八ヶ岳縦走(蓼科牧場-観音平)。


- GPS
- 30:12
- 距離
- 45.2km
- 登り
- 4,502m
- 下り
- 4,485m
コースタイム
- 山行
- 2:53
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 3:11
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 8:59
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:34
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:58
天候 | 1日目:快晴 2日目:暴風雨 3日目:曇時々小雨 4日目:曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
吉祥寺 → 茅野 3時間24分 片道3080円 乗換1回 吉祥寺 | 05:59 [3番線] | JR中央線・高尾行 | 06:30 [4番線] 八王子 | 06:35 [4番線] | JR中央本線・松本行 | 09:23 茅野 茅野駅→東白樺湖 3番乗り場(白樺湖・車山高原行き) 10:25-11:09 \1500 東白樺湖→蓼科牧場 シラカバ線・6便(ツルヤ、立科町役場前行き) 12:10-12:19 \200 ○帰り 観音平からマウンテンタクシーで小淵沢駅へ 16:00 \1800 小淵沢 → 吉祥寺 3時間17分 片道2640円 乗換1回 小淵沢 | 17:58 | JR中央本線・大月行 | 19:48 大月 | 19:54 [3番線] | JR中央線・東京行 | 21:15 [4番線] 吉祥寺 |
写真
感想
今回は"憧れの縦走と言えば?"の一つに挙げられる(のか?)、"八ヶ岳主脈縦走"にトライしてきました!
最初は"観音平"から"蓼科山"まで「北上」するルートを考えていましたが、帰りのバスの接続が良くなかったり不便だったりしたので逆のルート、"蓼科山"から"観音平"に「南下」するルートで挑戦しました♪
三泊四日で計画、初日"蓼科山荘"に宿泊することによって接続の悪いバスでもスタート調整することが出来ました。
○一日目。
"蓼科牧場"に着いたのが12時過ぎ、ここからゴンドラを使わずに牧場(スキー場)を駆け上がり…なかなか出来ない経験ですよね、"蓼科登山口"に到着。
ここからが本番スタート!
最初は穏やかなまま七合目へ…そうそうここからは"蓼科神社"なんですよね、敬意を持って登山しなくては!
徐々に登り出します、1時間ほど登って"蓼科山荘"に到着。
本日宿泊予定でしたが、まだ時間もあったので先に"蓼科山山頂"を目指しました。
ここから意外や岩場をよじ登っての急登が始まり…思ってもみなかったこの展開、かなりバテバテで"蓼科山頂ヒュッテ"に到着、そのまま"山頂"に流れ込みました。
"蓼科山"の情報不足…っていうか八ヶ岳の情報をほとんど持ち合わせないでの今回の挑戦、"蓼科山"ってこんな山頂だったんですね、びっくりしました・笑
方位盤もその経緯も知らずで横から奇妙な円柱だなってぐらいでスルーしちゃったし、とても勿体無かったです・涙
"奥宮"ではちゃんとお参り、膝を痛めないよう、そしてこの急登から明日以降が思いやられそうだと不安になりながら"蓼科山荘"に戻りました。
今日の宿泊客は自分のみだったらしく、一人小屋貸切状態でした、おお、ラッキー。
ただ、蓄電装置の調子が悪かったらしく、電気が足りなかったみたいでかなりの節電モード…まぁ、でも逆に薄暗い宿内の雰囲気がノスタルジックで、寧ろこちらの方が良かったかもなんて思いながら空気感を満喫…そうそう初日からコーラも飲んでしまいました・笑
宿泊スペースは個々毎にモンベルのテントが張ってあって、パーテションとしての役割もバッチリ、日本中の山小屋でやっても良いのではと思うぐらい画期的なスタイルでした、賢いなぁ✨
夕食も品数多く美味しくて嬉しかったです♪
山小屋特有なのか、登山客が日々流れるように通り過ぎていくからなのか、サラッとした距離感も気楽でした♪
あとはお土産買ったり、のんびり談話室で写真集を見たりして寛ぎました、こんなまったりした時間は久々でした✨
○二日目。
ふわふわと起床。
6時が朝食の時間、朝食も品数があって少しずつ、寝起きにはとても贅沢でした♪
少し仮眠して荷造りしてると下からピアノの音が…最初CD流してるのかと思ったのですが、下に降りてみたらなんとスタッフさんの生ピアノでした。
こんな粋な見送り方ってあるんですね、ビックリしました、チョー素敵なんですけど✨
天気は暴風雨気味でしたが、ピアノのお陰で気持ちはアゲアゲ…二日目のゴールは"高見石小屋"、遠いけど頑張らなければ!
スタートダッシュで"将軍平"を抜けて"大河原ヒュッテ(大河原峠)"に到着。
ここから"双子岳"へ。
雨風が酷く、こないだの"白峰三山"の時のことを思い出しました・汗
なんとか"双子池"に到着、"双子池ヒュッテ"の前でご主人と挨拶を交わし、雄池&雌池の両池をパチリ。
ゆっくりしてられないのですぐに出発、天気が良かったら素晴らしい場所なのでしょう、残念でした・涙
苔生す良い雰囲気から次第に岩がゴツゴツ…普通の急登より体を大きく動かさないといけないので全身疲労がハンパなかったです。
息切らしながら"大岳"に到着、パノラマは当然ガス、すぐに"北横岳"に向かいました。
アップダウンが激しく、暴風雨により岩も道もウェット…ペースダウンが著しいので急いでルートを消化していきます、急げ急げ!
"北横岳ヒュッテ"は本日休業…暴風雨の時の休業山小屋は廃屋に見えるくらい怖く寂しく見えました・泣
登山道も人が歩く場所に水が溜まっていたので、それを避けて歩いたり諦めてジャブジャブ突き進んだり…少し開けた場所に出ると暴風雨が狙ってくるしで全く油断が出来ませんでした。
"三ツ岳"に向かう途中の鎖場での取り付き中にありえない突風に振り落とされそうになりましたが、代わりに帽子が彼方に吹き飛ばされていきました…マジ焦ったー!・怖
"II峰"、"I峰"と緊張感の中で通過、少し下って笹薮を通過、ちょっとホッとしたりして"雨池山"に到着。
ここから"雨池山展望台"にそのまま向かい、再び雨粒を小石かの如く頭にバチバチ受けながら進み"雨池峠"に到着。
明らかな標識が見つからずウロウロ、手近な標識をパチリしてすぐ出発。
岩場やまるで土砂崩れのようなルートを登って"縞枯山"に到着、分岐点を経て次の"茶臼山"に向かいました、一旦下がってまた登る…これがなかなか足に堪えました、この頃には右足首と膝がかなり痛くなってたのですが、座ってのんびり処置出来る場所もなく、庇いながら進まざるを得ませんでした。
"茶臼山"に到着、並びの展望台で再び暴風雨をまともに浴びて立ち往生、弱くなるのを待って進行、"中小場"を過ぎて"大石峠"に到着。
少し休もうかとも思いましたが、時間が押していたので急ぎました。
木々の中なので良いペースで進めて"茶水の森"を通過して"麦草峠"へ。
ここで突然"国道299号線"と交差、いきなり近代的なところに出会してビックリ、鹿とかイノシシとかこんな気持ちなのでしょうか・笑
電波も繋がったので"高見石小屋"に電話、1時間ほど遅れるとお伝え。
あとは"丸山"を越えたら本日のゴールです、急がなきゃ!
再び登り始めたら道にネットが貼られていました、以前"三頭山"登った時もあった草花保護の鹿避けです、地味に開け閉めに苦戦したりして。
しばらく"丸山の森"など雰囲気の良いジブリのような森を進み、"丸山"に到着。
濡れ岩に注意しながら下り、二日目の宿"高見石小屋"に到着、やった、着いたー!
本日は関係者の団体が宿泊されるとのことで大部屋ではなく個室に通されました、こちらもラッキーでした♪
間も無く夕食の時間、今回は自分の他に中国のお姉様二人だけが宿泊客だったらしく、席を共にしました。
お二人は明日"西天狗岳"から"唐沢鉱泉"に下りられるそう、温泉登山も良いですよね✨
肝心のご飯なのですが、これが山小屋レベルを超える内容で、味も好み、とても美味しかったです♪
ランプや薪ストーブの雰囲気も良く、山ガール大好きな小屋だと思います✨
その後、連日のコーラを飲みながら濡れた衣類などを乾かし、負傷した足首と膝をケア。
何度か寝落ちして、就寝時間になりましたが、ラウンジでは団体さんとスタッフさんが夜遅くまで談話してました、このまったり雰囲気も心地良かったです✨
さて寝ようかなって布団をひいてしばらくしていたらサササと動く物体が…何度かしてそれが"ヤマネ"の子供だと気付きました。
なんで屋内に?…部屋を出たがってる様子だったのでドアを少し開けておきましたが、開けたら開けたで人懐っこいのか、布団の中に入ってきたり、腕に登ってきたり…そんな様子だったのでこちらも撫で撫で触ろうとしたんですが、それはダメで逃げていくみたいな…ツンデレなのかよと・笑
一頻り遊んで満足したのか、しばらくしてスルスルっとドアから出て行きました、こんなことってあるんですね、とても癒されるひと時でした✨
○三日目。
起床後、外を見るとあまり天気が良くなさそう…足首と膝も調子良くないので、リタイヤするか、それとも行けるところまで行ってみるか迷いながら朝食タイム。
朝食もこれまたレベル高し、山でこんなオシャレなカフェブレックファーストがいただけるなんて✨
気分が上がったので、やっぱ次の宿泊地まで行くことにしました!(単純・笑)
電波が届かなかったのでスタッフさんに今日の天気を調べてもらいましたが、昨日ほどではないがビミョーとのこと。
今日も予想タイムより大きく遅れそうだったので、急いで出発しました。
まずは"白駒池"へ、手前の"白駒荘"は閉まってそうだったのでパチリだけして池をルートに沿って周りました。
穏やかな池で、天気が良かったらさぞ美しかったんでしょう…しばらくして"白駒湿原"へ、湿原地だけに水捌けが悪く、道がドップリ水浸し&水溜り…ビチャビチャになりながら"にゅう"を目指しました。
美しい"にゅうの森"を経て"にゅう"に到着。
残念ながら見晴らしは良くなく、次に進もうとするも地図が分かりづらく少しロスト、"中山"はどっちなんだー!・汗
GPSにトラップを仕掛けられつつ無事"中山峠"&"中山"にも到着(雑)、次の"天狗岳"に向かいました。
大体"天狗"ワードの付くところって経験上岩場なんですよね、そしてここもそうでした・涙
岩場を登って、また登って、まだまだ登るみたいな…うんざりへこみながら"東天狗岳"に到着。
"東"より"西"の方が有名らしいのでそっちにも行かなきゃと…でも結構キツイ下がっての登りがここからでも見えてるんです…結局、辛いながらも"西天狗岳"ピークハントピストンしてきました・涙
"東天狗岳"を通過してそのまま"根石岳"に向かい登ります、ガスの中30分ほどで到着。
下るとすぐに"根石岳山荘"が見えたのでパチリだけ、この時点でかなりペースがヤバめ、急げー!
ハシゴ階段を登って"箕冠山"に到着、ここから下って"オーレン小屋"へ。
人もいて、テン泊されてる方もいての"機能している"山小屋だったので、少し元気をいただきました✨
ここから"峰の松目"目指して登ります、"峰の松目コル"を越えてから、苦手な木の根っこと土の急登が始まりました。
油断するとすぐに滑落する上、ここは九十九折りで切ってないのでどこまでも落ちてくルート取り…短い距離ながらもなかなか緊張感がありました・汗
慎重に"峰の松目"をピストン後、下りた助走のまま"赤岩の頭"へ。
ここの登りもキツかった、少しガスが和らいできたのでパチリパチリ、ガスの被り具合で"硫黄岳"から"阿弥陀岳"までのパノラマがうまく撮れず残念…残念といえばゴープロ撮影もここら辺で電池が切れていたことに気付いて慌ててスペアに切り替えたんですよね、気付けて良かった…。
30分ほど尾根を歩いて"硫黄岳"に到着、すでにガスガスだったのですぐに移動、本日残すところは"横岳"と"赤岳"だけとなりました。
とはいえ相当時間が押していたので急ぎました。
''硫黄岳山荘"もそのままスルー、尾根をガンガン進みます、岩場が増えてきました。
すれ違ったトレランの方がこの先大変だよって仰ってた通り、鎖場やハシゴなど渋くなってきて緊張の連続…なんとか"横岳(奥ノ院)に到着。
そのまま"三叉峰"を過ぎて、"石尊峰"に到達したころで"赤岳頂上山荘"から電話が。
18時には着きたい、無理であれば結構ですが、その時に残っていたら夕食をいただきたい旨をお伝え、電話口で少し呆れられた気が…すみません。
ついに、目の前に"赤岳"がドドンと姿を現しました、中腹に"赤岳天望荘"、山頂に"赤岳頂上山荘"が…見た目は近くても結構山頂まで距離ありそう、山頂付近も角度急過ぎやしないか…。
まずは"赤岳天望荘"までなのですが、それも結構骨の折れる鎖場を越えなければなので泣きそうでした…無心で進み、やっと到着。
でもでも今回の宿泊地はもうひと登り先の"赤岳頂上山荘"なのです、泣きそうではなく泣いた、急場が、これどうなってるの?…なんでもいいのでとりあえず取り付くことに、とにかく時間がないのです。
最初はジャリジャリ九十九折りってたのですが、その後の、いやいや直登の鎖十何連発ってば…もうね、落ちないよう必死、少し登っては疲労と負傷で息が上がるので全然登れないし…あれ?、あれれ?、気付いたらスティックが一本無くなってるんですが…。
いくら下を見ても見当たらない、誰もいなくてホント良かった…戻って探す気力ももはやない、戻ったら落ちる、ごめんなさい、このまま登ります…。
どうやって登ったか覚えてないですが、何とか登り切り"北峰"到着。
夕暮れを撮影されていたスタッフの方が「お疲れ様でした」と声をかけて下さってとても嬉しかったです・涙
宿泊手続きをしながら軽くお話し、電話口のお兄さんがここまで来る様子をずっと双眼鏡で眺めてたんだそうな・驚
すぐに大部屋に通され荷物を下ろし、一息つきました。
今回他に三名ほど宿泊客がいらっしゃいましたが、皆さん個室希望とのことで、この30名の大部屋、見事に一人貸切状態とのこと…なんだか今回"山小屋わらしべ長者"みたいなことに、最後までありがたやでした!・嬉
気になっていた夕食問題なのですが…こちらもちゃんと用意して下さいました、本当にすみませんでした!・涙
そして…おぉ、これが"天空食堂"ですか!
まるで空の上にいるみたい、贅沢極まりない…もう、めちゃお代わりするぞと思っていたのですが、重労働の後の食事如く、全て食べ切るので精一杯でした・悲
その後、お土産買ってコーラ飲んでまったり…すぐに消灯時間になりましたが、電波が少し届いたので、しばらくネットサーフィンしました。
合わせて明日はこのペースでは16時お迎えのマウンテンタクシーに間に合わないだろうとルートを見直しました。
泣く泣く"阿弥陀岳"、"中岳"、"三ツ頭"をカットすることにしました。
○最終日。
ルート変更でかなり時間に余裕が出来たので、1時間ばかり遅く6時30分に出発。
外に出たらすぐに下から登ってきたであろう山ガールが昨日無くしたスティックを手に、「このスティック落とした方いらっしゃいますかー?」と声をかけてくださいました…こんなことってあります??、何度も深々とお礼…朝っぱらからビックリし過ぎました・涙
パノラマもおかしいぐらいのギッシリ雲海、すぐ近くの山頂(南峰)でぐるぐる撮影大会、"赤嶽山神社"でもしっかりお参り、存分に満喫した後、気合いを入れて下山に挑みました!!
山頂離れていきなりハシゴ&岩壁を歩かされました…八ヶ岳に登る前はイメージでこんなところ移動するなんて思ってもみませんでした、なんてところ歩いてるんだろう…目が覚めるけど、フワフワする・汗
"竜頭峰分岐"でどう見てもこっちでしょうとGPSが示すので、標識の裏を登ると先が絶壁で唖然…傾げながら標識まで戻ってみるとタイミング良く上級者の方が正しい道を教えて下さったり、しばらく進んでまたロストしそうになったら先に進んでいた方がそっちじゃないよと声かけて下さったり…色々と護られているなぁと思いました、ありがたかったです✨
一歩一歩集中しないと危険な場所ばかりで、踏み込みが甘いとすぐに滑落が待ってるルートではありましたが、美しく力強い景色を見ると怖くも来て良かったと思わされました、虎穴虎子ですね。
そんな集中の中、"キレット小屋"に到着。
ここも休館…少し休みたかったのですが、時間が心配ですぐに出発、急登&激下りに息をつき、体力も精神も削られながら黙々と進みました。
無事"ツルネ"を通過、登り返しの"旭岳"も登り切り、下った先に…奴がいました。
こんなハシゴ見たことない…20メートルを超える"ゲンジー梯子"に遭遇…よくもまぁこんなハシゴ取り付けたものです、ハシゴの横は絶壁…こんな見るも頼りない錆びたハシゴに命を預けるのかと…。
目線をなるべく上下せずに手元に焦点を合わせて黙々と登るも、長い、長い、長い…で、チラッと上下見てすくんで緊張して…上に行けば行くほど固定が甘くグラグラしてくるし、登り切るという出来事が永遠に訪れないのではと思うぐらい精神を下ろし金で擦り下ろされながら、登りました。
登り切るという現実の元、岩壁に抱きついて下を見下ろすとやはり笑えるくらいの高度感、早くこの場から離れなければ…"権現岳分岐"で少し安心、その流れで"権現岳"へ、先ほどの負の余韻の中、あっという間に頂きに到着。
パチリして、"三ツ頭"はスキップしてピストン、"権現小屋"にたどり着くもここも閉まっていたため次へ向かいました。
まだまだ痺れる場所もチラホラありましたが、ピークは過ぎた感じ、"ギボシ"を通過、ガレを下り"のろし場"に到着。
かなり穏やかに下り、最後のピーク"編笠山"と"青年小屋"が見えてきました。
その漫画のような景色が印象的、何故か可愛らしくて…改装中の"青年小屋"に到着するも休まずに登り出してしまいました・笑
山の麓は大岩場、足を挫かないようホイホイジャンプしながら進みました、息もアゲアゲ。
大岩場が終わり木々が生い茂るエリアに入っても足元は岩場、ゼーゼー言いながら登り続けました、まだか、山頂は…。
ようやく天が開けて山頂に到着、ここも広いガレ山頂でした。
流れの如く標識と三角点をパチリ、少し休んで…あとは下るだけ。
しばらく先程の登りと同じような道を下ります、時間もかなり余裕があったので気が楽でした。
時間的に"編笠山"に向かう登山者と数多くすれ違い、エールを送り合いながら下りました、なんだろ、この余裕感とエンディング感は・笑
ここの登山客はすれ違い様に皆さんよく話してくださいました、こんなに山中でコミュニケーション取ったのは初めてかも…ソロにカップルや団体の方々
、老若男女、白い大型犬と一緒に登ってきた方もいらっしゃいました。
水のない"押手川"を通過、ヤマレコアプリの定期報告では10分毎に80mくらいのペースで順調に高度を下げてました。
そのまま"雲海展望台"もノーレストで通過、"観音平"まであと40分で到着予定、気持ちが急かされる反面、もう終わるのか、終わってしまっていいのか?の心の声がグルグル…この四日間色々あったなぁ、初日から思い出していると…あっという間ですね、"観音平"に到着してしまいました・笑
やったー!、やら、疲れたー!、やら、残念ー!、やら気持ちは複雑でしたが、無事に下山出来たことが夢のようで、マウンテンタクシー集合場所に着くなり、へたり込んでしまいました。
しばらく放心した後、16時までかなり時間があったので、のんびり荷物整理やメンテなどなど…それでもまだ時間があったので"観音平"をブラブラしてみました。
登山者ポストを観察してみたり、パノラマ上に木々が生い茂っててほとんど見えない展望台に座ってみたり、景観関係ないところにある方位盤を眺めてみたり…。
16時前にタクシーが到着、乗り合い形式なのにまたもや自分一人しか予約していなかったので貸切で"小淵沢駅"へ…今回、色々と優遇していただいて本当に感謝でした✨
無口なドライバーさんと無言の時間の中20分ほどで"小淵沢駅"に到着、お土産買って、駅そば食べて、構内でコーラ買って祝杯、中央線に乗って帰りました。
今回の登山も色々勉強になりました。
長い縦走の中、また一つ悟りではないのですが、内省により何か弾けるようなものが見えたり、景色や山行そのものは勿論、出会えた方々との貴重な経験も味合うことができ、そして大きなものに護られて下山でき、とても充実した四日間となりました。
山から学ばされることってとても多いです…今回も本当にありがとうございました♪
コメント
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ヤバすぎます😂
しかも悪天候…歩ききるとは流石すぎます…
最後だけでも素晴らしい雲海が見れて良かったです😭
達成感も半端ないでしょうけど疲れたを通り越して言葉も出なそうですよ(›´ω`‹ )
神様の領域です(笑)
本当にお疲れ様でした(-人-)
コメントありがとうございます!
何座ハント出来たのか…分岐なのか頂なのか地名なのか分からないものもあってよく分からないのですが、ヤマレコ表記ではかなりハント出来たようです☺️
二日目の暴風雨は本当に危なかったです、その後の赤岳前後の鎖場&岩場も…八ヶ岳ってスキー場や牧場のようなライトなレジャーのイメージでしたが、上の方はなかなかのガチ具合で…完全なリサーチ不足でした・涙
最終日に有終の美というか、素晴らしい景色を浴びることが出来て幸せでした✨
神様だなんてとんでもないです、是非ハセさんも挑戦してみてください、ハセさんならもっとサクサク進んでいきそうです・笑
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