早くも紅葉ピークの涸沢へ 奥穂高岳&パノラマコース 〜 1泊でも勿体ない? 〜


- GPS
- 17:36
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 3,834m
- 下り
- 3,866m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:28
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 12:43
天候 | 2日とも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
メインルートは良く整備されています。 パノラマコースはすれ違い困難な崖下のトラバースが連続します。屏風ノコルからの下りも足場が悪いところが多いので、時間に十分余裕を持って行かれることをお薦めします。混雑期や、山になれていない方を同伴するのは止めましょう。 |
写真
混雑期のために早めたのかな? それもと日が短くなったから?
一人なので日暮れまでには上高地に着きましたが、確かにこれくらいの時間を目安にした方が良いと思います。
もちろん、前半で遅れたなら屏風ノ耳をカットして1時間短縮できました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
日月のお休みは南東北の紅葉を狙って、未踏百名山の磐梯山と安達太良山に登るつもりだった。金曜日に車中泊日帰りの準備を車に積み込み、土曜日の夜勤明けで何時に出ようかと思っていたが、raichouさんの日記で涸沢が既に見頃であることが分かった。
http://www.yamareco.com/modules/diary/16463-detail-81207
それじゃあと山行記録をチェックしたら、DuckyMomoさんの「
紅葉の涸沢 〜日帰りはもったいない!〜」を見つけてしまったので、こうなるともう予定変更を余儀なくされた(w
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-518207.html
元々、翌週に涸沢の計画を上げて、その都合が付かなくなったので今年は諦めかと思っていただけに、計画は既に出来上がっていた。予定変更は出発が遅れたために車利用となることくらい。
混雑はまだピークでは無さそうだし(結果論で言えば小屋泊まりでも十分に寝られたようだ)、慌てなくてもテン場は確保出来るだろうから、初日は涸沢でノンビリ出来ればヨシとして21時頃に高速道に乗った。
沢渡の夜着は初めてなので、0時前に入れるとどうなるのか分からず、塩尻北ICで下りて到着時刻を0時に合わせてバスターミナル近くの第3駐車場に入れた。
BTのトイレは3:30まで使えないとのことだったから、時間調整のために足湯公園のトイレに寄ったのは結果的にラッキーだった。
缶ビール1本で明日に備える。
【28日】
事前の調べでは5:40のバスが始発ということだったので5時前に起きたが、今日はその頃から運行が始まっていたらしい。もちろんタクシー相乗というてもあるが、「上高地らんらんチケット」というのを使うとバス往復と1000円の金券で2500円というのがあるとのことだったので、今回はそれを使ってみた。
トイレによってチケットを買うと5:30にバスが出るということで、殆ど待たずにバスに乗車。途中のバス停でも数名の乗車があったが混み合うほどではなく上高地BTへ。
今日はあまり水を沢山持つ必要は無いので、500mlのアミノバイタルドリンクを作って出発。例によって林道歩きが長いがウォーミングアップで黙々と進む。徳沢で小休止をして自宅のラインに写真を送る。横尾で行動食を補充、本谷橋に向かう途中で見覚えのあるハットを被ったkintakunteさんと出会った。紅葉はばっちりで、昨日は400張りほどテントがあったようだ。本谷橋では大勢の登山者が休んでいたのでそこでL1にした。
前回はGWだったのでそのまま沢沿いだったが、夏道は右岸の中段を巻いていく。色づいた木々と後ろに岩の嶺々、そして暫く見なかったまさに「抜けるような」青空。
空気は爽やかで、思ったほどは混雑もなかった。
順調に高度を稼ぎ、テン場には12時前に到着した。昨日のテントが撤収された跡が多数空いているので、暫くあちこちを物色していたが、通路沿いに珍しく石が無いテン場が空いていて超ラッキー!
受付は13時からなので先に張って良いと書いてあり、まずは場所を確保した。
奥穂まで行くと下山が日暮れになりそうだし、そうするとおでんが食べられなくなりそうだったので、カメラを持って小屋周辺を散歩し、テラスでおでんと日本酒のセットを買い、テラスから紅葉を眺めながらノンビリと楽しんだ。
テラスは「火気厳禁」となっていて(以前は大丈夫だったはず・・・)テントでやらにゃイカンのかと思ったが、売店前だけは(目が届くからなのか、景色がちょっと落ちるからか、煙草OKだからか?)OKということで、テントで一休みした後で15:30頃から焼酎とつまみをもって一人宴会。
焼く物は終わって、お湯もポットに入れたので、片付けをしてテラスの眺めの良いところへ。大天井の稜線を見ている方とちょっと話をして、ヤマレコのことを言ったら何とmuscatさん!私の計画には気がついていたが、まさかこの涸沢で会えるなんて・・・と。
その後はテントに戻って暗くなるまで二人宴会になりました。
【29日】
当初は1泊2日ならピーク無しでも良いかと思っていたが、さすがにこれだけ天気が良いと後で後悔しそう(w)なので3時半起床。朝食はガッツリと煮込みラーメン(2人前)を食べて5時前にピストン開始。涸沢小屋前を通ってパノラマコースと合流し、ザイテングラートの取り付き手前でご来光。
ここを登るのは約30年振り。記憶は定かではないが、イメージよりもきつかった・・・年か。下りてくる人達は昨日ピークに行き、今日は小屋でご来光を眺めて満足している顔つきだった。
小屋前からハシゴを登り、やっぱり雪があるときには無理だなぁと思いながらピークを目指す。山頂で吊り尾根へ進む人達を見送って、ジャンへのルートを少し覗いて次への意識付けをしてから、来た道を小屋まで戻る。少し余裕が出来たのでポットのお湯でコーヒーをドリップし、カロリーメイトで栄養補給。
下りも立ち止まって写真を撮ることも多く、10時を少し過ぎて涸沢ヒュッテ着。昼食は時間の節約もあってカレーライスを頼み、テントを撤収して下山。
パノラマコースの分岐立て札には、目安の時間が10時までにガムテープで修正されていた。確かもう少し遅かったはずだが・・・安易に入らないよう基準を厳しくしたのかなと思ったが、行って見たらそれぐらいの表示が適切だと分かった。今日はすれ違いが殆ど無いと予測できたから良かったが、慣れない人でも入り込んだら立ち往生しかねない。
話の通りアップダウンは多く、固定ザイルや一部トラロープでサポートしてあるが、それなりには大変なルートだ。右側からは落石にも注意しなければならない。天気が良く、日が長い時期に行く方が無難。来週以降の混雑期にはよほど出発時間を考えて行かないと嵌りそう。
屏風ノコル分岐には4〜5個のザックが置いてあり、空身ピストンの人も多そう。やはり折角パノラマコースを取ったら登っておきたいピークだ。特に今回は唯一のニューピークであり、小一時間の時間は取られるが徳沢に16時には着ける目処は立ったので登っておく。展望は写真の通りで行かないのは勿体ない。
分岐に戻り、後は下るだけだがこのコースはまだまだキツイ。そろそろ足にも来ているので、怪我をしないように慎重に下りていく。長いなぁと思いつつ、何とかコースタイムくらいで中畠新道分岐に到着し小休止。徳沢まであと1時間程度。このあたりはソフトクリームとビールのことしか頭に無くなってきた。
途中から軽トラが入れそうな道になり、川沿いにほぼ平坦な道に出る。ここで猿の群れに遭遇。同じ方向に移動しながら道端で餌を探したり、道路上で毛繕いをしている。脅かしては行けないので平然と脇を通り過ぎていく。新村橋を渡ると間もなく徳沢だ。
念願のソフトクリームを賞味し、さらにレギュラー燃料を補給して上高地へと急ぐ。既にシャトルの時間は終わっているが、路線バスは何時までだったっけ? いずれにしても暗くなるまでそれほどの猶予はない。最悪の場合、タクシーに乗るよりは小梨平でテン泊する選択を頭に置きながら17時半頃にBT着。最終バスは18時だった。
沢渡でどこか温泉に入ろうかと思ったが、何か有料駐車場みたいで入りづらい感じだった。結果的には諏訪湖SAの温泉に入り、深夜割引の時間帯に調整して八王子を通過、1時に自宅着だった。
ヤマレコでの最新情報で急遽行き先を変更したが、本当に素晴らしい山行になった。山ほど写真を撮ったがあの色を出すには腕も機材もグレードアップしないと難しい。混雑の中で行く気はしないが、団体ツアーとタイミングがずれて平日に行けるならまた行って見たいところだ。
さて、今年の紅葉がこれだけ早いとなると、月末予定の下ノ廊下はどうしようか。
また、新たな悩みが(w
fireさん、今晩はです。横尾〜本谷の間で偶然行き合ったのは驚きましたね。はちあわせに近い状態でしたが何だかとでも嬉しくなりました。
今回はソロでも有りそれなりに楽しんでいたのですが、やはり知り合いとお会いすのも良いモノですね。
行けなかった山の上の画像も見れて2度楽しませて頂きました。
kintakunteさん、コメント有り難うございます。
山で予期せずバッタリ! というのは嬉しいですね。sakusakuさんと八方尾根でお会いしたときも、先週TsA7さんにお会いしたときも(判ったのは下山後ですが)ビックリでした。
今回は涸沢でmuscatさん(オフでは初対面です)にお会いできたのも嬉しいサプライズでした。
きっと大勢のヤマレコユーザーさんが涸沢にいたんでしょうね。
fireさんこんにちは。
今日は会社でずっとジャンダルム の写真に見入っていました。
この写真の右に見える稜線のジャンダルム 飛騨尾根を43年前の10月に偵察で登り、その1月に末端から登攀しています。
これが私の生涯のビッククライムになっています。
今は、気の合ったヤマレコ仲間と一緒に山に行く事が最大の
楽しみになっていますので、
今後とも機会があれば御一緒させて下さい。
kazuhiさん、こんばんは。コメント有り難うございます。
ジャンダルムを登攀されたのですね。私は今の縦走ルートでも自分のレベル(技術&体力の両面)でギリギリに近いので、条件が揃ったときに何とか行けるかなあと機会を窺っています。
体力面では既に疲れを感じているくらいだったので無理でしたが、気象条件は最高だっただけに、チャンスだったかな・・・・などと考えてしまいました。
来年は行けるように体力向上に努め、週末に休みが来たらヤマレコオフ会にまた参加したいと思います。スノーシューとか、鍋倉とか。
fireboltさん、こんばんわ。
涸沢の紅葉はもう真っ盛りなんですね。
好天の週末でしたが、例年より紅葉が少し早めということで
10月の3連休の様な異常な程の混雑は無かった感じで、よかったですね
kinta兄さん、とのばったりんこ、嬉しいですね。
二人で英雄のポーズでキメて欲しかったです
sakusakuさん、こんばんは。コメント有り難うございます。
ヤマレコユーザーさんの知り合いも大分増えて、一応のカウントは100人になりました
こうやってばったりんこが増えていくと山に登る楽しみが増えますね。今年辺りは例のナメコツアーに行ってみませんか? anbyさんにも声かけをして
割と空いていたと言っても横尾からのルート上で英雄のポーズは決められません
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