後立山 爺ヶ岳~白馬岳
- GPS
- 27:58
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 4,873m
- 下り
- 5,035m
コースタイム
- 山行
- 2:41
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:54
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 5:51
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:05
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:48
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬頂上宿舎直下登山道の階段状の木は濡れていると滑りやすい。 |
写真
感想
雑記
出発前、台風接近の予報。「鹿島槍、五竜くらいまでは行きたいな!台風が来たら帰ってボルダージムにでも行こう。」というダメ元の気持ちで出発。
初日。
種池山荘テント泊。アルファ米を食べてテントに寝っ転がっていると、謎の頭痛。テントの換気をしたり頭の位置を変えたり色々するが、悪化するばかりで終いには吐き気まで。まさか高山病?標高2450mで?富士山でも高山病にはならなかったのに。
いずれにせよ、寝る以外に出来ることもないので就寝。
2日目。
起床すると頭痛は嘘だったかのように解消。高地順化に成功したようだ。
爺ヶ岳は快晴。鹿島槍も快晴。
何度も振り返り鹿島槍北壁を眺めながらボチボチ歩き、キレット小屋泊。
1泊目の夕朝でアルファ米を無理矢理腹に押し込んだことで既にアルファ米を食べたくなくなっていたので、追加課金して夕食朝食付きに日和る。この選択が後に響くことも知らず…。
3日目。
台風はまだ来ない。どうやら白馬までの縦走が現実味を帯びてきたようだ。
今回の縦走で常に頭に置いていたのが、「理由なくペースを上げない」こと。終盤の日程に、もしくは台風回避で急ぎ下山するシチュエーションに備え、体力を残しておく。初日と2日目も、レッドゾーンに入れない強度を心がけた。この日もどうやら天気が荒れることは無さそうなので、極力楽なペースで歩く。
八峰キレットを歩く。厳ついが鎖無しの岩場も多く、岩場経験の無い人がいきなり放り込まれたら進退窮まりそう。道理でキレット小屋に山岳警備隊(?)の方が常駐しているわけだ。
五竜も快晴。天気良すぎて逆に怖くなってくる。1年分の運を使い果たしているのでは?日本海まで綺麗に見える。。
唐松頂上山荘まで来ると人がいっぱい。テント泊で4000円。
ここであることに気づく。
「あれ、財布の中の残金少なくね?」
白馬岳のテン泊が4000円(と思っていたが実際は3000円だった。)、猿倉からの下山バスは1000円。財布の残金は約6000円。つまり可処分残金(想定)は残り1000円!
ドリンクが500円として、残り購入できるのはドリンク2本である。
4日目。
不帰キレットを越え、白馬三山に登るこの日がおそらく核心である。そして最終日が下山のみであることを考えると、この日に体力(と経済力)を注いでも問題ない。
不帰キレットは一度団体とすれ違った以外は人も少なく、静かな岩遊びと稜線歩きを楽しんだ。
白馬三山南部の天狗山荘に到着。ラストスパートに向け、ここでスポーツ飲料系のドリンク購入を選択。
ドリンクの値段は…700円!!!
不退転の決意でソルティライチを購入。
白馬三山に向かう。一山目の白馬鑓ヶ岳は遠くから見ると、「あれが白馬岳?」と思ってしまうほど存在感が有る山。この辺りで歩行体力に黄色信号が灯り始める。
二山目は杓子山。ピークを踏まずに巻いて白馬に向かうこともできるようだったが、ここまで来て登らない選択肢は無くピークハント。
コルを登り返し、この日の宿泊地、白馬岳頂上宿舎テン場に到着。
ここでテン場の料金が4000円ではなく3000円ということを知る。可処分残金300円→1300円。カレーでも食いたいな。カレーの値段は?1500円。200円足りなくて食えない。
荷物をテントにデポして白馬岳山頂に向かう。軽装でも普通にしんどい。温存したんじゃなかったっけ?体力無いなぁ… ガスの中登頂。爺ヶ岳~白馬岳縦走、やり切った。
頂上宿舎まで降りて食べたおでん(1000円!!)は最高の味がした。
5日目。
グランドフィナーレは白馬大雪渓!下山。
反省点
・必要金額を計算して現金を用意する。
・アクエリと麦茶の粉を持つ。
終わってみればずっと天気が良く、夏山一般道でこれ以上は自分にとってはそうそうないだろうと思ってしまうほど、充実感のある縦走になった。
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