〜日本アルプスデビュー〜 常念岳・蝶ヶ岳 (常念小屋一泊 三股登山口より反時計回り周回)
- GPS
- 32:06
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,652m
- 下り
- 2,647m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 3:34
- 合計
- 9:10
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 9:18
【1日目】
04:25 [04:00] 三股駐車場
04:36 [04:22] 三股登山口 ※休憩 10分 [10分]
06:50 [08:23] 標準点櫓跡 ※休憩 17分 [20分]
08:41 [11:28] 前常念岳 ※休憩 16分 [20分]
09:56 [12:54] 常念岳・常念乗越分岐 ※休憩 7分 [無し]
10:03 [13:00] 常念岳 ※休憩 154分 [60分]
13:35 [15:01] 常念小屋 ■常念小屋にて一泊
17:00 夕食
20:00頃 就寝
休憩時間 … 3.4時間 [1.8時間]
行動時間 … 5.8時間 [9.3時間] ※計画の62% (標準タイムの69%)
合計 … 9.2時間 [11.1時間]
【2日目】
01:50 起床
02:30 朝食
03:11 [03:00] 常念小屋
04:06 [04:17] 常念岳・常念乗越分岐 ※休憩 5分 [無し]
04:12 [04:23] 常念岳 ※休憩 47分 [30分] (日の出 04:34頃)
05:58 [05:43] 2498m地点(最低鞍部) ※休憩 無し [20分]
07:50 [08:48] 蝶槍 ※休憩 6分 [20分]
08:06 [09:30] 横尾分岐
08:41 [10:23] 蝶ヶ岳 ※休憩 8分 [60分]
10:52 [13:13] まめうち平 ※休憩 13分 [20分]
12:13 [14:41] 三股登山口 ※休憩 5分 [無し]
12:28 [15:03] 三股駐車場
休憩時間 … 1.4時間 [2.5時間]
行動時間 … 7.9時間 [9.6時間] ※計画の82% (標準タイムの92%)
合計 … 9.3時間 [12.1時間]
※[ ]は計画タイム
★コース定数 … 62 (体重 60Kg / 荷物重量 20Kg)
予想消費カロリー/水分量 … 4990kcal/mL
※山と溪谷社公表の計算式より
天候 | 1日目 快晴 2日目 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第一駐車場よりさらに700m程手前に第2駐車場(約100台駐車可)もありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に綺麗に整備されていて道標も至る所に有って道迷いの心配は無いと思いますが、特に三股登山口 → 常念岳ルートはひたすら急登続きで且つ前常念岳手前より岩稜帯となる為、疲労による転倒には十分注意が必要だと感じました。また、途中に水場も無い為、夏場は熱中症にも気をつける必要がありそうです。 僕自身も今回は約20Kgの荷物を背負っていたとは言えかなりきついコースだと感じました。体力勝負の健脚者向けコースだと思います。 上記ルートについては途中でバテてしまう人が多いそうです。常念小屋にも要注意の張り紙がしてありました。常念岳山頂を目指すのであれば一ノ沢登山口からのルートがお勧めとの事でした。 常念岳 〜 蝶ヶ岳への稜線は常念岳手前の岩場の通行に注意が必要なのと、蝶槍までアップダウンが続くのでペース配分に気を配る必要があると感じました。また、蝶槍〜蝶ヶ岳までは広い稜線なので濃霧時に注意が必要かなと思います。 蝶ヶ岳 〜 三股登山口は常念岳方面と違い、木段が多くて途中に休憩用のベンチも用意されていたりと整備が行き届いている印象を受けました。 |
その他周辺情報 | 1日目は常念岳の北側直下に建つ「常念小屋」にて一泊しました。 1泊夕食付き ¥13,000でした。 夕食は17:00となっていました。 消灯時間は20:00でしたが、今まで泊まった山小屋とは違って消灯時間となっても必要最低限の非常灯のみの点灯で真っ暗・・・とはならず、トイレへ行く際にヘッドライトも不要なほどでした。 今回は翌朝03:00出発の予定だった為、朝食は冷凍焼きおにぎり(1個 ¥250)を前日に受け取りました。室温での自然解凍でしたが出発前の02:00にはしっかり解凍されていました。 雲取山荘のように大きい山小屋でした。1Fに大きな休憩所と食堂やトイレ、2Fが客室になります。1Fの離れに乾燥室もありました。(発電機の廃熱を利用しているとの事でかなり乾燥室内が暑く、あっという間に乾いてしまいました) 夕食はハンバーグにカボチャ等の各野菜にご飯と味噌汁とシンプルなメニューですが美味でした、味噌汁とご飯はおかわり出来ます。 --------------------------------------------------------------------------------------- 下山後は県道495号線(豊科大天井岳線)沿いにある「ほりでーゆ〜 四季の郷」にて入浴しました。 mont・bell会員証があったので100円引きで大人一人 ¥500でした。 三股第1駐車場から25分ほど (約8Km) 脱衣所や洗い場も広くて綺麗な良い温泉でした。 ※貴重品ロッカーが脱衣所の外に有るので、服を脱ぐ前に預けてしまったほうが良いです。それとドライヤー利用に5分/¥100かかります。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
MYアイテム |
O.Y.
重量:4.96kg
|
---|---|
個人装備 |
mont・bell Storm Cruiser Jacket Men’s (レインジャケット)
THE NORTH FACE Climb Light Zip Pant (レインパンツ)
ARC'TERYX Squamish Hoody Men’s (ウインドシェル)
ARC'TERYX Atom LT Jacket Men’s (化繊ダウンジャケット)
finetrack CHRONO PANTS (薄手ロングパンツ)
HOSHINO V-System タビ形状2本指ソックス
mont・bell Merino Wool Trekking 5 Toe Socks ※主にテント場や山小屋での休憩着
mont・bell ZEO-LINE LW Brief Men’s (ブリーフ)
CW-X GENERATOR MODEL Cool (クールタイプサポートタイツ)
MILEET DRYNAMIC MESH Short Sleeve (ショートスリーブドライレイヤー)
mont・bell Super Merino Wool MW Round Neck Shirt Men’s (中厚ロングベースレイヤー)
mont・bell Trekking Gloves Men’s (薄手グローブ)
C3fit Cooling Arm Covers (アームカバー)
MONTURA Outdoor Pocket Zip T-shirt (半袖ジップシャツ)
Gregory KATMAI 55 (50L バックパック)
karrimor mars top load 27 (27L サブザック)
Sirio P.F.630 (トレッキングシューズ)
GARMIN fēnix 7X Sapphire Dual Power Ti Carbon Gray DLC (GPSウォッチ)
眼鏡市場 i-ATHLETE IA-465 (調光レンズ眼鏡)
眼鏡市場 i-ATHLETE IA-440 (通常眼鏡)
PETZL ACTIK CORE (ヘッドライト)
アライテント ビバークツェルト ソロ (ツェルト)
東京ベル BEAR BELL 森の鈴 (熊鈴)
FOX 40 MICRO (ホイッスル)
LEATHERMAN SQUIRT PS4 BLACK (マルチツール)
Black Diamond Trail Pro Shock (トレッキングポール)
mont・bell トレール クッション (座布団)
SOTO SLIDE GAS TORCH ST-480 (ライター)
JETBOIL MicroMo (小型バーナー)
Camelbak Peak Fitness Chill 0.75L (750mLボトル 清涼飲料水)
mont・bell Flex Water Pack 1.5L (1.5Lソフトボトル 水)
nalgene 32oz Wide Mouth Tritan Water Bottle + capCAP Plus 1.1L (水)
mont・bell Clear Bottle 0.75L (行動食のナッツ・柿の種 等)
TOAKS TITANIUM 375mL CUP (マグカップ)
mont・bell STUCK IN 野箸 (箸)
SOTO Field Hopper M (コンパクトテーブル)
PENTAX K-1 Mark II J limited 01 (フルサイズデジタル一眼)
PENTAX K-3 Mark III (APS-Cデジタル一眼)
HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR (21mm広角単焦点レンズ)
HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR (70-210mmズームレンズ)
HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW (16-50mm標準ズームレンズ)
HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW (11-18mm広角ズームレンズ)
Velbon UTC-63 (カーボン三脚)
PENTAX O-GPS2 (カメラ用GPSユニット)
Manfrotto Advanced ホルスター S III (トップローディングカメラバッグ)
TENBA Axis V2 4L Top Loader MultiCam Black (トップローディングカメラバッグ)
|
備考 | 今回の荷物重量 20.4Kg。 水をトータル3.4L持って行ったが、三股 → 常念岳の上りで飲み干してしまった。 今回も登りで飛ばしすぎてしまった感が有るので、意識してペースを落とす必要がありそう・・・ ただ、このルートを20Kgの荷物で標準タイムよりもかなり早く歩き通せた事は良かったし自信がついた。 |
感想
登山歴8年目にしてようやく(?)日本アルプスデビューを果たすため、安曇野のシンボルである常念岳・蝶ヶ岳の2座に一泊二日で行ってきました。
ルートは三股登山口を起点に常念岳 → 常念小屋一泊 → 蝶ヶ岳の反時計回り周回コースとしました。
三股 → 常念岳は標高差約1600mを一気に稼ぐ急登が続くルートで、僕自身20Kgを超える荷物を背負っていたとは言えかなりキツいルートに感じました。やはり途中でバテてしまう人が少なからず居るようで常念小屋に注意書きの表示があったのも頷け、体力勝負の健脚者向けルートだと改めて思いました。
梅雨明け前の微妙な空模様で登っている途中も安曇野市街方面から湧いてくる雲に追われながら、「正直山頂到着時はどうなんだろう・・・」と不安を抱えながらの急登との戦いでしたが、幸運にも天気に恵まれ急登を登り切ったあとに槍ヶ岳・穂高連峰をはじめとした主役達が勢揃いする絶景に疲れも吹き飛び、重い撮影機材を担ぎ上げた苦労も報われたのは良かったと思います。
常念小屋では人生初の個室での相部屋一泊となりました。僕を含めて3名で一人の男性は僕と同じ千葉からの来訪で一宮から来たとの事でした。もう一人の方は伺うのを忘れていましたが、方言から九州のかただと思います。消灯時間まで短い時間でしたが、楽しくお話しをすることが出来ました。
一宮の男性とは翌日の出発直前にもお話する機会があったので良かったです。
翌日は段々と天気が悪くなるとの予報でした。
起床後直ぐに小屋の外を見てみましたが雲の切れ目から星空が微かに見える程度で、残念ながら将監小屋に続く星景撮影はお預けとなってしまいました。
わずかな期待を込めて一番乗りで常念岳山頂に立ってご来光 & モルゲンロートを待ちましたが、こちらも生憎の曇り空でお預けでした・・・
予報では天候の悪化に加え南風も段々と強くなる予報となっていました。
常念岳山頂から三股へピストンとするか蝶ヶ岳経由とするか最後まで悩みましたが、雲の切れ目から青空が見えていたことと、出発時に南風がまだ強くなかった事から予定通りの蝶ヶ岳経由での下山としました。蝶ヶ岳への稜線はアップダウンがそれなりにあり決して楽なルートではありませんでしたが、蝶ヶ岳へ近づくにつれて花々が増えていき常念岳とはまた違った楽しさがあって来て良かったと思いました。ただ、蝶槍に着いた辺りから体が煽られるような強風になり、予定していた蝶ヶ岳山頂での休憩は取り止めとしました。常念小屋を日の出前に出発して良かったと改めて感じました。
三股登山口手前から本降りの雨となってしまいましたが、前日に常念岳山頂からの絶景を十分楽しむことが出来、全体を通して満足のいく日本アルプスデビューとなりました。また、20Kgの荷物を背負って今回のルートを標準タイムよりも早く歩き通せたのは今後よりハイレベルの山行に挑戦するにあたって大きな自信になりました。
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