【天狗岳】激闘!この時期人が入らない天狗西尾根から
- GPS
- 12:32
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,679m
- 下り
- 1,668m
コースタイム
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 12:29
天候 | 曇り時々晴れ ガスなし 出発-3度 日中最高8度程 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
→唐沢鉱泉方面 自動車通行止 →夏沢鉱泉方面 先日30cmほどの降雪があったようで、自家用車が進入できる状況ではありませんでした。醤油樽の滝付近も駐車場が消えています。日々融雪しているので最新の情報は夏沢鉱泉まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■唐沢鉱泉まで 歩く場所を誤るとひざ上まで踏み抜きます。わだちの跡がうっすらあるので そこを進むと埋まらないです。スキーで滑った後がありました。 ■唐沢鉱泉から山頂直下まで この時期は入山者が少ないのでラッセル覚悟と思っていましたが、2名ほどの下山のトレースがありましたので使わせていただきました。 もうあまりないと思いますが降雪後は大変だと思います。 つぼ足では無理でしょう。ワカンかスノーシューいるとおもいます。 (後半は木々が覆い被さっている所も多いのでワカンのほうが楽な気がします)自分はスノーシュー履き続けました。 ■山頂直下から西天狗岳 アイゼンとピッケルに換装しました。無雪期は大岩を登っていく感じですが、雪のおかげで楽に登れます。急登になりますが。 ハイマツが見えるところは選択しないほうがいいかと思います。 (巨大な穴が開いていました) ■西天狗から東天狗 尻で滑っている人がいますが、危ないので辞めたほうがいいと思います。 風が強い日は渡れなくなります。注意です。 ■東天狗から根石-箕冠山まで 風の通り道で、雪が無い部分が多いですが、雪がある部分はカリカリなので アイゼンは外さないほうがいいと思います。 東天狗から根石へのナイフリッジもどきはなくなっていました。 ■箕冠山から夏沢ヒュッテ 雪深いですがつぼ足で問題ないです。 ■夏沢ヒュッテから硫黄岳山頂 アイゼン装着する場合は、夏沢ヒュッテで行うのがベスト。 もう少ししたらチェーンスパイクでいいかな…と思いました。 ピッケルは使わず、ポールで登りました。 ■夏沢ヒュッテから桜平 特に問題なし。 ■桜平から唐沢鉱泉分岐まで 雪は結構ありますが問題なし。退屈過ぎて嫌になります。 |
その他周辺情報 | 原村 もみの湯 17時以降は@300 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
|
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感想
本当は厳冬期に行きたかった天狗岳の西尾根ルート。ラッセル三昧で一日を費やそうと考えておりましたがなかなか時間が取れず3月も半ばに。
最近の日中の気温から、早くいかねば溶けてしまう!とすっかり予定から遅れましたが行ってまいりました。
唐沢鉱泉までは地味に足を取られつつ消耗していきます。もうここでスノーシュー履いていけばよかったかな…
唐沢鉱泉から登山口を見るとトレースがなくかなり期待をしましたが、途中から下山者のトレースが…1ptの二名かな?しかも最近のような感じ。
残念と思いつつこの時期だししょうがないとトレースを利用させてもらいますが
それでも雪深く歯ごたえがあります。道筋が狭く木々の間を抜ける個所も多く
スノーシューでは大変な個所もありました。
山頂手前ではアイゼンとピッケルに換装、踏み抜きに注意しながら進み何とか登頂。
唐沢鉱泉から4時間、出発から6時間以上掛かりましたが大変満足!
それでも予定時間からはかなり余裕があったので、そのまま硫黄岳まで登ることを決意し、昼食を取り足早に出発。根石、箕冠と通過し、夏沢ヒュッテから硫黄岳へ。
稜線上なのに気温が5度近くあり、風も微弱でかなり暖かいです。やはり春ですね。ベンチレーション全開ですが、汗だくです。とはいえど脱ぐと一気に冷えそうなのでペースを落としながら登ります。
登り返しに疲労しつつも無事登りきる事が出来ました。
時間もあまりないので恥ずかしい自撮りをし、早々に退散します。
オーレン小屋と通過し、夏沢鉱泉でジュースを買い、桜平を抜けて下っていきます。
雪上車が通った跡を進みますが雪深く道が波うっており地味に歩きづらい。
途中夏沢鉱泉の従業員らしき方が、車道を鍬でならしていました。
話を伺うと「先週の降雪で30cmほど積もってしまった」「普段ならこの時期は路面が出ているのですが…」と嘆いていました。
かなりの距離を鍬一本でならすというのは何とも地味でキツイ作業です…本当にお疲れ様です!ちなみに別の場所でもう一人作業をしていましたが、しゃがんで携帯いじってました、仕事しろよ。
帰りは日没覚悟でしたが思ったより早く到着できたので明るいうちに戻ることができました。
激闘なんて書きましたが、実際は気温上昇で雪質がかなり変化しており歩きやすい。
トレースもあったので厳冬期でのルートを確認しつつ彷徨いながら雪に埋もれつつ…
というものとは程遠いものとなりました。それでも結構大変だったので実力のなさを改めて確認しました。来年にリベンジしたいと思います。
この時期はレイヤリングが大変。冬と春を想定していかないといけませんね。
夜(というか未明明け方)と昼の寒暖差があり、実際の気温以上に体感で温度差を感じるので注意が必要と思いました。
また水が若干足りなくなってしまった。(2l)これも反省点です。
見た目は冬ですが、すっかり春の雰囲気でした。
天気次第ですぐ変わるでしょうけど。
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