西黒尾根から谷川岳〜茂倉岳〜茂倉新道
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,425m
- 下り
- 1,589m
コースタイム
5:20西黒尾根取付き
8:45ラクダのコル
11:40トマ
11:55オキ
13:40一ノ倉岳
14:45茂倉岳
15:30茂倉岳避難小屋付近幕営
二日目25日
6:30幕営地
7:40矢場の頭
10:00土樽駅
土樽駅上り
12:16発水上行き
天候 | 24日晴れ、肩から稜線上ガス(時よりホワイトアウト) 25日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
下山後土樽駅より土合迄で電車 上り、平日 6:28、8:29、12:16、15:21、18:11 2月末まで臨時列車有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
西黒尾根 ラクダのコブへの登りまでツボ足、そこよりアイゼン、ピッケル装備 登山指導センターの脇より踏み跡有り 多くの踏み跡は少し上の雪訓跡で終わっているがその後も明瞭な踏み跡有り しかし、ラクダのコル付近では雪庇の付け根辺りをトレースしているので私は巻きました 谷川岳〜一ノ倉岳、 アイゼン、ピッケル 奥の院まではトレース多い その後も踏み跡有り 雪庇の踏み抜き注意 一ノ倉岳〜茂倉新道 樹林帯に少し入ってアイゼンからワカンへ装換 南面の雪庇がかなり発達している 予想以上に大きいので充分注意したい 古い踏み跡有り スノーシュー1、アイゼン1 スノーシューの方はかなりの手練れとお見受けする常に的確なトレースであった |
その他周辺情報 | 湯テルメ谷川です 詳細は皆様のレコご参照下さい。 |
写真
感想
ルート手入力です
冬期の谷川岳から先の記録が少ないので馬蹄形をやってみたいと狙っておりましたが…
仕事が忙しく休みが取れなく、やっと二日間だけ休めたので西黒尾根〜茂倉新道やってみました。
登山指導センターでソロの男性と合う(後にヤマレコユーザーのonoさんとと判明)
西黒尾根〜天神の予定だそうです
ツボ足でスタート
一足先に出るが、余計に回り道をしてしまう
最初踏み跡が多かったが、それは雪訓の方々の踏み跡の様だ
雪洞まで一気に踏み跡は減るがしっかりトレースは有る
ラクダのコブの登りの手前でアイゼン、ピッケル装備
足元が若干滑っていたのでもう少し早めにアイゼンは履いても良かったかも
ラクダのコブの岩峰?は巻き道有り
だがそこは直登、研ぎたてのアイゼンが効いて気持ちいい
コルに下りてまた急登だが
その周辺での踏み跡が雪庇の付け根辺りを通過しているカ所が有るように見受けられる
私は巻きましたが、そこは各自の判断だと思います
急登を越え稜線上に上がるとガスっている
トマの手前で先ほど登山センターでお会いした男性と会う
途中で先行されて1時間くらいは私より早く上がっていたと思う
一度トマまで行ったがガスっているので肩の小屋で食事をされていて
オキまで行きたいがガスっているので様子を見に来たそうです。
では、オキまでご一緒しましょうとトマ、オキでお互い写真を撮り、握手を交わして別れる。
丹沢山塊で30kmクラスの漢山行をこなすヤマレコユーザーさんとの事で下山後のレコが楽しみである。
onoさんの谷川レコです
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-593797.html
そして丹沢周回漢レコです!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-584324.html
谷川より一ノ倉は奥の院までは踏み跡は明瞭である
その先も予想より踏み跡が有り有難く思う
時より不明瞭になるので必ず潅木や岩の有る所を歩く
ガスで視界は20〜30mくらい、風はそこそこだがシェルのフードで我慢出来るくらい
一ノ倉岳を登り切り一番高い所で写真を撮る
ここの標柱はあまり大きくなかったはず、避難小屋も当然埋まっている
茂倉岳へ向かって少し進んだ時にガスが濃くなりホワイトアウトしてしまう。
その場で待機し、ついでにフリースを着込みバラクラバを装備
コンパスで方向を見定め、ガスが一瞬薄くなった隙にルートを見定め茂倉岳へ向かう
茂倉岳へ向かう踏み跡はスノーシュー一人、アイゼン一人分の踏み跡が確認出来る
ここからの茂倉岳南面の雪庇が半端なくデカい
茂倉岳より、茂倉新道方面へと降るとガスがまた発生しだす
茂倉避難小屋辺りだとは思うが完全にホワイトアウトしてしまう視界は3mくらいか?
風も止んでしまい、ガスが晴れそうに無いので
その場で雪面を削り幕営地を作る
夜は少し風が出て雪も少々降った様だ
朝のテント内マイナス10℃、外はマイナス15℃
茂倉新道の南側は思いの外雪庇が発達していた
安全圏だと思って所で「ビシッーー!!」と音がし、即離れる
谷川連峰主稜線の山々がとても美しい・・・
あそこを厳冬期に歩いてみたい・・・
矢場の頭より下の樹林帯でアイゼンからワカンに装換
土樽駅には10時頃到着したが、電車は12時過ぎなのでヤマレコをまとめて過ごしてみた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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怖いですね
この大きさはさすがですね。
もし自分がそこにいたらと置き換えて考えてみますが
ルート取りできませんねきっと^^;
馬蹄形はまた今度ですか?
自分は20日に関越道を通っていて、「土樽」の表示を何度か見るのですが
いまだになんて読むかわからない、調べりゃいいんですけど、まだ調べてなかったわって思いだしました。
大丸温泉をだいまるおんせんと読んでいた自分です…
他人のトレースを100%信じてはいません、あくまで自分で判断し参考にしています。
しかし、ガスの稜線上ではかなり助けられました
大丸温泉…
やば!
実は自分も以前間違ってました!
はじめまして
谷川から茂倉新道へのスノーシューのトレースを日曜日につけてきた者です。
的確なトレースでしたか!?いやーものすごい嬉しいです!誰にどう習ったわけでもなく雪山をやってきて、そんな風に評価していただけるようなラインを引けていたなんて本当に感無量!!嬉しいな〜
ありがとうございます!ちょっとだけ自信つきました。これからも精進します。
yasuyoさんはじめまして!
おぉ!!
あのスノーシューのトレースの方にこんな形でつながれるとは!!
のートレースを歩けたのですね、激しく羨ましいです!
ですが、ホワイトアウト気味の稜線上ではとても参考になりました。
特に茂倉新道を降っているときには
「あっ!また絶妙なトコロをトレースしている。こりゃ相当な手練れに違いない!」
と何度も思い感銘を受けておりました!!
私はまだまだ若輩者です
yasuyoさんの様に素晴らしいトレースを引ける様に精進していく所存です!!
ありがとうございました!!
こんなホワイトアウトの中だったら私は多分突っ込めなかったと思います。よくぞこの視界の悪い中、踏破されましたね。。。お見事としか言いようがないです。雪庇が見えない状態で歩くのは本当に怖そう。ご無事でなによりです。
完全なホワイトアウトの時は焦らず待機してましたし、いざとなればその場でビバークすればいいと気楽に構えてました。
ブログ読ませて頂きました
茂倉新道での踏み跡とその時のyasuyoさん感情、判断がとてもシンクロしました。
樹林帯で南面の雪庇に警戒し、北面への滑落にも注意を払い尾根中央の木の間を敢えて通過するトレースに納得です!
幕営地に気付けなかったのは残念でした(^_^;)
mizukunさんこんばんは
西黒尾根−山頂では大変お世話になりました。また早々にコメントありがとうございます 経験豊富なmizukunさんが西黒尾根を登られていて本当に心強かったです。
トレースを100%信じて突っ込んでいくだけの人間からしますと、雪庇の状態等を確認しながらルート取りをされる技術・知識には脱帽です。そういう知識や危機予測能力は私の様な山行を繰り返すだけは身につかない気がしてきました。厳冬期の雪山に入るには大事な能力ですよね。。
それにしてもお写真綺麗ですね iPhoneだけで撮られているとはビックリです。私は最近買ったばかりのカメラなのに全然良いPic撮れませんでした 写真もやはり腕ですね!
現地でもヤマレコでも良い刺激を頂けました。
またお会いできると嬉しいです。今後もよろしくお願いします
onoさんこんにちは!!
こちらこそありがとうございました!
いやいや、結局西黒はチンタラ登っただけですから(^_^;)
さすが丹沢周回35kmの漢レコ!山のオトコの修練の場、丹沢に通っているだけありますね!
しかも早立ちをして行動時間をかせぐという考えもとても好きです!
iPhone
カメラの性能が低いのが逆に功を奏して?日差しがいい感じに映り込むんですよ
お互い神奈川県民ですので、またどちらかでお会い出来ると嬉しいです!
ありがとうございました!よい山行を!!
いい記録ですね。
写真、片っ端から拡大しましたよ!
以前マキハタへの記録でもそうでしたが、やはり冷静沈着、登山力が高いですね!
無積雪期に下見はしてるんですよね?
このルートは電車利用で周回出来るので、まずは夏にでも行ってみようかな。
本当にお疲れさまでしたm(_ _)m
あっ!…
一ノ倉より先はまたも「雪山オンサイト」です(^_^;)
このルートは枝尾根も少なく稜線もハッキリしているので、今回くらいの雪の締まりで晴れているならワンディで充分抜けられと思いました。
このあとの残雪期なら馬蹄形でしょう〜\(^o^)/
雪疵は、かなり多かったんですね。以前、雪疵が崩れて遭難した方の話を読んだ事がありますが雪疵の付け根は、危険らしいですね。安全性をとって「急がば回れ」だと思います。オキの耳で貴方が触っているのは頂上の標識ですよね。いかに雪が積もっているかが、これを見てもよくわかります。奥の院の鳥居も、もう少しで完全に埋まってしまいそうですね~。雪山の景色は綺麗ですが、やはり、それなりの技術と体力がないと行けないのが解りますよ(^-^)v
rinaさん
そうですね〜、自分の体力、技術とヤマの難易度…
その見極めですよね
今の所生きています、大した雪山はやっておりませんが…(´Д` )
以前、「アレはピンチだった」と言う経験はあるかと聞かれた事がありました。
これと言ってないですねーと、今は思えます。
自力で降りてこれたからか?
これからも自身の身の丈に合ったヤマをチョイス出来れば思います(^-^)
お疲れ様でした!
ホワイトアウトでの冷静な判断と行動は
さすがミズくんって感じです(゚×゚*)
レコユーザーの方と出会いがあったり、雪山の
ソロは心強いですねー
テントの下地を掘る作業は、
どのくらいかかりました?
かなり深く掘ってあったので結構時間かかりそうですが
一ノ倉より先でのホワイトアウトでですが、
あの辺りは熊笹がメインで灌木が無いので完全な雪稜になるので待機しました。
私ほホワイトアウト待機中に
コンパス地形図で現在地及び進行方向の確認、コンパスを進行方向に合わせる、プロトレックのベアリング機能で同様に進行方向に合わせる、レイヤリングの見直し、などしてガスの切れ間を待ちます
テント幕営地は斜面を削り切り出したブロックを壁に積み上げであの広さで整地まで50分くらいかかってしまいました。
すごいね(°_°)!
かなり肉体労働やん!
時間かかるねぇ
あはは、でも雪イジるの好きだから苦にならなかったんでよね(^_^;)
それやらないとテント張れなかったし…
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