扇沢〜蓮華岳〜七倉岳〜船窪岳〜南沢岳〜高瀬ダム

2023年09月02日(土) ~ 2023年09月03日(日)

• GPS: 32:22
• 距離: 25.1km
• 登り: 3,114m
• 下り: 3,263m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 1:11
• 合計: 9:02

7:05 スタート地点
8:01 8:02 大沢小屋
9:05 9:12 高巻き入口
10:37 11:09 針ノ木小屋
12:02 12:13 蓮華岳
13:16 13:22 北葛乗越
14:12 14:13 北葛岳
14:58 15:01 七倉乗越
15:48 15:58 七倉岳
16:07 船窪小屋

2日目

• 山行: 9:27
• 休憩: 0:57
• 合計: 10:24

5:04 船窪小屋
5:12 5:53 七倉岳
6:03 6:03 船窪天場
6:28 6:28 船窪乗越
6:43 6:49 船窪岳
7:55 7:56 船窪第2ピーク
10:18 10:18 不動岳
11:31 11:36 南沢岳
11:58 11:58 烏帽子田圃
12:20 12:20 烏帽子岳山頂分岐
12:46 12:47 前烏帽子岳
12:58 12:59 烏帽子小屋
13:39 13:40 三角点
14:37 14:37 権太落し
15:02 15:03 ブナ立尾根取付
15:14 15:14 高瀬ダム テント場
15:24 15:24 高瀬ダム濁沢登山口
15:28 ゴール地点

天候

1日目…晴れ 時々 曇
2日目…晴れ 後 曇

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・信濃大町駅前までマイカーで移動、大町市営駐車場駐車場を利用（上限料金1,500円）
・アルピコ交通の路線バスで信濃大町駅から扇沢まで移動
（下山後）
・高瀬ダムに下山し七倉まで乗り合いタクシー利用
・裏銀座登山バスを利用して七倉山荘前から信濃大町駅まで移動 ⇒ マイカー回収

コース状況／危険箇所等

【扇沢〜蓮華岳】
・針ノ木大雪渓の雪は完全に溶けているので100％夏道
・大沢小屋（休止中）を過ぎた付近と標高2,000m付近の渡渉後の2ヶ所に岩場があるがどちらも難易度は高くない
・針ノ木峠から蓮華岳までは森林限界上の尾根道でとても歩きやすい

【蓮華岳〜船窪小屋】
・蓮華岳から北葛乗越まで標高差450mを一気に下る「蓮華の大下り」は岩場・ガレ場が連続する危険地帯。特に北葛乗越の手前の岩場はかなり高度感があって鎖が連続する。下手をしたら八峰キレットより難易度高いのでは…？
・北葛乗越を過ぎると今度は北葛岳に向かって標高差250mの登り返し。さらに七倉乗越まで200m以上下って七倉岳まで200m登り返す。蓮華の大下りに比べれば大した難易度ではないが、一つ一つのアップダウンが大きいのでとても体力を消耗する。
・七倉岳まで辿り着けば船窪小屋に着いたも同然。10分ほどで小屋に到着。

【船窪小屋〜烏帽子小屋】
・船窪岳第1ピーク、第2ピーク、不動岳、南沢岳…といくつものピークが連なる縦走路。標高差200〜300mのアップダウンが何度も繰り替えされるので体力がどんどん消耗される。蓮華岳〜七倉岳のアップダウンがマシに思えてくるくらいタフな行程なので覚悟すべし…。
・崩壊地形が随所に見られ、特に船窪岳第1ピークと第2ピークの間には両側が崩壊したザレザレのナイフリッジが2ヶ所連続で登場し、かなり危険度が高い。右・左どちらにバランスを崩しても命に係わる。
・不動岳の斜面や南沢乗越付近にも大規模な崩壊地があるが切れ落ちているのは片側だけなので船窪岳のナイフリッジに比べると危険度はずっと低い。

【烏帽子小屋〜高瀬ダム】
・いわゆるブナ立て尾根の区間。北アルプス三大急登に数えられる急勾配だが、登山道としては良く整備されている。

その他周辺情報

下山後、裏銀座登山バスの時間待ちを兼ねて七倉山荘の温泉を利用

写真

9/2 6:05

信濃大町駅の駐車場にクルマを置いて…

9/2 6:09

扇沢行きの始発バスに乗り込みます

9/2 6:58

扇沢駅に到着
駅にはアルペンルートの始発待ちの行列ができていたけど今日はは行列には参加しません😇

9/2 7:03

今日目指すは針ノ木峠である…！

9/3 7:10

最初は登山道と電気バス道を行ったり来たり

9/3 7:22

正面に針の木岳を見ながら歩く

9/3 7:38

ガレ場のトラバース

9/2 8:00

大沢小屋前のレリーフ

9/2 8:00

大沢小屋の時点で既に扇沢から3km、針ノ木峠までは4km
もうだいぶ来てるやん…と言いたいところだけど標高差で言うとまだ5分の1も来ていませんね😇

9/3 8:18

ハシゴ登場
左の崖下は針ノ木沢

9/3 8:20

高巻きの岩場
針ノ木沢の眺めが良い

9/3 8:40

山野草のお花畑

9/3 8:42

針ノ木沢を渡ります

9/3 8:43

ここは針ノ木雪渓…のはずなんだけど雪の欠片も見当たらない

9/3 9:04

再び針ノ木沢を渡って左岸の岩場に取り付きます

9/3 9:04

丸太橋でも飛び石でも余裕で渡渉可

9/3 9:04

いよいよ針ノ木ルート一番の岩場へ

9/3 9:07

核心部(=゜ω゜)ノ

9/3 9:12

下流側を振り返ると爺ヶ岳が大きく聳えます🤗

9/3 9:24

9/3 9:51

最終水場を通過

9/3 10:14

標高が上がるにつれて雄大になる眺め

9/3 10:15

壁のような急斜面の先が針ノ木峠
あともう少し！

9/2 10:16

雪渓最上部も雪が無いどころか地面がカラカラ😨

9/3 10:34

爺ヶ岳と鹿島槍の眺め

9/2 10:36

午前10時半、針ノ木峠に到着🤗

9/3 10:38

峠の向こう側には今日これから歩く北葛岳と七倉岳の眺め

9/3 10:38

奥の方には槍ヶ岳！
高曇りだけど視界はクリア

9/3 10:39

槍ヶ岳と裏銀座の稜線

9/3 10:40

これから歩く稜線…、見るからにアップダウンが大きそうである

9/3 11:01

明日歩く予定の船窪岳・不動岳・南沢岳…
こりゃあとんでもねぇことになりそう😇

9/3 11:04

こちらはスバリ岳
あちらは何年か前に針ノ木サーキットやった時に登りました

9/3 11:05

針ノ木小屋と針ノ木岳

9/3 11:07

午後11時過ぎ、針ノ木峠を出発！

9/3 11:12

剱がチラッ😳

9/3 11:21

雲が湧いてきた爺ヶ岳方面

9/3 11:25

針ノ木岳とスバリ岳

9/3 11:29

蓮華岳に向かって砂礫とハイマツが入り混じる斜面を登ります

9/3 11:44

蓮華岳のピークと安曇野の眺め

9/3 11:57

天空の稜線！
やっぱり北アルプスは良い🤗

9/3 11:59

若一王子神社

9/3 12:01

正午ジャストに標高2,799m 蓮華岳に登頂！
ここが今回の縦走の最高地点です

9/3 12:00

北葛岳・七倉岳・船窪岳・不動岳・南沢岳…
明日にかけて縦走する予定の山が全て1枚の写真に納まります😇

9/3 12:02

安曇野方面の展望

9/3 12:03

蓮華岳は高曇りだけど松本方面は青空ですね

9/3 12:04

雲を纏う浅間山

9/3 12:06

白馬岳方面

9/3 12:08

槍ヶ岳

9/3 12:16

蓮華岳で15分ほど景色を楽しんだ後で船窪小屋方面に向けて出発

9/3 12:31

扇沢から蓮華岳までは多くの登山者で賑わっていたけど、蓮華岳から先は一気に人が少なくなりました

9/3 12:41

北葛乗越に向かって標高差450mの「蓮華の大下り」に突入

9/3 12:43

もはやザレ場・ガレ場の繰り返し
針ノ木側からだととても穏やかに見える蓮華岳だけど、まさかこんな別の表情があるとは知りませんでした😨

9/3 12:56

北葛乗越はまだ遥か下の方
どんだけ下るのか…

9/3 12:56

下ってきた斜面を振り返るとほとんど岩の壁でした😇

9/3 13:02

北葛岳へ続く稜線
鞍部ままだまだ下の方🙄

9/3 13:06

奈落の底まで下るが如く…

9/3 13:08

想像以上にエグい岩場が続く

9/3 13:11

八峰キレット並の難易度ありそう…

9/3 13:14

核心部を振り返るとほぼ岩の壁

9/3 13:16

ここをよく下ってきたもんだ🙄
本当にビジュアル的には何ちゃらキレットに匹敵しそうです

9/3 13:18

北葛乗越から望む核心部の全景

9/3 13:23

北葛乗越から少し北葛岳側に登り返すと蓮華岳と大下りを全て俯瞰できました
それにしても知ってる蓮華岳とあまりにも表情が違います😦

9/3 13:30

大町市街が間近に見える

9/3 13:35

目指す七倉岳（船窪小屋）はまだまだ遠い…

9/3 13:42

頑張って北葛岳に登り返さねば

9/3 13:49

北葛乗越から北葛岳までは高低差200m弱の登り返し
見た目通りのしんどさです😇

9/2 14:13

午後2時過ぎ
標識が無残な姿ですがここが北葛岳

9/3 14:11

北葛岳から望む針ノ木岳
ピラミッド型がカッコ良い🤗

9/3 14:12

針ノ木岳の右にはどっしり構える蓮華岳
いや、マジであの斜面を下ってここまで登り返してきたとか…自分で自分を褒（以下略😇

9/3 14:18

そして七倉岳へと続く凸凹の稜線
さあ船窪小屋まで頑張るっぺ(;´∀｀)

9/3 14:21

蓮華岳に居た頃に比べると青空の面積が広がってきた
今日の夕陽、期待できるかなぁ？

9/3 14:21

槍ヶ岳の眺めがとても励みになる

9/3 14:24

立山と剱岳も美しい

9/3 14:33

切れ落ちている七倉乗越が見えてきました

9/3 15:01

午後3時、七倉乗越を通過

9/2 15:02

崩壊寸前の登山道

9/2 15:03

ハシゴにロープ場
難所が続きます

9/3 15:16

振り返ると針ノ木岳が美しい

9/3 15:16

蓮華岳の雰囲気もGOOD！

9/3 15:21

やっぱり青空はイイね🥰

9/3 15:25

北葛岳

9/3 15:44

七倉ダムと大町

9/3 15:46

午後3時45分、七倉岳に到着🤗

9/3 15:51

七倉岳から望む蓮華岳＆北葛岳
蓮華岳からが本当に長かった😇

9/3 16:05

七倉岳から少し東へ下ると今夜のお宿が見えてきました
見るからにワクワクするロケーションです🥰

9/3 16:07

船窪小屋に到着！！
これで縦走1日目無事終了です

9/3 16:33

船窪小屋から望む大町市街と七倉ダム

9/3 16:53

槍ヶ岳

9/2 17:04

船窪小屋の夕食会場は北アルプスを望む展望スペース！
何て贅沢なディナータイムなんでしょ🥺

9/2 17:09

美味しそう😋😋😋

9/3 18:16

そしてお楽しみの夕焼けショー

9/3 18:18

アーベントロートの槍ヶ岳

9/3 18:20

見事な色に染まりました🥺

9/3 18:23

9/3 18:24

9/2 18:53

談話室の灯りはランプのみ
最高に風情があります

9/2 18:54

消灯時間までランプを囲みながら小屋番さんや他の宿泊者さんとお話ししました

9/4 5:00

〜縦走2日目〜
薄明の中、朝焼けを見に七倉岳のピークへ向かいます

9/4 5:02

おはようライチョウさん

9/4 5:04

シルエットが凛々しい🥰

9/4 5:10

朝焼けに浮かぶ浅間山のシルエット🌋

9/4 5:12

針ノ木岳のシルエットとピンク色の空

9/4 5:13

9/4 5:14

東の空がだんだんと明るく…

9/4 5:16

9/4 5:19

御来光！

9/4 5:20

モルゲンロート！

9/4 5:23

裏銀座の稜線も赤く染まりました

9/4 5:25

浅間山が神々しい

9/4 5:31

あっという間に日は昇り朝焼けのショータイムは終了

9/4 5:38

朝焼けの次は雲のショータイム🤗

9/4 5:38

空も山も雄大でいくら眺めていても飽きないですね

9/4 5:44

9/4 5:42

朝焼けを見学した七倉岳のピーク

9/4 5:49

午前6時前、七倉岳を出発！
これより縦走2日目スタート
まずは船窪岳方面へと向かいます

9/4 5:58

七倉岳から船窪乗越方面に10分くらい歩くと鉄製の階段を大きく下る
この階段を下った先が船窪小屋のテン場…
それにしても小屋とテン場、随分離れているなぁ😓

9/4 6:02

テン場前の案内標識

9/4 6:03

テン場を通過した直後、左側が切れ落ちた崩壊地に😨

9/4 6:15

〇〇キャニオンとか名前が付きそう

9/4 6:16

槍ヶ岳！

9/4 6:21

正面に船窪岳
船窪岳も南斜面が派手に崩壊しています

9/4 6:27

午前6時半、船窪乗越通過
七倉岳からここまで300mも下っています😓

9/4 6:28

船窪乗越の標識
もはや北アルプスとは思えないマイナールート感😇

9/4 6:45

船窪岳（第一ピーク）に到着
ここも槍ヶ岳の展望が素晴らしい

9/4 6:51

アスレチックな道

9/4 6:53

え…？なんじゃこりゃ？😇

9/4 6:54

大無間山の登山道を思い出させる恐怖の両側崩壊ナイフリッジ

9/4 6:54

下を見たらダメなやつ🤢
（写真撮ってる場合じゃない）

9/4 6:55

でも崩壊地からの眺めって最高なんだよね😇

9/4 6:59

槍ヶ岳と高瀬湖の眺めも絶品♪

9/4 7:00

9/4 7:00

9/4 7:01

2ヶ所目の両側崩壊ナイフリッジ😇

9/4 7:02

無理ゲー…(;'∀')
コレあと何年かしたら通れなくなるんじゃね…？

9/4 7:12

船窪岳の第二ピークが目の前に迫る

9/4 7:17

第二ピークへ向けてザレた急登
でもさっきまでのザレザレナイフリッジに比べたら全然楽勝😇

9/4 7:40

本当にザレ場が多い…

9/4 7:40

足を休めて槍を望む

9/4 7:49

午前7時50分、船窪岳（第2ピーク）に登頂
高さは第2ピーク＞第1ピークなので実質的にここが船窪岳の最高地点です🥳

9/4 7:55

まぁ、地味ぃ〜な感じの山頂ですがここで10分休憩（笑）

9/4 8:07

次に目指すは不動岳

9/4 8:18

真っ白な岩壁が眩しい…

9/4 8:19

不動岳の岩壁がとても厳つい😨

9/4 8:26

黒部湖がチラッ
樹林の合間からたまに富山県側の景色も見えます

9/4 8:29

要塞のような岩場

9/4 8:33

再び富山県側の景色
今度は立山連峰が見えました

9/4 8:33

長野県側はグランドキャニオン状態…

9/4 8:37

船窪岳と不動岳の中間付近
最低鞍部の標高は2,250mくらいまで下がって登山道は鬱蒼とした森の中へ

9/4 9:00

2341m峰付近の崩壊地で視界が大きく開け、後方に船窪岳と針ノ木岳を望めました

9/4 9:37

不動岳に向かって標高2,500mくらいまで登ると更なる大パノラマに🤗

9/4 9:40

黒部湖と立山

9/4 9:40

今まで歩いてきた稜線と針ノ木岳
針ノ木岳の右に見えるはずの蓮華岳は雲の中…

9/4 9:41

青空と針ノ木岳がとても綺麗🥰

9/4 9:47

やっと植生が北アルプスらしくなってきました…

9/4 9:52

あと少しで不動岳…、というタイミングで稜線にガスが（´・ω・｀）

9/4 10:16

標識が見当たらないけどこの辺りが不動岳山頂
船窪岳からここまで2時間以上、アップダウンの多さに苦しみ想定以上に時間がかかってしまいました😣

9/4 10:23

不動岳のピークを越えると草藪のトンネル

9/4 10:29

ガスが切れて眺めが少しだけ復活

9/4 10:49

南沢乗越を通過
またしてもグランドキャニオン状態
一日でこんなに何度も崩壊地を通過する縦走は初めてかも

9/4 10:57

南沢岳へ向かって登り返しに突入
足元ザレザレ😇

9/4 11:02

崩壊地の縁を沿うようにゆく登山道
蟻地獄のように砂が滑ります…

9/4 11:04

砂地に咲く花

9/4 11:06

不気味なくらいの崩壊

9/4 11:17

ちょっとだけ藪

9/4 11:26

再びハイマツ帯へ

9/4 11:32

午前11時半、南沢岳に到着
不動岳に続いてガスガスかと思ったら突然晴れました🌞

9/4 11:32

雄大な立山連峰

9/4 11:39

砂地の稜線

9/4 11:39

9/4 11:43

南沢岳の山頂周辺は緑・白・青のコントラストがとても綺麗🤗

9/4 11:46

南沢岳を過ぎると烏帽子岳が間近に見えてきました

9/4 11:52

砂地とハイマツの分布が面白い

9/4 12:00

烏帽子田圃

9/4 12:04

ずっと崩壊地の瀬戸際みたいな道を歩いてきたので穏やかな地形に囲まれちょっとホッとしてします（笑）

9/4 12:30

前烏帽子から望む烏帽子岳
ちなみにヘロヘロに疲れていたので烏帽子岳のピークはスルーしてしまいました😇
早く下山して温泉入りたい！！😇😇

9/4 12:56

烏帽子小屋

9/4 12:59

午後1時、烏帽子小屋から下山開始
あとはブナ立て尾根を下るだけ

9/4 13:32

いつもブナ立て尾根の途中から見えていた巨大な崩壊地の正体は南沢岳と不動岳だったのか…、と今更ながら納得

9/4 14:03

6番中休み

9/4 15:04

午後3時、高瀬ダム登山口に無事下山

9/4 15:05

土砂に埋もれそうな登山口

9/4 15:07

この土砂の供給源も今日歩いてきた崩壊地からなんだよね…と、しみじみ砂を踏みしめる（笑）

9/4 15:09

9/4 15:11

昨年の9月に流失した丸太橋は綺麗に復旧していました

9/4 15:16

吊り橋とトンネルを越えれば高瀬ダム

9/4 15:25

高瀬ダムに到着
同じタイミングで下山してきた登山者さんと相乗りで七倉行きのタクシーに乗車しました♪

9/4 15:27

高瀬湖

9/3 15:43

午後4時前、七倉到着
大町温泉行きのバスの時間まで1時間以上あるので七倉山荘の温泉でひとっ風呂しました♨

9/3 16:48

今年から運行が始まった裏銀座バスで七倉から大町駅へ
このバスのおかげで今回の扇沢〜高瀬ダムの縦走は成立しました
感謝しかありません😊

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

感想

kuge

北アルプスの中でもなかなか足の向かずに今まで空白地帯として残っていた蓮華岳〜烏帽子岳の縦走路を船窪小屋泊の1泊2日で一気に繋いでみました。

この区間が空白地帯として残った理由は主に2つ…
�）魅▲襯廛垢箸靴討枠羈單�マイナーな山が連なるエリアなので百名山・二百名山を狙った山行ではほぼ通り道になることがない
��烏帽子岳側の玄関口となる七倉には公共交通機関が無いので扇沢まで縦走してしまうと下山後のマイカー回収が非常に面倒になる

ところが今年、信濃大町駅と七倉を繋ぐ新しい路線バスが運行を開始したことで�△離泪ぅ�ー回収問題が全面的に解決。これで空白区間の縦走を決行に移す機運が一気に高まったわけです🥳

で、扇沢から高瀬ダムへの縦走を決行してみた感想は…、とにかくキツかった😇
多分、今までの北アルプスの山行の中で一番キツかったと思う（笑）
僅か25kmの縦走で総標高差3,100mという数字が物語る通り、蓮華岳から南沢岳まで延々と高低差200〜400mのアップダウンの繰り返し。これは本当に本当に足に堪えます😂

そして北アルプスの縦走路と言えば森林限界を超えた稜線漫遊のイメージがあるけど、今回歩いた稜線にはほとんどそんなものは存在しません😇😇😇
深い樹林帯の中でほとんど展望の効かない修行のような登山道が全体の6〜7割くらいを占めるし、ザレて足場が不安定な崩壊地がやたら多く登場します。コース状況の項目にも書きましたが、船窪岳の両側崩壊ナイフリッジは特に命がけ…。まぁ、いかにも「北アルプスらしさ」を求めている人にはこのルートお勧めできませんね😂

でも、この蓮華岳から南沢岳の間を歩く人は本当に少ないから北アルプスとは思えないほど静かな山歩きを楽しめるし、修行のような道のりを黙々と歩いているうちに冒険心が盛り上がって段々楽しくなっていきます（笑）。そして道のりが険しい分だけ展望が良い場所に出た瞬間の爽快感は堪らないです。
そんなわけで、北アルプスデビューにはお勧めできない扇沢〜高瀬ダムの縦走ですが、ドMな人…じゃなくて、ちょっと変わった北アルプスに触れてみたい人には是非お勧めなルートです🥰

それから今回の行程のほぼ中間地点にあって1泊させてもらった船窪小屋ですが、ここは噂で聞いていた通りマジで最高の山小屋です。外で槍ヶ岳を眺めながら食べる豪華で美味しい夕食、夜はランプの灯りが静かに照らす談話室、小屋番さんも泊っている人も穏やかな人ばかりでオアシスのようでした😊
※船窪小屋自体は七倉から七倉尾根を真っすぐ上がれば縦走しなくても辿り着けます👌