爆風の木曽駒ケ岳から空木岳(秋を通過して一気に冬へ)
- GPS
- 17:20
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 1,711m
- 下り
- 3,501m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:53
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:25
天候 | 曇り(強風)二日目も強風ながら時々晴れ間も |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3台程で皆さん概ね乗車できたかと。 ロプウェーは定員50人の基本30分間隔ですが、お客さんが多いと9分間隔でクルクル回します。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
檜尾から熊沢岳の少し手前でマークが薄く少しわかりにくい場所がありますが上へ 檜尾から空木の尾根筋についてる鎖やホッチキスは特に無くても大丈夫ですが、空木から下、危険という訳じゃないけど何かあったらいいのにという場所が2〜3か所あります。 小地獄大地獄は岩場でもないので「どこが?」と思いますが、事故が多いというのは丁度疲れが出て気が抜けやすい場所なのかもしれません。 今年は涸沢とかの水枯れが伝えられましたが、小屋の管理人さんによると、檜尾小屋下の水場はまず枯れる事がないそうです。 |
その他周辺情報 | ホテルのすずらん颯も日帰り入浴可能なようで、空木から下りてくるとこちらの方が近いですが、風呂の用意を車に置いてたので、こまくさの湯¥700へ |
写真
感想
長々続いていた猛暑も最高気温が30度を切るようになり、やっと平年に近づいてきたので、少し寒くはなるかなと思ってたのですが、とんでもない風の中歩く事に。
天気予報を見ると、悪かった初日も次第に雨マークが無くなり、晴マークがつくようになったので、これならいい山登りになりそうだと喜んでたのですが、東に抜けた低気圧が爆弾低気圧になり西高東低の冬型になるという事を頭をがすっかり素通りしてました。
いつもは秋になっても半袖短パンで歩くのが好きな私、今回は何かを感じたのか、スマホがぶらぶらせず持ち歩けるようとに思ったのか、珍しくスタートから長袖のコンプレッションシャツにチョッキ、短パン下にタイツとしたのが正解
千畳敷の駅ではガスガスだったので合羽を着て歩き出しましたが、次第に風が強くなり乗越浄土ではかなりの強風
これで宝剣を越えるのは少し不安があるし、思ってたより早く出発できたのもあり、様子見で宝剣山荘近くにザックをデポし、元々予定には入れてなかった木曽駒をピストンする事に
途中ガスの切れ間も出るものの、風はどんどん強くなり帰りの中岳巻道ではとんでもない風
宝剣山荘に戻った時には、逆に数段風が増しており、これではやはり抜けるのは危険だろうという事で、泣く泣く一旦千畳敷に降りて極楽平に登り返す事に。
しばしターミナルでコーンスープを飲み、極楽平まで上がったものの風は相当なもの。
行くか諦めて小屋にキャンセルを入れるか迷うが、幸いにも合羽が買ってから数回しか使ってない物だったので、とりあえず途中まで行って状況により撤退すればいいかと前に進む事に(いつもの年季の入った合羽だと多分低体温症になると諦めていた)
島田の姉ちゃんを過ぎ濁沢大峰に着くが、何せこの登山道、忠実に尾根筋を辿っているため、風を避けられる場所が無い。
岩陰もなくハイマツも低いのしか生えてないので、風速20mは優に超える冷たい爆風を受け続けながら約3時間耐え抜いてやっと小屋に到着
噂には聞いていたけど、昨年避難小屋から有人小屋のなったこの小屋、綺麗だし造りがとっても便利にできている。
コロナ禍で山小屋の環境も変わり、予約が必須になってきた反面キャンセルがしにくい中、食事の提供無しというのは受入側にとっても気楽になるだろうから、食料寝具持参という形が増えていくのもいいのかなとも思いました。
夜になっても爆風は収まらず気温はどんどん低下、外に出ると霜が張り出し真っ白に。
朝方、風は相変わらず強いものの、何も見えなかった空も朝方には抜けて御来光も見れそうな雰囲気に。
出発すると周りの木々が真っ白な息を吐いて、それは綺麗な光景でした。
ただ残念な事に、御来光の少し前に雲がやってきて、残念ながら朝のコーヒーを飲むだけのご来光になってしまいました。
さて歩き出してからも、相変わらず爆風は収まらずでしたが、空木に近づくにつれて晴れ間も出だし、風を避けられる場所も所々にある事から気分上場
空木の登りも手こずるかと思ったけど1ピッチで登頂
頂上からは、やっと宝剣の姿を眺める事ができました。(残念ながら御岳は見えず)
空木って巨岩の山という事で頂上付近が岩山というイメージを抱いていたのですが、行くまでの道に岩が配置され、どちらかというと伸びやかな雰囲気を持った山だったんですね。
下界は天気が良かったのか、結構たくさんの人が駒峰ヒュッテ目指して登っておられ、結構空木って人気が高いんだなと感じました(池山から下はだらだらが少し長い)
まあ今回、予行演習で多少体も鍛えて登ったのでそれなりに歩く事ができ、爆風の中、季節の変わり目をひしひしと感じる山旅となりました。
次回お会いできたら是非例のレシピもご教授お願いします(笑)
こんにちわ
こちらこそ、次の山では早茹マカロニをメニューに入れさせてもらいます。
今回はせっかくおニューのテント買ったのに使えなくて残念でしたね。
まあ、テントにも1回目は気持ちのいい中で張ってあげたいですもんね。
また山でお会いする機会がありましたらよろしく・・
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する