山者の話を盗み聞きすると「とりあえず布団1枚に2人で、夕方までにそんなに混まなかったら開放する」とのこと。また明日の予報は曇りのち雨らしい。明日は小屋泊にする可能性が高いから今日はテントで頑張ることにする。結局この日の山荘は今シーズン1の混み具合だったらしい。あの予報なのにすごいっす。みんなも私もよくこんなところまで来たな。雨が止んだので山荘を出発。
雲ノ平キャンプ場 11:21着
雨が止んでいるうちにテントを張る。テン場は広さの割りに露岩が多く、そんなにスペースがないように感じた。が、まさかの100張り。植生復元で立入禁止となっているエリアにまで張っている方もいたけど、しょうがないのかな。ちょっと切なくなった。一方で張るスペースがないからと小屋泊に切り替える方もいた。
8月15日(金)
2時半起床。
雲ノ平キャンプ場 03:57発
夜中雨が強かったけど出発時には止んでいる。テントに一部の荷物を置いて高天原に向けて出発。行きは高天原峠経由、帰りは岩苔乗越経由。ガスっていて雲ノ平山荘北側の露岩帯に苦戦する。
高天原山荘 05:40着 05:44発
写真で見ていたあの光景がここにあった。
夢の平 06:05ピストン
龍晶池 06:08ピストン
高天原温泉 06:15着 06:44発
超絶気持ちよかった。下山して温泉から出ると体中が痛い、あの感覚になった。もう動きたくない。山荘に戻る途中で雨が降ってくる。ここまで降らなかっただけよしとしよう、うん。それにすぐ止むだろう。
高天原山荘 06:56着 07:22発
待てど待てど止む気配がないので雨具を着て出発。岩苔乗越まで長い登りだからできれば着たくなかった。
水晶池 07:56ピストン
登山道から外れたところにあります。
岩苔乗越 08:55通過
乗越に着くと猛烈な雨と風。雨が顔に当たって痛い。疲れてはいるが休憩する気もしてこないのでテン場まで一気に行く。テントが心配だ。
祖父岳 09:23通過
祖父の手前でソロの女性とすれ違った。お互いあまり言葉を発することなく、笑いあった。「この天気の中で1人で何してるの???」と双方感じたことだろう。
スイス庭園 09:54ピストン
雲ノ平キャンプ場 10:04着 11:17発
テントは無事だ。ペグがしっかりと効いている。雨具のままテントに入ってスープを作りながらこれからのことを考える。進む、停滞、撤退と考えたが薬師沢の増水を懸念すると素直に進んで三俣か黒部五郎の小屋で必要なら停滞することにする。それと「猛烈な雨と風」とはいっても自分の中では「これくらいならまだ許容範囲」ということも大きかったかもしれない。
黒部源流標 12:36着 12:43発
日本庭園付近から登山道が川になっている。始めは水の中を歩かないように気をつけていたがすぐにどうでもよくなった。また、びしょ濡れになっているために黒部源流の渡渉も躊躇なくできた。
三俣山荘 13:04通過
三俣蓮華岳 13:43通過
黒部五郎小舎 14:36着
三俣蓮華からとてつもなく長く感じた。おまけに川部分も長かった。小屋に混み具合を聞くと「今のところ2畳に3人、予約していない人がこれから大量に来なければ夕方開放」とのこと。こんな天気なのにそれなりに混んでいる。テント撤収のときに決めていたことだが小屋泊にする。水場の水はほんのりと濁っている。大雨で採水地も濁ってしまったのだろう。気にせずにそのまま飲んだけど、24時間以上経過してもなんともありません。
8月16日(土)
3時起床。暑いくらい快適で寝苦しい夜だった。贅沢な話だ。
黒部五郎小舎 04:20発
雨。風は穏やかなので稜線ルートを進む。
2671東の小ピーク 05:08着 05:15発
稜線ルート、晴れていたら素晴らしいルートだろう。なぜ破線なんだろう?(山と高原の地図2008年度版)
黒部五郎岳 05:45通過
雨は止んでいる。このまま好天になるんじゃないかと甘い期待を抱く。
中俣乗越 06:37着 06:51発
赤木岳 07:14通過
甘い期待はあっさりと裏切られ、また猛烈な雨風となる。雨で顔が痛い。
北ノ俣岳 07:40通過
依然、雨は強いが雨具から手を出しっ放しにしているのに寒くない。気温は低くないようだ。山頂を過ぎて少しすると雨風が弱まる。
太郎平小屋 08:32着 08:49発
小屋に着くと雨は止んでいる。小屋の水場も濁っており、黒部五郎よりも茶色い。受付で「有峰林道が朝から通行止め、このまま雨が止んでいれば10時に通行止め解除予定」との情報を得る。ちょうど良さそうな時間に折立に着けそうなのでそのまま下ることにする。下山中、また土砂降り+雷。通行止め解除は延期かなーと考えていたら道が川、いや川を通り越して濁流(水深は浅い)となっている。しかし、此方はもうこれ以上濡れようがないくらい濡れているので転倒に注意しつつそのまま進む。登り返しでは分水嶺となっていてちょっと面白かった。
折立 10:23着
予想通り通行止め解除は延期となり、下山した人で溢れている。下山がバスorタクシーの方は営林署?のトラックに乗り、マイカーの方は誘導されつつ有峰記念館まで移動。13時半ごろに通行止めは解除され、温泉&帰路につくことができました。
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