記録ID: 5854420
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
空木岳〜東川岳〜熊沢岳〜檜尾岳〜三ノ沢岳
2023年08月19日(土) ~
2023年08月21日(月)
体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 21:26
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 3,607m
- 下り
- 1,759m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:25
距離 11.8km
登り 2,094m
下り 75m
4:12
20分
前泊地(駒ヶ根ICそば)
11:37
2日目
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 6:42
距離 5.8km
登り 569m
下り 680m
天候 | 朝は晴れ、昼前から曇り、午後14〜15時頃から雷雨(土砂降り)の繰り返しだった 風は3日間とも弱かった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
【復路】千畳敷11:00−(ロープウェイ、1,300円)→11:07しらび平11:20−(バス)→11:50菅の台(コマクサの湯で入浴立寄)14:20−(バス、1,050円)→14:36すずらん通り、駒ヶ根バスターミナル15:00−(高速バス、4,200円)→18:45新宿 ★しらび平〜駒ヶ根方面のバスは菅の台で途中下車可能 ★帰りの高速バスは韮崎付近と小仏TNの渋滞で1時間15分遅れの到着 ★韮崎付近の渋滞は橋梁の床版取替工事に伴う片側1車線規制による。工事期間は8/21〜12/7(ちょうど初日に当たってしまった!)で、土日休日も規制を行うそうなので、この方面に行かれる方は要注意です。 https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/5712.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【池山尾根】 ・空木岳登山口入口から樹林帯の急登、林道を何度か横切ると、広い駐車スペースがあり、実質的な登山道の始まりとなる林道終点につく。 ・林道終点〜マセナギ間は樹林帯の比較的歩きやすい道、池山小屋分岐〜尻無間は登山道が2つに別れるがどちらでもOK ・マセナギから穏やかな道を20分ほど歩くと大地獄の要注意区間が始まる。最初は岩尾根への急登で、その後は岩場のやせ尾根をクサリ場や階段・はしごを交えながらアップダウンしつつ登っていく。迷い尾根の看板で大地獄は終了し、トラバース区間の小地獄が始まる。こちらは大して危険なところはなかった。 ・ヨナ沢ノ頭からしばらくは緩やかな尾根道で、2,415m標高点付近を越えてから尾根のすぐ北側をトラバース気味に登っていく。この区間が意外と長く感じられるが、ヨナ沢ノ頭からトータル1時間ほどで空木平分岐に着く。自分はその後、駒石方向に進んだが、分岐からまもなく森林限界を超え、空木岳方面の視界が開けて気持ち良い道となる(ガスで視界不良だったが)。駒石経由で空木岳のすぐ手前に建つ駒峰ヒュッテまで1時間余りかかる。 【主稜線】 ・空木岳山頂から花崗岩の巨岩が点在する岩場をクサリ場まじりで降下orトラバースしていき、第二ピーク、第一ピークとたどっていく。第一ピークからは眼下に木曽殿山荘、正面に東川岳を眺めながら、岩場orザレ場をさらに急降下する。 ・木曽殿山荘から東川岳の登り返しは急登で厳しいが、30分ほどがんばれば東川岳に着く。そこから熊沢岳まではすばらしいスカイラインで、アップダウンがあり、ハイマツが少しうるさいものの、それほど危険な箇所はない。 ・熊沢岳からハシゴやクサリ場まじりで岩場を下っていくが、このあたりが主稜線の核心部かな。2708m標高点の大滝山に登り返すとようやく前方に檜尾岳が見えてくるが、再び大きく下ってからの登り返しが待っている。 ・檜尾岳からザレ場気味に再び下り、濁沢大峰までは岩場主体の急登の登り返し。ここも核心部だと思う。再度少し下って緩やかに登り返すとR5の標識、さらに登りは続き、最後に岩場の急登を登りきると島田娘(R4標識)にようやく到達する。 ・島田娘からは快適な稜線歩きとなり、緩やかに下って極楽平、さらに三ノ沢分岐までは緩やかな登りで、すぐ目の前に宝剣岳の岩峰が立ちはだかる。 【三ノ沢岳への支尾根】 ・三ノ沢分岐から一旦大きく下り、2つのピークを越えると最低鞍部。ただピークといっても細かいアップダウンがあり、通過するのに結構疲れる。最低鞍部からの登り返しが岩場交じりの急登でこの区間の核心部。ケルンを過ぎ、山頂と思ってもなかなかたどりつかず、一番南西側の奥に三角点と小さな山頂看板がある。 |
その他周辺情報 | 【カントリースターイン】https://www.countrycafe.biz/country-star-inn ・前泊地に利用 ・駒ヶ根ICの高速バス停から徒歩5分ほど ・素泊まり5,800円、施設が新しく清潔な印象 【駒峰ヒュッテ】http://www.komaho.net/hutte/utsugi_hutte1.html ・1泊目に利用、1泊素泊まり6,000円 ・土日祝日と5人以上はメールでの事前予約が必要(alpees@outlook.jp) ・最大収容30人程度、この日は満員とのことなので到着順に詰めて配置されたが、結局10名程度の団体さんが来られず半分以上が空いていた ・いつもはビールなどのアルコール類も販売しているが、この日は在庫が切れており、500ccペットボトルの水のみを1人1本限りで販売していた ・調理用としてヤカンに入れた天水を分けて下さったので、何とか水不足にならずに済んだ ・女性の小屋番さんと林道終点の登山口でほぼ同時に出発したが、さすがに速足で全く付いていけなかった ・ヒュッテでは小屋番さんといろいろ話をさせて頂き、お世話になりました 【檜尾小屋】https://www.hinokio-chuoalps.com/ ・2泊目に利用、1泊素泊まり6,500円でカード決済可(休前日は7,000円らしい) ・小屋泊、テント泊ともに電話で事前予約必要(090-7957-7650) ・建ったばかりの施設で新しい。空いてたので2人分のスペースを使わせて頂き、快適に過ごせた。 ・最大収容20人程度、この日は自分一人で貸し切りとのことだったが、テント泊の方が午後の雷雨で浸水したため小屋へ避難してこられ、結局2名での宿泊だった ・水場はさらに5分程下ったところにあり、枯渇しかけていたそうだが前日の雨で水量がやや復活していた ・アルコール類もしっかり在庫があり助かった(冷蔵庫で冷えたビールや酎ハイはうまかった!(^^)!) ・こちらも優しい小屋番さんにいろいろなお話を伺えて良かったです。お世話になりましたm(_ _)m 【こまくさの湯】http://www.komakusanoyu.com/ ・下山後に立ち寄り入浴、入浴料700円 ・菅の台バス停(菅の台バスセンターの1つ手前)のすぐそばにある ・露天風呂やサウナ、水風呂も完備し、カランも数多く、脱衣場も広く充実している ・食事処もあり、定番のソースカツ丼と生ビールを頂いた、うまかった(^^)/ |
写真
撮影機器:
感想
一昨年前くらいから狙っていた中央アルプス縦走に出かけてきた。
天気予報がパッとせず、ほぼ毎日、午前中は晴れか曇りで、午後〜夜は雷雨とのこと。行くかどうか迷ったが、駒峰ヒュッテと檜尾小屋の予約が取れていたので、早出早着で何とかなるかなと決行することにした。
余裕ある3日間行程だったこともあり、宿泊先にはいずれも午前中のうちに入ることができ、何とか雷雨に遭わずに済み、朝のうちの好天条件下で縦走を楽しむことができた。また、百高山を4座制覇し、残りはあと10座余りとなった。
駒峰ヒュッテでのアルコール売り切れはショックだったが、小屋番さんや同宿の方々と楽しく語らうことができた。また、檜尾小屋ではほぼ貸し切り状態でのんびりと過ごせ、小屋番さんの話もいろいろ聞けて良かった。
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コメント
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早出早着の効果で、ほぼ目論見通りの快適山行ができたようでよかったです
先日の木曽駒で中央アルプス初訪問を(やっと)果たした私にとって、今回jasper00さんが歩かれた山域はそう遠くないうちの目標と捉えているので参考になりました。特に、新しい檜尾の小屋orテント場はぜひ訪れたいと考えているのですが、そんなに空いていたとは意外でした。まあ場所が場所ですし、連休期間と休前日を外せば快適に利用できるチャンス大なのかもしれないですね。
今週末はお互いに南アルプスとのこと。やっぱり同じような空模様っぽいので、引き続き早め早めを心がけていい山登りにしましょう!!
檜尾小屋はカーテンで仕切られた半個室タイプですし、予約必須なので、仮に満員でも比較的快適に過ごせると思います。また、テント場も予約必須で区画が明瞭なので、場所取りを焦る必要がなくて良さそうですよ。ただ気になるのは水場がいつまで持つかですかね。
今週末の南アルプスをお互いに無事こなし、翌週またよろしくお願いします。
現時点では雨予報のようですが・・・。(;_;)
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