丹沢/檜洞丸・大室山・加入道山
- GPS
- 08:10
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 2,199m
- 下り
- 2,208m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
西丹沢自然教室の対面の余地に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 西丹沢自然教室にあり。 ◆道の状況 檜洞丸〜犬越路間は短いが立った岩場・鎖場が幾つかある。滑りやすい環境下では慎重にルート選択した方が良い。 白石沢ではゴーロ歩き、徒渉も強いられる。雨中、雨後には避けた方が良い。 檜洞北面や大室山の山頂域では先週半ばの雨が雪だったのか残雪が見られた。そろそろ丹沢に行くのにも軽アイゼンを装備リストに加えておいた方が良いようだ。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 中川温泉に日帰り温泉入浴施設「ぶなの湯」がある。(今回は立ち寄ってませんが) http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?frmId=241 |
写真
感想
晩秋の西丹沢で余り訪れる機会が無い大室山、加入道山を檜洞と合わせて巡ってみた。快晴の一日、ずっと富士山を望むことができる尾根歩きは至福だった。違う角度で見る丹沢の山々もまた新鮮味があって面白い。
7:20に西丹沢自然教室に到着したらもう駐車場は一杯で更に向かい側の余地にずらりとクルマが居並ぶ様相にやっぱり登山ブームなんだと変に実感する。簡単に準備して登山計画書をポストしてすぐに出発、数分舗装路を歩くとつつじ新道の入口に至り、ここから登山道の始まりだ。ジグザグに標高を上げて行き標高700m辺りから勾配が落ちて長閑な径が沢沿いに延びるがこの辺りの紅葉が見事だった。ゴーラ沢出合まで紅葉を堪能することができた。
ゴーラ沢出合からは尾根に取り付くが、先ずは一気に標高を上げるので急登が続く。ただ勾配は一定なのでペースを保てば楽に登ることができる。傾斜が緩くなり余裕が出来て後ろを振り返ると樹間を通して雲一つ無い富士の姿が見えた。しばらく行くと展望台に辿り着き、ここで小休止とした。展望台は絶好の展望地ではあるものの樹々が成長して少し富士の姿を邪魔するようになってきた気がする。実際、標高を上げるにしたがってより明瞭な姿を楽しめるようになった。
展望台から急登を一登りすると段々と石棚山稜が近くなって来る。傾斜が再び落ちて木道が現れ、それを進むとやがて石棚山稜からの分岐点に至る。檜洞丸山頂までは標高差で100m程度、のんびりとした木道が続いている。振り返ると常に富士が見え、石棚山稜では南への展望も開けて相模湾と伊豆の眺望も少々靄っているものの好い。塔ノ岳から鍋割山への尾根も見えてきた。山頂も間近になると肩から蛭ヶ岳も覗いて来る。そしてなだらかな山頂に達する。ここでも眺望を楽しみながら小休止とした。
犬越路を降りる径の脇には雪が残っていた。週半ば、街では雨だったが山では雪だったようだ。そして結構な急勾配、霜もやや解けてぬかるみ滑りやすく、少々気を使う下り径になった。150m程下降してそれから熊笹ノ峰、大笄へ登り返すが、これらの峰も充分に一峰たる価値がある。ここから神ノ川に降りるルートもあった。大笄から小笄に向かう途中は尾根も痩せた箇所があり、短いが岩壁も幾つかある。鎖は付けられている。小笄は少し広くなっており落ち着いて富士を眺めることができる。ここからは尾根も広くなり緩やかな径を真っ直ぐ行くと避難小屋がある犬越路に達する。
犬越路まで檜洞から550m下り、ここからまた大室山まで530mを登り返す。が、急登は1168.6mピークまでで後はだらだらと標高を上げて行く。しかし右を見れば蛭ヶ岳、左を見れば富士と眺望は最高であり、それに疲れも癒される。蛭ヶ岳の北稜線はこちらから見るとなだらかに続いて姫次ですとんと終わった感じになっている。焼山から行くと姫次はなだらかなままに達するが神ノ川側からだとかなりの急登のようだ。そして左手に延びる大室山の広い尾根が近くなって来ると分岐点の標識が見えて来る。大室山山頂はここから東に5分であるが、一体どこが一番高いのか解らない山だ。山頂は甲相国境にあるため大室山の山頂標識は山梨側と神奈川側にあり、山梨側には山梨百名山と記されている。
大室山は南から見て頂上が台地のように見えるが歩いてみてもその通りで数100mもほぼ平な山頂域が続く。分岐点から西側には木道が敷設され、山頂域の末端まで続いている。そこからひと下りして登り返すと前大室、そして加入道に至る。前大室の手前から加入道まで茅戸の静かな尾根が続いていた。更に白石峠まで降りて小休止とした。当初の計画ではここから先モロクボ沢ノ頭を経て畦ヶ丸から西丹沢自然教室に降りることとしていたが、どう見てもヘッデン下山は避けられない時間なので白石沢を下ることとした。それでも800m近く下るので楽ではない。荒れた沢を降りると標高1000mに白石滝がある。大理石の滝だそうだが、好い観瀑ポイントが無いのが残念だ。滝音と樹間を通して垣間見る様子でしか伺えないが60m以上はあるのではないだろうか。Aki-CLさんは登攀可能かどうかに興味があった様子。
白石滝からは徐々に勾配も落ちていき楽にはなるが疲労は蓄積されるので実際には全然楽に感じない。モロクボ沢の出合から林道歩きが始まるが、林道を30分以上歩いて漸く西丹沢自然教室に戻った。それでも紅葉を見ながら歩くのは気持ち好かった。三連休の中日になかなか充実した山行であった。
初めましてtadomasaさん
どうも大室山−加入道山の間でお会いしたようです。
かなり詳しくレコ残されてますね。
私のレコは、どちらかというと砕けた感じですかね〜。
この区間で、反時計回りですれ違うハイカーは少ないと思います。
又どこかでお会いするかも・・。
crecerさん。こんにちは。山行記録拝見しました。
とても天気、展望が良く気持ちの好い稜線でした。
石棚〜檜洞〜大室〜畦のロングルートも魅力的ですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する