白根三山縦走はーはてしーなくーとおいーだのにーなーぜー
- GPS
- 50:43
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 3,230m
- 下り
- 3,926m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:42
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:55
天候 | 概ねはれ。だけどもガス… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
朝5時半のバスで(たちのり)広河原へ |
その他周辺情報 | 奈良田温泉 女帝の湯 大人550円 水曜定休だけど臨時営業してた! |
写真
感想
貴重な夏休みの連休、あちこちの山の天気予報が怪しい中、一番期待感ある南アルプスに。
ちょっと激しい標高差だとこれまで躊躇していたのだけど、この際がんばるか!!
前夜に奈良田入り。途中、鹿やらいたち?やら野犬?やらいろいろでます。
第2駐車場で車で仮眠しつつ、4時半すぎに目が覚めると朝焼け!
びっくりして飛び起きて準備開始。駐車場内の仮設トイレは使えなかったのでバス停前まで車で戻ってるうちに満席…またたちのりだよ…
予定通り5時半出発で、広河原について朝ごはんのおにぎりを食べつつ、ゆっくり支度。
いざ!と思い外に出ると虹!!ウェルカムゲートで大歓迎されてる!といきなりテンションアップ!!
広河原山荘を過ぎて本格的に登り出す。
急だ!いつまで続くかと思ったら山頂までずっと急だった!
すぐに御池小屋への分岐で御池小屋が見てみたかったのでそちらへ。
小屋前は結構休憩してる人多く、行く人帰る人と情報交換などして。
草すべりは激しいかと思い、二俣コースへ。
あまり急でいつもの半分しか足が前に出ない(>_<)こんなペースでホントにたどり着くの?
大樺沢は大雪渓でちょっと涼しいが、上部はややガス…
それでもたくさんのお花に励まされがんばって登る。
脳内BGMは若者たちといきものがかりのタユムコトナキナガレノナカデ
やっと尾根にでると仙丈ヶ岳がお出迎えしてくれました♪甲斐駒はガスの中。
稜線にでるとまた花が変わる。楽しみながら肩の小屋へ。
もう今日はここまでかと思いきや、夫はまだ先へ行くと。
もう2時をまわって、遅いかな~?でも、がんばるか!!
結果、北岳山頂はガスで残念だったけど、北岳山荘まで行けたからあとの行程が少し楽に。
北岳山荘は最初ロフトに通されたけど、余りにも低い!ハイハイでの移動で夫が膝にダメージなので替えてもらう。小屋の人たち若くて優しい子ばっかりです。
ガスで夕焼けは見れない…食事もお腹すいて楽しみだったけど、いざ目の前にすると、あれ?食べれない…
どうやら高山病です(>_<)
寝ない方がいいですよとアドバイスされ、消灯後外に。
満点の星~~~☆数えきれないほど流れ星~~~☆首が痛くて寒いけどしばらく満喫しました。
富士山を登る人のライトや静岡県内?の花火があがっている小さいのを凝視したりして。
寝たり起きたりを繰り返してるうちに順応したようで朝まで寝れました。
はっと起きるともう布団片付けてるひと多数。朝焼けが始まってる!
飛び起きて外に。晴れてるジャーン!
稜線の山小屋に泊まる醍醐味ですね。ご来光。
と思ったら、いよいよ出る瞬間にガスが!またしてもダメかとがっくりするも、その後晴れたり。結果、感動的な瞬間味わうことができました(^^)
朝ごはんもなんとか食べられて、2日めの行程も予定通り決行。
しかし、すぐに強風で進退窮まる。行けんのか??もう目指す方向も全く見えないが、道だけは見える。だんだんぼんやりと山体が次から次へと浮かび上がって、一体どれが間ノ岳??
ようやくついた山頂もガスで山頂標識だけの淋しい写真(T_T)
ところが、農鳥岳へと下りだすとだんだんガスが晴れてきた!
あれよというまに展望ひらけどーーんと富士山があらわれた!
やったーーー\(^o^)/来てよかったーー\(^o^)/
しばし、ルンルンで撮影タイム。
農鳥小屋はなんか怒られそうだったのでスルーしてまたしても過激な登り。
西農鳥手前で夫シャリバテで休憩要請され、カップラーメンを食べてる間にまたしてもガス…
最後の山頂もガスで締めくくりました。
下降点から下りだすと風があまりとおらないので暑い!しかもまた急なんだな…
草木をかきわけるように進む。
すると、前を行く年配のパーティーのひとりが滑落したようだ!
頭から流血し、座り込んで手当てを受けていた。意識はあるようでお仲間に先に行くよう促され、気になりながらも自分には何もできなかったのかうじうじ考えながら、2、3歩先は我が身だと心して歩いた。
大門沢の河原に沿って歩いてるとき、熊でも出そうだなと思ってると誰か声がする。
男性が一人道迷いで支流に入ってしまったようで、登山道にいる私たちを見つけて、助かったと笑顔で何度もお礼を言われた。ただ歩いてだだけなのに。
ホントにうんざりするほど長い下り。するとヘリが明らかに真上を旋回して捜索してるようだ。あの滑落した人が救助要請したのだと思い、もっと上の方だと早く教えたくて小屋へ急いだ。
小屋の主人に伝えると警察に連絡してくれたようでほっとしたのだが、一時間ほどしてお仲間が到着して様子を聞いた。するとなんとか河原まで降りてきてからの要請だったのだと。詳細を把握してるわけでもないのに私は余計なことを言ったのかとまた考えてしまった。
いくつか骨折があるものの命に別状はないとのことで、はやくお怪我がよくなりますように…
食事前にシャワーを浴びて着替えもしさっぱりとしてご飯。おかず少ないけど美味しかった。
夜中にまた目が覚めたので外へ。またしても満天の星☆ただ空が狭い(>_<)
森の中にただ1人外にいるのはちょっとこわいね。
朝からスッキリ晴れていよいよ下山。まだ900mは下りないとか…長いな…
アトラクションのような木の橋を何度もわたったり、ずるっとなると10mは軽く落ちそうな崖の連続。登山道が川になってるところで、ふと油断したのか道を外れて思いっきり崖にでてしまった。ヤバいΣ(゜Д゜)慎重にやりすごし下りるほどに下界の暑さを予感しながらなんとか奈良田に無事下山しました。
奈良田の里温泉女帝の湯は通常水曜定休ですが臨時にやっているというミラクル!
ほぼ貸し切りでとろんとした温泉を楽しみました。もっと近かったら休みの度に来たい!
ホントにいろんなことがあったけど、結果、こんな手強い山を縦走できて最高な山旅でした。
そして最高な筋肉痛にもなってしまい、しばらく余韻に浸るのでした。
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