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記録ID: 540758
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

【関東100】棒ノ嶺(棒ノ折山)から高水三山(岩茸石山、高水山、惣岳山)縦走(さわらびの湯→御嶽駅、関東ふれあいの道)

2014年11月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:31
距離
15.5km
登り
1,292m
下り
1,309m

コースタイム

日帰り
山行
6:11
休憩
1:19
合計
7:30
9:10
9:20
60
10:20
10:20
25
10:45
10:50
15
11:05
11:40
10
11:50
11:50
18
12:30
12:35
59
13:34
13:34
11
13:45
14:01
23
14:24
14:27
47
15:14
15:19
61
16:20
■所要時間:7時間30分
■歩行時間:415分(小休止を含む、昼食休憩を除く)標準CT(449分)の0.92倍。
■距離:17.145km(奥多摩詳細図(東編)の区間距離合計)
■累積標高差:+1390m,-1410m
■行程量:17.145/0.5+1390/50+1410/100=76.19P(38.095EK)(★★★)
■ラップタイム:5.45分/P (マイペース登高能力:+413m/h、ランク供法壁現CT:5.89分/P、+382m/h)
■エネルギー定数:415*0.03+1.39*10+1.41*0.6+17.145*0.3=32.34(ルート定数:449*0.03+.....=33.36)
■山のグレーデイング:4B+
■消費カロリー:32.34*(79.0+(9.5+7.1)/2)=2,823kcal
※各指標の説明を、プロフィールの欄に書いています。
天候 曇り朝方晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
飯能駅まで西武鉄道、飯能駅からさわらびの湯まで国際興業バス(620円)
(帰り)
御嶽駅からJR
コース状況/
危険箇所等
■前日雨だったので、白谷沢の岩場が濡れていました。
■岩の出ている所、手を使う所があります。
■棒ノ嶺から岩茸石山までの尾根歩きは、巻き道がほとんどありません。平坦な所もありますが、ピークのアップダウンがあります。
■高水三山のそれぞれの山の手前は急な斜面になっています。
■道は大体がはっきりしています(白谷沢を登り切って巻き道から岩茸石→ゴンジリ峠→棒の嶺→ゴンジリ峠→黒山までの区間、高水三山の岩茸石山から高水山、惣岳山を経て御嶽駅までの区間は、迷う所はないと思います。)
■白谷沢の渡渉区間、黒山から岩茸石山までの稜線区間では、一部不明瞭な箇所があります。前者は、人の多い時に歩く分には間違わないでしょう。後者は、道の勾配が急に変わり、しかも木の根が張り出している踏み跡を急登しなければなりません。踏み跡があるので道だと判断できれば間違いませんが、道が見えずに山が前方に立ちはだかっていると判断すれば、山を巻いて行こうとして横に逸れて迷う可能性があります。
さわらびの湯バス停を出発します。朝は良い天気でした。
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さわらびの湯バス停を出発します。朝は良い天気でした。
有馬ダムを渡ります。
有馬ダムを渡ります。
名栗湖の景色。有馬山が湖面に映えています。
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名栗湖の景色。有馬山が湖面に映えています。
木々も色づいてきました。
木々も色づいてきました。
落石注意区間のゲートもオープンしています。前の日から未明までの雨で路面が濡れていました。
落石注意区間のゲートもオープンしています。前の日から未明までの雨で路面が濡れていました。
白谷沢方面の景色。棒の嶺が見えます。
白谷沢方面の景色。棒の嶺が見えます。
白谷沢の登山口に到着。登山届のポストが設置されていました。
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白谷沢の登山口に到着。登山届のポストが設置されていました。
紙の届け出だけでなく、バーコードを読み込んでインターネットで埼玉県警に登山届を出すこともできます。ちなみに、私の携帯は圏外でした。
紙の届け出だけでなく、バーコードを読み込んでインターネットで埼玉県警に登山届を出すこともできます。ちなみに、私の携帯は圏外でした。
docomoの携帯の人は通じたかも。
docomoの携帯の人は通じたかも。
最初は林の中の道を登ります。
最初は林の中の道を登ります。
だんだんと岩が多くなってきました。
だんだんと岩が多くなってきました。
渡渉しながら、谷川沿いの道を進みます。
渡渉しながら、谷川沿いの道を進みます。
滝もありました。
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滝もありました。
白谷沢のハイライト。これから岩の隙間に入ります。
白谷沢のハイライト。これから岩の隙間に入ります。
登っていておもしろい所ですが、岩が濡れています。
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登っていておもしろい所ですが、岩が濡れています。
鎖場もあります。
鎖場もあります。
白谷沢の遡行も終盤にさしかかり、林道に出ました。
白谷沢の遡行も終盤にさしかかり、林道に出ました。
林道沿いに休憩所がありました。
林道沿いに休憩所がありました。
谷を上りつめて、巻道に入りました。
谷を上りつめて、巻道に入りました。
紅葉はこれから。
紅葉はこれから。
岩茸石で尾根に合流。
岩茸石で尾根に合流。
尾根沿いの林の中を登ります。
尾根沿いの林の中を登ります。
黄葉が進んでいます。
黄葉が進んでいます。
ゴンジリ峠に到着
ゴンジリ峠に到着
ゴンジリ峠は漢字で権次入峠と書くそうです。
ゴンジリ峠は漢字で権次入峠と書くそうです。
峠の近くでは、一部の樹木が紅葉していました。
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峠の近くでは、一部の樹木が紅葉していました。
稜線を棒の嶺に向かいます。
稜線を棒の嶺に向かいます。
黄葉している林。
黄葉している林。
黄色い葉が目立ちます。
黄色い葉が目立ちます。
旧道の植生の回復をしているために通行止めになっていますが、脇道の植生が失われていっています。
旧道の植生の回復をしているために通行止めになっていますが、脇道の植生が失われていっています。
棒の嶺の頂上からの眺め。雲海が広がっていました。
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棒の嶺の頂上からの眺め。雲海が広がっていました。
頂上の広場。東屋もあります。ざっと50人ぐらいが頂上で休憩していらっしゃいました。
頂上の広場。東屋もあります。ざっと50人ぐらいが頂上で休憩していらっしゃいました。
棒の嶺の山頂標識。どなたかわかりませんが、写真に映り込んでしまいました。
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棒の嶺の山頂標識。どなたかわかりませんが、写真に映り込んでしまいました。
今日はカニごはんも持参。
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今日はカニごはんも持参。
しょうゆ味のカップラーメン。
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しょうゆ味のカップラーメン。
ススキと雲海。標高1000mに満たない山で雲海が見られるのはめずらしいです。
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ススキと雲海。標高1000mに満たない山で雲海が見られるのはめずらしいです。
飛行機の上から眺めているみたいです。
飛行機の上から眺めているみたいです。
棒の嶺頂上の関東ふれあいの道の看板。
棒の嶺頂上の関東ふれあいの道の看板。
頂上を後にします。
頂上を後にします。
標高が低くなった途端に、霧におおわれました。
標高が低くなった途端に、霧におおわれました。
雲の中を歩いているような雰囲気です。
雲の中を歩いているような雰囲気です。
黒山(常盤山)の山頂。標高842m。
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黒山(常盤山)の山頂。標高842m。
黒山の山頂で道が90度曲がっています。
黒山の山頂で道が90度曲がっています。
さらに稜線を進みます。このような平坦な所と、アップダウンのある所の繰り返しです。
さらに稜線を進みます。このような平坦な所と、アップダウンのある所の繰り返しです。
逆川ノ丸の頂上。標高841m。巻道はなく、ピークを踏む尾根通しで道がついています。
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逆川ノ丸の頂上。標高841m。巻道はなく、ピークを踏む尾根通しで道がついています。
地面に落ちた紅葉の葉。
地面に落ちた紅葉の葉。
途中の景色の見られる所から、下の集落を撮影。
途中の景色の見られる所から、下の集落を撮影。
紅く染まった葉
登ったら下ります。
登ったら下ります。
名坂峠に到着。岩茸石山まであと一登り。
名坂峠に到着。岩茸石山まであと一登り。
急坂を登って、岩茸石山に到着。
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急坂を登って、岩茸石山に到着。
岩茸石山の頂上で休憩。残ったお湯でショウガ湯を作りました。
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岩茸石山の頂上で休憩。残ったお湯でショウガ湯を作りました。
岩茸石山を下り、高水山に向かいます。
岩茸石山を下り、高水山に向かいます。
高水山に到着。
高水山山頂の様子。
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高水山山頂の様子。
もと来た道を戻ります。
もと来た道を戻ります。
岩茸石山の登り口を左に折れて、惣岳山に向かいます。
岩茸石山の登り口を左に折れて、惣岳山に向かいます。
岩茸石山の巻き道を行きます。
岩茸石山の巻き道を行きます。
岩茸石山から下りてきたもう一つの道と合流。
岩茸石山から下りてきたもう一つの道と合流。
惣岳山への登り口に到着。
惣岳山への登り口に到着。
惣岳山への登り道。このような岩場を通ります。
惣岳山への登り道。このような岩場を通ります。
惣岳山山頂に到着。
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惣岳山山頂に到着。
頂上には神社の祠がありました。
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頂上には神社の祠がありました。
眺望は利きませんが、山頂は広場になっています。
眺望は利きませんが、山頂は広場になっています。
惣岳山から少し下りてきた所。杉の木にしめ縄が張ってあります。
惣岳山から少し下りてきた所。杉の木にしめ縄が張ってあります。
御嶽駅まであと3kmの標識。
御嶽駅まであと3kmの標識。
高圧線の下を通ります。
高圧線の下を通ります。
登り返しの坂。
鉄塔の下も通ります。
鉄塔の下も通ります。
これ以上登ることなく、下りにはいります。
これ以上登ることなく、下りにはいります。
山火事の跡なのか、木の幹が焦げていました。
山火事の跡なのか、木の幹が焦げていました。
鉄塔の脇を通ります。
鉄塔の脇を通ります。
慈恩寺というお寺の左脇に出てきました。
慈恩寺というお寺の左脇に出てきました。
踏切を渡り、この階段を下りて国道に出ました。
踏切を渡り、この階段を下りて国道に出ました。
国道を少し歩いて御嶽駅に向かいます。
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国道を少し歩いて御嶽駅に向かいます。
御嶽駅に到着。

感想

この3連休の天気予報は芳しくありませんでしたが、天気が持ち直したので、3連休の中日に山に出かけました。

2週間前に御嶽駅から武蔵五日市駅まで縦走した際に、御嶽駅の隣にあるインフォメーションセンターで、関東ふれあいの道のパンフレットを数種類もらっていました。

今回は、その中から山草のみちコースと埼玉県の水源のみちコースを選び、埼玉県の白谷沢側から棒の嶺に登り、高水三山を経由して御嶽駅をめざすことにしました。棒の嶺に登るだけならば車で行けますが、今回も縦走のため、公共交通機関を乗り継いで行きました。

西武鉄道の飯能駅からバスでまず「さわらびの湯」に向かいました。朝は天気が良くて晴れ渡っていました。さわらびの湯のバス停で下車し、有馬ダムまで坂道を上がって名栗湖の湖畔を歩きながら、白谷沢の登山口をめざしました。さわらびの湯の近辺に車を停めている登山者が結構いらっしゃいました。また、白谷沢の登山口の手前に10台分、登山口を少し過ぎた所に6台分の駐車スペースがありましたが、すでに満車でした。

白谷沢の登山口に登山届のポストがありました。携帯のバーコードリーダーで埼玉県警の届け出ホームページのURLを入手できましたが、圏外だったので携帯での届出はあきらめて、紙で届け出をしました。

白谷沢は棒の嶺の登山コースとして人気があり、岩が両側に迫っているゴルジュ帯の中を登ったり、何度も渡渉をしたりしました。前日の雨で岩が濡れていましたが、登りだったので滑りませんでした。

白谷沢を登りきって巻き道をトラバースし、岩茸石のある所で尾根に合流しました。この尾根には階段が切ってありましたが、浸食で土がえぐられたり、丸太がバラバラに壊れたりして登りづらくなっていました。ゴンジリ峠まで休みなしで登ったためか、この尾根で結構疲れました。

ゴンジリ峠で小休止の後、棒の嶺に向かいました。本来の道が植生保護のため通れずに脇道を通って登るようになっていましたが、脇道の植生がどんどん失われていました。

棒の嶺の山頂では、なんと雲海が見られました。標高969mの山では珍しく、ススキと雲海のとりあわせの景色が見られました。人気の山だけあり、入れ替わりで続々と登山者が登ってきます。総勢50人ぐらいの人が山頂にいらっしゃいました。

棒の嶺の山頂で昼食を済ませた後は、高水三山の岩茸石山をめざし、稜線歩きをしました。標高が低くなると雲海の中に突入したのか、霧がかかりはじめました。ゴンジリ峠から岩茸石山までの稜線は、歩く人がグッと少なくなって、4,5人しか会いませんでした。なお、黒山の頂上で1人食事をされていた方がいらっしゃいましたが、後になって高水山から惣岳山へ向けて出発してすぐの戻りの下り坂でもう一度会いました。

黒山から岩茸石山に至る稜線には小さなピークがあり、巻き道がないためアップダウンを繰り返して体力を使いました。道は大体がはっきりしていますが、「木の根についた踏み跡をピークに向かって尾根沿いに急登するような所」がありました。「これを道だと思わない人は横にそれて山を巻いてしまって迷う」かもしれません。

岩茸石山には棒の嶺から2時間以上かけてようやく到着し、しばらく休んでから高水山と惣岳山をめぐりました。高水三山も霧がかかっていました。日が傾くのが早くなり、山の中は薄暗くなっていました。道は整備されていますが、ピークの手前だけは急坂で、惣岳山の手前には岩場も出てきました。

惣岳山から御嶽駅まではようやく下りになりましたが、距離で3km以上、標高差で500m以上の下りで、途中で登り返しがあったりしたため、1時間以上かかりました。

全体的に、アップダウンも予想以上にあり、岩も多く、タフなコースでした。(脹脛の筋肉痛がその後4日間続きました。)

※(追記)
「山と渓谷」の2015,10月号によれば、棒の折山から黒山を経て岩茸石山に至る稜線の南西側斜面で行方不明者ありとのことです。不明者の携帯電話の電波の発信源(あまりあてにならない)が黒山以北だったことから、黒山より以北は、沢筋だけでなくコンターに平行する方向にも捜索が行われましたが、見つかっていません。黒山以南は沢筋の捜索だけが行われています。不明者は、私と同じく、この稜線を棒の折山から高水三山に向けて歩く計画だったようです。不明者は、過去にも、この稜線を歩いたことがあるようですが、同じ方向で歩いたことがあるのか、逆の方向だったのかはわかりません。

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体力レベル
3/5
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利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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