裏銀座(新穂高→高瀬ダム)

2023年08月26日(土) ~ 2023年08月28日(月)

• GPS: 32:10
• 距離: 43.1km
• 登り: 3,606m
• 下り: 3,528m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:08
• 休憩: 1:45
• 合計: 8:53

距離 14.8km 登り 1,675m 下り 319m

9:00 スタート地点
9:32 9:48 新穂高登山指導センター
9:51 9:51 中崎山荘 奥飛騨の湯
9:58 9:59 新穂高温泉駅
10:05 10:08 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
10:29 10:31 お助け風穴
10:46 10:46 中崎橋
10:59 10:59 笠新道登山口
11:11 11:28 わさび平小屋
11:48 11:49 小池新道入口
12:45 12:58 秩父沢出合
13:13 13:13 チボ岩
13:36 13:46 イタドリが原
14:18 14:37 シシウドヶ原
15:19 15:19 鏡池
15:37 15:48 鏡平山荘
16:34 16:38 弓折乗越
16:54 17:01 花見平
17:19 17:19 くろゆりベンチ
17:51 17:51 双六池
17:55 双六小屋

2日目

• 山行: 10:42
• 休憩: 1:39
• 合計: 12:21

距離 15.1km 登り 1,462m 下り 1,148m

17:55 双六小屋
6:57 6:57 双六岳巻道分岐
7:01 7:01 双六岳中道分岐
7:45 7:52 双六岳
8:09 8:10 中道分岐
8:50 8:51 丸山
9:31 9:39 三俣蓮華岳
9:47 9:47 三俣峠
10:36 11:17 三俣山荘
12:38 12:46 鷲羽岳
13:16 13:23 ワリモ岳
13:43 13:43 ワリモ北分岐
14:27 14:31 水晶小屋
15:01 15:07 水晶岳
15:37 15:56 水晶小屋
16:32 16:32 東沢乗越
17:59 17:59 真砂岳分岐
18:46 18:46 野口五郎岳
18:59 野口五郎小屋

3日目

• 山行: 9:20
• 休憩: 1:08
• 合計: 10:28

距離 13.2km 登り 479m 下り 2,076m

18:59 野口五郎小屋
6:18 6:22 野口五郎岳
6:41 6:46 野口五郎小屋
10:14 10:14 烏帽子ひょうたん池
10:24 10:32 烏帽子小屋
10:45 10:50 前烏帽子岳
10:58 10:58 烏帽子岳山頂分岐
11:29 11:41 烏帽子岳
11:53 11:53 烏帽子岳山頂分岐
12:04 12:04 前烏帽子岳
12:20 12:53 烏帽子小屋
13:40 13:42 三角点
15:05 15:05 権太落し
15:51 15:52 ブナ立尾根取付
16:09 16:09 高瀬ダム テント場
16:22 16:22 高瀬ダム濁沢登山口
16:35 高瀬ダム湯俣登山口

天候

初日、晴れ、夕方から雷雨
二日目、晴れ、夕方から雷雨
三日目、晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

車2台の作戦。
七倉山荘で同行者と合流。1台をデポして新穂高温泉へ移動(2時間ほど)。ロープウェイ乗り場近くの、登山者用無料駐車場へ乗りつけてスタート。
下山は高瀬ダムからタクシー利用して七倉山荘へ。デポした1台に乗って新穂高温泉の車を回収して解散。

コース状況／危険箇所等

崩落など、通常以上のリスクは無し。

晴天が続き全体的に水事情が悪化。8/26-28時点での、分かる範囲での水場状況です。時々小規模な降雨はあるようですが、台風でも来ないと大きくは変わらないかも。
笠新道登山口→枯れている
わさび平小屋→水量少ないが取水制限なし
秩父沢出合→枯れている
双六小屋→潤沢
三俣山荘→一部蛇口の閉鎖あり。水量少ないが取水制限なし。
水晶小屋→不明
野口五郎小屋→制限あり。宿泊客でも一人500mlまで。有料(500ml/100円)。
烏帽子小屋→有料(1000ml/200円)。すれ違った方はたっぷり持ってきたとのこと(制限はない？)

その他周辺情報

七倉山荘で日帰り入浴させてもらいました。熱湯、最高。
日帰り入浴は18時まで。

写真

8/26 5:15

七倉山荘前で車をデポ。
なぜかこの時バッテリーが上がるという悲劇！
七倉山荘の方に助けていただきました。ありがとうございます！

8/26 9:36

実家のような安心感。

8/26 11:47

小池新道入口。そして地獄の始まり。

8/26 11:54

背後から襲いかかる直射日光。風も無く、辛い。

8/26 12:49

秩父沢出合はまさかの枯れていました。ワサビ平小屋で補給していて本当に良かった。

8/26 14:41

暑い…

8/26 15:12

鏡平まであと5分。

8/26 15:18

鏡池ついた！

8/26 15:20

鏡平小屋で休憩。なんか雲行き怪しい…

8/26 16:07

弓折乗越の手前でガスってきた

8/26 16:36

雨を食らいながらなんとか弓折乗越まで。

8/26 16:38

晴れたら景色良いのですが。なんも見えねぇ〜。

8/26 16:44

ここでエグイ雷雨に遭いました。弓折乗越は弓だけでなく心もへし折られます。

8/26 16:47

止んだぜ。

8/26 17:01

雷雨の後の雷鳥タイム。

8/26 17:02

かわえぇ…

8/26 17:12

少し晴れ間が。この向こうが双六山荘。

8/26 17:14

8/26 17:14

小屋手前の蟻地獄(と勝手に呼んでる)。

8/26 17:20

8/26 17:25

見えた！でもここからが遠いんだよね。

8/26 17:50

土曜日、テン場は盛況。

8/26 18:28

本日の寝床。最高じゃあ…

8/26 18:37

一口目のそうめんが感動するほど旨い！！！！！最高じゃぁ。生ビールも頼んじゃう。最高じゃぁ。

8/27 6:33

公衆電話ェ…。
スイーツといい、ほんと何でもありますココ。

8/27 6:52

翌朝。双六岳を目指します。

8/27 7:07

ガスってきた！おのれ！

8/27 7:18

ガスった時は雷鳥タイム。

8/27 7:18

ほんと警戒心ないのう(かわえぇ…)

8/27 7:20

雷鳥詰め合わせセット

8/27 7:27

分からん…
カヤクグリかイワヒバリのどっちか…

8/27 7:36

一瞬だけ晴れ間が。

8/27 7:45

一瞬でした…

8/27 8:26

諦めて三俣蓮華へ。なんで晴れるねん！

8/27 8:50

双六岳山頂→三俣蓮華 の間にある丸山。
特に表記はありませんが、どなたかがご丁寧に。ありがとうございます(？)

8/27 9:01

三俣蓮華を目指します

8/27 9:07

うおおおお！またガスってきた！

8/27 9:17

なんっでやねん！！！🥺

8/27 9:31

3県分岐の碑。セーブポイント。

8/27 9:37

イワギキョウかなと思いましたが、リンドウだそうです。違いが分からん…。調べたけどやっぱり分からん…。

8/27 9:51

8/27 9:55

8/27 10:01

8/27 10:18

三俣蓮華小屋が見えました。

8/27 10:34

ここでお昼休憩。百名山バッヂもゲット。
水はあるけど細い。山荘前の蛇口は閉じられていたので、テント場の水場をお借りして4Lまで補給。後で本当に助かった。

8/27 11:19

鷲羽へ

8/27 11:23

ハクサンフウロ(たぶん)

8/27 11:52

8/27 12:20

鷲の羽をむしりに行きます

8/27 12:36

むしりました(登頂しました)

8/27 12:48

次は水晶をほじりに行きます

8/27 12:58

8/27 13:16

水晶への途中でワリモ岳もほじっていきます。

8/27 13:18

ほじりました(登頂しました)

8/27 13:20

ワリモは漢字で割物で、割れた岩がそびえ立っていることから…らしいです(@wiki)。なるほど。

8/27 13:21

8/27 13:27

8/27 13:42

8/27 13:55

またガスってきおる！

8/27 14:42

水晶小屋にザックをデポして水晶岳へ。

8/27 14:46

雨の中、山頂から下りてくる人が。
｢まさかこんな中で登ってくる人と会うなんて！｣と。こっちのセリフじゃい！😂👆💦
お互いご安全に！

8/27 14:48

前世でガスになんかしたのだろうか…

8/27 15:01

無事ほじりました(登頂しました)。

8/27 15:10

山頂直下、岩の間に水晶っぽいものが。

8/27 15:19

さっきのハシゴ。今度は我々が降りる番。

8/27 15:38

水晶小屋まで戻りました。

8/27 15:56

中から楽しそうな声が聞こえる…🥺
いいなぁとは思いつつも、予約していた野口五郎小屋へ。
(この時すでに時間がヤバし)

8/27 16:07

水晶→野口五郎 の水晶側が裏銀座で一番しんどかった印象。時間が押して焦っていたせいかもしれませんが。

8/27 16:07

東沢谷。黒部源流に雰囲気似てる。

8/27 16:40

太陽、なんか稜線近くない？(ヤバい)

8/27 18:11

真砂岳のあたり

8/27 18:24

いよいよ野口五郎へ。
しかしいい加減時間がヤバいので、この日の登頂は諦めて、巻き道で直接小屋へ。

8/27 18:36

神々しい…

8/27 18:54

空がいい色。見とれている場合ではないのだけれど。

8/27 18:54

小屋の明かりが見えました。小屋の方もこちらに気付いたらしく、鐘をついてくださりました。
薄暮の中、鐘の音が心強かったです。感謝。そしてごめんなさい。

8/27 18:58

到着！

8/27 19:07

野口五郎小屋は連日の日照りのせいか水制限がシビア。やむなし。
三俣蓮華から持ってきた水がここで生きました。

8/27 19:14

野口五郎小屋、建物は古いですが雰囲気はすごくいい。アットホームで大変過ごしやすかったです。小屋の人がみんな優しい。

8/27 19:18

夕飯はカレーでした。紙皿は水で洗わずに焼却処分しているそうです。食事中のお茶は制限なし。飲みすぎて夜中トイレに起きました。

8/28 5:59

山小屋の外にはNTTのブースター(？)が。これのおかげで小屋内はdocomoはバリ3でした。
消灯後は途端に電波が無くなりました。

8/28 6:01

昨日取りこぼした野口五郎へ。

8/28 6:14

野口さん登頂！
奥には槍。

8/28 6:19

笠の先っちょも見えます。

8/28 6:33

今回は登らぬ赤牛(レッドブル)岳。ほんとに赤い。登れば翼を授かる。

8/28 6:36

表銀座の面々。

8/28 6:53

野口五郎岳は本当に素晴らしい。360°の大展望で、周りは名だたる山がズラリ。なぜ百名山に入っていないのか不思議なくらい。百名山を見るための山かもしれない。

8/28 7:30

8/28 7:55

8/28 7:59

三ツ岳を経て烏帽子岳の方角へ。

8/28 8:57

ストーンヘンジが現れた

8/28 8:59

遠くに高瀬ダムの湖面が。今日あそこまで下りていきます。

8/28 9:03

8/28 9:07

8/28 9:34

8/28 9:37

ウキッ！

8/28 9:38

猿の群れが斜面に駆け下りていく。人間には通れないようなところでも彼らは平気。

8/28 9:42

8/28 9:55

8/28 10:13

烏帽子小屋のテン場に到着。なぜか枯山水。

8/28 10:21

烏帽子小屋到着。
野口五郎小屋からこっちは屋根が青い。かわいい。

8/28 10:36

烏帽子岳を取りに行きます。見えている山は烏帽子岳ではなくニセ烏帽子(前烏帽子)。

8/28 10:53

コマクサ

8/28 10:54

ニセ烏帽子に登ると、真・烏帽子岳が見えてきます。

8/28 11:03

山頂付近はなかなかの岩場。

8/28 11:08

8/28 11:09

8/28 11:16

スゴクコワイ！

8/28 11:18

登頂！

8/28 11:30

烏帽子岳のさらに高いところ。危ない割には登っても特に何もありませんでした。登ったった感はありました。

8/28 11:51

烏帽子岳から小屋に戻る途中、またガスって来ました。今回はギリギリセーフ。

8/28 11:52

ウキッ！

8/28 12:49

昼メシいただいて下山へ。

8/28 12:52

8/28 13:47

さすが北アルプス三大急登。なかなかの急勾配が続きます。笠新道よりはマシ？

8/28 13:56

背の高い木が増えてきました。

8/28 14:05

8/28 14:41

8/28 15:07

8/28 15:38

誰かの落とし物。なんか墓みたい。

8/28 15:54

登山口まで無事下山！
でもまだ終わらない…。

8/28 15:56

荒涼とした川辺を歩いて行きます。

8/28 16:04

濁川は本当に濁川。頭くらい洗いたいと思っていた幻想は洗い流されました。

8/28 16:07

割れているので注意

8/28 16:11

キャンプ場は閉鎖

8/28 16:11

最後の吊橋

8/28 16:13

テンション上がります

8/28 16:14

ダンプが砂礫をピストン輸送。

8/28 16:15

ダムが次々にトンネルへ吸い込まれていく。
このトンネル、歩道も隣接しており、登山者はそこを歩けます。

8/28 16:15

暗い…コワイ…🥺

8/28 16:16

8/28 16:19

フラッシュ焚いてるけど、実際は真っ暗。なんか出てきそうでコワイ

8/28 16:22

ダムへ出た

8/28 16:22

高瀬ダム

8/28 16:25

ダムのことはよく分かりませんが、ロックフィル式のダムのようです

8/28 16:41

ダムのことはよく分かりませんが、立派なラジアルゲートです。

8/28 16:29

ダム堰堤にある制御棟。ここの入口横に公衆電話があります。

8/28 16:29

非常用洪水吐からの放水路。流れているところを見てみたいけど、そんな大雨の時に運んでくれるタクシーなんてないでしょうなぁ。

8/28 16:30

現世に帰るための公衆電話。六文銭(10円玉)をお忘れなく。携帯電波は通じません。順調に配車依頼ができたとしても3枚くらいは必要。

8/28 16:56

タクシーの窓から。さらば高瀬ダム、ありがとう高瀬ダム。

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max Apple

感想

ふくろう伯爵

＃小池新道
背中から直射日光を浴びて大変にキツい。暗いうちに登り始めて高度を稼いでおくのがよいと感じました。
アテにしていた秩父沢は涸れてました。笠新道の水が涸れてるのを見てイヤな予感がしたので、わさび平小屋で水をフル装填しておいて助かった。

双六、三俣蓮華、水晶とガスに包まれ展望に恵まれず。この時期午後はガスで覆われやすいから、特に見たい山は午前に登れるようプランニングできればよりベターと思いましたが、双六とかはそうもいかなかった。

＃水事情
三俣山荘以後は補水ポイント乏しい。烏帽子小屋も天水なので、あてにし過ぎるとリスキーかも。

＃高瀬ダム
タクシーで七倉山荘まで、20分･2400円くらい。呼ぶための10円玉をお忘れなく。トンネルを抜けると電波が入るようになるため、お支払いはpaypayでもOK。

念願の裏銀座を歩けました。いやあ大変。でも取れてなかった双六、鷲羽、三俣蓮華、水晶、野口五郎に烏帽子をまとめてゲッチュできたので良かったです。
大変でしたが楽しかったです。雷鳥もたくさん見られて満足です。