【関東100】棒ノ嶺(棒ノ折山)から高水三山(岩茸石山、高水山、惣岳山)縦走(さわらびの湯→御嶽駅、関東ふれあいの道)
- GPS
- 07:31
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 7:30
■歩行時間:415分(小休止を含む、昼食休憩を除く)標準CT(449分)の0.92倍。
■距離:17.145km(奥多摩詳細図(東編)の区間距離合計)
■累積標高差:+1390m,-1410m
■行程量:17.145/0.5+1390/50+1410/100=76.19P(38.095EK)(★★★)
■ラップタイム:5.45分/P (マイペース登高能力:+413m/h、ランク供法壁現CT:5.89分/P、+382m/h)
■エネルギー定数:415*0.03+1.39*10+1.41*0.6+17.145*0.3=32.34(ルート定数:449*0.03+.....=33.36)
■山のグレーデイング:4B+
■消費カロリー:32.34*(79.0+(9.5+7.1)/2)=2,823kcal
※各指標の説明を、プロフィールの欄に書いています。
天候 | 曇り朝方晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飯能駅まで西武鉄道、飯能駅からさわらびの湯まで国際興業バス(620円) (帰り) 御嶽駅からJR |
コース状況/ 危険箇所等 |
■前日雨だったので、白谷沢の岩場が濡れていました。 ■岩の出ている所、手を使う所があります。 ■棒ノ嶺から岩茸石山までの尾根歩きは、巻き道がほとんどありません。平坦な所もありますが、ピークのアップダウンがあります。 ■高水三山のそれぞれの山の手前は急な斜面になっています。 ■道は大体がはっきりしています(白谷沢を登り切って巻き道から岩茸石→ゴンジリ峠→棒の嶺→ゴンジリ峠→黒山までの区間、高水三山の岩茸石山から高水山、惣岳山を経て御嶽駅までの区間は、迷う所はないと思います。) ■白谷沢の渡渉区間、黒山から岩茸石山までの稜線区間では、一部不明瞭な箇所があります。前者は、人の多い時に歩く分には間違わないでしょう。後者は、道の勾配が急に変わり、しかも木の根が張り出している踏み跡を急登しなければなりません。踏み跡があるので道だと判断できれば間違いませんが、道が見えずに山が前方に立ちはだかっていると判断すれば、山を巻いて行こうとして横に逸れて迷う可能性があります。 |
写真
感想
この3連休の天気予報は芳しくありませんでしたが、天気が持ち直したので、3連休の中日に山に出かけました。
2週間前に御嶽駅から武蔵五日市駅まで縦走した際に、御嶽駅の隣にあるインフォメーションセンターで、関東ふれあいの道のパンフレットを数種類もらっていました。
今回は、その中から山草のみちコースと埼玉県の水源のみちコースを選び、埼玉県の白谷沢側から棒の嶺に登り、高水三山を経由して御嶽駅をめざすことにしました。棒の嶺に登るだけならば車で行けますが、今回も縦走のため、公共交通機関を乗り継いで行きました。
西武鉄道の飯能駅からバスでまず「さわらびの湯」に向かいました。朝は天気が良くて晴れ渡っていました。さわらびの湯のバス停で下車し、有馬ダムまで坂道を上がって名栗湖の湖畔を歩きながら、白谷沢の登山口をめざしました。さわらびの湯の近辺に車を停めている登山者が結構いらっしゃいました。また、白谷沢の登山口の手前に10台分、登山口を少し過ぎた所に6台分の駐車スペースがありましたが、すでに満車でした。
白谷沢の登山口に登山届のポストがありました。携帯のバーコードリーダーで埼玉県警の届け出ホームページのURLを入手できましたが、圏外だったので携帯での届出はあきらめて、紙で届け出をしました。
白谷沢は棒の嶺の登山コースとして人気があり、岩が両側に迫っているゴルジュ帯の中を登ったり、何度も渡渉をしたりしました。前日の雨で岩が濡れていましたが、登りだったので滑りませんでした。
白谷沢を登りきって巻き道をトラバースし、岩茸石のある所で尾根に合流しました。この尾根には階段が切ってありましたが、浸食で土がえぐられたり、丸太がバラバラに壊れたりして登りづらくなっていました。ゴンジリ峠まで休みなしで登ったためか、この尾根で結構疲れました。
ゴンジリ峠で小休止の後、棒の嶺に向かいました。本来の道が植生保護のため通れずに脇道を通って登るようになっていましたが、脇道の植生がどんどん失われていました。
棒の嶺の山頂では、なんと雲海が見られました。標高969mの山では珍しく、ススキと雲海のとりあわせの景色が見られました。人気の山だけあり、入れ替わりで続々と登山者が登ってきます。総勢50人ぐらいの人が山頂にいらっしゃいました。
棒の嶺の山頂で昼食を済ませた後は、高水三山の岩茸石山をめざし、稜線歩きをしました。標高が低くなると雲海の中に突入したのか、霧がかかりはじめました。ゴンジリ峠から岩茸石山までの稜線は、歩く人がグッと少なくなって、4,5人しか会いませんでした。なお、黒山の頂上で1人食事をされていた方がいらっしゃいましたが、後になって高水山から惣岳山へ向けて出発してすぐの戻りの下り坂でもう一度会いました。
黒山から岩茸石山に至る稜線には小さなピークがあり、巻き道がないためアップダウンを繰り返して体力を使いました。道は大体がはっきりしていますが、「木の根についた踏み跡をピークに向かって尾根沿いに急登するような所」がありました。「これを道だと思わない人は横にそれて山を巻いてしまって迷う」かもしれません。
岩茸石山には棒の嶺から2時間以上かけてようやく到着し、しばらく休んでから高水山と惣岳山をめぐりました。高水三山も霧がかかっていました。日が傾くのが早くなり、山の中は薄暗くなっていました。道は整備されていますが、ピークの手前だけは急坂で、惣岳山の手前には岩場も出てきました。
惣岳山から御嶽駅まではようやく下りになりましたが、距離で3km以上、標高差で500m以上の下りで、途中で登り返しがあったりしたため、1時間以上かかりました。
全体的に、アップダウンも予想以上にあり、岩も多く、タフなコースでした。(脹脛の筋肉痛がその後4日間続きました。)
※(追記)
「山と渓谷」の2015,10月号によれば、棒の折山から黒山を経て岩茸石山に至る稜線の南西側斜面で行方不明者ありとのことです。不明者の携帯電話の電波の発信源(あまりあてにならない)が黒山以北だったことから、黒山より以北は、沢筋だけでなくコンターに平行する方向にも捜索が行われましたが、見つかっていません。黒山以南は沢筋の捜索だけが行われています。不明者は、私と同じく、この稜線を棒の折山から高水三山に向けて歩く計画だったようです。不明者は、過去にも、この稜線を歩いたことがあるようですが、同じ方向で歩いたことがあるのか、逆の方向だったのかはわかりません。
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