北岳・間ノ岳・農鳥岳

2014年10月16日(木) ~ 2014年10月18日(土)

• GPS: 54:52
• 距離: 27.3km
• 登り: 2,767m
• 下り: 3,452m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:30

距離 6.0km 登り 1,545m 下り 158m

8:58 広河原インフォメーションセンター
9:01 広河原
9:07 広河原山荘
9:18 白根御池分岐
11:20 11:50 二俣
14:00 14:18 八本歯のコル
14:38 14:39 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
15:08 15:09 トラバースルート分岐
15:28 北岳山荘

2日目

• 山行: 5:33
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:02

距離 7.3km 登り 653m 下り 740m

7:03 北岳山荘
7:30 7:36 トラバースルート分岐
8:00 8:01 吊尾根分岐
8:36 8:53 北岳
9:10 吊尾根分岐
9:26 トラバースルート分岐
9:45 9:57 北岳山荘
11:01 中白根山
11:56 12:49 間ノ岳
14:05 農鳥小屋

3日目

• 山行: 8:45
• 休憩: 0:46
• 合計: 9:31

距離 13.9km 登り 552m 下り 2,536m

6:17 宿泊地
7:13 7:15 西農鳥岳
7:49 8:29 農鳥岳
9:05 9:08 大門沢分岐
11:32 11:33 大門沢小屋
15:15 奈良田ゲート
15:48 奈良田バス停
15:48 ゴール地点

天候

三日間ほぼ快晴、ふもとでちょっとだけ曇った程度

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

奈良田の町営無料駐車場に駐車、バスにて広河原へ
バスの詳細は山梨交通のhpにあります
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2014hirogawara.htm

コース状況／危険箇所等

2800mくらいから上には、雪あり。初冠雪？軽アイゼンなどがあった方が安全です、私もチェーンスパイク使用しました。
コースは整備されており、赤マーク、赤テープが多数、必要な時は探せば見つかるはずです。

写真

10/16 6:56

奈良田湖、ここの向かい側が町営駐車場

10/16 7:59

奈良田の第一駐車場、バス停のすぐ横です。平日とあって、ガラガラです

10/16 7:59

広河原まで行くバスがやってきました。これに乗ります

10/16 8:58

はい、やってきました広河原インフォメーションセンター

10/16 8:59

ゲートをくぐります

10/16 9:00

北岳は雲の中、でも稜線が白いな・・・なんとなく不安

10/16 9:01

野呂川にかかる広河原橋を渡ると、なんとなく北岳に来た実感がわいてきます

10/16 9:03

ヘリコプターが荷揚げをしているようです

10/16 9:04

広河原山荘、今日も通過

10/16 9:11

秋ですね、紅葉している木がちらほら

10/16 9:26

白根御池分岐点、二俣へ

10/16 9:26

森の中の道はなんとなく落ち着きますね

10/16 9:52

先日の台風で沢も増水しているのでしょうか？

10/16 9:53

大華沢を越える立派な橋1

10/16 9:53

木々の紅葉と、その上の稜線の白さがなんとも

10/16 10:16

なんとなく橋があると撮ってしまう、橋マニアか

10/16 10:19

もう一丁

10/16 10:34

二俣まで一時間、広河原まで一時間半もかかるのか？

10/16 10:37

大華沢を越える立派な橋2、木の橋と違って安心

10/16 10:37

ぽつぽつと燃えるような紅葉があって、ちょっと和みます

10/16 10:54

北岳はなかなかその姿を見せてくれません、まだ雲の中

10/16 11:01

ようやく雲が取れて、北岳と御対面。
「また、会えましたね！」って感じかな

10/16 11:22

ようやく二俣へ、ここで右俣か左俣か決断しないといけません。今日は左にしました

10/16 11:22

トイレは撤収中のようです。当てにしてたのに・・・

10/16 11:27

二俣から北岳、ドーン！という擬態語が似合いそうです、しかし、登山者少ないなぁ〜

10/16 12:16

左俣の雪渓もこんなに小さくなってます。というかまだあったんですね。通年あるのかな？

10/16 12:41

登って行くと、ちらほらまわりに雪が目に付くようになります

10/16 12:56

どうしても、左に行かせたいみたいです。三つの←

10/16 13:00

登山道よりもだいぶ上の場所にある標識、そうとう見上げないと見えません。見落とす人いるんじゃないか？

10/16 13:12

いよいよ登山道にも雪が積もってきました

10/16 13:22

道に迷ったとき、頼りになるのが赤テープ、たくさんあります

10/16 13:28

なぜ、八本歯のコルを飛ばして北岳山頂

10/16 13:34

よくみると気温は氷点下を下回っているようです。そりゃ、寒いはずです

10/16 13:37

八本歯のコルへ向かうハシゴが出てきました。これ、混んだら上り下りの順番待ちで時間掛かりそう

10/16 13:55

北岳と言えば「バットレス！」ではないでしょうか

10/16 13:56

すぐ横の稜線も真っ白です

10/16 14:01

振り返ると、歩いてきた大樺沢が見えます。正面の山は鳳凰山

10/16 14:07

八本歯のコルまで来ました

10/16 14:07

そして、その八本歯の頭、険しそうです

10/16 14:27

今夜の宿、北岳山荘が見えてきました、その先は間ノ岳、白いです

10/16 14:47

トラバース道分岐点

10/16 14:53

トラバース道なので平坦な道でらくちん、南斜面側は雪も溶けています

10/16 14:55

トラバース道に突然、難所現れます、慎重にいけば大丈夫

10/16 14:58

再び、足場の悪そうな場所です、こういう場所に雪が無くてよかった

10/16 15:10

稜線にも出れますが、風があるのでこのまま北岳山荘を目指します

10/16 15:10

中心に北岳山荘、正面に間ノ岳、北斜面は雪がありますね

10/16 15:29

この寒さでもテント泊の方がいるようです

10/16 15:30

北岳山荘につきました〜！

10/16 16:37

案内された大部屋は結局利用者4人でゆったりできました

10/16 17:02

夕暮れの富士山もなかなか良いです。

10/16 17:06

北岳山荘の夕食。おかずが豊富で美味しかったです

10/16 18:01

甲府の夜景、こういう写真は撮るのが難しい

10/17 6:19

日の出を見ようとしたんだが、寝過ごしました。不覚

10/17 6:19

夏の診療所ですかね、今はやってないようです

10/17 7:02

これから登る北岳、この尖がり具合がかっこいいです。日の当たらない所は白いですな

10/17 7:02

標識も寒そうです。北岳まで1時間

10/17 7:28

北岳まで40分、転落注意だそうです

10/17 8:00

北岳まで20分、もうちょい

10/17 8:00

見上げればそこに頂上か？真ん中から左にまわって上っていきます

10/17 8:26

北岳頂上、来ましたよ3193m！

10/17 8:34

山梨百名山の標柱、なんか他のと木の質感が違う

10/17 8:35

北岳の三角点

10/17 8:31

手前から、小太郎山、甲斐駒ケ岳と鋸、八ヶ岳

10/17 8:33

間ノ岳、とにかくデカイ！かっこいいです。これから向かいます

10/17 8:33

富士山、やはり他の山とは違いますね。どこから見ても、誰が見ても富士山とわかります

10/17 8:37

鳳凰山と奥に奥秩父の山々

10/17 8:57

気がつくと頂上を独り占めしてました

10/17 9:38

間ノ岳に向かいます、北岳山荘手前まで戻ってきました。ケルンがあります

10/17 10:07

北岳山荘を通り過ぎて振り返ると北岳がカッコイイ

10/17 10:17

北斜面なので雪が溶けてません、ぐいぐい登ります

10/17 10:41

先ずは中白根山に到着

10/17 10:41

間ノ岳はまだ先です、

10/17 10:41

中白根山からは北面の展望がいいです

10/17 10:45

雪の白、岩の黒のコントラストが美しいです

10/17 10:53

風が強いので、植物は地面に這いつくばるようになってます。今日も風が強くて寒いです

10/17 11:02

登山道は何故か雪が解けてます。人が踏むから？水平だからか？まあ、歩きやすくていいんですが

10/17 11:10

このようなケルンが数多くあります、とにかく目印になるので助かります

10/17 11:20

最後の登りか？これを登れば頂上か？と期待するのですが、何度も裏切られます

10/17 11:26

そして、何度もケルンを通り過ぎます

10/17 11:36

けっこう踏み跡がしっかりついてるので迷いません、間ノ岳まで往復する人が結構いるようです

10/17 12:01

間ノ岳頂上、またしても独り占めです

10/17 12:05

一人なのでセルフタイマーで、どうしても下から見上げる構図になるので背景の山々が映りません

10/17 12:06

3189.5 mに改定されたけど、前は3189.3mでしたっけ？

10/17 12:06

朽ち果てている、山梨百名山の標柱。そりゃ、こんなところに晒されていることを考えればまだ良い方かな

10/17 12:06

間ノ岳の三角点、本当に一番高いところにあります

10/17 12:07

北側の展望

10/17 12:08

南側の展望、（明日）いくぜ農鳥岳！

10/17 12:49

天気が良いので空の青さが異常

10/17 12:52

富士山も綺麗に見えます

10/17 12:52

富士山と甲府盆地、あの盆地の中にうちがあります、いつもは逆に見上げているけどね

10/17 12:59

今日の宿、農鳥小屋が見えてきました。なんか、地球が丸いって感じの構図が好きです。（広角レンズの歪だけど）

10/17 13:13

かっこいい岩がありました

10/17 13:33

農鳥小屋へ続く道と農鳥岳、農鳥岳もなかなかかっこいい

10/17 13:51

三国平への分岐、久々の分岐な気がする

10/17 14:03

農鳥小屋、2804mだそうです。小屋番のオヤジはいかに、今夜はどうなるか

10/17 14:03

歩いてきた間ノ岳、やっぱりでかい

10/17 17:14

日没

10/17 17:23

夕暮れの甲府盆地に灯りがつき始め、富士山のうっすら色づいています

10/18 5:53

日の出、富士山だけは雲の上

10/18 5:56

朝焼けの間ノ岳

10/18 5:56

朝焼けの農鳥岳

10/18 6:57

稜線の西側を登っていきます、ちょうど日陰になってます。（雪が解けませんね・・）

10/18 7:03

塩見方面でしょうか？よく分かりませんが、いつかあの山も登ってみたいです

10/18 7:03

あのピークには何か建っている！頂上か？太陽がまぶしいです

10/18 7:06

西農鳥岳、農鳥岳よりこっちの方がちょっと高いのに主峰じゃないのかな

10/18 7:07

北側展望、南斜面をみるので雪がほとんど解けてます。北岳もだいぶ解けましたね

10/18 7:07

これから向かう農鳥岳、富士山のすぐ下の稜線上に何か柱が見えるのでそのへんかと

10/18 7:19

太陽に向かって歩きます、まぶしい

10/18 7:31

農鳥岳、最後の登りです、ガンバレ俺！

10/18 8:05

またしても、頂上独り占め！北岳、間ノ岳に続いてトリプル独り占めです。バックは間ノ岳、北岳と豪華です

10/18 8:03

またしてもセルフタイマーで、今度は間ノ岳、北岳も入ってくれました

10/18 7:56

山梨百名山の標柱、色は落ちちゃっているけど立っているだけ立派

10/18 7:55

松竹映画のオープニングみたい

10/18 7:55

農鳥岳の三角点

10/18 7:56

なんか石碑がありました、ちゃんと読んでません。ごめんなさい

10/18 7:57

北側の展望

10/18 7:57

南側の展望

10/18 8:38

すこし下りてくると、谷側から雲が上ってきました。まぁ、今まで十分すぎるくらい良い天気だったから、この先ガスっても文句はありません

10/18 8:51

歩いてきた道を振り返ると、でかい山がありました

10/18 8:52

なんか、窪地があるんですよね、どうやって出来るんだろう

10/18 8:58

鳥が岩の上で踊っています

10/18 9:03

大門沢下降点、冥福を祈ります

10/18 9:03

きっと今回最後の富士山、ずうっと見守っていてくれてありがとう〜！

10/18 9:18

さっそく、急な崩れかかった場所があります

10/18 9:41

あの尾根の向こうが奈良田かな？

10/18 9:52

気がつくと完全に森の中の道に、森林限界を下回ったようです

10/18 10:35

ふたたび現れる紅葉した木々

10/18 10:38

台風来ていたし、普段より水が多いんじゃないかな

10/18 10:40

いろんな木がおもいおもいに色づいています

10/18 10:56

登山道にはこのような看板が数個ありました、ちょっとした目安になります、2000mということは1000m下りてきた事になります

10/18 10:57

対岸の日のよく当たりそうな所は良く色づいています

10/18 11:06

うっ、と息を飲むような橋でした

10/18 11:16

なんか、橋が水を堰き止めているような気がします

10/18 11:38

久々の案内標識

10/18 11:38

大門沢小屋、営業は終わっているようです

10/18 12:07

わりあい良かった橋

10/18 12:20

なんか、道が整備されているようです

10/18 12:25

この橋はちょっと怖かった

10/18 12:33

道が川になってます

10/18 13:18

特徴の無い、森の中は赤テープが頼りになります

10/18 13:22

紅葉の木、赤い紅葉はけっこう少ないです

10/18 13:28

物凄い急坂を九十九折で下りていきます

10/18 13:33

左側のアーティスティックな橋はちょっと使えそうにありません

10/18 13:35

木の橋を渡るのにもだいぶ慣れてきました

10/18 13:57

ここにマークがあって、対岸にもマークがあるってことは、「ここを渡れ！」ということですよね

10/18 14:00

散々下ってきてので、ちょっと登り返しが堪えます

10/18 14:04

水力発電用の取水口ですかね、吊り橋はけっこう揺れます

10/18 14:15

崖に設置された通路、崩れたらイチコロデス

10/18 14:16

工事をしていて、ちょっとですが迂回するようです

10/18 14:18

工事現場

10/18 14:19

登山道迂回路の予告の内容「異常気象時には桟橋を撤去し、通行止めにします」とあります、通行止めは困りますよね

10/18 14:19

その撤去される桟橋

10/18 14:19

やたらいろいろと掲示してあります

10/18 14:27

橋の下にも橋があるという不思議な橋

10/18 14:31

登山者用休憩所、綺麗です

10/18 14:50

林道を下りますが、けっこうこの付近でも、紅葉が始まってます

10/18 15:12

ゲート、一般者は入れません

10/18 15:17

水力発電所

10/18 15:25

普通の道路歩きの心をいやす、綺麗な花

10/18 15:30

これこそ最後の橋、渡ればすぐに第二駐車場になります。

10/18 15:46

戻ってきました。結構な台数が停まっています。週末ですからね

撮影機器：

E-PM2 OLYMPUS IMAGING CORP.

NIKON D5100 NIKON CORPORATION

感想

papakuri

木曜、金曜の二日間休みが取れる事になったので、平日なら山小屋も混んでなくてのんびりできるのでは？という思いから久しぶりに泊まりで山に行こう！と思い立ち、二泊できそうだから、前々から行きたいと思っていた、北岳・間ノ岳・農鳥岳に行って来ました。
毎日甲府盆地から雪が降っていないのを確認し（北岳は見えないけど、間ノ岳、農鳥岳は見えます）、早く休みにならないかとヤキモキしていたのですが、台風がやってきて状況はよく分からなかったけど行って来ました。いや、3000m超の山で雪があったら私の力量じゃやばそうじゃないですか・・・、森林限界を超えたあたりから別物になる気がするんですよ。さらにその上ですから・・・。
そんな思いで広河原に立つと北岳は雲の中、ちょっと見える稜線の上の方が白く、雪が降ったことを認識し、「昨日、甲府も雨で今年一番の冷え込みだったんだから、そりゃそうだよね。」と自分自身で納得し、「ダメそうなら引き返す！」と心に決めて出発。
とにかくピーカンの天気、これが幸いし、八本歯のコルの手前から雪があるものの、北岳山荘まで無事到着。予想通り空いてました北岳山荘。おかげで快適に一夜を過ごせました。ただ、日没はガスで見えず残念でした・・・立派な一眼カメラと三脚を担いできた方は残念そうでした、歩いている時は雲一つ無かったのに。
二日目に北岳、間ノ岳を経由して農鳥小屋へ。3000mの稜線歩きは寒さと風が、場所や時間によって大きく変わりますので、フリースを着たり脱いだり、手袋を付けたり外したり、帽子を被ったり脱いだり、雪の具合でチェーンスパイクを履いたり外したり、寒くならないよう、汗をかき過ぎないように忙しく調整しながら歩くと意外と快適に歩くことができました。まあ、一人なんでいつでも気軽に立ち止まれるのでそこら辺は自由です。
ネットでもいろいろ逸話のある農鳥小屋ですが、私は逆に親切な人なのでは？と思いました。言葉や口調はぶっきらぼうな感じですが、理不尽さは無く真っ当です。お金を出せばどんなサービスでも受けられる街とは違うのです、2800mも高地の小屋ですから。
三日目に農鳥岳に行き、頂上でえらくのんびりしてしまいました。
「なんか、下りるのもったいないな・・・」
そうは言っても、何時までもいられないので下り始めますが、大門沢下降点では
「これで、稜線歩きはおしまい、うちに帰るか・・・」
しかし、下っても下っても奈良田には着きません。こりゃえらい長い下りだなと思いながら農鳥岳の3025mから奈良田の800mちょいまで約2200m下るので、そりゃそうだと思いながら下ってきました。
やはり、南アルプスの3000m級の山は別格でした。初冬の雪も歩いてしまえば素敵な山景色でした。