谷川岳〜馬蹄形縦走(反時計回り) 「高低差25mの罠」
- GPS
- 33:49
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,779m
- 下り
- 2,782m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:51
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 10:39
天候 | 13日 くもり時々晴れ 夕方より くもりのち小雨 14日 小雨→くもり→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道291号で土合橋駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ジャンクションピークに崩落地あり注意 ・青い岩(蛇紋石)が非常に滑りやすく、足をかけたときは注意が必要でした。 ・一ノ倉岳〜谷川岳は岩場が多くストックなどはない方が歩きやすかった。 |
その他周辺情報 | 谷川温泉 湯テルメ谷川 入浴料(2時間) 550円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | うまい行動食! |
感想
9月の3連休、前から行ってみたいと思っていた谷川岳、馬蹄形縦走してきました。
山形を20時に出発、新潟経由で北陸道〜関越道水上IC降り、AM01:00に土合橋駐車場に到着。
深夜だけあって駐車場には3台の車しか止まっていませんでした。
天気は小雨、朝には晴れてくれよ〜と祈りながら車中泊。
◆【9月13日(土)】 1日目 ◆
AM4:00起床、天気は・・・くもり、ま、まあいいんじゃないかな!
準備をしてAM5:00出発。
歩き出して30秒、いきなり二手に分かれる道に戸惑う、あれ?こんな分岐あったっけ!?
左の広い道を選んだら正解でした、橋を渡っていよいよ本格的な登山道へ。
いきなりの急登です、そして滑りやすい岩が多い。飯豊山登った時の1000mの登りよりきつくないだろうと思っていたがここはそれ以上だった!
松ノ木沢ノ頭に着いて休んでいると後続の人が登ってきた。
しばらく話していたら、一緒に登ることになりました。
I さん、これからよろしくお願いします〜
天気は晴れてきましたが、谷川岳の山頂部だけ雲が取れない〜
キツイ登りが続いてやっと白髪門到着、ほぼCT通りの3:30分。
一ノ倉の絶壁が迫力ありますね。
白髪門から次のピークの笠ヶ岳までは標高差130mか、ここまでくればもう、一安心だろう。
―――と思っていた時期が私にもありました。
地図では把握できない高低差25m差以内のアップダウンが実はあり地味にキツイ、いや、結構キツかった・・・
なんとか笠ヶ岳に到着、時間結構かかったと思いましたが一応CT通りだった。
次のピークは今日の山場の朝日岳、標高差90m、今度こそ楽勝でしょう〜はりきって行きましょう〜
―――と思っていた時期が(略)
ここもアップダウンがあってキツイキツイ、朝日岳に着いた頃にはもうバテバテでした。
朝日岳には数名の登山者が居ましたが、ほとんどがここまでで下山する人ばかりでした。
朝日岳を後にしてまずは水場を探さないと。
飲み物は500ml+500ml+1L持ってきてましたがここまでで結構飲んでしまったので水場で補給です。宝川温泉への分岐を1分ほど下ったところに水場はありました。水量は少なめ、若干砂が入るほどでした。
朝日岳から清水峠まで一気に500m下ります。
ジャンクションピークは登山道が崩落しているところがあり注意が必要でした。
それ以外は中々歩きやすかった。清水峠の赤い三角屋根は遠くからも確認できるのですが、これが歩いても歩いても中々近づかない!
鉄塔をやっとで通過してバテバテになりながら清水峠の白崩避難小屋に到着。
赤い三角屋根(送電線管理所)ってこんなにでかかったのか!通りで遠くからもはっきり見えるはずだ・・・
ここでこの先どうするか一緒に登ってきた Iさんと相談することに。
時間は13:00、今日の宿場予定地の蓬峠のテン場まで約2時間。3時までには着きたかったから今から出発すればまだ間に合いそうだったけど、私がもうバテバテで進んでもCT通りに着きそうになかったので、今日はここ清水峠のテント場で泊まる事に変更しました。
Iさんはまだ全然行けると言ってたに私が体力ないだけにすみませんでしたー!これからもっと体力つけたいと思います!
ここまで登ってくる途中ずっと「今日は蓬ヒュッテでコーラ飲むんだ〜」と言ってきたのにね!
コーラだけが心に支えだった(笑)
ここで宿泊を決めてからまずは水場を探さないと、清水峠、地図上には3ヶ所ある書いてあるが。送電線先の水場は涸れることもありと書いてあったので、林道の方へ探しにでかけました。
林道2つあってどっちかわからなかったので二手に分かれて探しましたが奥の方の林道を5分ほど歩いたところに水場がありました。ちょっと奥の方にあったので水が汲みづらかった。
水量は少なめ、少し砂が入る程度でした。
水を確保してテントを張ってゆっくりして、今日はテン場二人だけかな?と I さんと話していたら、続々と登山者がやってきた。
結局、避難小屋に5人?テン場に4張り、送電線監視所の方にテント4張り?でした。
夕方、夕食の準備をしているとガスってきて小雨も降ってきて、夕焼けも星空も諦めざる得ませんでした。夕食を食べ18時にはもう寝床に入ってしまいました。
◆【9月14日(日)】 2日目 ◆
AM3:00起床、AM4:00出発、昨日は予定していた蓬峠のテント場にたどり着けなかったので早めの出発になりました。
辺りはまだ真っ暗ヘッドライトと点けての行動です。天気はくもりですがガスっていてよく見えません。
1時間ほど登って、七ッ小屋山に到着。まだ暗い、展望なしなので早々次へ向かいますよ。
この辺りから雨が降り出して、合羽を着るか迷っていたがこれから晴れることを信じて着ないで進むことにした。
七ッ小屋山から蓬ヒュッテまでの登山道は笹道の気持ちの良い稜線なんだけど・・・ガスっていて展望がないんだよ〜!
そして昨日の宿泊予定地だった蓬ヒュッテに到着。
まずはコーラだ!と買いに行ったがコーラはなくC.C.レモンだったが炭酸ならなんでもよかった。
「あぁ゛〜う〜ま〜い〜」炭酸を飲んで生き返った。
蓬ヒュッテは蓬色だと思っていたけど、年数が経って色がほとんど落ちてしまったのね。
次の武能岳までは標高差230mだけどまたアップダウンあるのかな〜と不安になりながら進んだけど、直登ではなくてつづら折になってるところもあり昨日まで登ってきた道よりは全然歩きやすい、これには安心した。
1時間ほとで武能岳到着、相変わらず展望はないけど雨は止んだ。
武能岳から茂倉岳は165m下ってから280mの登り、今日の山場かな。ペースを落としてゆっくり登っていきます。鞍部まで下ったところ辺りで急にガスが切れてきて茂倉岳への稜線がキレイに見えるようになった、これにはテンションが一気に上がった。
キレイな眺めを見ながらの登りはやっぱり気持ちいいな。
茂倉岳、一ノ倉岳と一気に進んで一ノ倉のノゾキに到着。
ここが有名なノゾキか、恐る恐る覗き込んでみたけど、ヒエ〜断崖だ〜怖い怖い。覗き込んでいるとクライマーを発見。ホントに登ってる居るんだなぁ〜自分は到底無理な世界だわ。
ノゾキを過ぎると一気に登山者が増えてきた。一ノ倉からオキノ耳は岩場やクサリ場がありストックは閉まった方が歩きやすいと感じました。
オキノ耳に着くともうそこは登山者でいっぱいでした。今までの静かな登山はなんだったんだ。写真撮りたかったけど写真撮るのに列ができていました。しかたないので並んで記念撮影してきました。
あ、これで百名山11座目達成です〜
人込みが嫌だったので早々に次へ進みましょう、トマノ耳までは10分ってなっているのですが、渋滞でなかなか進めなかった。トマノ耳に着くとオキノ耳以上の人込みだった。
この人の多さは福島の一切経山以来だな。でもこっちは狭い上に人が多いので窮屈だった。
写真待ちの列もオキノ耳以上でした。
人込みの多さでゆっくりも出来ず、先に進むことにしました。西黒尾根との分岐まできましたが、今回は西黒尾根は諦めました。今回は天神尾根を下ってロープウェイで下山にしました。ホントは西黒尾根じゃないと馬蹄形縦走にはならないのかな?
天神尾根もなんども渋滞待ちで自分のペースで降りれなかったけどCTはほぼ時間通りでした。天神平に着くと天気がやっと晴れてきて谷川岳の双耳峰がやっと見えました。ほんと今更デスネ・・・
昨日泊まった清水峠も見えてなんか谷川岳の山頂より清水峠のほうが思い入れがあるなぁ。
ロープウェイ片道1230円で下山です。ロープウェイは楽だな〜
下に降りてレストランで山菜そばを食べて一息着いて土合橋駐車場に戻ってきました。
帰りは谷川温泉、湯テルメ谷川で入浴、汗を流しました。
―――――――――――――――――――――
一泊二日の谷川岳馬蹄形縦走でしたがコレまで登った山で多分一番キツイ山行だった。
距離的には槍ヶ岳のほうが長いのですが、アップダウンと急登でこっちのほうが辛かったです。今回は反時計回りで登りましたが時計回りだと白毛門の下りがきついんじゃないかと感じました。
一緒に登ってくれた I さん、ホントにお疲れ様でした。もし一人だったらどうなっていたことか・・・あとペースが遅くてすみませんでした。
今度こっちに来た時は一緒に登りましょう!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんにちは、一緒に同行させていただきましたIことiwa_tです。
遅くなりましたが、馬蹄形縦走お疲れ様でした。
普段はソロばかりでしたので、久しぶりのパーティ登山で安心して登山をすることができました。
インソール入れ忘れで石黒尾根を降りることはできませんでしたが、来年は石黒尾根を降りるた馬蹄形縦走を挑戦したいと思います。
予定があえば、また同行してください。
その時は蓬ヒュッテでCCレモンで乾杯しましょう。
今度は冬の蔵王でお会いしましょう!
iwa_tさん、馬蹄形縦走お疲れ様でした。
私もいつもソロなので、やはりパーティだと安心して登れますね。
インソールの件は残念でしたね・・・
次は馬蹄形縦走(時計回り)で西黒尾根にも挑戦ですねっ!
冬の蔵王で会えることを楽しみにしてます〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する