秋の気配漂う北岳から間ノ岳✨(日本第2・第3の高峰の3,000mルートを歩く👍)
- GPS
- 19:07
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,257m
- 下り
- 2,279m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:10
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 10:58
天候 | 27日(金)曇り後雨 北岳肩の小屋 午前11時30分時点5°C 28日(土)曇り一時晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
★南アルプス市営芦安駐車場 山梨県南アルプス市芦安芦倉1570 午前4時時点で7割程度埋まっていました ★駐車場までの最後のコンビニ 「ローソン南アルプス街道店」山梨県南アルプス市有野3254 |
コース状況/ 危険箇所等 |
々河原〜御池小屋〜北岳肩ノ小屋〜北岳山荘 ➡︎御池小屋までは樹林帯を進みます。木製階段がところどころに設置されてあります。木の根が滑りやすいのでご注意を。御池小屋から先は、標高差500mほどの急登が続きます。草すべりと言われています。尾根からは甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳が見渡せます。肩ノ小屋から北岳までは岩場が続くため、足下には注意したいです。いくつかピークを越え(巻き)ると北岳山頂へ。眺望は抜群らしいですよ(私はガスっていて何も見えませんでした、涙)。山頂から吊尾根までの下りは、ガレ場、ザレ場をトラバースしながら下るため、気を抜けません。赤い標識も見落としそうでした。分岐から北岳山荘はアップダウンが続いた先にあります。 ∨務抻柿顱礎翡鮑山〜間ノ岳〜北岳山荘〜八本歯のコル〜二俣〜御池小屋〜広河原 ➡︎山荘から中白根山、間ノ岳までは、ごろごろとした岩場を登り降りします。中には崖っぷちを通ることもあるので注意したいです。間ノ岳山頂から眺める北岳は見事です。甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山も一緒に視界に入り、ここまで来た甲斐がありました、笑。富士山も見渡せ、大満足の3,000mルートです。 山荘から八本歯のコルまでのトラバースコースは、かなり難所に感じました。実は八本歯のコルからの降りより、冷や汗をかきました、笑。というのも、木製の梯子が崖のキワの上を通っていて、下を見るつもりはないものの、脚がすくんでしまいました。八本歯のコルからの下りは、長い垂直梯子がありますが、反対向きなって3点支持を確保しつつ慎重に降りれば怖くはありませんでした。二俣までは河原の道を下ります。大きな岩の上を歩くため浮き石に注意したいです。二俣から御池小屋までは樹林帯を歩きます。静かなルートです。御池小屋から広河原までは、木製階段あり、小さな渡渉ありと、地味ながらも長い道のりです。広河原の吊り橋を目にした時は嬉しさで身体中が熱くなりました、笑。 |
その他周辺情報 | 芦安駐車場から広河原までは、山梨交通バスに加えて乗合タクシーも出ています。 往復とも、乗合タクシーを利用しました。バスより少し先に発ちます。料金は1,700円(マイカー規制利用者協力金300円込み) ★山梨交通の南アルプス登山バスの運行案内 https://ykbus.jp/information/service_status/service_condition/1417/ ★山小屋の宿泊は事前予約が必要です。 「北岳山荘」「白根御池小屋」「広河原山荘」の予約は下記URLから https://www.minamialps-yoyaku.jp/ 「北岳肩ノ小屋」の予約 https://katanokoya.com/ |
写真
感想
こんなに苦労した山行はこれまでなかったです…しかし、登ってよかったの一言です!2年前に甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳を登った時に、次は北岳をとの目標がかないました👍
ところが天候は、台風16号(熱帯低気圧)の影響で雨の予報…。山小屋に予約していること、台風の進路が関東の南側にそれたため山行を決行!
双葉SAでいつものように仮眠を取り、そのままスマートICから芦安駐車場を目指しました。午前4時前に第2駐車場に到着。約7割が埋まっていました。バスよりも早く発つというので乗合タクシーを利用。午前6時過ぎに広河原に到着したので、予定より早く登り始められました。乗合タクシーは予約しなくても乗せてもらえました。
白根御池小屋から先の草すべりを登り切ったあたりまでは天候はもちましたが、小太郎尾根分岐になると本降りに…😢。本来は北岳の勇姿や甲斐駒ヶ岳などを眺めながら登れる尾根も、あいにくの雨で視界はゼロ😢。風がないだけ幸運でした。北岳肩の小屋から山頂までは岩場続きに。浮き石に注意しつつ慎重に登りました💦。しかし天候が悪くても、国内2位の高峰の山頂に立った喜びはひとしおです。ここまで6時間半かかりました。
北岳山荘への下りはかなり急な坂をひたすら歩きます。吊尾根分岐までガレ場をトラバースしながら下って行くため気を抜けませんでした…💦。山荘まではいくつもピークを越えた先にあります。雨に打たれて歩いたので、山小屋の赤い屋根が見えた時、ホッとしました、笑。
翌朝は5時半前に出発。日本第三位の間ノ岳を目指します。富士山とご来光を左手に、反対側の右手には中央アルプスの峰々。3,000mの尾根歩きに昨日の疲れを忘れてしまいます👍。高山植物やライチョウの姿も。しかし、またもやガスに囲まれてしまいました。ところどころでガスの切れ間から富士山や中央アルプス、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が見えました👍。
間ノ岳の山頂は比較的広く、白根三山の農鳥岳や塩見岳もしっかりと見渡せます。薄らとでしたが、北アルプスの峰々や立山連峰まで見渡せました。富士山、北岳をはじめ日本の3,000m級の高峰を一同に見渡せるのも、ここ間ノ岳だからかもしれません。登った甲斐がありました、笑。
北岳山荘から広河原までの下りで北岳へ登り返して来たルートを通るか、八本歯のコルから下るか迷いました。間ノ岳から戻る途中で右膝を痛めたこととバスの時間までに広河原に降りられるかを考えた結果、時間短縮ができる八本歯のコルから下るルートにしました。山荘からのトラバースコースは、かなり冷や汗ものでした💦。木製階段や梯子が崖のキワを通っていて、覗きたくはないものの脚がすくみました、笑。今回の山行で最も緊張した場所でした💦。これに比べると、八本歯のコルからの長い梯子はそれほどではありませんでした。
二俣から御池小屋へ、そして広河原までは往路を再び戻ります。右ひざが痛むのと両脚の太ももとお尻の筋肉がパンパンに。段差を一歩一歩下りるのに苦労の連続…。普段よりも時間がかかってしまいました。帰りのバスの時間が気になり、気持ちも焦ります…。ロングトレイルをするにはもっと足腰を鍛える必要があると改めて感じました💦広河原の吊り橋が見えたときは安堵しました。
2日間とも大勢のハイカー仲間と一緒に登り、中には外国人のハイカーの姿も見かけ、さすが日本屈指の登山ルートと感じました。
念願の北岳・間ノ岳を登頂。次回はどこを登ろうか考える幸福な時間を過ごしています笑。
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