御座山・長者の森ルート(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,065m
- 下り
- 1,057m
コースタイム
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:26
天候 | 06/12(月)→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→中央道・須玉IC〜80分。 ■駐車台数→30台。 ■トイレ→あり。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし。 ■24時間利用→可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■長者の森駐車場(1,246m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 長者の森駐車場の隣にあるテニスコートの反対側に、長者の森登山口があります。 ■長者の森登山口(1,246m) 長者の森駐車場から約5分で長者の森登山口に到着です。 登山口の前にある相木川が長者の森ルートの唯一の水場になり最終水場です。 長者の森のコテージ18番にある分岐点を左折すると登山道になり、赤白の鉄塔まで緩斜面が続きます。 ■赤白の鉄塔(1,609m) 長者の森登山口から約75分で赤白の鉄塔に到着です。 正面の奥には見晴台のピークが確認でき、尾根沿いに進みます。 赤白の鉄塔の前後には道標があり、登山道以外に巡視路のピンクテープがある(実質→十字路の交差点)ので道迷いに注意が必要です。 ■合流点(1,667m) 赤白の鉄塔から約15分で合流点に到着です。 白岩ルートと長者の森ルートの合流点になり、直角に進路を変えるので特に下山路では道迷いに注意が必要です(写真添付) 合流点から見晴台に向けて細尾根の登山道になり、短い距離ですがシャクナゲの藪こぎがあります。 ■見晴台(1,820m) 合流点から約55分で見晴台に到着です。 標高1,800mを超えると少しずつ展望が開けて景色に目を奪われますが、見晴台〜避難小屋まで細尾根になり滑落に注意が必要です。 正面には前衛峰〜御座山のピークが見えます。 見晴台〜前衛峰の肩〜前衛峰〜うだの沢のトーミ〜避難小屋まで細かいアップダウンが続きます。 ■前衛峰の肩(1,984m) 見晴台から約40分で前衛峰の肩に到着です。 前衛峰の肩の道標はなく、三角点のみ設置されています。展望がないので通過点になります。 ■前衛峰(1,983m) 前衛峰の肩から約5分で前衛峰に到着です。 前衛峰の肩より展望が開けていますが、ほとんど距離は変わらないのでうだの沢のトーミへ向けて下降します。 ■うだの沢のトーミ(1,934m) 前衛峰から約10分でうだの沢のトーミに到着です。 新旧の道標がありますが、避難小屋へ尾根沿いに進みます。 下新井登山口と木次原登山口へ続く薄い踏み跡(実質→十字路の交差点)があるので道迷いに注意が必要です。山と高原地図では、下新井ルートは消失されていると明記されています。 ■避難小屋(2,093m) うだの沢のトーミから約30分で避難小屋に到着です。 長者の森ルートは日帰りが可能なので、休憩や緊急時以外に利用する事はありません。 備品はほうき・ちりとり・宿泊者ノート・ハンガー・新聞紙です。 山頂へは避難小屋の出入口前にあるシャクナゲを回り込むと、短い岩稜帯(滑落した場合は死にます)を通過して山頂です。 栗生ルートの合流点になり道迷いに注意が必要です。 ■御座山(2,121m) 避難小屋から約5分で御座山に到着です。 避難小屋から約100mの岩稜帯を超えると御座山になり、山頂には山頂柱と諏訪・浅間神社の祠と鉄剣が鎮座しています。 風速10m以上の悪天候なので写真を撮影して下山します。写真撮影する場合は、山頂柱の裏側は切れ落ちた崖なので注意が必要です。 ■避難小屋(2,093m) 御座山から約5分で避難小屋に到着です。 ■うだの沢のトーミ(1,934m) 避難小屋から約20分でうだの沢のトーミに到着です。 ■前衛峰(1,983m) うだの沢のトーミから約10分で前衛峰に到着です。 ■前衛峰の肩(1,984m) 前衛峰から約2分で前衛峰の肩に到着です。 ■見晴台(1,820m) 前衛峰の肩から約20分で見晴台に到着です。 ■合流点(1,667m) 見晴台から約30分で合流点に到着です。 ■赤白の鉄塔(1,609m) 合流点から約5分で赤白の鉄塔に到着です。 ■長者の森登山口(1,246m) 赤白の鉄塔から約40分で長者の森登山口に到着です。 ■長者の森駐車場(1,246m) 長者の森登山口から約1分で長者の森駐車場に到着です。 終日、雨でしたがこれで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 御座山・長者の森ルートの区間は距離→11.0km・標高差→875m・コースタイム→05時間40分になりますが、日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く) 残雪期に日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★白岩ルートについて 長野県道124号線から白岩登山口まで狭い農道を通過しますが、現在は白岩ルートは登山禁止です。 帰り道に北相木村役場で確認すると農業の繁忙期(春〜秋)に狭い道路のすれ違い・路上駐車・ゴミの放棄が多発して、農家から苦情が相次ぎ白岩ルートは登山禁止になりました。 入山前から予想していた解答でしたが、農道なので農家にとって登山者は厄介者なので仕方がありません。長野県道124号線沿いの広い路肩に駐車して、農道を自転車で白岩登山口に向かうのは禁止ではありません。 ★長者の森ルートについて 御座山のメジャールートは山口ルート・白岩ルート・長者の森ルートの3つですが、山口ルートは沢沿いの破線ルートで一般登山者には不向きです。 白岩ルートは農家から苦情が殺到して登山禁止です。残された長者の森ルートは見所があり、整備された安全なルートです。 栗生ルートは最短ルートになり、栗生峠ルートとぶどう峠ルートは地図にはありませんが尾根沿いのバリエーションルートです。 ★積雪量について 長野県道124号線の道路と長者の森ルートに全く雪はありません。 ★登山ポストについて 御座山・長者の森ルートには登山ポストがありません。 山口ルート・白岩ルート・長者の森ルートでは長者の森ルートが1番登山者が多く利便性が高い登山口ですが登山ポストがありません。 登山口に登山ポストが無い場合は最寄りのJR駅・道の駅・市役所に設置されている場合が多く、帰り道に北相木村役場で確認しました。 山口ルートにある登山ポストを長者の森ルートに移設する予定が、時間と人手が足りないという役所の言い訳で移設日は未定です。 登山口に登山ポストが無い事に森林交流センターの売店のおばさんも懸念していますが、雪がなく登山ハイシーズン前でこの有り様なので登山計画書はオンラインで提出しなければ事故の場合は手遅れになります。 ★御座山について 御座山の登山ルートは〇蓋ルート(沢沿いの破線ルート) 白岩ルート(農家の要望で登山禁止) D梗圓凌好襦璽 し生ルート シ生峠ルート Δ屬匹ζ愁襦璽(赤火岳の周回ルート)があり、が多く利用されます。 キΔ魯丱螢─璽轡腑鵐襦璽箸砲覆蠅泙后 ★水場について 地図では御座山・長者の森ルートには水場がありません。山頂までのコースタイム(往復)は05時間40分なので1L〜2Lあれば十分です。 長者の森登山口の前にある相木川で沢水の補給が可能ですが、長者の森駐車場から約5分なので下山時に利用する場合が多いです。 ★駐車場について 御座山・長者の森ルートには1つの駐車場があります(写真添付) …梗圓凌甲鷦崗(30台)には公衆トイレ・隣接した森林交流センターには売店があり軽食が可能です。 駐車場は人気がないので、貴重品の管理と車上荒らしに特に注意が必要です。 ★山小屋の営業について 御座山・長者の森ルートには山頂直下に避難小屋(通年→無人)があります。 長者の森ルートは日帰りが可能なので、休憩や緊急時以外に利用する事はありません。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 御座山・長者の森ルートには各所に道標やピンクテープがあり道迷いする場面が少ないです。 残雪期になり登山道に雪はなく、落枝と共に落ちた古いテープは回収済みです。 ★天候や服装について 御座山・長者の森ルートの9割が樹林帯になり、朝露や降雨後は衣類が濡れるのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 当日は気温13℃〜19℃あり、平均気温は15℃です。 悪天候では装備や服装のレイヤリングに気を配り、防寒・防風対策が必要です。 ★幕営適地について 御座山・長者の森ルートには樹林帯に1つの幕営適地がありますが、全体的に少ない印象です。 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 御座山は熊の生息地になり想像以上に身近に熊がいて、すでに熊は冬眠から目覚めています。 見晴台から御座山まで続く細尾根で、熊の目撃情報が多いので注意が必要です。 ★山バッジについて 残雪期は多くの山小屋が冬期閉鎖して山バッジが購入できませんが、森林交流センターの売店で御座山の山バッジ(2種・550円)が購入できます。 /肯啗鯲センター 南相木温泉・滝見の湯で山バッジが購入できますがどちらも在庫が少ないです(写真添付) ★長者の森駐車場まで長野県道124号線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ★御座山・長者の森ルートでは、スマートフォンの電波が5割〜6割入りました(時期・天候・機種による) 長者の森駐車場〜見晴台では電波が繋がりやすく、見晴台〜御座山に近づくにつれて圏外になります。 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリー(充電ケーブル含む)が必要です。 ★当日の御座山・長者の森ルートでは登山者のすれ違いは登り0名、下り0名です。 日照時間が長くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメット・ストック・長靴を全行程で使用しました。 チェーンスパイクは携帯しましたが不使用です。 ★緊急時の連絡先 〆患弖抻―陟0267-68-0110(代表) ★今回の山行の危険箇所 仝晴台〜前衛峰の細尾根→落石・崩落。 避難小屋〜御座山の岩稜帯→落石・滑落。 ★長者の森駐車場→08時45分に気温19℃、御座山→12時50分に気温13℃、長者の森駐車場→15時21分に気温17℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→04時19分、日の入り→19時12分と活動時間は長くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ★御座山・長者の森ルートでは、見晴台〜前衛峰まで細尾根になり落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★御座山・長者の森ルートにはトイレが1つあります。 …梗圓凌甲鷦崗(電気・水道・紙あり)以外にトイレが無いので、必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★残雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★残雪期ですが強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラスがあると便利です。 ★今回の山行 梅雨で遠くの山に行って登頂できても展望がなく楽しくないので、近場で標高2,000m峰の御座山を目指します。複数のルートがありますが、実質長者の森ルート以外は推奨・歓迎されていません。 農家と登山者のトラブルが多く北相木村民には登山者は歓迎されていませんので、素早く登って素早く下山して帰宅しましょう。 長者の森ルート以外に5つのルートが見出せたので、いずれ登りたいと思います。 ★駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項があるので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で御座山を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■南相木温泉・滝見の湯 ■営業→10:00〜21:00(1月〜3月→20時まで) ■休館日→第2・第4火曜日 ■料金→大人450円(中学生以上) 小人300円(4歳〜小学生) |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
モバイルバッテリー10000mAh2個
ちり紙
地図
腕時計
ザック30L
スマートフォン2台
ゴミ袋
現金
ココヘリGPS
ザックカバー
ストック
熊鈴
水筒(水0.5L)
帽子
防虫ネット
合羽
ウィンドシェル(上)
インナーシャツ(半袖)
靴下
長ズボン
手袋
ベースレイヤー(長袖)
ゼリー飲料1個
おにぎり2個
粉末アミノ酸1本
チェーンスパイク
ウエストバッグ
着替え(半袖シャツ)
ニトリルゴム手袋
タオル
長靴
|
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備考 | ‥仍灰襦璽箸粒稜А 登山ポスト(登山計画書の提出)の確認。 L鮟蟷纏の信頼性に疑問。 |
感想
■2023年/御座山・長者の森ルート(日帰り)
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■2023年06月12(月) 雨
※御座山・長者の森ルート 登り
長者の森駐車場 08:45 1,246m 19℃
着替え・荷作り 08:45〜08:55
長者の森駐車場 08:55 1,246m 19℃
長者の森登山口 09:02 1,246m 20℃
赤白の鉄塔 10:17 1,609m 16℃
合流点 10:30 1,667m 15℃
見晴台 11:26 1,820m 14℃
前衛峰の肩 12:04 1,984m 14℃
前衛峰 12:07 1,983m 15℃
うだの沢のトーミ 12:16 1,934m 15℃
避難小屋 12:43 2,093m 15℃
御座山 12:50〜13:00 2,121m 13℃
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■2023年06月12(月) 雨
※御座山・長者の森ルート 下り
御座山 13:00 2,121m 13℃
避難小屋 13:06 2,093m 13℃
うだの沢のトーミ 13:28 1,934m 13℃
前衛峰 13:39 1,983m 13℃
前衛峰の肩 13:41 1,984m 12℃
見晴台 14:02 1,820m 15℃
合流点 14:32 1,667m 14℃
赤白の鉄塔 14:38 1,609m 16℃
長者の森登山口 15:20 1,246m 17℃
長者の森駐車場 15:21 1,246m 17℃
着替え 15:21〜15:30
実家 15:30〜17:50
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■御座山(おぐらさん)を日帰りで目指す。
終日雨なので長靴と軽装備で歩く。
もちろん他に登山者は誰もいない。
梅雨では思い通りの山行ができないので
普段登らない山域や山を登る機会になる。
残雪期も終盤になるが雪山納めはしていない。
天気と休日があえば剱岳を目指したい。
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■体重→61.0kg 荷物→4.3kg
■日の出→04:19 日の入り→19:12
■距離→11.0km(片道→5.5km)
■時間(合計)→06時間16分
(登り→03時間55分、下り→02時間21分)
■休憩時間→00時間10分
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