権現岳・赤岳/観音平・美濃戸口
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,425m
- 下り
- 1,807m
コースタイム
3:10観音平
6:30編笠山
7:10青年小屋
9:35権現岳
11:45キレット小屋上
14:10赤岳
16:00行者小屋
18:55八ヶ岳山荘
天候 | 晴れ後曇り 風速やや強め |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八ヶ岳山荘前よりバスで茅野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
平均的にはワカンなしで膝上か膝下程度に潜る積雪。 この行程だと編笠山の手前が最も潜る。 赤岳側は固まっているもしくは岩がでていることが多く、逆に赤岳側から来る場合はラッセル部分が登りとなる。赤岳南峰(?)付近が難しめに感じるのでどちらからがよいかは微妙。適当にトラバースしたところ、ピッケルを振らないと歯が入らなかったりした。 ピッケル類二本持ちがベター。 アイゼンはギボシ手前から必要。 |
その他周辺情報 | 八ヶ岳山荘仮眠室2000円 お風呂1回500円天ぷらうどん800円 お風呂は19時でも入れてもらえました。ありがたや〜。 朝風呂も入った。気持ち良い。 |
写真
装備
個人装備 |
12爪
ピッケル
ハンマー
ツェルト
タオル
ペーパー2掴み程度
アルプス総図
インスタントみそ汁2袋
飴玉
板チョコ1枚
おつまみラーメンナッツ
エネルギーゼリー1袋
テルモスお湯800ml
いつも身に着けるもの(ゴーグル・バラクラバ・ヘッデン・帽子・手袋・衣服・冬靴・高度コンパス時計)
カメラ
貴重品
樹林帯ビバーク想定でマッチ
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備考 | 行動中はヒートテック、ウールシャツ、山ジャンパーの3枚。セーターは街着だった。 |
感想
アクセスのいい八ヶ岳。
やまれこを見ているとカッコいいレポートが多い。
いきなりバリエーションはどうせ撤退するだけなのでやめた。権現岳赤岳と抜けて本沢温泉に入るルートが予定。長丁場、エスケープは赤岳で判断とした。
甲斐小泉大泉駅はご飯屋さんが無いので、車内で弁当を食べて終電の遅い小淵沢から。途中のコンビニでも軽食を。
観音平が予想より近く、先もトレースがあるのでペースを落として休憩ばかりしてたら、編笠山手前でトレースが消えて完全に時間配分失敗。編笠山で夜明けを迎える。道の感じではギボシ手前まではナイトハイクで安全に行けたなぁと思いながら歩く。最初ギボシを無名峰だと思っていたが、権現岳と並べて見ても立派である。権現小屋影で休憩しようかと思ったが、風がどこも強く厳しい。権現岳山頂から見ると三ツ頭の方の道筋はきれいに見えていた。
権現岳から縦走の稜線を見ると遠い。梯子は出ている。その後は西側から巻く、というアドバイスをどこかの記録で見たのがとても参考になった。一部間違えて北西側の尾根に降りそうになったが、基本的にはわかりやすい道。赤岳からのPTとすれ違って安心した。キレット小屋からが長かった。偽ピークっぽいのに騙される。赤岳の南峰(?)は風が巻くようだ。挙句にガスが出始め、雲はこっちに向かってくると来た。風速20あるかないか。あんまり岩の上に登りたくないのでトラバースしたら高さを間違えたのか、風の中を70度くらいでへばりつく、とんでもないことになった。ちらりと文三郎側にカラフルな色が見えたので進みつづけて、一度見えなくなるがまた登山者と鎖が見えた。指示票らしきがさらに見えて安心した。適当に高さを変えて道に合流して赤岳到着。
助かった…。と思っている時は大体危ないので、一緒に着いて行かせてもらう。各自落雪に注意するのでゆっくりになって寒いが、ルートは知らないのでありがたい。お兄さん二人とお父さんが先行する。エスケープルートとして様子を見ておきたかった県界尾根は真っ白に見える。真教寺もきっときついだろう。赤岳展望荘のお兄さんは優しそうな感じの人だった。行者小屋近くで別れる。もう行者小屋に泊まろうと思ったらやっておらず、北沢から赤岳鉱泉のアイスキャンディーを見て帰ろうと思ったら登りなのでめんどくさくなり、戻って南沢から行こうとしたらお父さんと会ってあんまりかわらないですよと言われる。もう諦めて南沢から降りると、変哲はない道なのだが長かった。大体自分の下りペースが基本遅いのである。どうしてもお風呂に入りたいので八ヶ岳山荘まで下った。
食事時だったが快くお風呂は入れてもらえた。下山後のお風呂は嬉しい。
せっかくクリスマスイヴなので、どうせ帰れないなら山小屋で豪華な晩御飯を食べたい!と思ったが、時間も遅くなってしまい、結局ケチリパターンみたいになってしまった。
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細かいルートファインディングが相変わらず下手である。風の強い岩場を上がるのが嫌でトラバースすれば必ず文三郎尾根に出る、と予想して文三郎からのルートと合流したので間違っては無い…のだろうか。
体力的にはギボシ手前で夜明けを迎える感じで調整すれば本沢温泉の泊まりは行けそう。その日中に帰るのはなかなかきつそうだ。美濃戸口を深夜発で阿弥陀を回って本沢温泉なんかも楽しそうに思われる。
八ヶ岳はなかなかリスクが高く難しかった。風速15~20m予報の高気圧で、風が吹き続けてこれだけ午後ヤな感じになるとは思わなかった。(変な天気図ではあったけれど)帰りにダンディなおじさんに話を聞いたらやっぱり八ヶ岳は風が強いらしい。
最近の南八ヶ岳のレポートは多く、とても参考になりました。
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