記録ID: 5878418
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
南天山、滝谷山、帳付山、天丸山、宗四郎山、大ナゲシ
2023年08月27日(日) ~
2023年08月28日(月)
体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 18:56
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,793m
- 下り
- 2,800m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 11:18
2日目
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 6:57
13:30
ゴール地点
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
翌朝、南天山北尾根ルートまでは、バイクで登山口付近まで林道を降りて駐輪し登山開始。山吹峠から下りてベースキャンプで二泊目。 2日目は、山吹峠に登り返す。赤岩峠より下山してからバイクを取りに行って、ベースキャンプを片付けて帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南天山北尾根ルートは、踏跡が明瞭で特に危険箇所は無いが、目印等は皆無なので尾根の地図が頼り。 南天山から滝谷山までは、バリルートで、急登や岩登りなど、先週と逆ルートの方が時間が掛かった。 滝谷山から帳付山までは、快適な尾根ルートと思いきや、それはブドー沢の頭までで、帳付山が近づくに従い、痩せ尾根になり、危険箇所多数あり、積極的にスリングやロープ等を使い安全確保したほうが良い。 帳付山から焼山?までは、一般登山道と思いきや、南天山から滝谷山までの尾根より厳しい、目印があるが痩せ尾根のバリルートに近い感じで、スリング等を用いて安全確保が必須な箇所がある。 目印のピンクや青などテープがあるだけましだけど。 天丸山の登攀は、1段目残置ロープが18mm以上あるため、タイブロック等は使えず。ロープスリングを巻き付けて、安全確保する。二段目は12mmぐらいのザイルと13mmトラロープがあるが、ザイルは心綱が露出しており体重を掛けるのは危険。どちらも、所々に結びコブがあるため、安全確保に使うのは厳しく、スリングを立木に掛けて安全確保する。とはいえ、安全確保しなくても登攀できるぐらい優しいクライミングではあるが、単独なので念には念を入れる。降りる時は、持参ロープを出して懸垂下降で降りたほうが良い。降りる時のほうが危険なので。 山吹峠から宗四郎山までの小ピークを巻く踏跡はあるのですが、途中消えてしまい、ルートロストするため、気をつけて。 宗四郎山は西から北に巻いて登攀するのは楽ですが、東に降りるルートは段差が大きい岩があり、スリングやローブがあると楽です。よくよくルートを考えないと、今回はロープで降りすぎて昇り返しました。 六助の頭から雁掛峠までは特に危険箇所は無いが、稜線にやたらと熊の糞が多く、時々藪にルートが隠される箇所もある。雁掛の頭は、踏跡を見て目印を見ていくと行き過ぎるので、ピークハントならば注意。 大ナゲシの登攀は、1段目の岩壁がホントに壁だけど、チェーンがあるので、これにスリングとカラビナを2セット用意して、掛け変えながら登ればなんてことはない。1段目の垂直の壁を巻くルートも少し西にあるため、立木にしがみついて取り付きを越えれば巻道のチェーンに辿り着ける。少し山道を行ってからの二段目は角度も緩くなりチェーンもあるので楽です。二段目の先は樹林の中か、岩肌を登り頂上です。降りる時は、危険なので持参したロープを使って降りた方が良いです。 大ナゲシから赤岩峠までは、峠の手前に1箇所だけ痩せ尾根がありますが、それ以外は快適なルートです。 |
その他周辺情報 | 平日は、雁掛トンネルは内部壁補修工事のため通行止めでした。徒歩なので通らせてもらいましたが、工事情報を確認しましょう。 林道大滝上野村線は大滝側の雁掛トンネル下から天丸トンネルまで車両通行止めのゲートがあります。バイクならゲートの横を通れますが自己責任です。特にアスファルトの上に落石があり、これに乗り上げるとバイクでもパンクは免れないほど、危険です。また、アスファルトの上に落葉や苔は滑るので、よっぽどアスファルト舗装が無い所の方が走りやすいです。 群馬県側の野栗沢から上がってきたほうが良いかもしれませんが、こちらも落石には注意です。 |
写真
撮影機器:
感想
2日間の山行で、誰にも合わず。鹿にも合わず。静かな山行でした。
日曜日の朝、天丸トンネルの群馬県側で車の音を聞いたけど、人に合ったのは雁掛トンネルの工事の人に合うまで、ホントに誰にも合わなかった。
南天山から滝谷山までのルートで時間が掛かったため、大山にアタックする時間が取れず、また雲が湧いてきた事もあり、ここは次回に持ち越しとした。
天丸トンネルの脇に沢水が流れており水が確保できるところにベースキャンプを設けられたので、テン泊装備を残すことができ、5リットルの水と行動食を担ぎ上げても、ロープ等の装備を加えても軽く行動できた。が、1日目で疲労困憊してテントに入ったときは、2日目は途中撤退することも考えてしまった。翌朝、すっかり疲労は回復できたので、予定通り山行を終えることができた。
バイクでテン泊ツーリングと登山を組み合わせて効率的な山行だったと思う。
なお、沢水は何となく硬水の味が濃く、飲みすぎは腹を壊す恐れが高いので、自己責任で。
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