体力が尽きた…八ヶ岳南北縦走(編笠山〜権現岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜東天狗)
- GPS
- 22:33
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 3,486m
- 下り
- 2,824m
コースタイム
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 11:00
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:24
- 山行
- 2:31
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
体力が尽きた…八ヶ岳南北縦走(編笠山〜権現岳〜赤岳〜硫黄岳〜横岳〜東天狗)
自分自身の体力を試す意味も込めて、八ヶ岳南北縦走にチャレンジしてきました。
観音平から入って、目標は北横岳まで(蓼科は今回パス)。
ということで、まずは毎日アルペン号の深夜バスにのって観音平に到着。この時点で朝の4:00。うっすら明るくなってきていますね。かるくパンをかじって準備をしたらスタート。
今回、1日めの行程は上りの合計が2400m!あの甲斐駒の黒戸尾根の2200mを超えます。大丈夫だろうか…。
心配しながら、編笠山の上りをすすんでいきます。あれ?なんかしんどいぞ?編笠山の山頂に到着。
空は晴れて、富士山も見えます。最高です!
コースタイムは予定よりだいぶ遅い…。少し下って青年小屋へ。一休みをしたらヘルメットを装着して権現岳に向かいます。こちらのルートは、岩がグラグラしているし鎖もたくさんあるしで中々ハードですね。体が重い…。どんどん早い人達に抜かされていきます。
権現岳の山頂に到着。赤岳と阿弥陀岳の景観が素晴らしい。そろそろ雲が上がってくる感じです。絶景はここで終わりかな。
権現岳から、キレットを下って、赤岳の上りに向かいます。
このあたりから、息切れが半端なんくなってきます。頭もうっすら痛い。これ?もしかして軽い高山病?
体重が去年より増えて体力が落ちただけでは説明が難しいような、体の重さがあります。
ここでよしておけばよいのに、赤岳の山頂手前から、ピストンの阿弥陀岳攻略に向かいます。
もう、これがめちゃくちゃしんどい、このあたりで本日の上り2000m超えです。
あまりにしんどいので、ピストンということで道中で荷物をデポして向かいます。
阿弥陀岳の上りは相変わらず、鎖あり、滑りやすいなどアスレチックな感じで楽しいですね。でも、楽しむ余裕もないくらいフラフラ…。阿弥陀岳になんとか登頂!
ガスで何も見えないかと思ったら、ちょうど一瞬霧が晴れて赤岳の雄姿を拝むことができました。ラッキー!
山頂を堪能したら、先程の赤岳山頂へ向けて戻ります。これが、もう限界までしんどかった数歩歩いたら息が切れて止まって…を繰り返しながら、元の分岐に戻り赤岳山頂へ!山頂は霧で真っ白…。
ここまで、来たら本日の宿泊地、赤岳展望荘へは下るのみ!下りだけならつらいけど頑張れます!
赤岳展望荘に無事到着。今回は贅沢にも一人で個室を予約してしまいました。
快適な共有スペースに、ドリンクバーに、美味しい食事に、ふかふかの布団に、もう天国ですね。
以前の赤岳展望荘は、五右衛門風呂があったり、食事はバイキングだったりで最強の山小屋だったのですが、コロナ以降なくなってしまいました。残念です。
2日目。1日目は、散々な状態でしたが、2日目はどうでしょうか。
昨日の頭痛は消えています。良さそうですね。
今日は、稜線パラダイスです。赤岳から、横岳、硫黄岳と八ヶ岳が誇る黄金稜線を堪能します。相変わらず体力の衰えを感じますが、昨日よりだいぶ調子が良いです。嬉しいことに、朝は晴天で絶景の中の稜線ハイクを楽しめました。
タイミング的に、お花もたくさん咲いていてよかったですね。特にイワカガミとかハクサンイチゲあたりは最盛期な感じですね。八ヶ岳の横岳周辺の稜線といえば、やはりツクモクサです。時期的には終りに近いのですが、これがツクモグサだろう!というのを発見しました。なんか嬉しいですね。
横岳から硫黄岳へ、硫黄岳の山頂まで相変わらずヘロヘロになりながら登ってきたところで雲が上がってきます。一面の青空は終わってしまいました。
それにしても、横岳から、硫黄岳山頂までの稜線は本当に美しい。ここを歩くのが毎回八ヶ岳の楽しみだったりします。
硫黄岳山頂で最後の絶景を堪能したら、夏沢峠へと下ります。ここから上りをヒイヒイいながら進み眺望のない箕冠山を超え、根石岳山荘へ。
根石岳山荘ですが、実はここのお昼に出しているカレーが具沢山で美味しいのです。今回も狙ってきました。
いやー、相変わらず美味しい!カレーを頂いて元気をだしたら、根石岳と東天狗にアタックです。
根石岳山荘から根石岳の上りはサクッと登れます。根石岳からは若干おりて、東天狗の上りに入ります。こちらも、そこまで標高差があるわけではないので食いしばって登れば頑張れます。
東天狗も登頂!この東天狗と西天狗は、私がはじめて登山にハマった思い出の山です。相変わらず良い山だなぁ。東天狗を境に、本格的な北八ヶ岳に入る感じなんですよね。
さて、ここで思案。西天狗にピストンしようか…。しかし、ここでもやはりコースタイムが遅れ気味。あとやっぱり疲労感が強い。あとのことを考え、泣く泣くパス。
東天狗からは、お気にい入りの天狗の奥庭ルートを通り、黒百合ヒュッテへ。黒百合ヒュッテではコーヒータイムです。お腹はすかせておきます。そう、この先の高見石小屋の揚げパンのために…。
黒百合ヒュッテで休憩したら、中山を超えて高見石小屋へ向かいます。まだ天気がもってくれて中山の展望台からも街がきれいに見渡せました。
さて、お楽しみの高見石小屋へ。時間は14:13分。さて、揚げパンを注文するかーと思って売店に向かうと、カフェは14:00まで!というか、揚げパンは売り切れの張り紙が!!!黒百合ヒュッテでコケモモマフィンを食べておけばよかった…。
仕方がない、今日の宿泊先の白駒荘でおやつを食べよう。
ということで、今日の宿泊地、白駒荘へ。ここの山小屋(?)は、とにかくきれいで、ご飯も美味しくてお風呂にも入れて、最高の施設です。チェックインしたら、ほおずきチーズケーキとコーヒーを頂いて、先程の屈辱を精算します。
夕食は、牛肉もがっつりでてきておかずの数も豊富。布団は、めちゃくちゃふかふか。今回、大部屋に二人しか宿泊していなくて、個室よりも快適なくらいでした。
今日も、やっぱり疲労感がありますね。ということで明日は北横岳はやめてサクッとロープウェイで下山しようかな。
3日目。白駒荘でゆったりご飯を食べて出発。朝の白駒の池を堪能したら麦草峠へ向かいます。
ここから、今回の縦走の最後の二山になる、茶臼山と、縞枯山に向かいます。何気にこの二山の上り疲れるんですよね。それでも、1日目、2日目に比べると力強く登れた感じがします。疲れは溜まってきていますが。
今日は、山の上の方は雲がかかってしまって展望は全然ですね。素直に下山しようと思います。
霧の中を通って、ゴールの北八ヶ岳ロープウェイへ。
頑張って、北横岳を往復することも考えたのですが、景色が全く無いのと、来週の北海道遠征に疲れを残したくないのとで今回はパスです!
ロープウェイを下って、あとはバスにのって茅野駅へ。特急あずさで東京に帰ります。
今回は、とにかく体力の衰えを感じた登山でした。
ひとまず、筋トレしながら焦らず志望を落としていきます。頑張るぞ!
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