立山から薬師岳へ縦走 〜五色ヶ原、薬師峠テント泊〜
- GPS
- 21:34
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,325m
- 下り
- 3,396m
コースタイム
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:01
- 山行
- 11:31
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 13:11
天候 | 5日 晴れ→曇り→雨→晴れ 6日 晴れのち曇り 7日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山黒部アルペンルート 立山 8:00 → 室堂 9:10 4090円 WEB予約した https://www.alpen-route.com/index.php ※繁忙期は予約した方がベター 帰り 富山電鉄 路線バス(期間限定) 折立8:30 → 有峰駅前口9:20 3300円 ※予約もできる。前日太郎小屋で予約お願いしたが「普通に乗れます」と言われた。 実際折立からの乗客は私達2人含め5人 富山電鉄 電車 有峰駅9:34 → 立山駅9:48 530円 ※この列車が特急にて110円増しです |
コース状況/ 危険箇所等 |
・総じて歩きやすいが、立山から槍ヶ岳までの縦走路の中では一番荒れている区間だと思う。一番危険に感じたのは越中沢岳からの下り。かなり急斜面。 ・五色ヶ原から先は太郎平までエスケープルートが無いので注意 ・水場は各小屋の場所のみ、それ以外はない ★テント場情報(水場) 五色ヶ原キャンプ場 一人 1500円 キャンプ場の水場はチョロチョロですが出てました、但し冷えては無いです。 なお、キャンプ場側の水場が枯れた場合は小屋の方で貰えるようです。 缶ビール350m 700円 キャンプ場の水場横に缶回収用の青袋あり スゴ乗越小屋 水は1リットル100円 缶ビール350m 800円 ペットボトル 600円 缶とペットボトルは回収あり トイレはチップ制 100円 薬師峠キャンプ場 一人 1000円(もうこの価格が安く思える!) テント場の管理棟で代金払えます、缶ビール350m 800円 水場はいつも通りジャバジャバ出てます、キンキンに冷えてる。 太郎平小屋の生ビールは1200円 |
写真
感想
妻と夏山テント泊へ行って来ました。
休みは3日間合わせてあったのだけど、妻の方が3日目の午後にどうしても外せない仕事があるので実質2.5日。理想はテント泊縦走なのだけどアクセス面も含めそんな都合の良い行先あるのか??。
普通は1泊2日に短縮してしまうところだが、探したらあった。さすが俺!(笑)
ということで行先は立山〜薬師岳までの縦走で決定、最終日は折立から8:30発のバスがあり、電車で立山駅戻ればお昼過ぎには福井に帰って来れる。正にピッタリのプランだった。
初日は五色ヶ原へ。
もちろん今回はアルペンルート使って室堂を9時半ごろ出発!。外に出た瞬間は文句なしの快晴、しかし午後から天気崩れる予報。当然雨には遭いたくないので真っすぐテンバ直行したいところだが、それはそれで面白くない。妻が未登頂であった龍王岳に寄り道して五色ヶ原へ向かう。前々から思っていたが立山南部側は龍王岳、鬼岳、獅子岳となんか強そうな名前の山ばかり、理由はあるのだろうか?
初日のコースは最初浄土山まで登ってしまえば、あとはほぼ下り基調。自分は余裕だと思っていたが、獅子岳の登り辺りから絶不調で妻にブチ抜かれた!。しかしザラ峠着くころに自分は持ち直したが、今度は妻が絶不調。妻の方は中々復活せずキャンプ場直行して、テント設営したらすぐバタンキューだった。テント設営後に少し雨も降りだしたが、ビール飲みたかったので山荘までピストンして一人で一杯やって私も少し横になった。
夕方雨が上がると、周りのテントの方々が外に出て騒ぎだす。横になったままでもテント泊だと外の状況は大体分かる。妻も少し体調戻ったので夕食タイム。
外に出ると少し雲はあったが針ノ木岳から烏帽子、野口五郎までの稜線が綺麗に見えてテンション上がる。五色ヶ原のテント場は2度目だが水もあるし展望もあるし花もある。それでいてさほど混まないのでかなり良いテンバだと思う。
若い方はもちろんだが、自分と同世代や更に上の方でも甲高い声となり自然と初見の方々の山談義が始まる。その輪に入れれば一番良いかもしれないが、この雰囲気を眺めながら酒を飲むのが自分的には至福の一時。間違いなく今回一番楽しい瞬間でもあったし、この瞬間がある限りテント泊はやめられない。
妻はあまり食事もとれず就寝。この時は翌日立山に戻って帰宅、又は停滞して明後日の夜中出発して立山へ戻るかの2択で考えていて縦走は諦めていた。正直テンバの雰囲気が良かったので、もう自分自身が縦走より停滞に傾いていた気もする。今回のコースは全て歩いたことはあるし。
翌日は1時過ぎに二人とも目が覚めた、妻は体調戻ったというがまあ少し歩いてみないと分からない。とりあえずテント畳んで薬師方面に行ってみることにした。越中沢岳くらいまでなら引き返せるので五色連泊しても良いだろう。
よって狙ったわけではないが、2時半頃から歩き始めたらちょうど越中沢岳で御来光タイム。快晴だし展望も偶々良い山で当然貸切、上手くいくときはこんなもん。
妻も体調よさそうだし時間的な余裕もかなりあったので、最初の予定通り縦走することにした。
いつもほどの元気は無かったように思うが、スゴ乗越小屋等てしっかり休憩挟んで無事薬師岳に登頂!。もうこの頃にはガスガスだったけど、登頂の喜びより縦走出来た喜びの方が大きかったように思う。途中からほぼ並走状態となったソロの女性からも元気貰えたようでありがたかった。
薬師平に下りる途中で前方の登山者さんが何かを見物していたので、目線の先を追うと熊がいた。かなり遠目でもはっきり分かるあの黒さ。今年は夫婦揃ってヒグマとツキノワグマ両方見れるという幸運な年となったw。
16時前に薬師峠のテント場に到着。妻がクタクタなのはしょうがないのだが、この日は私も疲れ果てており少し休憩しないとテントすら設営できない状態だった。今シーズは中々調子が出ない。
ハイシーズンの薬師峠テント場は管理棟で料金払える&ビールも売っているので太郎小屋に行く必要は全くないのだが「生ビールを飲みたい!」の意見一致で食事も兼ねピストン。この目的に対する馬力は衰えないから不思議、薬師峠でもキンキンに冷えた缶ビール飲んだんだけど(笑)。
最終日はほぼ最初から消化試合。時間的に太郎平小屋で日の出見れるかと思ったが、天気事態もさほど良くなかった。折立までゆっくり下ってバス、電車で立山駅へ戻って終了。しかし妻はこのバス、電車という公共交通機関を使う感じに憧れがあるようで喜んでいた。私も同感であるが、理由としてはお酒が飲めるからであって、今回は該当しないかな。
私達に限らずだけど都会の方以外、山のアクセスはほぼ車移動。夏山シーズンの今時期はヤマレコ見てると、「さわやか信州号」とか「毎日あるぺん号」とかいうバスでアクセスされてる方をよく見かける。私も1度でよいからバスタ新宿からこのバスに乗ってみたい!、…と思うが、どうゆうシチュエーションになったら、そういう事が出来るのか?。都会に転職or移住しか無いけど、一生憧れのまま終わりそう。
妻にはキツ目かな(特に2日目)と思っていたが、何とか縦走出来て良かった。
山では自分の体調や気象条件などで色んなことが起こる。日数を掛けた縦走は猶更だけど臨機応変に対応して、今後も山を楽しみたい(^.^)
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