酒を背負って〜後立山[爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳]八峰キレットを越えて〜

2014年08月21日(木) ~ 2014年08月23日(土)

• GPS: 56:00
• 距離: 24.7km
• 登り: 2,639m
• 下り: 3,219m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:55

5:15 扇沢駅
5:27 5:27 柏原新道 登山口
5:50 5:50 富士見坂
9:10 9:40 種池山荘
10:20 10:30 爺ヶ岳南峰
10:50 11:00 爺ヶ岳北峰
12:10 冷池山荘

2日目

• 山行: 7:35
• 休憩: 1:55
• 合計: 9:30

4:30 冷池山荘
5:15 5:25 布引山
6:00 6:20 鹿島槍ヶ岳
7:30 7:40 八峰キレット
8:00 8:45 八峰キレット小屋
12:45 13:15 五竜岳
14:00 五竜山荘

3日目

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:00

6:10 五竜山荘
6:20 6:20 白岳
8:40 8:40 小遠見山
8:40 8:40 地蔵の頭
10:00 10:00 白馬五竜スキー場 登山口
10:10 ゴール地点

天候

1日目　晴れ時々曇り
2日目　晴れ〜曇り
3日目　曇り〜晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

行き：
《毎日あるぺん号》6200円
　新宿西口（都庁大型バス駐車場）　23:00発
　トロリーバス扇沢駅舎前　04:40頃着

帰り：
《さわやか信州号》4850円
　白馬八方　15:30発
　新宿西口　20:19頃着
※　天候不良の為，白馬八方ではなく五竜スキー場に下山した後，花三昧バス
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/privilege/hanazanmai/
で白馬バスターミナルへ移動。500円と安くて便利で助かりました。

コース状況／危険箇所等

＜扇沢〜種池山荘＞
　雪渓を渡るところは落石に注意です。
＜種池山荘〜冷池山荘＞
　景色が良すぎるので足元に注意です。
＜冷池山荘〜キレット小屋＞
　鹿島槍ヶ岳から先は終始緊張の連続です。
＜キレット小屋〜五竜山荘＞
　岩が割れやすいので，手でホールドするにも注意が必要です。
　五竜前のザレ場の登りも注意です。もろいので落石しやすい箇所が多くあります。
＜五竜山荘〜ゴンドラ乗り場＞
　幾つかの登り返しがあって楽はさせてくれません。狭い道で両脇から襲いかかるクマザサには要注意です。

写真

8/20 22:50

はじめて高速バスを利用しました。
都庁地下から出発です。

8/20 22:53

首が痛いのがネック・・・（笑）

8/21 5:10

扇沢に到着。
おいしい水が無料で補給できトイレも使用できます。

8/21 5:15

準備を整え出発！

8/21 5:27

道を戻ること15分で登山口に着きます。

8/21 5:50

整えられた柏原新道。

8/21 6:05

だいぶ明るくなりました。事前の天気予報よりいいかもしれません。

8/21 6:15

8/21 6:22

とても歩き易い登山道です。

8/21 6:44

8/21 6:44

ところどころで出発した扇沢が見えます。

8/21 6:46

ケルン

8/21 7:04

8/21 7:06

はるか向こうの稜線に種池山荘が見えました。
まだかなり遠いです。

8/21 7:14

8/21 7:52

8/21 8:03

8/21 8:04

8/21 8:13

針ノ木岳。青空も見えます。このままいい天気でありますように。

8/21 8:18

8/21 8:22

8/21 8:22

8/21 8:40

8/21 8:42

唯一の危険個所の雪渓。雪はもうほとんどありませんでしたが落石の通り道になっており，十分注意が必要です。

8/21 8:42

8/21 8:47

青空が眩しいです。

8/21 8:49

富士見坂。写真では分かりにくいですが，遠くに富士山が見えます。

8/21 9:06

チングルマはもう綿毛になってます。

8/21 9:06

8/21 9:10

いよいよ稜線が近づきましたが・・・立山は雲に隠れていました。

8/21 9:10

種池山荘です。ここまで楽チンという方もいますが，最後の鉄砲坂はほんとに苦しかったです。

8/21 9:12

山荘の由来の種池。

8/21 9:20

山荘でドリンクを購入して休憩とします。

8/21 9:22

雲が晴れることを祈って。

8/21 9:23

コーラでリフレッシュのonod272。

8/21 9:41

チングルマがこんなに！

8/21 9:42

まだ花も残っていました。

8/21 9:45

鹿島槍は・・・巻き上がる雲の中。

8/21 9:48

爺ヶ岳へ向けて出発。

8/21 9:51

向こうの稜線に冷池山荘。上にテン場も見えました。

8/21 10:08

振り返ってみる種池山荘。気持ちのいい登山道です。

8/21 10:23

爺ヶ岳何峰

8/21 10:34

爺ヶ岳中峰へ向かいます。

8/21 10:37

8/21 10:42

8/21 10:48

8/21 10:48

空気が富山側は冷たく，長野側は生暖かく感じます。

8/21 10:49

爺ヶ岳中峰

8/21 11:03

立山・釼の山頂はなかなか顔を出してくれません。

8/21 11:08

8/21 11:10

8/21 11:22

8/21 11:29

雷鳥を探していたらイワヒバリに会いました。

8/21 11:40

こちらはホシガラス。

8/21 11:45

8/21 11:52

8/21 11:53

冷乗越まで下ります。登り返しがツライです。

8/21 11:58

冷乗越に到着。

8/21 12:11

冷池山荘に到着。ここも最後の登りがきつかったです。

8/21 12:12

冷池？

8/21 12:12

山荘前のテラス。本当ならここから鹿島槍の双耳峰がよく見えるはずですが，ガスの中でした。

8/21 12:18

テン場の受付をします。

8/21 12:31

テン場は離れているとは聞いていましたが，こんな所を約5〜6分登ります。これは結構キツい。

8/21 12:43

テントを設営するhanaabi氏。

8/21 13:16

hanaabi氏のエアライズ2とonod272のトレックライズ2。

8/21 13:32

無事の到着にカンパーイ！

8/21 14:32

はじめてのブロッケン現象！嬉しいです！

8/21 14:55

立山・剱方面からはすごい雲が。明日は大丈夫だろうか。

8/21 14:56

テン場で料理するhanaabi氏。

8/21 14:56

隣のカップルさんはテン場で凧揚げ！これ楽しそう。

8/21 14:57

おじさん達は宴会に突入。

8/21 15:03

オイルサーディンをアツアツにすると美味しいのは白馬でも実践済み。

8/21 15:18

hanaabi氏は手作りの鶏肉のバジルソース。超美味でした。

8/21 16:17

夕食はフリーズドライの「香るチキンカレー」。これいける！

8/21 18:10

おおっ剱がようやく顔を出してくれました。

8/21 18:14

テン場から今日歩いてきた稜線。

8/21 18:14

テン場には我々以外にテントが4〜5張ほど。

8/21 18:26

夕日をバックに剱岳。何度見ても飽きないです。

8/21 18:36

夕日と剱岳と我々のテント。

8/21 19:24

冷えてきて少し雨も降ってきたのでテントで2次会に突入。onod272が持ってきたのは「加賀梅酒 萬歳楽」。ソーダ割りが美味しかった。

8/21 19:27

二次会メニュー。

8/22 3:14

朝飯は早ゆでパスタにかけるだけのエビクリームソース。う〜ん山でなければ食べられない不味さ。

8/22 4:38

心配していた天気もこの通り！鹿島槍ヶ岳の双耳峰がくっきり顔を出しました。

8/22 4:53

立山・剱もバッチリ。あぁ来て良かった・・・。

8/22 4:54

鹿島槍へ向けて，まず布引山に登ります。

8/22 5:13

モルゲンロートに赤く染まる剱岳。

8/22 5:13

同じく立山・剱。

8/22 5:13

富士山もキレイ。

8/22 5:13

槍ヶ岳と穂高まではっきり見えました。

8/22 5:14

長野側の雲海から御来光です。今日はいい天気になりそう！

8/22 5:15

爺ヶ岳と昨日から歩いてきた稜線。

8/22 5:16

赤く染まる鹿島槍ヶ岳。

8/22 5:16

ちょうど布引山山頂で御来光となりました。

8/22 5:20

雲海ははるか下に見えます。

8/22 5:24

いよいよ鹿島槍ヶ岳に挑みます。

8/22 5:29

8/22 5:34

8/22 5:41

立山・剱に鹿島槍の影が。

8/22 6:06

鹿島槍ヶ岳南峰に到着！

8/22 6:01

五竜岳が現れました。その向こうには先週撤退した白馬岳も見えます。

8/22 6:03

いつも目を引く富士山

8/22 6:19

鹿島槍ヶ岳から八峰キレットへ向かう下山道。ここからはストックをしまって両手両足を使って400m程を一気に下ります。

8/22 7:22

遥か下の方にキレット小屋の屋根がチラリと見えます。

8/22 7:30

キレットへ向けて急降下。

8/22 7:35

水平ハシゴがかかっています。いよいよキレット核心部とのことです。

8/22 7:36

パックリ切れ落ちたキレット核心部。

8/22 7:37

富山側の断崖絶壁。

8/22 7:39

今度は長野側の断崖絶壁。こんなところばかりです。

8/22 7:46

木の足場しかありません。クサリ場も何か所あったか分かりません。

8/22 7:47

8/22 7:50

ついにキレット小屋に到着。

8/22 7:53

ようやくホッと一息つけます。

8/22 8:13

それでもまだ今日の行程の半分です。この後の五竜への登りに備えます。

8/22 8:20

サッポロ一番味噌ラーメンにフリーズドライの味噌汁の具。薄い餅も入れてスタミナをつけます。風が冷たいので熱いラーメンが美味しいです。

8/22 8:45

こんなところによく小屋がありますね。でもこの小屋のおかげで多くの登山者がキレット越えに挑めるんですね。

8/22 8:51

五竜岳までは激しいアップダウンの繰り返しです。

8/22 9:35

まだまだ遠い五竜岳。口の沢のコルはここより下なのに，あの尾根も乗り越えなければなりません。

8/22 9:35

振り返ると鹿島槍ヶ岳の双耳峰。もう戻れません。

8/22 9:51

二段のクサリ，三段登りを越えてようやく口の沢のコル。最鞍部に到着です。

8/22 9:51

口の沢のコルから五竜岳を望みます。ここから約500mをガンガン登ります。

8/22 10:21

最初の登りを終えて北尾根の頭。五竜岳が迫力満点です。

8/22 10:22

何度も振り返りたくなります。

8/22 10:24

五竜岳も近くなってきました。

8/22 10:33

こんな稜線上にカエルが！？

8/22 10:37

ハシゴもクサリも随所に現れます。

8/22 11:17

G5に向けてのザレ場。ほんっとにザレザレしていて蟻地獄のようです。体力を一気に奪われました。

8/22 11:32

そうこうしているうちにガスが・・・。

8/22 11:42

G5はこんな所でした。

8/22 11:54

見れば見るほどギザギザの稜線です。

8/22 12:02

いよいよ五竜岳への最後の登りです。

8/22 12:12

見れば岩の上に雷鳥が！ちょっと離れていますが会えてとても嬉しいです。

8/22 12:48

ついに五竜岳登頂です！やったぞ〜！

8/22 13:01

今日歩いてきた鹿島槍ヶ岳からの稜線。

8/22 13:04

今日のテン場の五竜山荘。なだらかな下りに見えますが，どうして結構しんどかったです。鎖場もありました。

8/22 13:29

ガスの中に唐松岳と唐松山荘。

8/22 13:56

8/22 13:56

8/22 14:00

五竜山荘に着いたときはガスの中でした。

8/22 15:22

今日の無事を祝って乾杯！

8/22 15:43

テン場から五竜岳。

8/22 15:49

テン場から五竜山荘。

8/22 15:51

今日のhanaabi氏のメニューは麻婆豆腐。麦酒が進む〜。

8/22 16:27

onod272の晩飯はアルファ米のえびピラフ。山なら美味しく食べられます。

8/22 17:21

山荘からテン場と五竜岳。

8/22 18:52

2次会も盛り上がります。

8/23 5:59

最終日の朝はどんよりガスの中でした。

8/23 6:14

遠見尾根は少しガスが晴れていました。

8/23 6:29

8/23 6:34

8/23 6:56

8/23 7:16

大きな池の脇に最後のチングルマ。

8/23 8:41

大遠見山，中遠見山，小遠見山と意外と長い道のりでした。

8/23 9:57

ゴンドラ乗り場に到着。

8/23 10:02

テレキャビンで楽々下山です。

8/23 10:05

この後，エスカルプラザのお風呂でさっぱり。

8/23 12:06

同じくエスカルプラザで麦酒＆ランチ。もりもり食べました。

8/23 14:12

五竜山荘で買ったお揃いのTシャツ！

8/23 14:36

帰りは「さわやか信州号」。小仏トンネル渋滞で新宿到着は21時20分でした。

撮影機器：

EOS Kiss X4 CANON

AQUOS PHONE SERIE mini SHL24 au シャープ

装備

個人装備

ヘッドランプ 予備電池 1/25 000地形図 コンパス ライター ナイフ 保険証 飲料 ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 スパッツ 手袋 ストック ビニール袋 替え衣類 入浴道具 シュラフ ザックカバー クマよけ鈴 食器 水筒 時計 日焼け止め 非常食

感想

オノディ

今年の夏は高気圧に元気がなく，お盆にぐずついた天気が続きました。
悪天候で涙の撤退の白馬三山縦走から1週間。今度こそ，いやまたダメだろうか，やきもきする思い天気予報とにらめっこする毎日でした。

お盆明けにまとまった休みがとれた今年の夏。
当初はソロで扇沢〜鹿島槍ヶ岳のピストンを計画していたところ，今度テン泊をご一緒しましょうと話していたhanaabi氏とデュオでの山行となり，更には「キレット越えて五竜も狙おう！」との話を頂いたことから，初めてのキレット越えに挑戦する今回の山行となりました。

アプローチは初めての夜行バス。ぐっすり寝て明け方には登山口という理想のとおりにはいかず，ようやく眠りについたと思ったら扇沢に到着という感じ。そういえば昔のスキーツアーのバスもそうでした。
柏原新道はとてもよく整備されており，急登や岩場のないなだらかな登りが続きます。早く稜線に登りたくてペースが上がってしまうのが難点といったところでしょうか。それでも最後の鉄砲坂は中々の登りが続くので，侮れません。
種池山荘付近まで登ると森林限界に。視界が開けて近くには爺ヶ岳，遠くには立山が見えました。いよいよ北アルプスに来た〜という感じです。心配していた天気はガスが多くて鹿島槍ヶ岳は顔を隠しているものの，青空が見え隠れしていて大きく崩れることはなさそうです。
爺ヶ岳へ登り冷池山荘へ下るなだらかな稜線は，左手に立山・剱岳を望み，雷鳥やオコジョを探しながらのんびり気持ちのいい稜線歩きが続きました。
冷池山荘は，山荘とテン場が離れていることで知られています。テン場からトイレのために山荘に下りると往復15分かかります。しかも下りと登りがなかなか厳しく，テン場で過ごすサンダルで往復するのはちょっと怖い位でした。
冷池山荘ではキレット越えのためにヘルメットを貸してくれますが，五竜山荘では返却できず，キレット小屋で返却するか唐松山荘まで行かなければならないとのことであり，今回は借りないこととしました。

二日目はキレット越えを狙います。雨で岩が濡れているようなら鹿島槍ヶ岳までで引き返すつもりでしたが，天気は上々でほぼ快晴。それでもテン泊装備を背負ってのキレット越え，コースタイム通りに歩いたとしても9時間半という長丁場，激しいアップダウンが続く稜線と，厳しい条件には違いありません。
冷池山荘のテン場からいざ出発。布引山，鹿島槍ヶ岳と登りが続きます。しかもこの後急降下してキレット小屋，更に口の沢のコルまで降下したのち，五竜岳の急な登りが待ち受けるという，心が折れる行程なのです。
苦しい登りを終えてたどり着いた鹿島槍ヶ岳からの展望は，素晴らしいの一言でした。
まず目に飛び込んできたのはこれから挑む五竜岳。岩の殿堂と称されるにふさわしい迫力のある山容です。左手には見ればずっと力を与えてくれていた立山三山と剱岳。振り返ると槍・穂高もハッキリ見ることができます。北アルプスを一望できるこの展望は本当に素晴らしかったです。
しかし，まだ今日の行程は始まったばかりで，むしろこれからが本番です。気を引き締めて鹿島槍ヶ岳をキレット小屋方面に下ります。キレット越えと長丁場を見越し，鹿島槍ヶ岳北峰登頂はパスしました。一歩踏み外せば谷底へ・・・そんな登山道を急降下。しばらくすると緊張感も麻痺してくるのか，怖さはあまり感じませんでした。それでもキレット小屋の直上にたどり着いたときは力が抜けるような安堵感がありました。キレット小屋では朝食なのか昼食なのか，五竜岳へ向けての大休憩をとりました。なにせ今日の行程はこれでもまだ半分程度で，ここからが長いのです。
五竜岳はいつでも目の前に見えているものの，その前にいくつかのピークが見えておりおり，それと同じだけ割れ目のような下りも見えているのです。長いハシゴや鎖もあればいい方で，なんでここに鎖がないの？とか，本当にそっちが○なの？という岩場が延々と続きました。BS−NHKの日本百名山の鹿島槍ヶ岳で，五竜岳を「岩の殿堂」と称していましたが，全くその通りだと何度も思いました。
一番苦しかったのは，北尾根の頭からの先の登りでした。今日の行程は五竜岳への最後の急登（岩登り）が待っているのが分かっているので，ペース配分には終始気を付けているつもりでしたが，足場が悪いザレ場が延々と続くところで，一気に体力を奪われてしまいました。逆に五竜岳の最後の壁のような登りの方が，短くてあっけなかったくらいでした。
五竜岳は，そこに至るまでの鹿島槍ヶ岳への登りと下り，キレットの鎖やハシゴ，長い稜線歩きなど全てを含め，「登り切った」という思いでした。全てを終えたような心の緩みから，五竜山荘への下りがとても辛く感じました。

3日目は，天気予報で曇り又は霧で雨も降りそうとのことであり，昨日の疲れもあることなので唐松岳への登頂を断念し，五竜のテレキャビンで下山することとしました。

今回のルートは，自分としても一ランク上の登山への挑戦であり，一人では計画すらしなかったであろうプランでしたが，hanaabi氏の協力があって無事に成功することができました。hanaabi氏本当にありがとう！
それとヤマレコなどを通じて長丁場になることや最後に厳しい登りがあることを知っていたので，「まだまだ先は長い」「最後に五竜の登りがある」と自分に言い聞かせて歩いていたことで，うまくペース配分ができたことが良かったと思います。
新しいシリオの靴もその性能を遺憾なく発揮してくれましたよ！

しかし上級者が集うキレット小屋とはよく言ったもので，すれ違う人にルートを聞いてみると「欅平から扇沢へ向かっている」，「朝日岳から来た。」とか，みんな凄いことを言っていて，しまいには「剱・立山を登った後，扇沢を経由して白馬に向かっている」という学生さん達までいて，まだまだ自分が未熟な事を思い知らされたのでした。

（長文にお付き合い頂き，ありがとうございました。）

コメント

yamaoka727

五竜岳への最後の登り・・
おはようございます。
欅平から来たのは自分です。ヨレヨレの汚い姿をしていたと思います。
・五竜岳への最後の登り・ですが、自分は逆からのコースなので、
下りになるんですが、朝7時頃にそこに来ました。下はガスで真っ白！ほとんど
視界がなくて、これから下りて行く見えない谷底に恐怖でした。降りきるとガスは少なくなってきたんですが・・・
ということで、あの・五竜岳への最後の登り・が一番印象に残っています。

ヘルメット！必要ですね、自分はザックに入れていたのですが、結局、一度も使わずでした。いろいろ反省点はありました。

オノディ

Re: 五竜岳への最後の登り・・
柏原新道ですれ違って、お話させて頂きましたね。
冷池山荘のお水引換券ありがとうございました。山行記録で「若い人にあげた」と書かれていましたが、四十も過ぎた身なので気恥ずかしい限りです。

あの五竜の岩場をガスの中降りて来られたんですね。
何も見えずさぞや恐ろしかったと思います。
五竜へ向かう際に、欅平から登ってくる長〜い稜線が見えました。しかもあのジャングルのような樹林帯、やはり藪を漕ぐような道だったんですね。
大変お疲れ様でした。

yukachin

凧上げの…
こんにちは！
凧上げしていた者です。写真UPありがとうございました(笑)
キレット越えお疲れさまでした！翌日とてもステキなお天気て良かったですよねー。
テン場は遠かったですが、一番好きなテン場だったかもしれません。
またどこかの山で！！

オノディ

Re: 凧上げの…
ご覧頂けましたか〜。
天気に恵まれたキレット越えとなり幸いでした。

お隣で稜線を吹き抜ける風で凧揚げされているお二人を見て、凄いアイディアと感心しました。コンパクトながら上手く上がってましたね。
テン場は小屋から遠いのが難点でしたね。これからはどこにテントを張ってもトイレが近く感じそうです。

またどこかの山でお会いしましょう。