【秋の東北遠征1】朝日連峰(古寺鉱泉〜泡滝ダム)
- GPS
- 19:39
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 2,747m
- 下り
- 2,894m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 9:08
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:28
天候 | 10/1:曇り時々晴れ 10/2:晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
泡滝ダムに下山後は本来2時間以上の林道歩きがあるのだが、とても親切な方に朝日屋まで同乗させていただいた。これはとても助かりました。 下山後は大鳥集落から古寺鉱泉までバスとタクシーで移動して車を回収した。 朝日屋〜鶴岡(路線バス):1,400円 鶴岡〜寒河江BS(高速バス):2,190円 寒河江BS〜古寺鉱泉(タクシー):12,750円 ※帰りに地蔵峠から寒河江まで柳川温泉経由で移動したが既に開通していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
地図を持っていればコース全体を通して迷うような箇所はほとんど無い。 ただし、ガスっている時は三方境付近とオツボ峰から三角峰間のザレ場付近は注意を要するが、目印を拾っていけば問題はない。 また、一般登山道なので特筆すべき危険箇所は無いが強いて挙げれば大鳥小屋から泡滝ダム間の2つの吊り橋。 |
その他周辺情報 | ■朝日屋(下山後に宿泊) 一泊二食付きで6,800円 夕食はおかずの種類が多くてご飯一膳でお腹いっぱいになった。 お風呂は温泉ではない。 17時になって予約なしで伺ったにもかかわらず気持ち良くご対応いただいた。 おまけに美味しい夕食にもありつけた。 ■柳川温泉(車回収後に利用) 入浴料300円 向かい側にある柳川そばの板そば(中)1,000円 |
写真
装備
備考 | 一泊以上の山行で毎度のことながら荷物が多過ぎた。食料の大半をそのままで下りてくるということは元々不要ということなので見直しが必要。 |
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感想
多忙だった仕事が一段落したので秋の東北遠征に行ってきた。3.5ヶ月ぶりの山歩きだ。
第一弾は昨年は水害で行けなかった朝日連峰で、今回は是非以東岳に登って大鳥池に下りるつもりでお邪魔した。
前夜仕事が終わって帰宅してから出発したのだが、東北道は途中の埼玉県内で30分の事故渋滞に巻き込まれ、その後栃木県内で事故の実況見分のため2時間の通行止めで足止めされた。そのため仮眠場所の道の駅への到着が遅くなり仮眠時間が少なくなってしまった。
登山口の古寺鉱泉の駐車場に着くと平日にも関わらず多くの車が駐車されていた。さずが紅葉の百名山といったところか。
登り始めて日頃の運動不足のためペースが上がらない。おまけに水分と行動食の摂取をミスして、小朝日岳の登りあたりで足が攣る症状に見舞われた。その後、意識して水分と塩分を摂るようにしたら症状は徐々に緩和した。
古寺山まで登ると小朝日岳周辺の見事な紅葉が見えてきたが、この時点では大朝日は雲の中だ。
小朝日岳は巻かずにピークを踏んだが、紅葉の中の下りは日も差してきたこともありとても美しかった。また、銀玉水の辺りから振り返ると小朝日岳の北側斜面の美しい紅葉が見られた。
大朝日小屋で少し休んで先を急ぐ。ここまではわりと多くの登山者がいたが、この先はとても静かとなり、西朝日まで往復されていたおそらく大朝日小屋泊まりの方2名に会った以外は狐穴小屋方面から歩いて来られた方1名とすれ違っただけである。
西朝日を越えると青空が出てきて竜門山付近の紅葉を楽しみながら歩き、竜門小屋に着いて荷を下ろした後で水場に行くと竜門山から2名が下りて来られた。
小屋で料金箱に利用料の1,500円を入れようとすると直接受け取るとのこと。お話を聞くと竜門小屋関係者だったようだ。聞くと今日からは朝日連峰にTVの撮影が入っていて竜門小屋の小屋番さんがご案内されているとのことである。2日目には以東岳でも撮影隊を見かけた。さすがは紅葉時期の百名山である。
暗くなるまでに夕食を済ませ、夕暮れまでゆっくりと過ごした。竜門小屋は画像を見てもわかるように窓が多く小屋の中からも景色がよく見える。今日の夕暮れ時はとても幻想的な景色を楽しむことができた。
明日は夕方頃から天候が崩れるとの予報なので明日中に下山することに決めて寝袋にはいった。
2日目の朝は雲もあるが青空が優勢で朝日も拝むことができた。暗いうちに朝食を済ませて明るくなってから出発した。とても快適な小屋でした。
歩き始めて途中で狐穴小屋泊まりと思われるお一人とすれ違い、ピークを2,3越えると朝日に照らされる美しい山肌の寒江山が見えてきた。寒江山からみる相模山方面も
とても美しかった。「来て良かった。そしてまた来よう。」と改めて思った。
北寒江山から三方境へ下ると赤い屋根の狐穴小屋が見えてくる。この辺りはガスが濃く視界がない時は要注意だが多くの目印が付けられている。
狐穴小屋は中を覗かなかったが外観はキレイで立地も良い。経営も竜門小屋と同じだそうなのでおそらく居心地が良い小屋だろう。
狐穴小屋を後にしていよいよ以東岳への登りだと思ったら、一旦1450mぐらいまで標高を下げるので最後は以東岳まで約300mちょっとの登りになる。
それでも開放感のある気持ちの良いルートなのであまり苦にはならなかった。
狐穴小屋からおよそ2時間でついに念願の以東岳に到着した。山頂からは見たかった大鳥池のクッキリと見え、振り返ると歩いてきた大朝日からのルートが見えて感慨深いものがある。
以東岳では40分くらい休憩していただろうか。途中TV撮影隊が大鳥小屋から登ってきた。そのうちに放映されるのかな?
撮影隊が到着する10分以上前に誰もいないのを良いことに山ネチポーズしたりして自撮りしてたのとか見られてないだろうな。(笑
さてあとは暗くなるまでに大鳥集落まで着けるかどうかだな。
オツボ峰の下まで来ると風がなくなって暑くなってきた。それでも三角峰付近の紅葉もこれまた見事で、紅葉のトンネルを大鳥池まで一気に急降下した。
大鳥池湖畔に建つタキタロウ山荘こと大鳥小屋に着いて、ジャンジャン出ている水で顔を洗って汗を拭いた後で先を急いだ。
しかしここから先が辛かった。過去の記憶ではもっと平らで楽だったような気がするのだが。。。 地図を見ればわかるのに記憶ってあてにならないね。少し舐めていました。
途中何度も休んで、足が棒になる中で泡滝ダムに到着したのが16時過ぎ。「これだと大鳥集落に着くのは暗くなってからだな。」と諦めて歩き始めて数分すると一台の車が通りかかりお声を掛けていただいた。下まで乗せて行っていただけるとのことである。
お言葉に甘えることにし、汗だくなのでザックからシュラフカバーを出してシートに掛けて座らせていただいた。物腰の柔らかいとても親切な方で地元鶴岡の方だそうで、お話をお聞きするとオツボ峰の辺りで会った方だった。
歩いていたら途中でへこたれたかもしれませんし、朝日屋さんの夕食にもありつけなかったかもしれません。この場を借りて改めて御礼申し上げます。とても助かりました。
朝日屋の前で降ろしていただき、予約がない中で朝日屋さんに飛び込んで泊めていただいた。おまけに夕食にまでありつけた。
ちなみに、大鳥小屋と以東小屋は朝日屋さんの経営とのことである。
夜中にわりと強い雨が降って来て朝もパラついていたので、下山を早めたのは正解だったようだ。
翌日は6時45分のバスで鶴岡まで、鶴岡から寒河江BSまで高速バスで行き、タクシーで古寺鉱泉に戻って車回収した。
山形まで高速バスで行き、そこから左沢まで行ったほうがタクシー代は安いのだが、高速バスと左沢線の接続が悪いので寒河江BSからとした。
車回収した後は柳川温泉でそばを食べ温泉に入ってから寒河江の街で洗濯に勤しんだ。
※自動で登録されるコースタイムの到着・出発時刻が間違っているのでそのうちに直そうと思う。
コメント
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swynさん、下積み生活・・いや潜伏期間?
なんていうのでしょうか、ともかく我慢の期間が長かったですもんね!
秋の東北山行き、まずはおめでとうございますと言わせていただきます
自分撮り写真に写っているswynさん以外の人類は
お一人くらいしか見つけられませんでしたが
ずいぶん空いていたようで・・こんなに綺麗ないいところなのに
さすが平日縦走ですねぇ
雄大な景色を独り占め状態して、お仕事の疲れも吹っ飛びましたか〜
第二弾もあるのですよね 楽しみです
nyagiさん、こんばんは。
やっと行けました。
大朝日岳というところまではわりと多くの人が入っていますが、その先は土日でもこの季節になるとほとんど空いています。
仕事の疲れは吹っ飛んだんですが、戻ってきたら初日から0時まで仕事ですよ。 。
行く前とは別の新しい仕事でぇ。
それでは
swynさん、こんにちは〜 随分お久しぶりな山になったようですね!
そして、久々の舞台に朝日連峰!稜線がたまらないですね!しかも、色づいていて素晴らしいです 素敵な写真の連発で、すっかり満足してしまいましたが、ワタシもいつぞやこのタイミングで歩いてみたいものです
ところで、swynさんも(?)お茶目なポーズをされるんですね
少し意外な感じでした(笑)
それでは第二弾も楽しみにしております
funkyさん、こんばんは。
前後見渡しても誰もいないゆったりとした稜線を一人歩いているととても気持ちが良かったです。
中部の山とはまた違った良さがありますのでfunkyさんも是非行っていただきたいです。
普段はお茶目なポーズをすることはまず無いですが、あまりに誰もおらず念願が達成できたのでたまには良いかなと、、、
それでは
頂上稜線まで、しっかり色づいてて
まさに、全山紅葉。
なだらかな山容、柔らかな、秋の日差し
とてもきれいな風景を、楽しませて頂きました。
東北の山、なかなか行ける機会が
ないですが、ますます願望が強くなりました。
お花の名前、紫のは、タカネマツムシソウだと
思います。
きれい花ですよね。高峰では、ほとんど
盛りを過ぎてますが、標高は、さほどないけど
緯度が高い東北の山、
ちょっと違う季節感を演出するなと
面白く感じました。
komakiさん、こんばんは。
自分ももう少し写真の心得があればもっと良い画像が撮れるのですが、ピントを合わせるポイントが悪かったりで。。。
撮影技術をお持ちのkomakiさんならさらに素晴しい画になると思います。
遠いですが是非行ってみていただきたいです。
紫色のはタカネマツムシソウというのですね。同色系のアザミは既に色が無くなっていたので鮮やかな色で目立っていました。
東北のこの付近ですと森林限界は1500m程度なので、中部と比べると1000mほど低いということもあるかもしれませんね。
それでは
こんばんは、swynさん(^^)v
ついに久しぶりの山行、東北シリーズが開幕しましたね
思えば夏山は全く行けてませんでしたから、喜びも6倍ですね
…と、東北のお山はほとんど分からないワタシですが、
この朝日岳は知っております!
この前歩いた月山からその雄大な山々をばっちりロックオンしておりました
特にポツンと離れた以東岳はとても気になる存在でしたが…
いや~紅葉爆発の縦走とても羨ましいです
ワタシも山と高原地図を見てどのように歩くのが楽しいか考えましたが、
今回swynさんが歩かれたコースがベストかなあと思いました
ネックなのは車の回収にかかる費用が…これも仕方なしですかね(^-^;
第2弾も楽しく拝見させて頂きます(^^)v
kamasenninさん、こんばんは。
かれこれ3.5ヶ月ぶりの山行になります。
先日のカマセンさんの月山レコのお天気だったら朝日の山々はよく見えたことと思います。
朝日の山と高原の地図をお持ちなら、是非来年辺りいかがですか?
今回のルートは朝日連峰の主脈縦走の最もオーソドックスなコースになっています。
車回収か車回送を頼むかで最後まで悩みましたが、結局は自力回収にしました。
下山後の宿泊費のことを考えると回送も費用は変わらなかったかもしれませんが。
第2弾は日帰りのゆるハイクになります。
それでは
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