槍ヶ岳リベンジと大キレットチャレンジ槍穂縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 41.6km
- 登り
- 2,405m
- 下り
- 2,390m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 10:28
天候 | 5日:雨のち曇のちちょっと晴、6日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:アルピコ交通新島々行きバス、松本電鉄松本行き電車、松本からスーパーあずさ |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地→横尾 特に危険箇所はありませんが、猿がいっぱいいました。襲われたら危険? 横尾→槍沢ロッジ 少し登山道らしくなりますが、まだまだ足慣らし程度。槍沢の流れは癒されます。 槍沢ロッジ→天狗原分岐 雨脚が一段と強まり、槍沢も増水してきました。登山道も盛大に水が流れていました。雪渓は大曲からの一カ所のみで、アイゼンはつけませんでした。 天狗原分岐→槍ヶ岳山荘 今夏の天候不順で、7月にきたときにあった上部の雪渓はなくなっていました。雪渓登りのほうがらくちんなので、残念です。水場の渡河ポイントは雨でも大丈夫でした。 槍ヶ岳山荘ー槍ヶ岳(往復) 一見そそり立つ岸壁ですが、意外と傾斜はあり、ホールドもしっかりあるので、あまり難易度は高くないです。マークもこれでもかというほどありますので、コースを間違えることもないでしょう(多少間違えてもいけそうな気がしますが)。 槍ヶ岳山荘→南岳山荘 ピークに向けた若干のアップダウンはありますが、基本的には広くて歩きやすい稜線です。この日は飛騨側からの風が強かったので、寒かったですが。中岳手前のトラバースポイントからストックはしまったほうが無難です。 大キレット 長谷川ピーク下りでナイフリッジを信州から飛騨に乗り越すポイントが緊張します。乗り越すときの足の置き方がポイントかと。うわさの飛騨泣きは正直どれかよくわからなかったです。ルートが数年前にかわったという話ですので、難易度が下がったのかも。大キレットで一番気を使うのは、南岳からの降下と北穂高への登りでの落石だと思います。特に南岳降下途中の鎖場はかなりザレているので、前の人とは間隔を十分あけたほうがいいでしょう。幸いこの日は大キレットで会ったのは6人、すれ違いはなかったので、落石を受けることはなかったですが、自分で落石を起こさないように、細心の注意を払って進みました。 北穂高→涸沢 北峰から涸沢への分岐までの途中で下のほうにペンキマークが見えるので、間違って下ろうとしている人がいたので、注意しました。私も初めてでしたがさすがにメジャーなルートは指導標ありますので。上部の降下点は下りの場合、ペンキマークが見えにくい場合もあるので、左右の岩をみて慎重に進みましょう。下りの場合まよったら、右のハイマツよりにいくのがだいたい正解だったように思います。長い鎖場は疲れたので思いっきり鎖に頼っておりました。ガレた急登の下りは足指への負担が大きいので、苦手です。大キレットよりも体力消耗するかも。 涸沢→横尾 土曜の午後なので、大勢の登山者とすれ違いました。登山道は広いので、すれ違いは容易です。北穂からの下りよりはだいぶ歩きやすいです。 横尾→上高地 団体ツアーと多数すれ違いましたが、マナー悪いのが多いです。どことはいわないですが。横尾から上高地までEVシャトルとかつくってほしいです。下山時は特に歩くのが面倒。 |
その他周辺情報 | 上高地ではいくつか立寄湯がありますが、ホテルの風呂は宿泊者のために15時までというところが多いですが、小梨平キャンプ場のなかにある風呂は19時まで入浴できます。下山道の途中で便利ですし、割ときれい、トイレはチップ制ではありませんのでオススメです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
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感想
7月末の表銀座縦走で登れなかった槍の穂先へのリベンジと、本格的に登山を初めた昨年来、念願だった大キレット縦走にいってきました。
本当は二泊三日で槍、大キレット、北穂、涸沢、奥穂、前穂と縦走したかったのですが、一泊二日のみしか許可がでなかったため、相変わらずの強行日程となりました。
数日前から天気予報をヤマテンで確認していたのですが、初日は雨はほぼ確定、2日目は晴そうということで、2日目の大キレットはなんとかいけるだろうと最終的に前日夕方に判断し、さわやか信州号に乗車。予報通りの雨で、レインウェアの中までびしょびしょとなり、ポケットに入れていたカメラがお亡くなりになったり、一気に3000mまで登りつめたことで、最後の100mが全く進まなくなったりと大変でしたが、なんとかターゲットのコースタイム以内で山荘に到着して、生ビールで乾杯しました。本当は南岳小屋まで行くつもりでしたが、槍の穂先にも登りたかったので、槍ヶ岳山荘泊としました。
その後夕方にかけて徐々に天気は回復に向かい、雨もやんだので、穂先にトライ、思ったよりも難易度の低い岩場でしたので、あっという間に頂上に到着。丸いのかと思っていた山頂でしたが、L字型だったのですね。同じタイミングで登っていたツアーの方に撮影をしていただきました。
夕方には完全に晴れ、夕日に染まる槍が見えました。夕食後にトライしたひとはすばらしい景色が見えたでしょう。
2日目はうってかわって朝からすばらしい快晴。4時に起きると満天の星空、そしてすばらしい朝焼けで富士山や八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、妙高、浅間山、中央アルプス、穂高、乗鞍、御岳など中部山岳の主要な山がほとんど見えました。この天気が一日ずっと続きましたので、まさに最高の登山日和といったところです。
槍ヶ岳山荘から南岳まで一気に進んで、いよいよ大キレットに突入しました。南岳小屋泊の方は出発したあとなのか、人はまばらです、途中6名ほどの方に追いつきましたが、反対方向からは誰ともすれ違いませんでした。大キレット道中も雲もガスも全くない晴天。そのため崖の高度感は半端ないですが、アスレチックな岩場は楽しかったです。長谷川ピークのナイフリッジは緊張しましたが、飛騨泣きは泣く前にいつの間にか通過していました。最後の北穂への登りも手足をつかって登るので、足だけで登るよりもはるかに楽でした。総じて大キレットは慎重さは必要ですが、体力的には重太郎や槍沢の登りよりも楽だったかなという感じです。
北穂高小屋では予定よりも30分早くついたので、最高の景色をおかずに早めのお昼にしました。大キレット見学の方も多数いました。この時間でも中部山岳のすべての山は相変わらずきれいに見えています。昨日雨の中、登りつめた甲斐があったというものです。
北穂からの下山は実は今回で一番きつかったです。下りでいつも足指に豆をつくってしまうのですが、今回も発生しそうになったため、登山道途中で親指にテーピングをしました。それでも水ぶくれにはなってしまったので、まじめに対策を考えたいです。これがなければもうちょっと登山も楽しいのですが。
涸沢も最高の景色で迎えてくれました。土曜ということもあり、次々と登山客が登ってきます。ここでカールを見ながら生ビールは最高なのですが。。。
本谷橋から横尾、上高地への平坦な道を急ぎ足で進み、ようやく下山完了。2日目にこれだけの晴天に恵まれたのは、昨年の八ヶ岳以来で、大満足の2日間となりました。大キレットもこなせたので、次は西穂、ジャン、剣かな?その前に北岳はいっておきたいですね。
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