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Yamareco

記録ID: 552054
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢/檜洞丸・大室山・加入道山

2014年11月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
08:10
距離
20.9km
登り
2,199m
下り
2,208m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:32 西丹沢自然教室→8:15 ゴーラ沢出合→8:45-8:50 展望台→9:46-10:01 檜洞丸→11:21-11:30 犬越路→12:36 大室山→12:43-12:53 犬越路分岐→13:26 前大室→13:35 加入道山→13:45-13:58 白石峠→15:34 西丹沢自然教室
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
西丹沢自然教室の対面の余地に駐車。
コース状況/
危険箇所等
◆登山ポスト
西丹沢自然教室にあり。
◆道の状況
檜洞丸〜犬越路間は短いが立った岩場・鎖場が幾つかある。滑りやすい環境下では慎重にルート選択した方が良い。
白石沢ではゴーロ歩き、徒渉も強いられる。雨中、雨後には避けた方が良い。
檜洞北面や大室山の山頂域では先週半ばの雨が雪だったのか残雪が見られた。そろそろ丹沢に行くのにも軽アイゼンを装備リストに加えておいた方が良いようだ。
その他周辺情報 ◆温泉
中川温泉に日帰り温泉入浴施設「ぶなの湯」がある。(今回は立ち寄ってませんが)
http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?frmId=241
西丹沢自然教室の登山ポストに計画書を投函するAki-CLさん。
2014年11月23日 07:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:32
西丹沢自然教室の登山ポストに計画書を投函するAki-CLさん。
自然教室前の余地にクルマがずらりと並んでいる。
2014年11月23日 07:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:32
自然教室前の余地にクルマがずらりと並んでいる。
どっしりとした大室山が見える。
2014年11月23日 07:39撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:39
どっしりとした大室山が見える。
つつじ新道に入る。
2014年11月23日 07:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:40
つつじ新道に入る。
この辺り紅葉が見頃。径も穏やかで心地好い紅葉逍遥ができる。
2014年11月23日 07:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:50
この辺り紅葉が見頃。径も穏やかで心地好い紅葉逍遥ができる。
紅葉した木を通して河原が見える。石棚沢の出合だろうか。
2014年11月23日 07:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 7:51
紅葉した木を通して河原が見える。石棚沢の出合だろうか。
ゴーラ沢出合まで紅葉を楽しみながらの逍遥径が続く。
2014年11月23日 07:54撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:54
ゴーラ沢出合まで紅葉を楽しみながらの逍遥径が続く。
東沢コースには途中にミツマタの群落がある。蕾を付けて冬を越すようだ。
2014年11月23日 07:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:56
東沢コースには途中にミツマタの群落がある。蕾を付けて冬を越すようだ。
この左側は真に受けて良いのかな?
2014年11月23日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 7:58
この左側は真に受けて良いのかな?
ゴヨウツツジ。
2014年11月23日 08:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 8:04
ゴヨウツツジ。
ゴーラ沢出合に到着。
2014年11月23日 08:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 8:12
ゴーラ沢出合に到着。
ゴーラ沢出合からの尾根取付は急登が続く。
2014年11月23日 08:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 8:19
ゴーラ沢出合からの尾根取付は急登が続く。
1000mを超えると既に落葉しているが、替わりに終始富士の眺めが楽しませてくれた。展望台からの富士山。雲一つ無い。
2014年11月23日 08:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 8:47
1000mを超えると既に落葉しているが、替わりに終始富士の眺めが楽しませてくれた。展望台からの富士山。雲一つ無い。
大室山。未だ遠い。
2014年11月23日 09:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 9:24
大室山。未だ遠い。
1440mからの眺め。展望台よりも木の枝が五月蝿くない。
2014年11月23日 09:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 9:28
1440mからの眺め。展望台よりも木の枝が五月蝿くない。
木道が現れれば石棚山稜分岐も近い。
2014年11月23日 09:33撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 9:33
木道が現れれば石棚山稜分岐も近い。
石棚山稜分岐。
2014年11月23日 09:33撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 9:33
石棚山稜分岐。
ここからは長閑な山頂歩道に導かれて檜洞丸山頂に達する
2014年11月23日 09:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 9:35
ここからは長閑な山頂歩道に導かれて檜洞丸山頂に達する
立ち木が薄くなると檜洞丸山頂も近い。
2014年11月23日 09:44撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 9:44
立ち木が薄くなると檜洞丸山頂も近い。
箱根、伊豆方面の眺望。遠く天城も見える。
2014年11月23日 09:44撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 9:44
箱根、伊豆方面の眺望。遠く天城も見える。
檜洞丸山頂に到着。
2014年11月23日 09:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 9:47
檜洞丸山頂に到着。
犬越路に下る木道の脇に残雪がある。大室山もまだ遠い。
2014年11月23日 10:02撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:02
犬越路に下る木道の脇に残雪がある。大室山もまだ遠い。
山頂直下は結構な急降下だ。
2014年11月23日 10:03撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:03
山頂直下は結構な急降下だ。
こう見ると熊笹ノ峰、大笄も高い。
2014年11月23日 10:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:07
こう見ると熊笹ノ峰、大笄も高い。
蛭ヶ岳。姫次から地蔵平はこう見ると登り下りが無い。
2014年11月23日 10:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:09
蛭ヶ岳。姫次から地蔵平はこう見ると登り下りが無い。
熊笹ノ峰、大笄が高い。
2014年11月23日 10:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:11
熊笹ノ峰、大笄が高い。
確かに熊笹が多い。
2014年11月23日 10:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:14
確かに熊笹が多い。
手前に用木沢が見えるが、紅葉が見頃なようだ。
2014年11月23日 10:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 10:14
手前に用木沢が見えるが、紅葉が見頃なようだ。
檜洞から大室山への稜線は絶好の富士山展望台だ。富士見尾根と呼んでも良い位。
2014年11月23日 10:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 10:21
檜洞から大室山への稜線は絶好の富士山展望台だ。富士見尾根と呼んでも良い位。
御正体山。奥に白雪を抱いた白峰三山が見える。
2014年11月23日 10:22撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:22
御正体山。奥に白雪を抱いた白峰三山が見える。
大笄の山頂域。
2014年11月23日 10:22撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:22
大笄の山頂域。
神ノ川への下山ルートが指し示されている。
2014年11月23日 10:23撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:23
神ノ川への下山ルートが指し示されている。
この辺りからは富士山の手前に山中湖が望まれる。
2014年11月23日 10:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:28
この辺りからは富士山の手前に山中湖が望まれる。
ますます大室山が大きくなって来た。
2014年11月23日 10:34撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 10:34
ますます大室山が大きくなって来た。
大笄からの下り。少し険しい所がある。
2014年11月23日 10:43撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 10:43
大笄からの下り。少し険しい所がある。
短いが鎖の付いた岩壁を降りる。
2014年11月23日 10:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 10:48
短いが鎖の付いた岩壁を降りる。
小笄を越すと穏やかな径が犬越路まで続く。
2014年11月23日 11:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 11:05
小笄を越すと穏やかな径が犬越路まで続く。
犬越路の避難小屋が見えてきた。奥に見える1168.8mピークまで急登のようだ。
2014年11月23日 11:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 11:20
犬越路の避難小屋が見えてきた。奥に見える1168.8mピークまで急登のようだ。
登った尾根がギザギザと見える。
2014年11月23日 11:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 11:21
登った尾根がギザギザと見える。
犬越路に到着。
2014年11月23日 11:22撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 11:22
犬越路に到着。
大笄の尾根の向こうに蛭ヶ岳が見えている。
2014年11月23日 11:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 11:38
大笄の尾根の向こうに蛭ヶ岳が見えている。
1168.8mピークからの眺め。富士山の真ん前にピンと立った畦ヶ丸。モロクボ沢が一直線に甲相国境尾根に突き上げている。
2014年11月23日 11:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 11:41
1168.8mピークからの眺め。富士山の真ん前にピンと立った畦ヶ丸。モロクボ沢が一直線に甲相国境尾根に突き上げている。
笹の多いたおやかな稜線を登る。
2014年11月23日 12:18撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 12:18
笹の多いたおやかな稜線を登る。
杭に彫られた富士山。振り返るとこの姿が望まれる。
2014年11月23日 12:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 12:27
杭に彫られた富士山。振り返るとこの姿が望まれる。
大室山の稜線合流点が見えてきた。ここにベンチがある。
2014年11月23日 12:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 12:31
大室山の稜線合流点が見えてきた。ここにベンチがある。
大室山山頂に到着。分岐まで戻りベンチで小休止を摂る。
2014年11月23日 12:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 12:38
大室山山頂に到着。分岐まで戻りベンチで小休止を摂る。
大室山の広い頂上域には木道が敷設されている。
2014年11月23日 12:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 12:57
大室山の広い頂上域には木道が敷設されている。
小さなギャップの向こうに前大室と加入道が見えてきた。
2014年11月23日 13:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 13:10
小さなギャップの向こうに前大室と加入道が見えてきた。
前大室の手前。茅戸の心地好い山稜が続く。
2014年11月23日 13:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 13:21
前大室の手前。茅戸の心地好い山稜が続く。
前大室に到着。
2014年11月23日 13:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 13:25
前大室に到着。
加入道山山頂に到着。
2014年11月23日 13:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 13:35
加入道山山頂に到着。
加入道山頂は樹々が多くクリアーな展望が得難い。少し下った所から大室、蛭ヶ岳、臼ヶ岳、大笄、檜洞丸の眺め。
2014年11月23日 13:37撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 13:37
加入道山頂は樹々が多くクリアーな展望が得難い。少し下った所から大室、蛭ヶ岳、臼ヶ岳、大笄、檜洞丸の眺め。
白石峠から数分下るとこんな感じになる。雨天には通りたくないものだ。
2014年11月23日 14:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 14:09
白石峠から数分下るとこんな感じになる。雨天には通りたくないものだ。
沢に流れが現れると河原も広がり、木道もある。
2014年11月23日 14:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 14:14
沢に流れが現れると河原も広がり、木道もある。
白石滝の展望地からだが樹々に邪魔をされて良く見えないのは残念だ。60m以上はありそうだ。
2014年11月23日 14:22撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 14:22
白石滝の展望地からだが樹々に邪魔をされて良く見えないのは残念だ。60m以上はありそうだ。
1000mを切って再び紅葉ゾーンに入った。陽に透ける紅葉が眩しい。
2014年11月23日 14:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 14:35
1000mを切って再び紅葉ゾーンに入った。陽に透ける紅葉が眩しい。
林道の終点にある県立白石沢青少年キャンプ場跡地。モロクボ沢はここから入渓した。
2014年11月23日 14:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
11/23 14:57
林道の終点にある県立白石沢青少年キャンプ場跡地。モロクボ沢はここから入渓した。
林道沿いの紅葉も見頃。でも林道歩きは長い。
2014年11月23日 15:03撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 15:03
林道沿いの紅葉も見頃。でも林道歩きは長い。
紅葉の石棚山稜が近くなってきた。ゴールも間近だ。
2014年11月23日 15:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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11/23 15:10
紅葉の石棚山稜が近くなってきた。ゴールも間近だ。
撮影機器:

感想

晩秋の西丹沢で余り訪れる機会が無い大室山、加入道山を檜洞と合わせて巡ってみた。快晴の一日、ずっと富士山を望むことができる尾根歩きは至福だった。違う角度で見る丹沢の山々もまた新鮮味があって面白い。

7:20に西丹沢自然教室に到着したらもう駐車場は一杯で更に向かい側の余地にずらりとクルマが居並ぶ様相にやっぱり登山ブームなんだと変に実感する。簡単に準備して登山計画書をポストしてすぐに出発、数分舗装路を歩くとつつじ新道の入口に至り、ここから登山道の始まりだ。ジグザグに標高を上げて行き標高700m辺りから勾配が落ちて長閑な径が沢沿いに延びるがこの辺りの紅葉が見事だった。ゴーラ沢出合まで紅葉を堪能することができた。

ゴーラ沢出合からは尾根に取り付くが、先ずは一気に標高を上げるので急登が続く。ただ勾配は一定なのでペースを保てば楽に登ることができる。傾斜が緩くなり余裕が出来て後ろを振り返ると樹間を通して雲一つ無い富士の姿が見えた。しばらく行くと展望台に辿り着き、ここで小休止とした。展望台は絶好の展望地ではあるものの樹々が成長して少し富士の姿を邪魔するようになってきた気がする。実際、標高を上げるにしたがってより明瞭な姿を楽しめるようになった。

展望台から急登を一登りすると段々と石棚山稜が近くなって来る。傾斜が再び落ちて木道が現れ、それを進むとやがて石棚山稜からの分岐点に至る。檜洞丸山頂までは標高差で100m程度、のんびりとした木道が続いている。振り返ると常に富士が見え、石棚山稜では南への展望も開けて相模湾と伊豆の眺望も少々靄っているものの好い。塔ノ岳から鍋割山への尾根も見えてきた。山頂も間近になると肩から蛭ヶ岳も覗いて来る。そしてなだらかな山頂に達する。ここでも眺望を楽しみながら小休止とした。

犬越路を降りる径の脇には雪が残っていた。週半ば、街では雨だったが山では雪だったようだ。そして結構な急勾配、霜もやや解けてぬかるみ滑りやすく、少々気を使う下り径になった。150m程下降してそれから熊笹ノ峰、大笄へ登り返すが、これらの峰も充分に一峰たる価値がある。ここから神ノ川に降りるルートもあった。大笄から小笄に向かう途中は尾根も痩せた箇所があり、短いが岩壁も幾つかある。鎖は付けられている。小笄は少し広くなっており落ち着いて富士を眺めることができる。ここからは尾根も広くなり緩やかな径を真っ直ぐ行くと避難小屋がある犬越路に達する。

犬越路まで檜洞から550m下り、ここからまた大室山まで530mを登り返す。が、急登は1168.6mピークまでで後はだらだらと標高を上げて行く。しかし右を見れば蛭ヶ岳、左を見れば富士と眺望は最高であり、それに疲れも癒される。蛭ヶ岳の北稜線はこちらから見るとなだらかに続いて姫次ですとんと終わった感じになっている。焼山から行くと姫次はなだらかなままに達するが神ノ川側からだとかなりの急登のようだ。そして左手に延びる大室山の広い尾根が近くなって来ると分岐点の標識が見えて来る。大室山山頂はここから東に5分であるが、一体どこが一番高いのか解らない山だ。山頂は甲相国境にあるため大室山の山頂標識は山梨側と神奈川側にあり、山梨側には山梨百名山と記されている。

大室山は南から見て頂上が台地のように見えるが歩いてみてもその通りで数100mもほぼ平な山頂域が続く。分岐点から西側には木道が敷設され、山頂域の末端まで続いている。そこからひと下りして登り返すと前大室、そして加入道に至る。前大室の手前から加入道まで茅戸の静かな尾根が続いていた。更に白石峠まで降りて小休止とした。当初の計画ではここから先モロクボ沢ノ頭を経て畦ヶ丸から西丹沢自然教室に降りることとしていたが、どう見てもヘッデン下山は避けられない時間なので白石沢を下ることとした。それでも800m近く下るので楽ではない。荒れた沢を降りると標高1000mに白石滝がある。大理石の滝だそうだが、好い観瀑ポイントが無いのが残念だ。滝音と樹間を通して垣間見る様子でしか伺えないが60m以上はあるのではないだろうか。Aki-CLさんは登攀可能かどうかに興味があった様子。

白石滝からは徐々に勾配も落ちていき楽にはなるが疲労は蓄積されるので実際には全然楽に感じない。モロクボ沢の出合から林道歩きが始まるが、林道を30分以上歩いて漸く西丹沢自然教室に戻った。それでも紅葉を見ながら歩くのは気持ち好かった。三連休の中日になかなか充実した山行であった。



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コメント

初めまして。
初めましてtadomasaさん

どうも大室山−加入道山の間でお会いしたようです。
かなり詳しくレコ残されてますね。

私のレコは、どちらかというと砕けた感じですかね〜。

この区間で、反時計回りですれ違うハイカーは少ないと思います。

又どこかでお会いするかも・・。
2014/11/24 19:25
Re: 初めまして。
crecerさん。こんにちは。山行記録拝見しました。
とても天気、展望が良く気持ちの好い稜線でした。
石棚〜檜洞〜大室〜畦のロングルートも魅力的ですね。
2014/11/24 19:49
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