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Yamareco

記録ID: 6093502
全員に公開
ハイキング
塩見・赤石・聖

南アルプス兎洞遡行

2023年10月21日(土) ~ 2023年10月22日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
30:58
距離
25.5km
登り
2,865m
下り
2,865m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:03
休憩
0:02
合計
11:05
距離 12.2km 登り 2,355m 下り 313m
5:21
659
16:20
16:22
4
2日目
山行
6:28
休憩
0:32
合計
7:00
距離 13.3km 登り 510m 下り 2,531m
16:26
4
5:23
5:23
16
5:40
5:43
20
6:03
6:14
122
8:16
8:34
226
天候 両日晴れ!
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
通常ルートが通行不可とのことで、下栗の里を経由させられる。芝沢ゲート駐車場には簡易トイレ、自販機あり。
コース状況/
危険箇所等
兎洞出合の堰堤(兎洞沢砂防堰堤)は右岸から階段を利用するなどして越えた。渓流は木々に覆われて薄暗いが、膝程度の渡渉ベースの穏やかで心地よい河原歩きが続き2つ目の二俣の先まで進んだ。途中には地形図にない堰堤や、林道の名残とみられるものがあるなど、その面での興奮もあったが、渓流自体はこの区間単調と言われても仕方がないと思う。
その先で岩崖に囲まれた3段の滝が現れる。ホールドはあるように見受けられたがラバーソールのためヌメりに不安があり左岸高巻き。高巻き中に発見した3段目の滝は取り巻く紅葉との調和が見事この上ない。効率的な高巻きルートを外してでも眺める価値があるように思う。ロープは使用せず。
高巻きの先ではいくつか滝が連続して軽度なクライム要素が楽しめるものの長くは続かない。両岸がスッキリした草付き・林相に変わり爽快感が増してくると水流は次第に姿を消していき、「沢のど真ん中に鎮座するエンジンを見送ると間もなく源流部の趣となる。水のない沢筋を飛行機の残骸を目で追いながら登っていくと藪漕ぎも無く立俣尾根のコルに出る」。
尾根のハイマツ漕ぎの背丈越え区間は長くない。

【立俣尾根 1587芝沢ゲート支稜(仮称)】
時間にかなり余裕が生まれていたので平谷山からの下降ルートを計画変更して通過。動機は第1に落石による災害リスクの軽減。
結果的に藪が無くて見通しが良い、さらにアニマルトレースがしっかりついている安心感の強い尾根であったが、標高1100~1250の等高線密区間が核心部で、木はあるものの脆めの岩もあり繊細な動作を求められた。ロープを出せば特に苦もなく下降可能、登りは恐らく四駆と思われるが、いずれにせよ軽装備が吉。尾根末端も下降方向ではRFがやや難だが、アニマルトレースを辿って無事にランディング。渡渉の手間はあれども林道への落石リスクはゼロ(cf. 北又渡の発電所付近取り付き)なので、平谷山⇄芝沢ゲートの選択肢の1つに挙げてよいと思う。
兎洞沢砂防堰堤は威圧感を放っていた。
2023年10月21日 05:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/21 5:48
兎洞沢砂防堰堤は威圧感を放っていた。
ずうっと渓相は穏やか。
2023年10月21日 07:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/21 7:28
ずうっと渓相は穏やか。
見事な滝が突然現れる。ヌメヌメで危ないと判断して左岸からの高巻きを図る。
2023年10月21日 10:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/21 10:55
見事な滝が突然現れる。ヌメヌメで危ないと判断して左岸からの高巻きを図る。
高巻き中にかなり大きな滝があることに気が付く。これほど美しい瞬間に立ち会うのは幸せなことだ。
2023年10月21日 11:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/21 11:08
高巻き中にかなり大きな滝があることに気が付く。これほど美しい瞬間に立ち会うのは幸せなことだ。
こちらも突然に現れる。一ツ目にじっと見られているようで少し不気味に感じられた。
ところで両岸の紅葉(黄葉)が素晴らしかった。
2023年10月21日 12:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/21 12:43
こちらも突然に現れる。一ツ目にじっと見られているようで少し不気味に感じられた。
ところで両岸の紅葉(黄葉)が素晴らしかった。
翌、立俣尾根を下る。薄ら寒い秋晴れに、時折周囲の景色を眺めながらゆっくり高度を落としてゆく。
2023年10月22日 08:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 8:16
翌、立俣尾根を下る。薄ら寒い秋晴れに、時折周囲の景色を眺めながらゆっくり高度を落としてゆく。
笠松尾根を鑑みて激藪も覚悟していた平坦ゾーンは、スッキリした紅葉樹中心の森。時期的に様々な色の葉が光で透ける様子が素晴らしかった。
2023年10月22日 09:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 9:39
笠松尾根を鑑みて激藪も覚悟していた平坦ゾーンは、スッキリした紅葉樹中心の森。時期的に様々な色の葉が光で透ける様子が素晴らしかった。
平谷山からは芝沢ゲートへ伸びる支稜を選択。等高線が密の区間は岩が脆めで慎重に下ったが、それを踏まえても立俣尾根の選択肢になると思う。
この写真は末端付近の露岩分岐(下り方向は注意深く見定めて)。
2023年10月22日 12:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/22 12:03
平谷山からは芝沢ゲートへ伸びる支稜を選択。等高線が密の区間は岩が脆めで慎重に下ったが、それを踏まえても立俣尾根の選択肢になると思う。
この写真は末端付近の露岩分岐(下り方向は注意深く見定めて)。

装備

個人装備
沢靴(ラバーソール)
備考 とにかく名前がよい。
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