ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5983556
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

中部山岳 湯俣温泉から伊藤新道と竹村新道

2023年09月23日(土) ~ 2023年09月26日(火)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
29:00
距離
44.7km
登り
2,680m
下り
2,661m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:17
休憩
0:22
合計
2:39
12:26
28
スタート地点
13:14
13:33
25
13:58
13:59
58
14:57
14:58
7
2日目
山行
8:53
休憩
1:11
合計
10:04
5:10
62
宿泊地
6:12
6:18
22
6:40
6:57
56
7:53
8:00
42
8:42
8:51
40
9:31
10:03
115
11:58
11:58
196
15:14
3日目
山行
10:16
休憩
2:02
合計
12:18
5:21
87
6:48
7:38
41
8:19
8:29
14
8:43
8:47
40
9:27
10:20
48
11:08
11:08
109
12:57
12:58
74
14:12
14:15
104
15:59
16:00
99
4日目
山行
2:04
休憩
0:22
合計
2:26
8:35
63
9:38
9:38
26
10:04
10:26
21
11:01
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
七倉山荘のパーキングは満車で止められず、七倉ダムパーキングからタクシーで高瀬ダムまで。
ちょうどタクシーの値上げがあり、行きは3200円だったが、帰りは3600円。
コース状況/
危険箇所等
伊藤新道は一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や沢登り技術など、未整備のルート歩きの経験とスキルが必要であることに留意してください。

詳しいコースガイドはこちらから→

中部山岳 伊藤新道から鷲羽岳を越えて 高瀬渓谷の噴湯丘 
https://hikingbird.exblog.jp/33614806/

中部山岳 伊藤新道から鷲羽岳を越えて 伊藤新道を登り三俣山荘へ
https://hikingbird.exblog.jp/33637771/

中部山岳 伊藤新道から鷲羽岳を越えて 竹村新道を降って湯俣へ
https://hikingbird.exblog.jp/33661382/
高瀬ダムからスタート
高瀬ダムからスタート
ダムに沿って林道を歩きます。
初日は湯俣温泉までなので、たわわに実ったヤマブドウなど見ながらのんびり歩きます。
ダムに沿って林道を歩きます。
初日は湯俣温泉までなので、たわわに実ったヤマブドウなど見ながらのんびり歩きます。
1時間半くらい歩いて、登山道入口に着きます。
ここからさらに1時間半くらいで湯俣温泉です。
1時間半くらい歩いて、登山道入口に着きます。
ここからさらに1時間半くらいで湯俣温泉です。
途中にある無名避難小屋
途中にある無名避難小屋
湯俣川の桟橋を歩きます。
湯俣川の桟橋を歩きます。
晴嵐荘が見えてきた!
晴嵐荘が見えてきた!
晴嵐荘名物?の滑車の渡し。ジップラインみたいで楽しい♪
2
晴嵐荘名物?の滑車の渡し。ジップラインみたいで楽しい♪
2日目、伊藤新道へGO!
まずは湯俣川の噴湯丘へ。
途中、北鎌尾根のアプローチとなる千天出合(現在は別ルートでアプローチするようだ)がある 水俣川 に架かる橋を渡る。
1
2日目、伊藤新道へGO!
まずは湯俣川の噴湯丘へ。
途中、北鎌尾根のアプローチとなる千天出合(現在は別ルートでアプローチするようだ)がある 水俣川 に架かる橋を渡る。
こちらの 湯俣川 を遡行する
こちらの 湯俣川 を遡行する
谷には熱い温泉が湧いている。
2
谷には熱い温泉が湧いている。
温泉卵も簡単に作れます。
1
温泉卵も簡単に作れます。
噴湯丘は2つあり、こちらは活発な噴湯丘
1
噴湯丘は2つあり、こちらは活発な噴湯丘
熱いです!
ネパールの寺院を思い出させる形
1
ネパールの寺院を思い出させる形
少し上流にあるもう1つの噴湯丘
少し上流にあるもう1つの噴湯丘
死亡事故のあった ガンダム岩 には足場が設置されましたが、今年は岩の下を容易に渡渉できます。
2
死亡事故のあった ガンダム岩 には足場が設置されましたが、今年は岩の下を容易に渡渉できます。
再開通にあたり桟橋や足場がたくさん設置されました。
1
再開通にあたり桟橋や足場がたくさん設置されました。
それでも、渡渉は数えきれないほどあります。
2
それでも、渡渉は数えきれないほどあります。
ここから尾根に取りつきます。
ここから尾根に取りつきます。
ザレたヤセ尾根も多いです。
2
ザレたヤセ尾根も多いです。
ギザギザの硫黄尾根が圧巻です。
1
ギザギザの硫黄尾根が圧巻です。
尾根から 赤沢 に降りて、フィックスを登って右岸の尾根を登ります。
2
尾根から 赤沢 に降りて、フィックスを登って右岸の尾根を登ります。
右岸尾根は急登です。
右岸尾根は急登です。
ようやく2116mP先の展望台に着きました。
北鎌尾根(スカイライン)と、硫黄尾根のゴージャスな展望です。
3
ようやく2116mP先の展望台に着きました。
北鎌尾根(スカイライン)と、硫黄尾根のゴージャスな展望です。
第2庭園、第1庭園が現れると、いよいよ大トラバースが始まります。
第2庭園、第1庭園が現れると、いよいよ大トラバースが始まります。
Wonderful!
大トラバースの途中にある かぶり岩
大トラバースの途中にある かぶり岩
鷲羽岳の南面
鷲羽岳の南を大トラバース
1
鷲羽岳の南を大トラバース
やっと 三俣山荘 に到着。 
1
やっと 三俣山荘 に到着。 
テント場から見える 鷲羽岳 が夕陽に染まっています。
3
テント場から見える 鷲羽岳 が夕陽に染まっています。
3日目の朝 の槍ヶ岳
1
3日目の朝 の槍ヶ岳
鷲羽岳を登っていくと、三俣蓮華のバックに雲海が。
鷲羽岳を登っていくと、三俣蓮華のバックに雲海が。
鷲羽池が見えてきました。
1
鷲羽池が見えてきました。
約1時間半の登りで鷲羽岳。
北には白馬岳、鹿島槍ヶ岳、裏銀座の山並み。
約1時間半の登りで鷲羽岳。
北には白馬岳、鹿島槍ヶ岳、裏銀座の山並み。
南には槍ヶ岳や穂高岳、表銀座の山並み。
南には槍ヶ岳や穂高岳、表銀座の山並み。
次はワリモ岳を目指します。
1
次はワリモ岳を目指します。
鷲羽岳を振り返る。カッコいい山だね。♪
1
鷲羽岳を振り返る。カッコいい山だね。♪
黒部五郎岳と雲ノ平方面
黒部五郎岳と雲ノ平方面
圧倒的な存在感の薬師岳
圧倒的な存在感の薬師岳
ワリモ北分岐
ワリモ北分岐からは、雲ノ平方面に行きたくなるね。
ワリモ北分岐からは、雲ノ平方面に行きたくなるね。
雲ノ平方面にズームイン。 雲ノ平山荘の赤い屋根も見えています。
雲ノ平方面にズームイン。 雲ノ平山荘の赤い屋根も見えています。
でも、今回は水晶小屋方面へ
でも、今回は水晶小屋方面へ
鷲羽岳とワリモ岳を振り返る
鷲羽岳とワリモ岳を振り返る
そして、水晶小屋へ
そして、水晶小屋へ
水晶小屋で休んだ後は、東の烏帽子岳方面へ。
水晶小屋で休んだ後は、東の烏帽子岳方面へ。
赤茶けたガレ場の下降は、スリップしやすいので要注意。
赤茶けたガレ場の下降は、スリップしやすいので要注意。
ガレ場の岩峰
水晶小屋方面を振り返る。 ガレガレです。
1
水晶小屋方面を振り返る。 ガレガレです。
水晶岳は名前に反して黒い。だから別名は黒岳
水晶岳は名前に反して黒い。だから別名は黒岳
北側に黒部ダムが見えてきました。
北側に黒部ダムが見えてきました。
水晶小屋があんなに高くなりました。
水晶小屋があんなに高くなりました。
歩いてきた鷲羽岳方面
歩いてきた鷲羽岳方面
ウラジロツツジが紅葉しています。
1
ウラジロツツジが紅葉しています。
鞍部の東沢乗越からの眺め
鞍部の東沢乗越からの眺め
真砂岳方面へ登り返す。
1
真砂岳方面へ登り返す。
水晶岳から赤牛岳方向
水晶岳から赤牛岳方向
水晶岳から赤牛岳方向
水晶岳から赤牛岳方向
ほとんどの花は、花期は終わっているが、遅咲きのイワギキョウに癒される。
ほとんどの花は、花期は終わっているが、遅咲きのイワギキョウに癒される。
あまり見る機会のない 赤牛岳
あまり見る機会のない 赤牛岳
真砂岳分岐からは 五郎池 が見えるが、今年は水量が少ないね。
1
真砂岳分岐からは 五郎池 が見えるが、今年は水量が少ないね。
真砂岳分岐からは、竹村新道へトラバース路を行く。
真砂岳分岐からは、竹村新道へトラバース路を行く。
竹村新道も急な尾根です。崩壊地なども多い悪路です。
竹村新道も急な尾根です。崩壊地なども多い悪路です。
真砂岳を振り返る。
真砂岳を振り返る。
真砂岳方面を振り返る。
真砂岳方面を振り返る。
ハイマツの下には、コケモモの群落が続きます。
ハイマツの下には、コケモモの群落が続きます。
南真砂岳への路は、クロマメノキが多いです。
南真砂岳への路は、クロマメノキが多いです。
真砂岳方面を振り返る。
1
真砂岳方面を振り返る。
南真砂岳は、槍ヶ岳北鎌尾根の展望台。
南真砂岳は、槍ヶ岳北鎌尾根の展望台。
南真砂岳から湯俣岳の間が急下降で、竹村新道の核心部。
南真砂岳から湯俣岳の間が急下降で、竹村新道の核心部。
竹村新道の紅葉
でも、このあたりが一番紅葉が綺麗だった。
でも、このあたりが一番紅葉が綺麗だった。
そして、鞍部から湯俣岳へは、樹林帯の急坂です。
そして、鞍部から湯俣岳へは、樹林帯の急坂です。
展望のない湯俣岳。
展望のない湯俣岳。
湯俣岳からの2時間は樹林帯の中をひたすら降る。
1
湯俣岳からの2時間は樹林帯の中をひたすら降る。
標高2000mあたりで ヒカゲの森 という平坦地となるが、その後は再びスイッチバックの激下りとなる。
標高2000mあたりで ヒカゲの森 という平坦地となるが、その後は再びスイッチバックの激下りとなる。
膝が痛くなる頃に、やっと1644mの展望ピークに着く。
1
膝が痛くなる頃に、やっと1644mの展望ピークに着く。
湯俣川が見えてくると、ようやく戻ってきた感がある。
竹村新道長い!
湯俣川が見えてくると、ようやく戻ってきた感がある。
竹村新道長い!
湯俣川の堤防付近に出る。
湯俣川の堤防付近に出る。
湯俣の晴嵐荘に到着。
翌日(4日目)、往路を高瀬ダメまで戻る。
1
湯俣の晴嵐荘に到着。
翌日(4日目)、往路を高瀬ダメまで戻る。

感想

廃道マニアの私が以前からマークしていた伊藤新道ですが、折しも再生プロジェクトとやらで今夏に再開通したようです。
今年は湯俣川の水量が極めて少なく、心配していた渡渉は楽勝でした。
伊藤新道の再開通初年ということで入山者?入渓者も予想以上に多かったです。 

また、最盛期の連休ということで、混雑が予想される小屋泊は諦めてテントを荷揚げしました。なので、むしろ伊藤新道よりも3日目の鷲羽岳からの縦走と竹村新道の長い下降が心配でした。 だから、今回は湯俣温泉からの周回という計画で、湯俣までの入山と下山に2日間の余裕をもたせました。

案の定、竹村新道の最後の2時間は膝が痛くなってしまいましたが、2日間の周回コースは天気が良くて展望も最高でした。 
特に、槍ヶ岳の北鎌尾根と硫黄尾根の二重尾根の眺めは、個人的にどちらの尾根も厳冬期に登っているので、伊藤新道の展望台から見えた時は、過去の思い出がよみがえり感慨深いものがありました。

追記:
10月に起きた三俣蓮華の若者2人の遭難は、この伊藤新道だったようです。
しかも、スマホの電源が切れて、道迷いだとか。。。
近年の地図アプリ依存症の弊害ですね。 いつかこんな事故が起こると思っていました。

私も、家のプリンターが壊れてから、ちょくちょく地図アプリを使いますが、長い山行の時は必ず地図も併用しています。
みなさんも、スマホに過剰依存しないで、地図読み出来るようになりましょうね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:476人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら