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Yamareco

記録ID: 5217774
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳(東尾根) 念願の厳冬期ピークハント

2023年02月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
12:29
距離
23.2km
登り
2,435m
下り
2,436m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:02
休憩
0:25
合計
12:27
3:47
419
10:48
10:54
57
11:51
11:54
11
12:05
12:21
1
12:22
12:22
19
12:41
12:42
215
天候 快晴 一瞬ガスに包まれる
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
(行き)
新宿12:00(あずさ)14:35松本17:00(レンタカー・買物・食事・温泉)21:30須砂渡
(帰り)
須砂渡17:00(レンタカー・高速)17:30松本18:40(あずさ)21:14新宿
コース状況/
危険箇所等
・標高2000mまで辛い登りが延々続く。
・森林限界からは気持ち良い雪稜歩き。
・前常念岳への岩場は少しだけ慎重に。
・風下側の前常念までは風の影響は受けにくいが、稜線へ出ると一気に風が強くなる。
・天候や雪質でコース難易度は異なる。
午前4時前、気温-8℃。
暗闇の須砂渡ゲート出発。
2023年02月26日 03:49撮影 by  SO-02L, Sony
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午前4時前、気温-8℃。
暗闇の須砂渡ゲート出発。
林道No63標識。
これより冬期限定ルートへ潜入。
2023年02月26日 04:40撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 4:40
林道No63標識。
これより冬期限定ルートへ潜入。
明けゆく空と東尾根
2023年02月26日 05:57撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 5:57
明けゆく空と東尾根
周囲の山が焼けてきた。
モルゲンの蝶ヶ岳。
2023年02月26日 06:29撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 6:29
周囲の山が焼けてきた。
モルゲンの蝶ヶ岳。
朝食休憩は牛乳パンと紅茶。
牛乳パンは長野県が発祥の地。
2023年02月26日 06:35撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 6:35
朝食休憩は牛乳パンと紅茶。
牛乳パンは長野県が発祥の地。
途中ご来光を迎える。冬型の気圧配置の影響は無さそうで良かった。
2023年02月26日 06:43撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 6:43
途中ご来光を迎える。冬型の気圧配置の影響は無さそうで良かった。
東尾根より蝶ヶ岳・大滝山。
真っ青の空にワクワク。
2023年02月26日 07:29撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 7:29
東尾根より蝶ヶ岳・大滝山。
真っ青の空にワクワク。
目指す常念岳。スタートして4時間。遥か彼方の山頂に心が折れそう。
2023年02月26日 07:54撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 7:54
目指す常念岳。スタートして4時間。遥か彼方の山頂に心が折れそう。
霧氷に包まれた蝶ヶ岳(右)と大滝山(左)
2023年02月26日 07:54撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 7:54
霧氷に包まれた蝶ヶ岳(右)と大滝山(左)
樹林帯にテン泊適地あり。テン泊も考えたがここまで来るだけで大変そう。
2023年02月26日 08:10撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 8:10
樹林帯にテン泊適地あり。テン泊も考えたがここまで来るだけで大変そう。
長い樹林帯を抜けると前常念岳のお出迎え
2023年02月26日 08:41撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 8:41
長い樹林帯を抜けると前常念岳のお出迎え
前常念岳(左)と常念本峰への稜線。
ここからは常念岳は見えない。
2023年02月26日 08:43撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 8:43
前常念岳(左)と常念本峰への稜線。
ここからは常念岳は見えない。
行くぜ常念
2023年02月26日 08:45撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 8:45
行くぜ常念
開放感ハンパない。
東尾根は風下側のためほぼ無風。
2023年02月26日 08:55撮影 by  SO-02L, Sony
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開放感ハンパない。
東尾根は風下側のためほぼ無風。
横通岳と常念乗越(左)。
眼下は一の沢。
2023年02月26日 08:56撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 8:56
横通岳と常念乗越(左)。
眼下は一の沢。
前常念岳への苦しい登り。雪もさらさらでアイゼン噛まず体力消耗。
2023年02月26日 09:12撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 9:12
前常念岳への苦しい登り。雪もさらさらでアイゼン噛まず体力消耗。
シュカブラの美しさに癒される
2023年02月26日 09:16撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 9:16
シュカブラの美しさに癒される
流れてきたガスが常念を覆う
2023年02月26日 09:54撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 9:54
流れてきたガスが常念を覆う
前常念岳へのビクトリーロード
2023年02月26日 10:05撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 10:05
前常念岳へのビクトリーロード
純白の稜線をゆく。
最高に幸せ!
2023年02月26日 11:06撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 11:06
純白の稜線をゆく。
最高に幸せ!
分岐点。あと少し。基本的に夏道を辿る
2023年02月26日 11:12撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 11:12
分岐点。あと少し。基本的に夏道を辿る
前常念岳を振り返る
2023年02月26日 11:28撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 11:28
前常念岳を振り返る
常念岳本峰を捉える。
手前の小さピークを越えると、
2023年02月26日 11:28撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 11:28
常念岳本峰を捉える。
手前の小さピークを越えると、
お槍さま、こんにちは!
2023年02月26日 11:46撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 11:46
お槍さま、こんにちは!
スパッと切れ落ちる常念岳
2023年02月26日 11:43撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 11:43
スパッと切れ落ちる常念岳
常念岳へのビクトリーロード
2023年02月26日 11:52撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 11:52
常念岳へのビクトリーロード
常念岳山頂に到着。槍ヶ岳(右)から穂高連峰・吊尾根(左)まで圧巻の景観。
2023年02月26日 12:04撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 12:04
常念岳山頂に到着。槍ヶ岳(右)から穂高連峰・吊尾根(左)まで圧巻の景観。
槍ヶ岳をはじめ表銀座・裏銀座の名峰が勢ぞろい
2023年02月26日 12:06撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 12:06
槍ヶ岳をはじめ表銀座・裏銀座の名峰が勢ぞろい
大天井岳(左)と横通岳(右)。
燕岳が横通岳の上に見えている。
2023年02月26日 12:08撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 12:08
大天井岳(左)と横通岳(右)。
燕岳が横通岳の上に見えている。
酷寒と爆風の中、無理言って撮って頂く。ありがとうございました。
2023年02月26日 12:09撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 12:09
酷寒と爆風の中、無理言って撮って頂く。ありがとうございました。
これより下山します
2023年02月26日 12:26撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 12:26
これより下山します
サヨウナラ穂高連峰。
夏にまた会おう!
2023年02月26日 12:34撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 12:34
サヨウナラ穂高連峰。
夏にまた会おう!
どんどん下ります。
途中の岩場は慎重に。
2023年02月26日 12:41撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 12:41
どんどん下ります。
途中の岩場は慎重に。
前常念岳と東尾根の岩場を振り返る
2023年02月26日 13:06撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 13:06
前常念岳と東尾根の岩場を振り返る
前常念岳と横通岳とお別れ。
バイバイまた来るね!
2023年02月26日 13:31撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 13:31
前常念岳と横通岳とお別れ。
バイバイまた来るね!
松本平を一望。遠く八ヶ岳。その手前は左から美ヶ原、霧ヶ峰、鉢伏山。
2023年02月26日 14:14撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 14:14
松本平を一望。遠く八ヶ岳。その手前は左から美ヶ原、霧ヶ峰、鉢伏山。
須砂渡ゲートに無事下山。久々にくたくたヘロヘロの修行山行でした。
2023年02月26日 16:25撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 16:25
須砂渡ゲートに無事下山。久々にくたくたヘロヘロの修行山行でした。
安曇野より夕暮れの常念岳
2023年02月26日 17:03撮影 by  SO-02L, Sony
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2/26 17:03
安曇野より夕暮れの常念岳

感想

松本平のシンボル常念岳。
今シーズン厳冬期の登頂を狙っていた山だ。冬型の気圧配置が緩み始めた日曜日。あずさ&レンタカーで北ア遠征に繰り出す。

準備万端で自宅を出発するもフリースを忘れてしまった。命に関わる中間着。これも旅の想い出とモンベル安曇野店で薄手を調達した。ほりでーゆ四季の郷の立ち寄り湯で営業終了まで粘り登山者専用駐車場で車中泊。

翌朝は午前4時前出発。林道No63標識より東尾根冬期限定ルートへ。暗闇でも明瞭な心強いトレースが常念岳へと誘う。今日は久々の長丁場。標高差2000m往復20km強12時間の日帰り。きっと稜線は極寒爆風だろう。体力と気力が試される山行だ。

森林限界。迫力ある前常念岳と横通岳がお出迎え。稜線までは一部岩稜帯を通過するが、ピッケルが役立つ箇所もあった。雪質は多彩。急斜に締まった雪面あり、アイゼンが効きにくいさらさら雪あり。モナカ地雷にも何度かハマる。ここでかなり体力・気力を消耗した。

稜線では想定通り爆風が待っていた。時折雪煙で氷の粒が顔面を叩きつけ行く手を阻む。大阪や地元長野の登山者と抜きつ抜かれつ声を掛け合いながら山頂へ。

正午ちょうどに常念岳山頂。気温-18℃。風は時折爆風程度でホッとした。山頂からは槍穂高連峰をはじめ表銀座・裏銀座の名峰が勢揃い。学生時代から一度登ってみたかった冬の常念岳。実に35年ぶり?に願いが叶った。

下山は登りと同じコース。登り約8時間、下り約4時間。軟硬混じった雪のロングトレイル。レンタカー返却時間もあり急いで下山。時間にも追われ久々にくたくたヘロヘロ山行となった。荷は重くなるがテン泊の方が気持ちに余裕が生まれるので、次回また登るとしたらテン泊かもしれない。

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コメント

yamampapa784さん
結構厳しい山行でしたね、おかげさまで山頂にたどり着くことができました、またどこかの山で会いましょう😊
2023/2/27 17:40
ケンケンさん、こんばんは!
昨日はお疲れさまでした。なかなか行程ハードな山でしたね。私は日帰り12時間以上の雪山はあまり経験ないのですが、達成感はハンパなかったですね。これからもお互い安全登山で!ありがとうございました。
2023/2/27 22:13
素晴らしい山行ですね!うらやましいです!!
来シーズンは、天気とにらめっこして厳冬期の常念岳登ってみたいです。
いつも参考になるレポ、ありがとうございます。
2023/3/1 17:35
こんばんは。参考にして頂き嬉しいです。天気図と相当にらめっこして北ア南部を選びました笑。今週末は広範囲で穏やかな雪山が期待できそうですね!
2023/3/1 19:47
プロフィール画像
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