読売新道から赤牛岳・水晶岳〜新穂高温泉へ
- GPS
- 56:00
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 2,927m
- 下り
- 3,291m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:00
- 山行
- 10:38
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 13:25
天候 | 9/13晴れ 9/14晴れ 9/15曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉下山後、→平湯→松本→信濃大町→扇沢とバス・電車を乗り継ぎクルマを回収。 |
写真
感想
この夏は栂海新道と読売新道を行く予定であったが、天候不良で叶わず、ようやく来た快晴の連休で読売とし、栂海は10月に回すことにした。どうせなら登りテント泊で行ってみようと好奇心で無謀に計画した。
9/13(土)平の渡し12:00に合わせて扇沢7:30のトロリーバスで黒部ダムへ。かんぱ橋を過ぎると観光客はいなくなり登山者と釣り師の世界。水平道ではあるがアップダウンあり、また入江が多く忠実に回り込んでいく。時おり観光船の波だろうか、打ち寄せる波音で海と錯覚してしまう。平ノ小屋でゆっくり昼食をとり、12:00の渡しを待つ。渡しは8人、少なくとも釣り師が3人いる。対岸に渡ったら早速アスレチックの始まりだ。木橋、梯子が頻繁に現われる。遠目ではインディジョーンズみたいだが、作りはしっかりしていて安全だ。意外と短時間でアスレチックは終了し黒部川から離れると東沢を渡ってまもなく奥黒部ヒュッテに着いた。平ノ小屋で会った女性と相前後して歩いた。健脚っぽい。
受付とビール、テント設営後、小屋前のベンチで明日登る件の女性と針ノ木を越えてきた男性と今日下ってきた男性と4人で酒飲みながら談笑する。互いに物好きだねと言いながら。普通の登山者が行かないようなところばかり行っている人たちだ。
9/14(日)長丁場なので4時過ぎにヘッ電で出た。森林の中で暗いのでゆっくり歩く。昨日の酒が残ってる、気持ち悪い。何てこった。今日どこまで行けるんだろ。それでも2/8までCT3時間を2時間で着く。件の女性に追い抜かれた、彼女は1時間で着いたようだ。すごい。その後会うことはなかった。その後8分の表示毎に休憩しつつ、亀足で登る。体調悪いとザックが重い。既にテン泊を後悔しつつ、今日どこまで行くか迷いながら登る。5/8で森林限界を超え見晴らしがよくなる。テンションは上がるのだが元気が出ない。昨日の針の木の彼も颯爽と抜いていった。6/8で大休止し、釜飯やらゼリーやらアミノ酸やら手当たり次第口に入れる。7/8から赤牛直下のザレた岩場、7時間かけてようやく到着、予定より2時間遅れだ。1:40も休んでるから当然か。
赤牛は360度全部山、北アの中心だ。時間が許すならここにしばらく滞在してみたいものだ。読売を下る方が4人到着し証拠写真を撮ってもらった。うちヤマレコユーザーが2人いた。幸い酒は抜けたようだ。ここからさあどこまで行くか、決めかねながら取りあえず水晶小屋まで行こう。最悪小屋の窮屈は我慢しようと。しばらくゆるやかな稜線歩きであったが、温泉沢の頭が近づくと岩稜となりスピード出せない。というかもうここまで消耗していて力が出ない。水晶の急坂をひいひいと上り到着、誰もいない。回りもガスってきた。早々に下りにかかる。水晶小屋に15:30着。外の宿泊者に聞くと布団1枚に2人とのこと。んーん。泊りたくない。予定の竹村新道には野口五郎小屋が近いのだが、無理して行っても小屋泊り。下る方が多い三俣山荘がこれからの負荷は低いと判断して下りにかかる。ところが岩苔乗越から黒部源流方向に下り、三俣山荘と同じ高度に来てもまだまだどんどん下る。気持ちが萎えてくる。源流の碑から登り。17:00過ぎても陽がさしていたが、だんだんと暗くなってきた。17:40に三俣着。13時間半の長時間行動となってしまった。意外とテン場は空いている。しかも小屋に近い平坦地が一カ所空いていた。流石にこの日は昨日の半分程度の酒に抑えたのでした。(いばるな)
9/15(月)予定の竹村新道は11時間ほどかかるので行く元気が出ず、予定を変更して新穂高に降りることにした。地図持っていないが確か7時間程度だったはず。双六に水平道を辿り、その後は小池新道を下った。双六以降登山者の数が半端なく多い。途中一人も抜かされずに(休憩中は別として)ぐんぐんと下った。
新穂高から扇沢にクルマ回収に向かわなければならなかったが、新穂高バス停で同じ目的の若い男性と知り合い、その方の調べた時間割り通りに順調に辿りつけた。同行ありがとうございました。
naga4687さん こんにちは!
赤牛のピークで『私もヤマレコやってます。 ButaModernって名前で・・』って話すと『見たことあります。ハードな内容が多いですね』と遣り取りさせて頂きました
レコを拝見させて頂きましたが、黒部ダムを起点にするのもドラマの始まりとしては中々良さそうですね
綺麗な写真が多くて大いに参考になりました
また会った際は宜しくお願いしますね!
ButaModernさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
この夏への鬱憤からか気合いを入れすぎて読売新道をテント泊で登る計画としましたが、私の力量からすると相当きつかったですね。ツェルトにすれば良かったかもしれません。出発前夜ツェルトからテントに変えたのでした。
仰る通り、読売を登りに使うのは、潜って潜って突然北アの真ん中に顔を出すというイメージで不思議で素敵な感覚でした。
ButaModernさんのコース凄いですね。黒部湖からまた登るなんて私には思いもつきません。健脚だとフリーなコースデザインができていいですね。私も鍛えなきゃと思います。
またどこかでお会いするのを楽しみにしています。
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