【小金沢連嶺】寂しょう尾根恐るべし

2023年05月01日(月) [日帰り]

• GPS: 10:38
• 距離: 24.8km
• 登り: 1,406m
• 下り: 2,406m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:08
• 休憩: 1:21
• 合計: 10:29

5:55 上日川峠
6:13 6:15 福ちゃん荘
6:19 6:20 富士見山荘
6:52 7:03 大菩薩峠
7:19 7:20 熊沢山
7:29 7:30 石丸峠
7:33 天狗棚山
7:42 狼平
8:17 8:27 小金沢山
8:54 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
9:20 川胡桃沢ノ頭
9:46 9:56 黒岳
10:06 白谷ノ丸
10:26 10:31 湯ノ沢峠
10:38 湯の沢峠のお花畑
11:00 11:08 大蔵高丸
11:30 11:42 ハマイバ丸
12:04 天下石
12:14 米背負峠
12:38 12:44 大谷ヶ丸
13:12 アモウ沢乗越
13:21 滝子山・笹子駅分岐
13:24 鎮西ヶ池
13:32 13:33 滝子山・三角点峰
14:01 滝子山
14:11 14:12 浜立・寂ショウ尾根分岐
15:11 滝子山南稜
15:30 15:41 大鹿林道横断点（南稜）
15:44 高圧線鉄塔No83笛駒線
15:52 15:53 寂惝苑入口分岐
16:03 稲村神社
16:07 吉久保入口バス停
16:19 笹一酒造
16:24 笹子駅

天候

後半ちょっとだけ晴れましたがほとんど曇ってました

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー 自家用車

◆上日川峠の第3駐車場を利用。トイレあり。
◆車の回収
・JR中央線　笹子ー塩山
・タクシー　塩山駅ー上日川峠駐車場　5730円

コース状況／危険箇所等

上日川峠から滝子山までは迷うところも危険なところもなく雰囲気のいい道を快適に歩けます。富士山が見えたらもっとよかっただろうに。

滝子山から下りで使った寂しょう尾根（南陵）の上部は注意書きの通り危険です。
ただでさえ急傾斜なのに滑りやすかったり岩場があったり、滑落事故が多いというのも納得。普通なら鎖やお助けロープが付いてるはずですが、フリーです。
おまけにルートが分かりづらくルーファイが必要なところも。テープ、マーク類はほとんどありません。私はルートロスしてしまいました。そのまま素直に戻ればよかったのに強引にトラバースして復帰しようとしてドツボりました。登山道以外の道はないと思った方がいいでしょう。

その他周辺情報

◆食事
八王子まで戻ってなじみの楓へ。限定の鶏白湯坦々麺をしょくしたがイマイチだった。

写真

上日川峠の駐車場からスタート。空いてました。

天気予報は晴れ。多分これから晴れてくるんでしょう。

1時間ほどで大菩薩峠。大菩薩嶺には行きません。何度か登ってるし。

峠から少し歩くとバイカオウレンが咲いてました。

登山道脇にたくさんありました。

右端に最初のピーク小金沢山。左からガスが押し寄せています。

石丸峠。

ガスの勢いが増してます。

眼下に大菩薩湖。

笹原の道は気持ちいいけど空がね〜

小金沢山に到着も富士は見えず。

次のピークに期待したいところだけど、ダメっぽい。

気を取り直して先に進みます。

お次のピーク、牛奥ノ雁ヶ腹摺山。

うしおくのがんがはらすりやま。10回続けて言ってみよー。
まだ空はどんより。当然富士山は見られず。

お次のピーク、黒岳。

黒岳山頂。

ここは元々展望は期待できない。次へ行こう。

眺望が素晴らしいとウワサの白谷ノ丸。

素晴らしい？

雰囲気はいいけどね〜。

湯の沢峠。時間が惜しいので避難小屋はスルー。

鹿避けの柵の中に入ります。

草っ原。

晴れてればもっと気持ちよかっただろうな。

大蔵高丸も山頂に雲。

大蔵高丸。ここもダメ。

次のハマイバ丸へ。少し陽がさしてきました。やっとか？

お花畑だそうです。その時期にまた歩いてみたいですね。

来し方を振り返ると、雲まみれ。

晴れないままハマイバ丸に到着。

ヤマザクラがちらほら。

右手前に大谷ヶ丸、左奥に滝子山。最後の望みは滝子山。

ミツバツツジ。

天下石だそうだ。

米背負峠。

ブナの新緑はこれから。

大谷ヶ丸。

滝子山三角点ピーク。

そしてラストのピーク滝子山。富士は...終わった...

来し方。大谷ヶ丸しか見えません。

富士山の方角。

さてと降りますか。何も考えずに寂しょう尾根を選択。難路とか危険とか誘惑の文字。

この時は少しワクワクしてましたが...

危険箇所の一部。普通クサリがついてるようなところ。まだ余裕。

イワカガミの群落がありました。

あれ？いつの間にか道がない。写真では分かりづらいですが、かなりの急斜面です。右へ外れたみたいなので、左側の正規ルートに復帰しようとしましたが...

なんやかんやありましたが、無事に取り付きまで降りて来られました。ふ〜。

廃墟の名前はTOMORROW LAND。切ない。

あとは車道を黙々と歩いて、

ゴールの笹子駅。疲れた〜。

感想

kanosuke

ずっと歩きたかった小金沢連嶺。
ただ車の回収が難で先送りにしていました。
一人だとタクシーを使うか、バスで大菩薩峠入り口まで行ってそこから3時間の林道歩きをするしかないのです。
痺れを切らしてタクシー奮発して行くことにしました。退職金も出たし。

富士山を見ることが最大の目的ですからもちろん晴天予報の日を選びましたが、残念な結果に。せめてもの救いは雰囲気がよかったこと。

がっくりしながら降った寂しょう尾根ではやらかしてしまいました。
尾根を30分ほど降ったところでルートロス。GPSで確認すると結構降りてきてしまったみたい。でも登山道まで短いトラバースで復帰できそう。迷ったら引き返すという鉄則を無視して楽をしたいがために強引に復帰しようとしてしまいました。多少厳しくても自分ならイケる、という過信もあったと思います。
足を滑らせたらただでは済まない滑りやすい急斜面を左へどんどん進みましたが、ついににっちもさっちも行かない状況に追い込まれてしまいました。
さらに進むかと考えると頭の中でアラートがガンガン鳴り響きました。
ちょっと一回落ち着こうと一服。
で結局激急斜面を200mほど這いつくばりながら登り返しなんとか登山道に復帰できました。

ルートロスがわかった時点で引き返すべきでしたが、これまでも同じようなことが何度かあってトラバースできた経験が足をひっぱりました。
いい教訓になったと思います。