小金沢黒岳・雁ケ腹摺山・姥子山(天目山温泉〜金山鉱泉)


- GPS
- 09:52
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,652m
- 下り
- 1,971m
コースタイム
<歩行Data(GPS+10mメッシュ標高)>
水平距離 累積標高差(+ -)
19.8km、 +1,688m、-1,911m
天候 | 曇り時々晴れ後・時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:金山鉱泉からタクシー(バス逃しにつき) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通じてコースは明瞭で危険を感じることろはない。 特記事項を列記すると: ‥鬟梁峠への歩道ルートは沢沿いで暑い日は快適だが、渡渉というか河原を歩く箇所あるので大雨時(後)は要注意と思われる。 白谷ノ丸への登りは崩壊が進んだのか、ルートが付け変わっている。眺望もなく笹が駆り払われた後の茎が少々じゃまで歩きづらい。 B臚修悗硫爾衒岐は黒岳山頂の少し北。看板が見づらいので要注意。 ぢ臚修ら雁ケ腹摺山ルートはしっかり整備されており歩きやすい。一部急登や崩壊地もあるが、慎重に行けば全く問題ない。ファミリーも複数来ている。 ケ源匯灰團好肇鵑牢箴譴竜淌个發△襪里膿欺鼎法憤貮手を使うくらいで慎重に行けば問題ない)。 Χ盪各修ら金山鉱泉への降り口が見つけられず右往左往。国土地理院1/2.5万地図の金山峠分岐は「とうせん棒」がしてあり、廃道となっている。ひとつ手前(北側)に変わったようで要注意。(マメに標識見てれば大丈夫?) |
その他周辺情報 | ・(下山後の温泉)金山鉱泉は熱めの湯を貸切でゆっくり楽しめた。建物はそう新しくないが、風呂場は建て増ししたのか木の香りのする綺麗な風呂場であった。(600円) |
写真
結構新しいですね、今朝かも。。。
前足の型もありました。
その先の崩壊地は通行止めで、ルートが付け変わっていました。
笹の茎が残ってて歩きづらい・・・。
というか、金山鉱泉への分岐は見つけられず。もっと手前だったのかもしれません。
翌日(8/18)の調査で、現在は金山峠はひとつ手前にあるようです。急遽決めたプランとはいえ調査不足でした・・・。
足場も1足分しかなく落ちたら50mは止まらなそうだったのでUターン。やっぱりここは廃道かも。(金山鉱泉で聞くと今日も8名が降りてきた、とのことで手前の分岐にあったのかな?)
感想
鼻風邪やら悪天候やらで3週間ぶりの山歩き。
元々は北アの鹿島槍でもと思っていたが、また雨マークなので中止。
日曜は晴れマークが出てきたので、暑いが近場の低山にトレーニングがてらいくことに。
雁ケ腹摺山と姥子山は大月市の秀麗富嶽十二景なのだが、公共交通機関派としてはいかんせんアクセスが悪い。日の長い5月にでも、と思っていたが行きそびれたので、8月でまだ暑いが思い切って天目山温泉から湯ノ沢峠を越えていくことに。(反対コースは登り長いのでパス)
天目山温泉BSから車道歩きでCTは1時間半だが、久々の歩きを汗かきながら楽しんでると、がんばらずとも1時間ほどで登山口に到着。
その先は沢沿いのヒーリングコース。
こういう暑い日にうってつけ。
さっそく顔ザブでリフレッシュ(笑)。
この時期ならではのお楽しみ。
渡渉が1ヶ所と野性的な木橋が3,4箇所。
しかしルートは沢の真横だし、河原の中を5mほど歩くところもあり、大雨の後などは大変じゃないか、と思う。
しばらくで湯ノ沢峠下の水場。
冷水が元気に出ており500ml PETが10秒ちょっとで一杯になる。
湯ノ沢峠の小屋はこの時間誰もおらず、毛布など寝具が綺麗に積まれていた。
電気もきている珍しい小屋で、裏手の駐車場(車でも来れる)には4台駐車中。
稜線で小休憩のあと、白谷ノ丸へと向かう。
と、明らかに人間とは違う手のひら状の踏み跡が!
この辺は獣臭がするなどの報告も多く、やっぱりいるんだな。
先ほど沢筋でつけた熊鈴を大きな音で鳴らす。
白谷ノ丸へは崩壊地の側をいくルートだったが、ロープが張ってあり通行止め。左から迂回する新道に付け変わったようだ。笹を刈払いしてくれているのはいいが、茎が足にひっかかって少々歩きづらい。
その先でルート復帰。
岩の間を抜け一旦下るとお花畑。
色んな種類が咲いている。
白谷ノ丸は2年前の12月に来たときは早朝の超絶景が楽しめたが、今日は真っ白な絶景!
仕方ないので、黒岳に向かう。途中の鞍部は「山梨の森林100選」に指定されているらしく、雰囲気のある広葉樹林が楽しめる。
黒岳に到着。
熟年男女6人グループがランチ休憩中。
樹林に囲まれて眺望はないが、なぜか一等三角点らしい。
行動食のパンをかじって先へ進む。
大峠へは黒岳山頂から北へ100mくらいで右折。
ただし、標識が見づらい(折れて木の枝に乗っけられている)ので要注意。
最初、急降下で根っこが沢山なので、足場に注意しないとな、と思った瞬間スッテんコロリン。
落ち葉に隠れた木の根っこを踏んでしまったようだ。足の置き場により注意して歩く。
この辺はキノコが沢山。
ルートは明瞭だが静かな歩きが楽しめる。
一旦平らになって終盤また急降下。
その下が大峠だ。
大峠には休憩舎があり、周囲は平坦地になっている。
水場も数分先にあるようだし、ここでテン泊も悪くないかも、と思いつつ、先ずは国立・国定公園の境界を確認してからだな、なぞと考える。
大峠には駐車場もあり10台くらい停められるだろうか。車道は頂部で閉鎖され北へはいけない。
雁ケ腹摺山への登山口は車道の反対側の階段。登山届箱もある。
しばらく行くと水場。(2,3分かな)
「御硯水」の表示あり。沢水のようだが、冷たくて美味い。
その先、岩ゴロを乗越えたり、崩壊した木橋を迂回したり、砂の急登をいったりちょっとしたワイルドなコース。とはいえ、基本的にはよく整備された歩きやすいコース。ファミリーも2組きている。うち1組は丸腰というか、リュックも水も持ってない。小学校低中学年らしい2人の子供を連れてがんばるのはいいが、最低限のものくらい持っていった方がいいのでは?
なぞと自分が若い頃のことを棚にアゲテ思う(苦笑)。
歩きやすいルートをいき、Zig Zagの少し急登から最後岩っぽいところを登ると頂上直下の広場。ここもお花畑で各種咲いている。中でもマルバダケブキ(これ濁点の場所が難しい、舌噛みそうだし!)が丁度見ごろな感じ。
山頂でこれまた真っ白な絶景をひとしきり堪能し(笑)、富嶽の写真を拝みながら、ここの富嶽が500円札に使われてたんだよな〜、と一応悦に浸る。
さて、仕方ないので姥子山へ向かいましょう。
この辺からガスが濃くなって天気も怪しくなってくる。
急降下をいくと一旦車道に出る。
姥子山は車道反対側のステップの先10分ほどだが、岩ガチなアップダウンで一部細いトラバースもあり慎重に。危険を感じるほどではないが、滑ったら相当痛そう(笑)。
最初の山頂は姥子山の西峰らしく標識も何もない。
その先小さな丘の更に向こうが姥子山の西峰。
最後、手を使う岩場あり慎重に。
ここも晴れていれば絶景らしいが、今日は真っ白!
仕方なく、他の方のレコで見せてもらった絶景を瞼の裏で重ね合わせる!
さて、いい時間になってきたので下りましょう。
一応、金山鉱泉で汗を流す時間を考えると、遅能戸の終バスはギリギリ。
車道に戻り、金山峠への分岐から下る。
思った以上に急降下。
さすが登り尾根といわれるだけのことはある。
少々雨がぱらついてきたので、粘土質の急降下は滑りやすいく要注意。
バスの時間をグルグル計算するが、気がせいては事故の元なので慎重に。
しばらく下ると一旦車道。
この辺で雨が本降りになってきたので、ザックカバーとカッパ装着。
少々暑いが仕方ない。
「百間干場」で危うく奈良子方面に直進しそうになるが、標識を確認し金山峠へ右折。少し登って峠を右折、と思いながら歩いたがどうも通り過ぎてしまったようだ。
それに気づかず国土地理院の1/2.5万地図の分岐を探して15分ほど右往左往。
よーくみるとGPSで”ココ!”という鞍部に右に下る消えかけたルート発見。
しかし「とうせん棒」までして廃道なのかな?
そういえばそういうレコを読んだ気がするが、なにせ急遽決行したルートなので直前の確認不足が最後の局面でたたってしまった。とりあえずトライしてみよう。
100mほどいくと、バリエーションルートよろしく踏み跡薄くルートも細いトラバースとなる。その先100mでほぼルートが消えて藪がうるさい。
下をみると結構な急斜面で滑ったら50mくらいは軽く落ちそう。
雨足が強くなってきたし、これ以上は危険だな。夕方4時をまわってたこともあり、それ以上突っ込まず、バスは仕方なくあきらめることに。
大垈山(おおぬたやま)方面の迂回路をいくと遠くはなるが明確なルートが安全。それでも18時頃には下山できるだろう。
意外に細いトラバースと急降下を何度か繰り返すと、稜線から右折しZig Zagルートになる。
あともう少しなんだが、膝痛の兆候が出てきたので多めに休憩入れるからペースはあがらない。ふとみると青空が広がっている。富嶽は雲の中のようだが、最後は好天も味方してくれたな。
下に沢音が聞こえるとゴールは近い。
見た目 怪しげな(?)木橋をわたると金山鉱泉は左手(下り方向)50mほど。
(私は上に見えた建物めがけて無駄に登ってしまったが、そっちは別館で、鉱泉は下だった)
いや〜、トレーニング歩きとはいえ、夏の暑い時期にヘロヘロになってしまった。
最後ミスコースもあり精神的にもいい意味で負荷のかかるトレーニングだったかな。
次回はもっとゆったり楽しめるプランにしたいものだ(といつも思うのだが・・・)。
金山鉱泉の熱めのお湯でまったりし、タクシーを呼んでもらい大月駅へ。
約3000円の出費は痛いがいい勉強にはなった(遅着に反省)。
ここ数年、暑い8月に汗タラタラで長距離歩いたが、今年も意図せず目標達成だな。
暑い夏の想い出歩き、無事(?)終了。
なお、山中で出会ったのは、湯ノ沢峠直下の子連れ父、白谷ノ丸下で山ガ2名(黒岳ピストン)、黒岳山頂の6名、雁ケ腹摺山の登りですれ違ったファミリー2組(4名、3名)のみと、曇りの暑い日だからか静かな歩きが楽しめた。
コメント
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天候不順で、週末晴れマークがつくのは南関東と山梨だけ…
おのずと登れる山は限られ、皆さん汗かきトレーニングですね。
形容詞のつかない雁ヶ腹摺山は23年くらい前に金山鉱泉からピストンで登りましたが、まさに写真同様の天候で心眼で富士を見た思い出があります。
金山という地名が付く限りは、武田の隠し金山が近くにあったんでしょうが、人づてに聞いてもわからず終いでした。
match1128さん、こんばんは。
ほんと今年の8月は週末になると悪天続きで山登ラー泣かせですね
私も天気イマイチなの分かっててトレーニングで歩いてきました。
match1128さんも雁ヶ腹摺山は似たような天気でしたか。しかも23年も前とは。私はその頃は街で飲んだくれてました〜
しかしmatch1128さん博学ですね
ShuMae隊長、おつかれさまです!
鹿島槍を断念したとは聞いてましたが、やはり週末をただでは過ごさなかったのですね!
山初心者
500円札の富嶽・・・調べてみます。見た事がないので。(大嘘
暑い中でもがっつりと歩かれたんですね、さすがです。累積標高差2000m、を日帰りって、やはり私には未知の世界です。
ムキcocoさん、あ、気づかれてしまいましたね
そう鹿島槍だと豪語してたんですが、雨マーク続きであっさり中止
で今週空くと月末まで時間取れないので、日曜この辺なら晴れマークとばかり行ってきました
500円札の富嶽は残念でしたが、大峠からの登りなどなかなか楽しいコースでしたよ
同級生ハイクでも、静かな歩きが楽しめるルートもそのうち歩いてみましょう
ShuMaeさん、こんにちわ
3週間ぶりのお山歩きでガッツリ歩かれましたねぇ(゚д゚)!
当方も前々から行きたいとは思っていた山域でありますが
この時期は躊躇してしまいます(´ε`;)ウーン…
やっぱり冬かな|д゚)チラッ
でも冷たいお水に下山後の温泉、たまりませんねぇ〜〜
当方もそろそろ3週間お山離れしてますので、次回どれだけ
やられるか今から不安であります(;´д`)トホホ…
そろそろ( ´ノω`)コッソリ復活の序章でしょうか|д゚)チラッ
Horumonさん、コメントありがとうございます
まあ低山だし富嶽の絶景狙いなら空気が澄んでる時期(冬とか)がいいのでしょうね
私は前のめりトレーニングで思わず行っちゃいましたが、金山峠の確認リベンジも兼ねてまた歩きたいです。
このルートは水場も多いし助かりますね。
湯ノ沢峠への登山道や、大峠から雁ケ腹摺山は大のお勧めかも。
晴れてると白谷ノ丸周辺からの富嶽は大菩薩より近い分、迫力満点と思いますし、そういえば小金沢山=2014mで今年の山(標高が)らしいので、湯ノ沢峠小屋(テン泊も可能)などで1泊縦走なども面白いと思います
私のコッソリは7月の大雪縦走でゲップ気味
これはこれは、興味深いロングですね。
murrenさんの新EK度数だと、「日帰りとしては非常にきつい」ですよ。
拙者は、超手抜きで、大峠までクルマで上がって雁ヶ腹摺山を往復したのみ・・・なんて経験があります。
確かに駅からもバス停からも遠くてポツンと位置しているので、公共交通機関派にとっては「手強い山」です。
このルート上の注意点は「金山鉱泉への下山地点」にあると見ました。
距離20km/累積↑16百米・・・行きのバス時刻はこれ以上早められないでしょうから、帰りのバスに間に合うためにはスピードアップしかないのですね。
挑戦してみたいが・・・
遅くても嬉しいものですよ
隊長が使われている新EK指数でもそうなのですね。
当方、修行不足で最後ヘロヘロでした
そうなんですよ、このコースはアクセスも悪くCTも長いので、日の長い時期でないと無理だな、と思っていたのですが、長い下りで膝痛の兆候がでたり、金山峠で迷ってバスは仕方なく諦めました。金山峠さえ上手く行けば、まあ何とかなったのにな、と少々残念ではあります。隊長の日頃の鍛え方をもってすれば、全然OKと思いますので、晴れの絶景の日にでも是非トライされてみてください
私は激遅コメでしょうか ( ´艸`)プププ
遅コメの常習犯です
ShuMaeさん、こんにちは。
なんだか おかしな天気が続きますね
今年の夏は、北アを断念した方が、多かったでしょうね
無理して行くと修行の道になってしまうから、諦めも肝心ですね。
久しぶりのお山なのに、ガッツリ歩かれましたねー。さすが!
大抵の山で「リス君」をお見かけするんですが、
この前行った北岳では見なかった様な…
樹林地帯にいらっしゃるのだから、
登り始めとか見かけても良いはずですが
miki122さん、チョー遅でも激遅でも全然OKですよ
私も忙しいときは激遅どころか、コメントすら書けないことも多いです。
そうなんですよね、今年の8月は天気イマイチ。。。
私自身、7月に北海道で満タンになった感もあったものの、8月頭は風邪でダウン、続く週末は雨マークばかりで夏の高山に行きそびれちゃってます
このままだと海の向こうでの用事をはさみ、1ヶ月以上ブランクになりそうなので、暑い季節を覚悟で行ってきました雁ケ腹摺山。3兄弟の本家本元(?)は、文字どおり雁が飛び越えられなくて腹を摺るほどの急斜面?と思いきや、急登はあるものの、まあ名前ほどではなかったかな、との印象です。
でも、3週間ぶりだと正直水曜まで筋肉痛で腿が張ってました。
リス君は単独歩きの暇つぶしもあって撮り溜めてるんですが、生息域に偏りがありそうですね。
福島も結構いるのですね。北岳は山梨県ですよね、確かに樹林帯にはいてもよさそうなのに。。。
今週末も北アの唐松・五竜(確か2年前にmikiさんたちが連登された)を予定してるんですが、残念な雨マーク<トホホ・・・。また行き先変更かな。。。
請うご期待
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