水晶岳・赤牛岳、湯俣から黒部
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- GPS
- 37:28
- 距離
- 49.7km
- 登り
- 4,154m
- 下り
- 3,790m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:33
- 山行
- 10:33
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 10:51
- 山行
- 11:45
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 12:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
崩壊地の縁やガレ場の横断など、いくつか気を遣うところがありますが、それ以外はほぼ問題なし。奥黒部Hからの黒部湖沿いは梯子・桟道が多数ありアップダウンもそれなりに。 |
その他周辺情報 | 松川のすずむし荘で入浴。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
感想
この夏は長い休みが取れるので、日本百高山では一番行きにくい赤牛岳にトライ。ついでに南駒ケ岳もゲットする ことにしました。
コースはいろいろ悩みました。竹村新道は必須ですが、赤牛岳は水晶小屋から往復したいところ。でも、水晶小屋の連泊予約が難しいのと、裏銀を烏帽子に回ると長くなるので、できれば避けたかった黒部に降りるルートを選択。結果的に超ストイックなルート(ドMルートとも言う)になってしまいました。
初日の湯俣温泉まではのんびり散策。高瀬ダムまでの登りはおまけで、湯俣までは日陰の平道。青嵐荘にわたる手動ロープウェイには面喰いましたが、温泉にアルコールで最高の休日。
二日目の竹村新道はやはりハードでした。湯俣岳までは森林の急登、所謂アルプスの登りで想定内なのですが、湯俣岳から南駒ケ岳までの間、南駒ケ岳から主稜線までの間は、いったん下って登り返しのスパンが長く、また途中に小屋や避難場所がないのが辛い。水晶小屋に着く頃には完全に果ててました。夕食で皆さんから褒められたのは照れましたね。
三日目の読売新道は忍の一字。基本的に距離がとっても長い。また赤牛岳までは結構アップダウンがある。赤牛からの道は心配でしたが、しっかりしたルートでした。水晶超えに時間がかかってしまい、結果的に超長時間行動になってしまった点は反省しごく。でもこのような経験はそうはできないでしょう。静かな北アルプスをご希望の方にはお勧めです。
黒部への下山を避けていた理由は逃げ場のない長距離ですが、他にも、四日目の桟道・梯子の連続がありました。某図解登山サイトで凄い状況が描かれていたので恐れていました。実際行ってみると想像していた程ではないが、それでもやはり凄い所に道が作ってある。この道を維持されている方々に感謝です。また貴重な経験をさせてもらった平の渡しを運営している関西電力にも感謝ですが、もう少し標識を整備していただけたら心が平和でいられるでしょう。
この歳と膝では、3泊4日のテント装備山行はほぼ限界ですが、念願の赤牛岳を落とすことができ満足。盛夏の北アルプスで殆ど人に会わない稀有なコースを完歩できたのは、決してドMだからではなく、変化のある自然と登山道を整備されている方々の努力に他なりません。そういう事にしときましょう。
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